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囲繞の場所 / 上田一眞(じょうでんかずま)
人は必ず囲まれた場所を持つ
と 語るものがある

それは小さな小さな珈琲店にある
窪みに置かれた 黒い
椅子であるかもしれない

椅子はあなたの広さでなければならない
あなたと あなたの影を
そっくり埋めこむ
樫の椅子 しかし
希望してはならない
椅子はあなたほどの力量しかありはしないのだ

魂を計量するその場所に
あなたは物の怪のような群衆から
身を隠さねばならない

ああ この囲繞の場所よ
日々は埋れ木のようにあなたに埋没しようとも
あの彼方にある 静寂を
決して装ってはならない

それが残された あなた
と あなたの影がスパークする場所なのだ

あなたは疾風となって
幾度となくこの囲繞の場所を
駆け抜けてゆこうとしたことか

あなたにとって この囲繞の場所は
安息ではなく むしろ
擾乱であったのだから

それは呪われた場所だ
と 語るものがあるとしても
走り去ることはできないのだ

知らなければならないのだ
あなたの広さを
隠された官能を

そして人はかならず囲まれた場所を持つ
と 語るものの存在を

知ることが たとえ
永遠の苦痛であるとしても

No.91 - 2023/09/16(Sat) 13:15:44

Re: 囲繞の場所 / 齋藤純二
こちらの作品を何度か拝読していますと
囲繞の場所は「自分という器(魂の器)」なんだろうなあ、と思いました。
人それぞれの魂の大きさ(自分のサイズに合った椅子)があり、
それ以上大きくなく、小さくもなく一生この器からは逃れられない。
苦痛があろうともこの器で生きるしかない、
そんなメッセージが伝わってくる作品は読み応えありました!
(個人的は解釈、感想です)

No.98 - 2023/09/17(Sun) 20:42:43

Re: 囲繞の場所 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

このように拙作を丁寧にかつ正確に読んで頂いたことはありません。感激しております。

No.100 - 2023/09/17(Sun) 22:49:23
雨の情景 / 上田一眞(じょうでんかずま)
雨に地面が泣いている
降り止むことのない
あなたとぼくの季節に
透きとおる声で泣いている

硝子のように落ち着いて
傘で地面をつついてみる
ひねた顔してつついてみる
こころの重みで何かが壊れる

無慈悲に雨は降りかかる

地面に愛を描いてみる
儚い想いが壊れてゆく
白い香りで崩れ去る
愛が雨にそぼ濡れて
こころの重みで壊れてゆく

雨はしんしんと降り落ちる

こんなとき
マッチ箱の あなたを
信じたくなる

No.89 - 2023/09/16(Sat) 00:34:10

Re: 雨の情景 / 秋冬
上田さんの詩は雨、月、風などから思いが広がり深まり、時には温かく、時には切ない読後感をもたらします。「雨」と言っても、悲しいと思う人もいれば、嬉しいとはしゃぐ子供もいれば、会社に行くのが嫌だなと何の情緒もない私みたいな人間もいます。雨から愛を描く本作も興味深く読ませて頂きました。同じテーマ(ワード)で書いても人それぞれ全く違う、というのが詩の面白さだと思います。次作も楽しみにしております。
No.90 - 2023/09/16(Sat) 10:39:00

Re: 雨の情景 / 齋藤純二
「雨に地面が濡れている」ではなく、
「雨に地面が泣いている」という表現の出だしは、
ぐっと読者を惹きつけますね。
地面はあなたとの関係の終わりを見せる心情なのでしょうか。
心を突いてみたり、もう一度愛を描こうととしたりするが、
やはり雨は無情にそれを壊してゆく。
こんな時にはマッチのように自分を照らし
温めるあなたをもう一度信じてみたくなる……
なんだかせつない気持ちになり拝読しました。
雨の情景を満喫させていただきました☔️
(最後の連が、それまでの流れと絡みがうすく唐突な感じがします。
そこを推敲されるともっと雨の中の暗さを灯すような気がします)

