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あいしている / 鯖詰缶太郎
君を投げ飛ばした

多少、強引だった

私は ハンバーグをこねる

どれぐらい こねればいいのか
これくらいだろうか

ハンバーグに熱を通す

はやく 君の笑顔が見たいから
早めに 熱がとおらないものかと
串をさす

しかめっ面で ハンバーグを作る私の横に いつのまにか
妻がいて デミグラスソースを作っている

しまった
忘れていた

駄目じゃないか
ハンバーグだけ 作っていたって

私は妻がいないと
やはり なにも
出来そうにもない

妻が先にいなくなってしまうと
私は困るので
今夜は
養命酒を私よりも
多めに飲んでもらおう

出来上がった ハンバーグは
香ばしい匂いを漂わせる

ごはんができたよ

君に言いに 階段をのぼる

そういえば 柔道着のままだったな

着替えた方がいいな

No.252 - 2023/10/07(Sat) 06:11:22

Re: あいしている / 秋冬
唐突に始まり、ハンバーグへと続く。ハンバーグが好きなんですね。僕も好きです。途中に、養命酒という商品名を組み入れ、最後に唐突な始まりを回収する。ぼんやり、はっきりの濃淡の付け方が絶妙です。

白米は炊けているのだろうか?

柔道着の白を思い浮かべながら、僕はとても気になっています。

No.255 - 2023/10/07(Sat) 11:28:05

Re: あいしている / 齋藤純二
柔道着を着てバンバーグと闘っている様子がめちゃ面白いですね。
どんだけ気合いを入れてハンバーグと挑んでいるのだろう。
かなり集中していてソースを作り忘れ、隣に奥さんがいた場面もほっこりしますね。
さて、笑顔で「一本」と奥さんの判定は出たのだろうか?
あいしてる、が伝ってきましたっ!

No.259 - 2023/10/07(Sat) 14:34:46

Re: あいしている / 鯖詰缶太郎
秋冬様

最近、近所の
すき家で
ハンバーグカレーが販売されました。

たぶん、
その影響だと思います。

前は松屋が近所にある生活をしたのですが
夏に引っ越してきたこの土地は
びっくりするくらい
松屋がなく
驚いています。

というわけで
ハンバーグが
しばらく
遠のいていたので
今回の
ハンバーグカレー、嬉しく思っております。

ちなみに
白米は
やはり奥さんが
しれっと炊いているのではないかな
と、思います。

詩を読んでいただき
ありがとうございます。

No.276 - 2023/10/10(Tue) 13:05:43

Re: あいしている / 鯖詰缶太郎
齋藤様

ハンバーグを作る詩を
書いたのですが
そういえば
僕自身
ハンバーグ
しばらく作っていないですね。

というよりも
しばらく
料理とかやってないですね。

生活のためにも
自炊しようかと
思う秋の午後です。

詩を読んでいただきありがとうございます。

No.277 - 2023/10/10(Tue) 13:11:06
滑(なめら)の谷 / 上田一眞(じょうでんかずま)
深い国有森を越え
一冊の歌集をもって滑(なめら)の谷へ行く
小学5年のとき
林間学校で訪れてから久しい

白き石の群れ
踊る鶺鴒(せきれい)
その滑稽な舞に目がほころぶ
風に揺れる河原撫子のピンクの花
蜩の美しき声が谷にこだまする

カーンと落石
一瞬の恐怖
孤独な音が谷に響く
その時突然の驟雨
一匹の白い貂(てん)が石の上を走る
懸命に走る

遠き日の
雨に濡れ橋の下に逃げ込んだ
林間学校が蘇る

No.251 - 2023/10/07(Sat) 00:20:45

Re: 滑(なめら)の谷 / 秋冬
空気感を描けるのは凄いなぁ、と思います。
色、音、動き…だけでなく、匂いまで感じます。
短い詩の中で時間を自由に行き来するのも見事です。

半ばの「カーン」が効果的だと思いました。

No.257 - 2023/10/07(Sat) 12:09:46

Re: 滑(なめら)の谷 / 齋藤純二
森の雰囲気が一瞬に変わり遠き日の心情が蘇る様子、
映像を見ているように風景が浮かんでくる上手な作品ですね!

