私は何処にはしごを掛けるべきなのか 私は、 私は、 自分の意志がないと此処ではやっていけないのだろうか 私ならはしごをこう組み立てる
始めに ある場所へ紐を二本かける この紐は私の意志の強さによって 強度が丈夫にになったり 軟弱になったりする
次に 一日ごとに足場となる丸太を二本の紐に括り付ける この丸太は私の日々の行いによって 密度が高くなったり 低くなったりする
最後に この丸太と紐を繋ぐ結び目は私の私への信頼によって 精度が上がったり 下がったりする
私は私の意志がないから このはしごの紐すら掛けることが出来ずにいる
先生がおっしゃっていた まわり道や道草は いつまでしていてもいいものだろうか
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No.418 - 2023/11/05(Sun) 09:08:23
| ☆ Re: どうすれば / 荻座 利守 | | | そのはしごは未来へ渡るためのものでしょうか。 はしごを組み立てる工程に喩えることで、心の有り様をうまく表現していると感じました。 また1連目で「私は、 私は、」と「私」を繰り返しているところに、未来への不安な気持ちが端的に表されていて、いいと思います。
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No.420 - 2023/11/05(Sun) 10:15:39 |
| ☆ Re: どうすれば / めくろり | | | 荻座さま ご感想ありがとうございます。荻座さまのご感想の通りこのはしごは未来に渡るためのものだと思います。「私は、 私は、」のところは句読点をつけるか、つけないかを少し迷ったのですが表現として成り立っているようなのでよかったです。はしごをうまく組み立てることが出来たらいいなと思っています。 読んでくださりありがとうございました。
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No.423 - 2023/11/05(Sun) 19:55:49 |
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