No.95 - 2023/09/17(Sun) 09:34:57
小雨 / 凰木さな
小雨降る降る
水の冷たさ

傘から伝って
肩に浸みる

小雨降る降る
水の優しさ

肩から伝って
心に沁みる

小雨降る降る
降る降る降る降る

見上げた空から
小雨降る降る

No.85 - 2023/09/14(Thu) 11:45:08

Re: 小雨 / 齋藤純二
とてもリズムがいい作品ですね。
小雨の降るやさしい音が聴こえてくるようです。
「降る」の言葉が小雨の音に感じられるのでしょう☔️
雨の日をじんわりと感じながら
街の静けさを楽しんでいるようです。

作品の雰囲気からすると「降る」だと少しかたい表現なので、
(雨にあたると痛そうかな)
「ふる」と、ひらがなの方が小雨のやさしさが伝わるでしょう。

No.87 - 2023/09/14(Thu) 12:22:28

Re: 小雨 / 秋冬
一読するととても分かりやすい詩のように思えますが、足し算ではなく引き算で選ばれた言葉は、様々な可能性を秘めています。例えば……


小雨降る降る

傘から伝って
肩に浸みる

水の冷たさ


小雨降る降る

肩から伝って
心に沁みる

水の優しさ


「降る降る」「冷たさ/優しさ」「浸みる/沁みる」どこに焦点を当てるか? どこにも当てられる気がします。そういう意味でとても奥深い詩だと思います。読ませて頂き、ありがとうございました。

No.88 - 2023/09/16(Sat) 00:03:53
小さな花束 / ともみ

野山で咲いてた小さな花を花束にして
あなたの住んでる 山小屋の峠の坂道を
ゆっくり歩きながらするとあなたは
 
窓をあけて日差しの中でそして
嬉しそうな顔で窓からわたしを
迎えてくれた
 
愛を語る言葉より
吹きすぎる風のなかであなたと一緒
にいることが好き
花は枯れて冬がきてもすぐまた春が
きて野山に花が咲くからとあなたは言ってくれる
 
いつも自然とともに生きようが
あなたのくちぐせ

ゆっくり歩いていると道のかたすみ
に小さな命が生きている

No.82 - 2023/09/14(Thu) 07:54:27

Re: 小さな花束 / 雨音
ともみさん
最初から最後までとっても素敵です。
季節がめぐりますね。その折々に優しい気持ちが生きているようです。
こうして拝見すると、詩って本当に小さな世界にある大きな広がりです。
ともみさんの世界をぜひ書き続けてくださいね。

No.83 - 2023/09/14(Thu) 09:06:49

Re: 小さな花束 / 齋藤純二
お互いを思いやるやさしさ。
自然の中でゆっくりと歩んで行こうとする幸せ。
読んでいてとってもほっこりとした気持ちになりました!
いろいろな時や場所に連れて行ってくれる作品っていいですね!

No.86 - 2023/09/14(Thu) 12:06:02
/ 田上次郎
あの頃、ほまれの頃のあの頃の私、頬の肉が増えました
ジッとしていると視界が滲むことが増えました
人に優しく接することができる様になりました
人に誉めそやされることも慣れてしまうことができました
人に林檎を頂くこともうんと増えます
クラブサンド。
クラブサンドのことが忘れられません
悲しくて腹立たしくて、私は恋人が欲しい
恋人なんかそんなものじゃなくて愛人、ともすれば私をそっくりそのまま映し出した様な慈しみを持った恋情が欲しい
林檎を腐らすのをやめたい、齧らず玄関先に飾りつけるのをやめたい、愛したい、人をこれでもかと温かな日光の下で抱き締めてみたい
その青々しい実の臍を掘り出しているときに後ろから下手くそな鼻歌が聞こえたら良いと、
それだけ。
その頃、なおれの頃のその頃の私、頰の肉が痩けて随分と醜い、その頃に、

No.78 - 2023/09/13(Wed) 17:03:38

Re: 畔 / 滝本政博
正直なところよくわかりませんでした。
個人的な体験、感覚をシュルレアルに書いた作品かもしれないと思い、何度か読みましたがやはりわからないというのが正直なところです。
タイトルは何を意味しているのか、林檎やクラブサンドは何かの比喩なのか……。
また書いてください。

