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生きることの図々しさ / はる
どこかで願っていた
崩壊が訪れてここぞとばかりに
泣き倒してわたしは晴れて悲劇のヒロインです

なにかにすがっていた
わたしをも滅ぼしたかった
後片付けが簡単なようすべてがなくなって欲しかった

本当の心というものが
どんなものか知っているうちは
きっと生まれてなどいない
空から黙って見下ろしているのだろう
手にしているものと想像とが
かみ合わない、いとしい世界だからこそ

誰かに罵声を飛ばしていた
その手を求めていた
秋の風に目を閉じるほど穏やかではない
差し出されたものがすべて愛とは限らない
伝えたいことだって本当は解らない

そんな今が
憂鬱な人生のほんの一部分であっても
もがいて生きなくちゃと思う

No.626 - 2023/12/20(Wed) 22:04:51

Re: 生きることの図々しさ / 荻座 利守
自分の心が本当は何を求めているのかわからない。今の生きづらさの源がどこにあるのか見つからない。
そんな心のあがきを描いているように思いました。
最終連に、それでも前を向いてゆこうとする意思の強さが感じられます。

No.628 - 2023/12/21(Thu) 06:27:48

Re: 生きることの図々しさ / 秋冬
「願っていた」「崩壊」「悲劇のヒロイン」
「すがっていた」「滅ぼしたかった」「なくなって欲しかった」
本当の心、いとしい世界
「罵声」「愛」「憂鬱」

なかなか噛み合わない日々を感じます。

「もがいて生きなくちゃと思う」という着地点から、タイトルは『生きることの虚しさ』ではなく『生きることの図々しさ』であるべきと理解しました。

No.633 - 2023/12/21(Thu) 17:45:27
「野生の花」 / 万年 草
里山の
草に紛れて
咲いている

気高き香りの
野生の花に

力もらった
春の宵

No.624 - 2023/12/20(Wed) 15:55:02

Re: 「野生の花」 / 秋冬
短歌のようなリズム、「映像」と「香り」が感じられる描写、そして感動がピタリとはまり、とても素敵だと思います。今まで読ませて頂いた万年草さんの詩の中で私は一番好きです。
No.625 - 2023/12/20(Wed) 18:58:22

Re: 「野生の花」 / 荻座 利守
野生の花は健気さや強かさを感じさせてくれますね。
「気高き香り」の一言が、そんな花の孤高さを表しているようです。
また、末尾の「春の宵」という言葉の内に、何か幻想的な雰囲気を感じ取っているかのように思いました。

No.627 - 2023/12/21(Thu) 06:17:18

Re: 「野生の花」 / 万年 草
秋冬様、
ご感想ありがとうございます。
おほめにあずかり、とても光栄です。
この間テレビで、フランスの野生の花を摘んでいる映像を見て、
感化されて、書いてみました。

荻座様、
ご感想ありがとうございます。
春にはまだ早いですが、
希望を込めて、春を詠み込ませていただきました。

No.630 - 2023/12/21(Thu) 14:31:49
「始める」 / 万年 草
今が
つまらないと
感じたら

何か
新しいことを
始めてみましょう

No.618 - 2023/12/19(Tue) 14:45:17

Re: 「始める」 / 荻座 利守
何か新しいことを始めるには勇気が必要ですが、つまらないと感じる時間というものは、その勇気を育むためにあるのかもしれませんね。
No.619 - 2023/12/19(Tue) 20:23:24

Re: 「始める」 / 秋冬
つまらないと内へ内へ籠ってしまいますが、思い切って外へ向かうと問題解決の糸口が見つかるかもしれませんし、少なくとも心のストレッチにはなりますよね。大切なことだと思います。

タイトルは「始める」ですが「初めて」のことに挑戦するという意味も感じました。

今が
つまらないと
感じたら

今が
新しいことの
始めどき

いくつも書き方はあると思いますが、「今が」を強調してみるのも一案かな、と思います。参考までです。

いつも励ましになる詩をありがとうございます。

No.620 - 2023/12/20(Wed) 08:48:02

Re: 「始める」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、
新しいことを始めるって、
とても勇気がいりますよね。