No.262 - 2023/10/07(Sat) 15:13:24
天安河原再び / 上田一眞(じょうでんかずま)
再び訪れた天安河原
川の側の細い道
そこに洞窟と簡素な祠があって
洞窟に続く道を歩くと
積み石がぼくらを迎える
河岸に積まれた一面の石
どの積み石も僅か一尺の高さに満たない
天に届かぬ丈が忌々しそうだ

ここは不思議な場所
柔らかな光が木立を抜ける
ふと中也の「一つのメルヘン」が口を衝く

   秋の夜は、はるかの彼方に、
   小石ばかりの、河原があって、
   それに陽は、さらさらと
   さらさらと射してゐるのでありました

小石ばかりの河原に陽がさらさらと射すのは
天安河原か
はたまた
先立った子供が鬼に虐められながら
石積みする
賽の河原だろうか

   一重積んでは父のため
   二重積んでは母のため

幽玄の河原 そして 洞窟
ここには
罪の浄化を願う人びとのこころがある
その中で
亡き父母の御霊を想い
ぼくもまた石を積む

No.250 - 2023/10/07(Sat) 00:18:05

Re: 天安河原再び / 秋冬
情景が目に浮かびます。そして、中也へ。
とても大きく静かなイメージが膨らみ

 ここには
 罪の浄化を願う人びとのこころがある

という深い思いに触れた後に

 亡き父母の御霊を想い
 ぼくもまた石を積む

という個へとたどり着く。
「石を積む」という行為について考えさせられました。


※「ぼくら」が「ぼく」と誰なのか……が気になりました。

No.256 - 2023/10/07(Sat) 12:02:41
野心 / 鯖詰缶太郎
きしり徹というのは
どうだろう?

役者をやっている友人が
いい芸名はないかと
相談してきたので

私は
提案してみた

却下された

なにが悪いのか
わからず
私はモヤモヤを抱えながら
家路に着いた

きしり徹
いいじゃないか
身体に良さそうじゃないか
不倫しなさそうじゃないか
なんなら
私が名乗りたいくらいだ

(しかし、私には鯖詰缶太郎という道化のような呪わしい名前を酔っぱらってつけてしまっているから、いまさら変える事は出来ない。ふざけてつけた名前でもしばらく名乗っていると、愛着がわいてしまう。
やさしさ、とはなんて厄介な感情なのだろうか。)

待てよ。
私がもしかしたら
この先、役者をやる事があるかもしれない。
その時、きしり徹を名乗ろうじゃないか

三谷幸喜 監督 脚本
「横山光輝版 三国志」

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

たぶん、隣には
関羽雲長役の佐藤浩市氏あたりがいるだろう

もし、仮に
「ええー、今回、うんび玄徳」

とかって噛んでしまったら
隣の佐藤に呆れられてしまうだろう

その時がきて
あわてて練習していては
遅い。
今から練習しておこう

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

「ええー、今回、劉備玄徳役を演じます。
鯖詰
じゃなかった
きしり徹です。」

No.249 - 2023/10/06(Fri) 17:59:26

Re: 野心 / 秋冬
こんにちは。きしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さん。

ふざけているけど真剣。あるいは真剣にふざける。妄想が過ぎて、練習までしてしまう真面目さ。

きしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さん、の魅力だと思います。

(しかし、私には鯖詰缶太郎という道化のような呪わしい名前を酔っぱらってつけてしまっているから、いまさら変える事は出来ない。ふざけてつけた名前でもしばらく名乗っていると、愛着がわいてしまう。
やさしさ、とはなんて厄介な感情なのだろうか。)

この独り言に、ほんの少し「素」のきしり徹さん、じゃなくて鯖詰缶太郎さんを感じました。きしり徹も良いけど、鯖詰缶太郎も一度目にしたら忘れない筆名でとっても良いです。

No.254 - 2023/10/07(Sat) 11:17:05

Re: 野心 / 齋藤純二
詩と芝居の二刀流っ。名前で勝負しようという感じがいいですね。どちらもお客さんにインパクトを与えたり、喜ばせたりしてなんぼのサービス業なので(芸術も自虐ネタでも)、そりゃ名前も大事ですよね!
No.261 - 2023/10/07(Sat) 15:02:29