No.79 - 2023/09/13(Wed) 19:31:10

Re: 畔 / 齋藤純二
あの頃、ほまれの頃には頬がリンゴのようにふっくらと。
その頃、なおれの頃には頬がリンゴが腐ったように萎み。
どちらかというと今はほまれの頃で、寂しく孤独な感じなのでょうか。
感情の起伏がよく表されている作品でした。
ほまれの頃が長く続くといいですね。

No.81 - 2023/09/14(Thu) 00:33:25

Re: 畔 / 雨音
田上さん、タイトルを読んでハッとしました。
「あぜ」なのか「ほとり」なのか、
いずれにしても、作品を拝見しながら湧いてきたなんともしみじみとした気持ちの
理由を知ったように思いました。
推敲を続けてくださったらとても良い作品になると思います。

No.84 - 2023/09/14(Thu) 09:12:59
正しい認知 / 凰木さな
介護施設で働いていた時
夜勤に入居者を寝かせていると
就寝時間なのに
まだ一人
広間から廊下の方を
覗いている女性が居た

パーキンソン病を患っている
その車椅子の彼女に近づいて
視線の高さまで腰を下ろし
(そろそろ寝ましょうか)
と声をかけると
彼女は私を見て
再び視線を戻し
(あそこに子犬が、)
と指を伸ばしながら言った

私は指の先を追ったが
子犬を見つける事はできなかった

医師なら
パーキンソン病による幻覚と
正しい認知を教えるのだろうが
私は介護職員にすぎない

大切なのは傾聴と共感と
何度も教えられてきた

私は彼女の指した方を向くと
(あの子犬は私が預かります)
と言いながら向き直り
(部屋に戻って寝ましょうか)
と誘った

彼女は安心した様子で
一緒に個室に戻ってくれた

車椅子から彼女を抱き上げ
ベッドに移して
(おやすみなさい)
と個室の電気を消しながら

私はモスキート音の事を思った

若い人は聞こえるモスキート音が
私には聞こえない

でも確かにモスキート音は
鳴っているはずなのだ

あの子犬だって
いるのかもしれない

私という受信機が
電波を拾えないだけかもしれない

正しい認知なんて
人間に分かるものか

広間の電気を消して
ダウンライトを灯し

廊下に子犬がいるか
私は再び確認していた

No.72 - 2023/09/12(Tue) 20:28:47

Re: 正しい認知 / 滝本政博
とてもよく書けています。
認識論にまで至っていて内容も深いです。
何度も読み返してしまいました。
ここまでいいと少しハードルを上げて感想をいいますが、
一連目がやや説明的だと感じました。導入部はとても大切です。
悦明がいるのだとしても、詩的な書き方を模索してみるとさらによくなるとおもいます。

No.75 - 2023/09/13(Wed) 03:06:26

Re: 正しい認知 / 齋藤純二
モスキート音と例えて「それぞれの認知」を説明していまして、
伝えたいことが上手く表現されていますね。
「私という受信機」この表現もいい感じです。
詩作もこの視点となる受信機が大事だな、と。

No.76 - 2023/09/13(Wed) 06:44:12
あなたへ / めくろり
週2作品まで投稿してもよいと書いてくださっていたので…


しゃぼん玉よりも
   ぽわぽわしていて

おひさまのように
   ぽかぽかしていて

ボールみたいに
 ぽんぽんしてもわれないような

そんな何かで包んであげたい
そんな誰かがここにいる

No.71 - 2023/09/12(Tue) 19:51:12

Re: あなたへ / 滝本政博
愛しい人を何かで包んであげるのを考えるのは楽しいよね。
そうだなー、私なら
雲のお布団とか、
優しい雨音でとか、
耀く夜の星座でとか、
想像が膨らみます。

No.73 - 2023/09/12(Tue) 21:18:03

Re: あなたへ / 齋藤純二
守ってあげたい🎶
あなたを苦しめる、すべてのことから🎶

そしてよりやわらかく、やさしく
うーん、ぽっちゃりした大きなひとかな……

いろいろと想像しながら
楽しませていただきましたよ☺️

週二作品どうもです!
土曜日になれば、また二作品投稿OK🙆‍♀️です!

