どこかで願っていた 崩壊が訪れてここぞとばかりに 泣き倒してわたしは晴れて悲劇のヒロインです
なにかにすがっていた わたしをも滅ぼしたかった 後片付けが簡単なようすべてがなくなって欲しかった
本当の心というものが どんなものか知っているうちは きっと生まれてなどいない 空から黙って見下ろしているのだろう 手にしているものと想像とが かみ合わない、いとしい世界だからこそ
誰かに罵声を飛ばしていた その手を求めていた 秋の風に目を閉じるほど穏やかではない 差し出されたものがすべて愛とは限らない 伝えたいことだって本当は解らない
そんな今が 憂鬱な人生のほんの一部分であっても もがいて生きなくちゃと思う
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No.626 - 2023/12/20(Wed) 22:04:51
| ☆ Re: 生きることの図々しさ / 荻座 利守 | | | 自分の心が本当は何を求めているのかわからない。今の生きづらさの源がどこにあるのか見つからない。 そんな心のあがきを描いているように思いました。 最終連に、それでも前を向いてゆこうとする意思の強さが感じられます。
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No.628 - 2023/12/21(Thu) 06:27:48 |
| ☆ Re: 生きることの図々しさ / 秋冬 | | | 「願っていた」「崩壊」「悲劇のヒロイン」 「すがっていた」「滅ぼしたかった」「なくなって欲しかった」 本当の心、いとしい世界 「罵声」「愛」「憂鬱」
なかなか噛み合わない日々を感じます。
「もがいて生きなくちゃと思う」という着地点から、タイトルは『生きることの虚しさ』ではなく『生きることの図々しさ』であるべきと理解しました。
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No.633 - 2023/12/21(Thu) 17:45:27 |
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