Re: 野心 / 鯖詰缶太郎
秋冬様

きしり徹、、、
イケメン俳優ではないのだろうな

と、思いました。

久しぶりに
妄想に浸かってみました。

しかし人生とは
計画通りには進まないものだ

なんて少し思いました。

今日は風が強いですね。

今夜も夜勤、頑張ってきます。

No.274 - 2023/10/10(Tue) 12:54:30

Re: 野心 / 鯖詰缶太郎
齋藤様

名前、適当につけると
あとあと、
後悔するのですが
結構、思い悩んで
つけた名前やタイトルも
これでいいのだろうか?
と、ふと立ち止まってしまう時があります。

正解とは
角度が変われば
また別のものなので
難解です。

ちょっとだけ
雲が低くなってきたました。

せっかく
洗濯物ほしたんですがね、、、

とりあえず、お茶飲むか、、、

No.275 - 2023/10/10(Tue) 13:00:29
ジャニーズ事務所 / 凰木さな
いつから
この国は
風評と
連座制の
人民裁判が
採用されるように
なったのですか?

No.248 - 2023/10/06(Fri) 16:16:11

Re: ジャニーズ事務所 / 荻座 利守
難しい問題ですね。
怒りや不安を抑えて、常に冷静であること。
一朝一夕にできることではないでしょうが、詩がその一助となればいいと思っています。

No.253 - 2023/10/07(Sat) 08:55:19

Re: ジャニーズ事務所 / 凰木さな
荻座利守様へ
太宰治が、戦中に新聞が嘘ばかり書くので、もう新聞は読まないと決めたが、戦争が終わったら今度は反対の嘘を書き始めた、というような事を書き残していたと思います。
人から聞いた話ですが、人間の2割はできる人、2割はできない人、残りの6割が日和見する人だそうです。
今回のジャニーズ騒動もマスメディアによる日和見が凄いなぁ、日和見する人間が一番多いなら、これも人間の営みで、いつの時代も変わらないんだな、という想いで書きました。
批判的というよりは、第三者的に書いたつもりです。

No.258 - 2023/10/07(Sat) 13:13:24
空を見ると / ともみ

あなたの心に優しい風を
来てくれて ありがとう
あなたの横にいると
どうしても弱くなってしまう

いつも強く生きて行かないと
これから変わりたい自分が居て

空を見ると無限に広がっている
空のようにもっと 広い私になりたい
隣にあなたがいてくれる

多くの人に詩を書いて
少しでもいいから
感謝される人になりたい

No.242 - 2023/10/05(Thu) 08:10:04

Re: 空を見ると / 荻座 利守
大切な人がそばにいて、その人を頼るか、その人を支えるかの違いで、自分が弱くも強くもなる。この詩を読んでそんなことを思いました。
「多くの人に詩を書いて
 少しでもいいから
 感謝される人になりたい」
というところがいいですね。私もそう在りたいと願っています。

No.243 - 2023/10/05(Thu) 08:51:07

Re: 空を見ると / 秋冬
空を見ると

空のようにもっと 広い私になりたい

と、ときどき僕も思います。
疲れた時に空を見上げると、不思議と開き直れるんですよねぇ。

空という大きな存在との対比により、「私」の強い意志を感じました。

No.247 - 2023/10/05(Thu) 19:38:34

Re: 空を見ると / 齋藤純二
あなたと空と私。
あなたの横にいるとどうしても弱くなってしまう、といいつつも
ふたりは頼り頼られいい感じで歩いているんだろうなあ、と思いました。
自分の願いがあり、幸福感も伝わってくる作品ですね。

No.260 - 2023/10/07(Sat) 14:46:48
記憶のカケラ / めくろり
おばあちゃんはお星さまになっちゃったの

そう大人たちに尋ねる
わずか六年の人生を辿った者
いつものわんぱくな少年の表情は消え
不思議や困惑が入り混じった
なんともはっきりとしない表情の少年がいた

そこには大人たちのように
泣きそうな悲しそうな表情はなく
ただ目の前に起きていることをどうにか処理しようとする少年の姿があった

わかっているのか
わかっていないのか
いや彼はきっとわかっている

そのどうにも言えない表情と
そのどうにもならない感情を
私は忘れることができないでいる

No.238 - 2023/10/04(Wed) 17:06:55

Re: 記憶のカケラ / 荻座 利守
小さい子にこんな質問をされたらどう答えるか、難しいですね。
「いつものわんぱくな少年の表情は消え
 不思議や困惑が入り混じった
 なんともはっきりとしない表情の少年がいた」
というところに、少年の健気さが滲み出ていていいと感じました。

No.239 - 2023/10/04(Wed) 19:37:09

Re: 記憶のカケラ / 齋藤純二
こちらの作品を拝読していまして、
自分の体験と重なり悲しいというより、
不思議や困惑という気持ちを思い出していました。
(小さい頃に棺おけに入った知り合いの顔を見て、
なんとも不思議な気持ちになりました)
このようなシュチュレーションで
少年の様子を上手に表現できていて素晴らしい作品だなあ、と思いました。
洞察力が凄いです!

