漆黒の闇が裂け 赤い血の滲む満月の下 今宵、宴が始まりを告 げる
呪われた旋律が背中を這い 不協和音が魄を震わせる 腐葉土の香り 湿った大地の息遣い 影絵のように絡み合う者たち 足音も立てず 舞い踊る
ジャック・オー・ランタン 揺れる妖しき炎の瞳 幻惑の森へと引き寄せる
辿り着くは 深淵の泉 水面に映るは 朽ち果てた己の顔か それとも 仮面を被った亡霊か
ざわめく木々の囁きが 記憶の糸をひとつずつ解き放ち 過去の迷路へと誘い込む
やがて 遠く響き渡る鐘の音 音楽は消え 月は砕け 虚空に広がるのは 冷たい静寂 終焉の気配
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No.2658 - 2025/10/09(Thu) 10:14:02
| ☆ Re: 月魄 / 齋藤純二  | | | 終焉前の月が催す過去の迷路に入り込む森の宴、 己の呪われるほどの悪行に対する征伐が始まるようで、 怪しげな月明かりの下、もう逃れられない怖さが伝わってきます。 森が様々な静けさの中で表情を出す流れが、 語り部の声として聞こえてくるという作品となり成功していると思います。
作品にある「己」の背景(どんなひと?)がわかる一言があると 読者はなお物語に入り込むことができると思います。
しかし、ゆずはさんは初心者ではないですね。 本家のMY DEARで佳作以上を取るまでは、 こちらの初心者向けのご投稿ももちろんオッケーですよ。 ちなみに詩を書き始めたばかりだから初心者というわけでなく、 MY DEARで評を担当されている水無川さんの場合、 初めて詩を書き投稿された作品が すでに評者レベルということもありますので、 力量のある方は初心者ではないですね。 ゆずはさんもそっち寄りだと思います。 どちらにせよ、楽しんで詩をお書き下さいね!
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No.2661 - 2025/10/10(Fri) 00:10:20 |
| ☆ Re: 月魄 / ゆづは | | | 齋藤純二さま
お忙しい中、丁寧にご感想をいただき、ありがとうございます。 作品の雰囲気や流れに触れていただけたこと、とても嬉しく思います。「己」の背景についてのアドバイスも、ありがとうございます。今後の詩作では、その点を意識してみようと思います。また、嬉しいお言葉も頂き、大変光栄です。 これからも、楽しんで詩を書いてゆきたいと思います。
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No.2663 - 2025/10/10(Fri) 02:01:05 |
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