秋冬様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、
そういう書き方もありますね。
勉強になりました。

No.623 - 2023/12/20(Wed) 15:53:17
梅の木  / ともみ

となりの畑の梅の木に花が咲いて
暖かくなり 春の訪れを感じて
3月下旬からだんだんと咲いて

冬の閉ざされた日から 嬉しくなり感動がある季節を
そのことを大切にしよう
ひつそりと梅の花が咲いてくれて

やがては花は散り 枝からは新芽が
緑の葉が出てきて 梅の木は緑の葉で覆われて

今年もあの人は梅の実を取りにやってきた
髪の毛は長く なにか嬉しくなり 
一年に一回しか会えないけれども
笑顔で 梅の実を取りにきて
どこかで会ったことのあるような

No.615 - 2023/12/18(Mon) 08:33:38

Re: 梅の木  / 荻座 利守
梅の花は厳しい冬を乗り越えた春の喜びを運んできてくれますね。
梅の実を取りに来た髪の長い人とは誰でしょう。
その梅の木に何か特別な思い入れのある人でしょうか。
いろいろと想像が膨らみます。

No.616 - 2023/12/18(Mon) 19:18:15

Re: 梅の木  / ともみ

荻座 利守 様

いつも感想ありがとうございます

長い髪は昔のあの人ですね
思わず書いてしまいまいた

今どうしているのか
なつかしい想い出ですね

また書きますのでよろしくお願いします

>

No.617 - 2023/12/19(Tue) 08:54:27

Re: 梅の木  / 秋冬
となりの畑の梅の木に花が咲いて
→ひつそりと梅の花が咲いてくれて
→梅の木は緑の葉で覆われて
→笑顔で 梅の実を取りにきて

短い詩の中に「時」「香り」を感じます。

となりの畑の梅の木に花が咲いて
という始まりがとても自然体で良いと思いました。

No.621 - 2023/12/20(Wed) 08:54:18

Re: 梅の木  / ともみ

秋冬 様

いつも感想ありがとうございます

梅の木に花が咲いたので書いて見ました
いつか梅の実が出来て 自然の循環があるので
良いと思います

また書きますのでよろしくお願いします

No.622 - 2023/12/20(Wed) 10:10:31
カレーのお肉 / 上田一眞(じょうでんかずま)
学生の頃 親しい友人と
カレーを一緒に作ったことがある

材料は友人が調達
ルーは市販の辛口
馬鈴薯 人参 玉葱
友人のこだわりは
林檎と大蒜を入れることくらいか
美味しそうだ

さてお肉
友人が用意したのは豚肉
へぇ 牛肉じゃあないんだ
僕は驚いた
幼い頃から
豚肉が食卓にあがったことがない
友人は
当然のようにシチュー用の
角い豚肉を切っている

肉を食べる文化が違うんだ
東の豚肉
西の牛肉
友人は東の新潟県出身
僕は西の山口県
口に合うか不安だったが
出来上がったポークカレーは
最高に美味かった

後で聞いた話しだが
豚食と牛食の境は
揖斐川や長良川あたりのようだ

今はココイチのカレーのように
全国均一化してるから地域差はなくなった
幼少の頃
豚かつを食べる人はいなかったが
今は街中に豚かつ屋がある

僕は友人とのカレー作りのあと
すっかりカレーファンになって
街のカレー屋に通った
ビーフ
ポーク
何れも好きになった

今も自分でよく作る
得意はビーフでもポークでもない
手羽中を使ったチキンカレーだ

No.612 - 2023/12/16(Sat) 00:27:08

Re: カレーのお肉 / 齋藤純二
地域でカレーの肉が違うんですね。
私はどちらかというと東の豚肉派です。
上田さんは最近はチキンですか。
もしかして辛めが好みなのでしょうか。
私は基本、豚肉ですが
最近は業務スーパーで牛すじの冷凍肉を買って
カレーに入れると美味しいことを知り、
あれっ、それだと西の牛肉派になっているのか……
もうその辺はボーダレスになってますね。