No.240 - 2023/10/04(Wed) 22:52:44

Re: 記憶のカケラ / 秋冬
短い詩の中にしっかりと「人生(死と生)」が描かれていますね。亡くなったおばあちゃんにも、幼い頃があり、大人があり、大人にも幼い頃があり、やがて死がある。少年もやがて大人になる。連綿とつながる人生を感じました。


わかっているのか
わかっていないのか
いや彼はきっとわかっている


「いや彼はきっとわかっている」に作者の強い思いを感じますが、私はこの一文をなしで読んだ方が


そのどうにも言えない表情と
そのどうにもならない感情を


へとすんなり進めるような気がしました。全体を通じてとても良い詩だと思いますので、わざわざ書く必要もないと思いつつ、あくまでも参考として。

No.241 - 2023/10/04(Wed) 23:01:07

Re: 記憶のカケラ / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。健気さというご感想をいただき、嬉しいです。
その部分はいつもとは違う少年の様子を表現出来たらいいなと思って書いたところです。ご感想をいただき、子供らしさ、その子らしさが伝わっているように感じたので嬉しかったです。

No.244 - 2023/10/05(Thu) 17:53:00

Re: 記憶のカケラ / めくろり
齋藤さま
ご感想ありがとうございます。この詩の少年のように同じような経験を齋藤さまもされていたことを踏まえて、
その不思議な気持ちは小さい頃という特定の期間に自分が知っている、出逢ったことがある人の死というものを経験した方にしかわからないものがあると思います。
そんな経験を持つ方にお褒めの言葉もいただき嬉しいです。ありがとうございます。

No.245 - 2023/10/05(Thu) 18:14:44

Re: 記憶のカケラ / めくろり
秋冬さま
ご感想ありがとうございます。人生がつながっていることをあまり意識出来ていなかったのですが、ご感想をいただき表現出来ていると言って下さり、気づくことができました。ありがとうございます。アドバイスもいただきありがとうございます。
秋冬さまのアドバイス通り、その文章はなくした方が私も読みやすいと感じました。
断定をする文章を使ってしまうと次の文章へのリズムが悪くなっていることに気づきました。ためになるアドバイスをいただきありがとうございました。

No.246 - 2023/10/05(Thu) 18:26:15
授業 / 凰木さな
原子爆弾が
広島の空で破裂した時
真下にあった原爆ドーム以外のものは
爆風で吹き飛ばされ跡形も無くなったと
学校の授業で教わった

音速より光速のが早いため
雷と同じ様に
ピカッと明るく光ってから
ドンッと音が響いたので
当時はピカドンと呼ばれたそうだ

爆風は様々な建物の窓を割り
学校で近くの席に座っていた生徒の体に
ガラスの破片が突き刺さったのだとか
爆心地の近くにいた女の子の衣服は焼けて吹き飛び
露出された肌は溶けて
全裸で皮膚を引きづって歩いていたとか
熱風の暑さに耐えられず
次々と人々が川に入り
川は死体で埋め尽くされたとか
真っ黒に焦げた体から
プスプスと煙が上がった人の形をしたものが立っていたとか

そして
しばらくすると
黒い雨が降った

原爆を受けながら
なお
生き残った人の多くに
復讐心は無いのだと

復讐が正義である
この国においても
もう二度と
あの様な地獄は人類に経験して欲しくないのだと

そう思うようになると

学校の授業で教わった

No.233 - 2023/10/03(Tue) 21:52:18

Re: 授業 / 滝本政博
素晴らしい授業をお受けになりましたね。
それをまたこのように表現できるのも素晴らしい事です。

<原爆を受けながら
なお
生き残った人の多くに
復讐心は無い>

というところが胸を打ちます。

No.234 - 2023/10/04(Wed) 00:37:48

Re: 授業 / 荻座 利守
被爆者の方々の多くに復讐心が無いのは、原爆による地獄が、膨れ上がる復讐心によってもたらされたものであることを、身をもって知ったからなのかもしれません。
この詩のことを、どうかいつまでも忘れないでいてください。