No.74 - 2023/09/12(Tue) 23:19:25

Re: あなたへ / めくろり
滝本さま
ご感想ありがとうございます。私も優しい雨音は包んでくれるような気がします。時には優しいとはいえないような強く吹きつける雨音も心地よく感じます。

齋藤さま
ご感想ありがとうございます。包んであげたいと思うのは守ってあげたいという気持ちも入っているのかもしれないと齋藤さまのご感想で気づきました。

No.77 - 2023/09/13(Wed) 16:58:51
多くの花が / ともみ

悩んだ末の投稿することに
どうぞ宜しくお願い致します




ショパンのピアノ曲を聴いていると
人生を見つめた美しい旋律からは
苦しみや悲しみを乗り越えて

ショパンはフランスのパリで生涯を終えた
パリの北部にある
ペール・ラシェーズ墓地に永遠の眠りに
今も世界中から訪れる
人々によって捧げられる花は
冬場でも捧げられて 花が絶えることはない

ショパンの心はいつも
祖国ポーランドにあり
私たちはショパンのピアノ曲で癒されて
あなたの宝の有る所にあなたの心があるから

No.66 - 2023/09/11(Mon) 20:20:51

Re: 多くの花が / 滝本政博
ショパンを通して、あこがれや肯定の感覚を持って世界を見ている。
作者は豊かな心の持ち主なのだろう。
タイトルもよいと思いました。
また書いてください。

No.67 - 2023/09/11(Mon) 21:52:47

Re: 多くの花が / 瀬未
ともみさん、こんばんは。
ショパンのピアノを聴きながら思いを馳せた作品ですね。
音色という言葉があるように、きっと供えられた花々も色とりどりなのでしょう。拝読しながら私もゆったり旅をしているような気分になりました。

No.68 - 2023/09/11(Mon) 22:45:14

Re: 多くの花が / 齋藤純二
初めまして ともみ さん

ショパンが大好きなのが作品からとても伝わってきますね。
私も今、ユーチューブで「ショパンのベスト10」を再生し聴いてみました。
どれも聴いたことのある曲で、元気をもらったり、
落ち着きをもらったり、ほんと癒されますねショパン。
そして美しい旋律っ🎶
ショパンが愛されているのがなんとなくわかりました。
なんだかショパンのひとがらも知りたくなりましたね。

悩まれての作品のご投稿、
勇気が必要だったと思いますが
ショパンに💐添える作品はとてもいい感じでした。
またのご投稿をお待ちしております❗️

No.69 - 2023/09/11(Mon) 22:59:15

Re: 多くの花が / 紗野玲空
ともみさん
はじめまして
レギュラーメンバーの紗野玲空と申します。
宜しくお願いします。

私もショパンが大好きで、ペール・ラシェーズの墓地にも何度かお墓参りに行きました。
ジョルジュ・サンドと過ごしたノアンも訪れたことがあります。
ともみさんの美しい詩を拝読し、懐かしいショパンの旅を思い返しておりました。
ありがとうございます。

今、ちょうど、幻想即興曲を練習しておりまして、苦しみや悲しみを乗り越えた美しい旋律〜というともみさんの詩句を噛み締めています。

ショパンの美しさをともみさんの詩を通して、再認識させてもらえる…。
詩って素敵ですよね。
ともみさんご自身が、具体的にショパンのどういう所を美しく感じてらっしゃるのか、ご自身の経験や体験もあわせて、おたずねしてみたいな〜と思いました。
また、書いてくださいね。
素敵な詩をありがとうございました。

No.80 - 2023/09/13(Wed) 22:05:21
乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
雨に濡れた坂道を歩くと
君が待つ
マリア聖堂が見えてくる
乙女峠の教会は
恋人たちのふる里だ

小さな小さな教会で
神父さまと話してる
黒き瞳の君を見る

オカリナの音が遠くに響き
君の胸に共鳴する
ああ どうしてそのように
寂しそうな顔をしているのか

風のような君
波のような君
星のような君

愁いに濡れるその顔に
僕のこころを捧げたい
君へと続くこの坂を
愛を奏でて歩きたい

No.56 - 2023/09/10(Sun) 00:09:55

Re: 乙女峠の教会 / 富士伊真夜
こんにちは。架空の場所でしょうが
よく書けていて、私が読んでも
これはこれで完結していて、言いたいことも
伝わって来ますし、良いと思いました。
個人的に、私もこのような、ぼくの存在が
欲しいです。脱線しました。ごめんなさい。