作品はカレーの肉についてという
面白い視点で展開されユニークな感じでいいですね。
想い出話しを軸にカレーにおいての説明的な文言が続いているので、
もうひとつ友人との具体的な肉論争とか、
なんかもうひと盛り上がりがあると
なお良かったんじゃないかと思いました。
学生の頃から現在という時制はこの作品の長さでは
なかなか読者はついていけない気もします。
言いたいことの詰め込み感が強いかな。
学生の頃、カレーを一緒に作った時間、時制内という
構成もいいかなと思います。

No.613 - 2023/12/16(Sat) 23:07:09

Re: カレーのお肉 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

おはようございます。上田です。
いつもながらの投稿にお付き合い頂き、恐縮です。 
僕は辛いカレーが好きですよ。よくお分かりになりましたね。牛すじ肉のカレーも美味しいですね。
時制の長さ、確かに僕の中では一瞬ですが、50年の隔たりがあるわけで、読者がついていけないというご指摘はなるほどと思いました。
詰め込み感が強いという点も納得です。
また、投稿したいと思います。ぜひ、ご感想をお聞かせ下さい。
ありがとうございました。

No.614 - 2023/12/17(Sun) 04:27:38
スミレの花 / ともみ

春は訪れを告げて
3月下旬にスミレの花の種を
家の庭に蒔いてみた

幸せを運ぶ スミレの花が咲くように
笑顔で種を蒔いて
それから水をやり 雑草を抜いて

そして花が咲くように祈りながら
どうかスミレの花が綺麗に咲くように
君の心に花が咲けば
きっと良いことが始まる
どんな色で咲くのか

芽が地面から出てきて
だんだんと成長して
今年も咲いてくれた
薄赤いスミレの花たちが

No.607 - 2023/12/14(Thu) 07:47:48

Re: スミレの花 / 荻座 利守
スミレの花言葉は「小さな幸せ」だそうですね。
春が訪れ、そのための種を蒔くという行為の内に未来への祈りを想わせる、そんな優しい詩だと感じました。

No.608 - 2023/12/14(Thu) 11:12:37

Re: スミレの花 / 齋藤純二
きれいな花が咲くようにと種を蒔き、
自然と笑顔になっている様子がとてもほっこりです。
どんな色なのかな、
そういう楽しみっていいですね。
ああ、春が待ち遠しい😁

No.609 - 2023/12/14(Thu) 11:13:46

Re: スミレの花 / ともみ

荻座 利守 様

いつも感想ありがとうございます

スミレの花の種を蒔くと
きっと良いことがはじまる
ので書いて見ました

また書きますのでよろしくお願いします

No.610 - 2023/12/14(Thu) 19:17:33

Re: スミレの花 / ともみ

 齋藤純二 様
  
いつも感想ありがとうございます
3月の春の訪れを
スミレの花に託してみました

毎日寒いですね早く春が来てほしくて

また書きますのでよろしくお願いします

No.611 - 2023/12/14(Thu) 19:24:24
「雨の夜」 / 万年 草
雨の夜は
さみしい

胸の中まで
濡れるから

いくらお酒で
ごまかしたって

心の痛みは
癒えないわ

ひとりで聴いてる
雨の音

なぜだか涙が
止まらない


雨の夜は
哀しい

人恋しさが
募るから

誰も私の
ことなんて

慰めてなんか
くれないわ

いつまで降るの
涙雨

今夜は朝まで
眠れない


雨の夜は
切ない

古い傷が
痛むから

こんなに切ない
雨の夜

あなた想って
ひとり泣く

雨よ今夜は
慰めて

心の傷が
癒えるまで


雨の夜は
むなしい

体の芯まで
冷えるから

あなたのぬくもり
求めても

なお更むなしく
なるばかり

夢見ているの
雨上がり

虹の向こうの
幸せを


虹の向こうの
幸せを

No.602 - 2023/12/12(Tue) 16:33:55

Re: 「雨の夜」 / 荻座 利守
歌詞のような感じの詩ですね。
雨の夜は心が沈みがちになってしまうこともあります。
そんな寂しさから逃れたいという思いが末尾の
「虹の向こうの
 幸せを」
に強く込められているように感じました。

