さらりとかるくなった風が 日差しの隙間を駆け抜ける 三十度を下るようになった 温度計の針
すこしカサつく肌 空のかわきにふれた鼻腔 いつのまにか反転していた 湿度計の針
まだ暑さの残る昼下がり 地上に降り続けた熱に ようやくおとずれた秋の端っこ
暦を追いかける君は伝書鳩 言伝を受け取った金木犀が ちかちかと返事をして
秋がほころびはじめる
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No.2628 - 2025/09/28(Sun) 07:55:57
| ☆ Re: 爽籟 / 荻座利守 | | | 1連目の「温度計の針」と、2連目の「湿度計の針」との対比が巧みですね。 また、「さらりとかるくなった風が/日差しの隙間を駆け抜ける」「ようやくおとずれた秋の端っこ」「暦を追いかける君は伝書鳩」といった表現が独特で美しいと感じました。 金木犀が香り始めると、秋の到来を実感しますね。(ちなみに私は、沈丁花が香り始めると春の到来を感じます。) タイトルの「爽籟」とは、秋に吹く風、あるいはその爽やかな響きのことだそうですね。この作品にぴったりのタイトルだと思います。
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No.2629 - 2025/09/28(Sun) 09:20:12 |
| ☆ 荻座利守 様 / Ema | | | こんばんは。ご感想をくださりありがとうございます。 やっときた秋の片鱗を逃すまいと詩に書き留めました。(鈴なりの沈丁花の香りに春の訪れを感じるのも素敵です。)タイトルにいつも力をいれているので、ぴったりというお言葉とても嬉しいです。丁寧に読んでくださり表現にたくさん触れてくださりありがとうございました。
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No.2630 - 2025/09/28(Sun) 18:37:17 |
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