No.60 - 2023/09/10(Sun) 06:52:53

Re: 乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
富士伊真夜様

コメントありがとうございます。
乙女峠マリア聖堂は島根県津和野町に実在します。小さな教会ですが、神父さまもおられます。雰囲気のあるよい所ですよ。

No.62 - 2023/09/10(Sun) 07:26:53

Re: 乙女峠の教会 / 齋藤純二
君が待つ、待ち合わせ場所は乙女峠の教会なんですね。
「乙女峠の教会」をググってみました。
細く緑の茂る先にあるとっても可愛い教会でした。
歴史的な意味をもつ教会のようですが、
恋人たちの古里として地元では、
おしゃれな待ち合わせ場所になっているのでしょう。
その雰囲気が作品からも表現されていて、
拝読していまして「純」な気分で恋の行方を想像でき
楽しませていただきました。
寂しそうな君を微笑ませたいですね❗️

No.63 - 2023/09/10(Sun) 09:54:03

Re: 乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

コメントありがとうごさいました。
とても温かな感想を頂いて嬉しく思いました。
また、投稿したいと思います。

No.64 - 2023/09/10(Sun) 12:27:49
冷血 / 鯖詰缶太郎
鳥は
あたたかさを求めて
南に飛んでいくのに

人は
なぜ、北に逃げていくのだろう

罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

愛が
凍え死んでしまえば
なにも
怖くなくなることを
雪は知っている

知っているが
ことさら
声高に言う事でもないから
ただ、しんしんと降る

まれに
白い犬が
気づいてしまうが
子犬たちに
伝える事でもないから
ひきつづき
乳をあたえている

つかめなかった
あたたかさは
つめたい
なにかで
埋まるのでしょうか?

嘘をつき続けた
暗い誠実さは
唯一
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
ついに
痛みを感じなくなるのでしょうか?

この雪が
紅く染まるまで
僕は
ここでカラスと和解する事を望む
かかしのように
呆けていようか



追伸
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この詩はある投稿サイトで落選したものなのですがどう推敲すれば誰が見ても、納得するような詩になるのでしょうかとご教授願いたいのです。
あまりこういう事を聞ける機会がないのでチャンスだなと思い、投稿しました。
この掲示板の主旨にそぐわないようでしたら簡単な感想だけでも、ありがたいです。
すいません。よろしくお願いいたします。

No.52 - 2023/09/09(Sat) 20:12:38

Re: 冷血 / 齋藤純二
こんな感じで私なら推敲しますかね。
ブラッシングすれば伝わりやすくなりますかね。

⚪︎「僕」より「私」とした方が作品にマッチしているでしょう

⚪︎一連「北に」「いくのに」で「に」の接続語が被りリズムが悪いので
「北へ」と「へ」を使用。以後、「へ」を。

⚪︎まだ北へ行っていない設定(もしくは行く途中)だったのが
「この雪が」と、いつの間にか北の地になっているのでそのへんを調整

⚪︎白い犬、のところをブラッシング
(前後の連を「〜でしょうか」にして北へ行く前(途中)の想像話に統一



冷血


鳥は
希望を求め
南へ飛んでいく

私は
罪を凍結するため
北へ逃げていく

雪は知っている
愛が凍え死んでしまえば
心に何も映らなくなり
怖くなくなると

雪はしんしんと
ただ私を見るのでしょうか

軒下の白い犬が
私に気づいてしまうが
やはりただ私を見るのでしょうか

嘘をつき続けた暗い誠実さ
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
痛みから逃れられるのでしょうか