No.605 - 2023/12/13(Wed) 06:18:58

Re: 「雨の夜」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
お察しの通り、
実は、自作の歌の歌詞なんです。

全体的に暗いので、
最後に希望を、入れてみました。

No.606 - 2023/12/13(Wed) 08:59:57
浮かぶ / タンチョウ
光の海を

命がぷかぷか

浮かぶ

浮いた命は

いつかは沈むから

一瞬の永遠

歴史の中の超越者の力と自分の力を合わせて

光の海を飛び回れたら

No.597 - 2023/12/11(Mon) 21:35:27

Re: 浮かぶ / 齋藤純二
海がめちゃ輝いていたのでしょうか、
やる気が湧いてくる作品になってまして、
そんな一瞬を大事にしたいなあ、と思いました。

No.599 - 2023/12/12(Tue) 09:06:10

Re: 浮かぶ / タンチョウ
齊藤さん

返信ありがとうございます。

詩の掲示板は何十年振りかなので

初心者同然

たどたどしくて申し訳ありません・・

No.603 - 2023/12/12(Tue) 20:24:15
どうか笑顔で / ともみ

これから小さな光が
これから歩む道を照らす
希望のつぼみが有るから

挫折した人ほど 迷った人ほど
人は強さをつかめる
これから歩く道は迷わない

どうかあなたの夢を諦めないで
まだ瞳は輝いているから

道をすこし間違っただけ
また初めからやり直せばいいから
安心してほしいから

人生はあなたが想うほど悪くない
どうか笑顔で過ごしてほしい 

No.594 - 2023/12/11(Mon) 19:30:16

Re: どうか笑顔で / 秋冬
「希望のつぼみ」が良いですね。

つらい時、悲しい時に笑顔になれると「小さな光り」が見えてくるのだと私も思います。思い切り泣いてしまうこともアリですが、それでも、やはりその先には笑顔ですよね。

『どうか笑顔で』というタイトルが素敵だと思いました。

No.596 - 2023/12/11(Mon) 19:45:35

Re: どうか笑顔で / ともみ

秋冬 様

いつも感想ありがとうございます

悲しい時でも笑顔になれれば
希望はいつまでもあるので書いて見ました

また書きますのでよろしくお願いします

No.598 - 2023/12/12(Tue) 07:09:02
「心の荷物」 / 万年 草
もし道に迷ったら
よくここまで来たなと
褒めてあげよう

もしこれ以上歩けなくなったら
少し休めばまた歩けるさと
励ましてあげよう

もし生きているのがつらくなったら
生きているからつらいのさと
慰めてあげよう

もし死にたくなったら
その気持ちがなくなるまで
泣いていいよと
守ってあげよう

人生いろいろあるからね
いいことばかりじゃないからね
つらいこともあるでしょう
くるしいこともあるでしょう
泣きたいこともあるでしょう

全部全部素直に出していいからね
心の荷物が空っぽになるまで
全部全部出してしまっていいからね

全部を出して空になったら
そこにはいっぱいの
夢と希望を入れるのさ

そしたら
楽になれるから
そしたら
自由になれるから

No.593 - 2023/12/11(Mon) 16:58:25

Re: 「心の荷物」 / 秋冬
先日、相田みつを美術館に行く機会がありました。相田さんが「書」に書かれるのは、ご自身の詩から抜粋したものであることを初めて知りました。(全てではないと思います)

もし道に迷ったら
よくここまで来たなと
褒めてあげよう

もし万年草さんに「書」を書いて頂くとしたら、今の私は初連をお願いするかな。人それぞれ、その時々で心に響く連が違うと思います。今回も真っ直ぐな詩をありがとうございました。

No.595 - 2023/12/11(Mon) 19:35:54

Re: 「心の荷物」 / 万年 草
秋冬様、
ご感想ありがとうございます。
相田みつおさん、素敵ですよね。
私の詩を、そのように受け取っていただけて、
とても光栄です。

No.601 - 2023/12/12(Tue) 16:27:09
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