No.235 - 2023/10/04(Wed) 06:16:06

Re: 授業 / 凰木さな
滝本政博様へ
ありがとうございます。
ロシアによる原爆使用の可能性や現在の東アジア情勢が何やら騒がしいので、思い出して書きました。

No.236 - 2023/10/04(Wed) 12:27:53

Re: 授業 / 凰木さな
荻座利守様へ
復讐心の表現は一番難しかったです。
“多くの人に復讐心が湧かなくなる程の酷い光景"
という感じで書きたかったのですが、そもそも、復讐心を持つ事が悪だと教えられて育った人が復讐心を持たないのは当たり前なので、そこを打ち消したくて“復讐は正義“という言葉を入れたのですね。
私としては善悪論ではなく、あくまでも聞いた事をそのまま伝えたかったのですが、うまくいかなかったようです。

No.237 - 2023/10/04(Wed) 12:42:56
いつか花束に / ともみ

春の季節が巡ってきたから
こうして花は咲いてくれた
誰のために 咲くのだろうか

おだやかな時も 空しくても
春の花は咲いてくれる

二人で歩いた花道を
今日は一人で歩いている
君の笑顔は忘れたくないから

季節は巡るから
二人で次は
未来の花を咲かせたい

人はいつも夢を描いている
春に咲く花を
いつか花束にしてみたい

No.225 - 2023/10/02(Mon) 09:44:04

Re: いつか花束に / 荻座 利守
花は誰のために咲く。花に伴う永遠のテーマですね。
「二人で歩いた花道を
 今日は一人で歩いている
 君の笑顔は忘れたくないから」
というところがいいですね。「花笑み」なんていう言葉もあります。
花は誰のために咲く、花は笑みを忘れた者のために咲く。そんな言葉が行間から読み取れるような詩です。

No.226 - 2023/10/02(Mon) 10:41:30

Re: いつか花束に / 青島江里
いつか束ねたい春の花束は、心の花束でもあるのかな。春の花に向けられた愛情、優しい気付きは、とても清らか。そんな詩の心を感じさせてくれる作品だと思いました。
No.232 - 2023/10/03(Tue) 21:22:00
     中 / めくろり
人々は死後の世界を二つに分けた
天国という幸せそうな世界と
地獄という苦しそうな世界に

人々は生前の世界を二つに分けた
天国という幸せそうな世界と
地獄という苦しそうな世界に

ある人は言った
死んだあとのことは誰にもわからない
ある人は言った
生きる前のことは誰にもわからない
ある人は言った
    中のことは誰にもわからないと

人々は     中の世界を二つに分けた

No.219 - 2023/10/01(Sun) 12:34:55

Re:      中 / 荻座 利守
生まれてくる前のことも、死んだ後のことも、我々にはわからない。
生きている今現在のことさえ、わかっているとは言えない。
それでも人はそれらを二つに分ける。
言葉にして考えるということは分けることだから。そして、人は考えることをやめられないから。
この詩を読んで、そんなことを思いました。

No.220 - 2023/10/01(Sun) 15:04:04

Re:      中 / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。言葉にして考えることは確かに二つに分けることかもしれないなとご感想を貰い、思いました。格差が広がる社会でたくさんの区別をする言葉が生まれ、今生きている世界を表現する。人が考えることをやめられないのも周りと比べるから自分を守るために行っていることなのかもしれない。そのために言葉によって区別し、分けることをするのかもしれないと思いました。ご感想を貰ってから自分の考えがより深まっています。深く考えされられるご感想ありがとうございます。

No.222 - 2023/10/01(Sun) 21:00:43

Re:      中 / 齋藤純二
めくろり さん

人がもつ道徳心が世界を二つに分けたのかなあ、
なんて考えながら拝読させていただきました。

タイトルと綴りに空白文字がありますが、
これは意識的なものですかね?
もしかして、こちらの運営されている掲示板会社の
NGワードになってしまったのですかね?
ちょっと気になったので。

No.223 - 2023/10/02(Mon) 08:44:31

Re:      中 / めくろり
タイトルと文章中の空白はどちらも意図的に空けたものなで、非表示になった訳では無いので大丈夫です。
道徳心が世界を二つに分けたというご感想、新たな視点をいただき、ありがとうございます。

No.231 - 2023/10/02(Mon) 18:53:52
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