罪で熱した私はかかしになり
雪が紅く染まるまで
突くカラスと和解を望んで……

私は北へ逃げていく

No.53 - 2023/09/09(Sat) 22:11:34

Re: 冷血 / 滝本政博
あまり添削はしたくないのですが、今回はやってみます。
元の詩より随分と短くなってしまいました。



冷血


罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

愛が
凍え死んでしまえば
なにも怖くなくなるのだろうか

ただ、しんしんと降る雪は
知っているのだろうか

つかめなかった
あたたかさは
つめたいなにかで
埋まるのでしょうか

嘘をつき続けた
暗い誠実さが降り積る

心から愛したあなたを
葬ってしまえば
痛みを感じなくなるのでしょうか

この雪が
紅く染まるまで
僕は
かかしのように
呆けていよう

No.54 - 2023/09/09(Sat) 22:39:20

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
滝本様

齋藤さんへの返事はあとでしっかりします。するのだけれど

ずるいよ、滝本さん。

嘘をつき続けた
暗い誠実さが降り積もる

俺、中原中也は好きっちゃあ好きだけど、手本にしたり、陶酔してるのは北村太郎氏なんですよ。

あなたの詩はぶっきらぼうに隠されたロマンチックが止まらないのですか?

そもそも僕が北村越えをひそかにふつふつと妄想し考えてたのに!!

泣きながら酒、呑んでます。
北村さん、俺、今夜もあなたを越えられなかったよ、と。

でも、あれだ。
たぶん、朝起きて、この文面見て俺は後悔するのだろうな。

ああ、俺はいつまでたっても
酒乱のボンクラなのだろうと。

滝本さん、正解です。(添削。カッコいい。)

No.57 - 2023/09/10(Sun) 00:26:56

Re: 冷血 / 妻咲邦香
倒置をしてみるというのも手だと思います。内容は特に変えなくてもそれだけでちょっと引き締まるような気がします。疑問系も後半少し整理してみました。あくまで一例ですが。



人は
なぜ、北に逃げていくのだろう

鳥は
あたたかさを求めて
南に飛んでいくのに

愛が
凍え死んでしまえば
なにも
怖くなくなることを
雪は知っている

知っているが
ことさら
声高に言う事でもないから
ただ、しんしんと降る

罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

まれに
白い犬が
気づいてしまう
だけど子犬たちに
伝える事でもないから
ひきつづき
乳をあたえている

嘘をつき続けた
暗い誠実さは
唯一
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
ついに
痛みを感じなくなるのでしょうか?

つかめなかった
あたたかさが
つめたい
なにかで
埋まる

この雪が
紅く染まるまで
かかしのように
呆けていようか

僕は
ここでカラスと和解する事を望む

No.58 - 2023/09/10(Sun) 01:06:21

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
妻咲様

こんばんわ。
はじめまして。
別のサイトで一度だけ、妻咲さんとは知らずにコメントした事があります。(名前を伏せていらっしゃいましたのでわからず)

なんかえらいもんみちまったと驚愕しました。
(ちなみに別のサイトに掲載されてる、猪木の詩、すごく好きなのですがコメント力が低いので控えさせていただきました。ああいった詩、僕、大好きです。)

配置を変えてみる。

まさか、それだけでこの詩が。

と、いいますか、最近、妻咲さんが入選された詩の投稿サイトに落選したやつですよ。
(ほにゃらら現代詩人会に落選しました。)

まさか、こんな形で入選者に直接アドバイスをもらえるとは思いませんでした。

不思議なものです。

こういう事もあるので
ポエムキッズ
もしくは
ポエムスチューデント

もしくは
ポエムプレジデント。

ここに来れば楽しい出逢いがあるかもよ❤️

No.59 - 2023/09/10(Sun) 01:29:39

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
齋藤様

こんにちは。
週末、すっかり呑んだくれてしまい、
気がつけば、近所のラーメン屋で味噌ラーメンを食べていました。

一升瓶 うつした こころ
吐血する きずつきながら
きずつけながら

ノートに殴り書きしてありました。
何を言っているんだと、口先だけ歪めて笑ってしまいました。

しばらく、飲酒はやめておこうと思いました。

なおしていただいた詩を何度も読み返しました。

詩の推敲というのを、もっといろいろな角度で考えてみなければな、と思いました。

推敲力というよりは、詩にかける集中力、想像力が足りないと反省しております。

No.70 - 2023/09/12(Tue) 14:47:26
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