太陽が美人なのを誰も知らない 直視できないからだろう 眩しさ故に誰もその輪郭を捉えようとしない 炎天下の下通り過ぎていく人を見て 遮光板ごしに見てみたらいいのにと思う そうすれば気づくだろう その様相に 太陽は実はとんでもなくまるいんだぞ 裸眼で試そうとしては見れない 目が焼けては滲んで見れない 目を細めては光が伸びて見れない 器具越しでしか その真円を見ることは出来ない それは、むしの垂れ衣 あの輝きにも納得するだろう 板で抑えても尚燦々とする光は 世界を容易く照らし尽くすだろうと だが災いして 下で仰ぐ人は耐えきれずに目を逸らす そうなっては詮方無い 見なければ測れないのだから そんなんだから人達は月ばかり恋人にするんだろう 月に比べて太陽は、遠すぎる
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No.2312 - 2025/06/21(Sat) 21:51:21
| ☆ Re: 太陽 / 齋藤純二  | | | 眩し過ぎて直視できないので 太陽が美人なことを知らない、と語り部が そのことを知っていて語り出すつかみがいいですね。 それってどう言うこと?と耳を傾けて読者が入り込みます。 遠くの美人より近くにいる自分が表情を見られる相手、 それが太陽でなく月なんだろうなあ、と思いながら拝読しました。 確かに月はいろんな表情を見せますよ。赤くなる時もあります。 しかし太陽を知っている語り部は太陽に恋しているんだろうなあ〜。
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No.2313 - 2025/06/22(Sun) 00:57:44 |
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