ある日、ある朝、気付いた 私、以外の人、全ての髪が丸坊主になっている 昨日は、こうでなかった そして 私の禿げた頭には、髪がふさふさに生えている
次の日の朝、気付いた 私、以外の人、全てが黒縁のメガネをかけている
次の次の日の朝、気付いた 私、以外の人、全てが赤色のシャツを着ている
次の次の次の日の朝、気付いた 私、以外の人、全てが左靴を履いていないことを
5日目、金曜日、今日はトレンドに合わせてやろう 私は丸坊主にして、黒縁メガネ、赤色のシャツ、左靴は履かずに家を出た
皆、まともな格好をしている 会社に着くと、上司から真顔で注意を受けた
その日の夜 奇妙な格好で、一人、場末の酒場で呑んでいる 呑み過ぎた、日付が変わろうしている 支払いを済ませ街に出た
日付が変わる
誰もいない ネオンが煌々と灯る繁華街、一人歩いている 駅に向かう、無人 自動運転で電車は動いている 誰もいない家に帰る
その日から、私は一人で暮らしている 毎日、会社に通い、定時に帰宅する 誰もいない世界で、規則正しく生きている
すぐ横、壁越しに たくさんの人の気配を感じる そこに行っても、誰もいない 後ろに、たくさんの人がいる気がする 振り返れば、誰もいない 誰もいない世界で、一人、生きている
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No.2306 - 2025/06/21(Sat) 02:27:16
| ☆ Re: 静かな世界 / 齋藤純二  | | | 夢に出てきそうな話しですね。 唯一、上司に注意を受けるところだけ 世間とコミュニケーションがあり、あとは静かな世界で暮らす私。 多くの人がいる中での孤独な心情をうたっているのでしょうか。 しかし、焦りや寂しさは伝わってはこない不思議な感じですね。 無機質な空気の中でなんか疲れてしまって惰性で生きている様子だが、 やはりそれでも周りを気にして生きていることが伝わってきます。
ひとりになると自分と会話をするような 詩を書く静かな世界、みたいなことも考え拝読いたしました。
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No.2310 - 2025/06/21(Sat) 16:47:23 |
| ☆ Re: 静かな世界 / aristotles200  | | | 齋藤純二様 ご感想、ありがとうございますいます。
デイストピア系で滅んだ世界は月並みになりつつあり、 じゃあ、滅んでいないけど、誰も見えない世界って、どうだろう、 ここから空想を広げました。
詩の主旨は、 無機質な一人の世界、それでも他人が付き纏う、 何故なら、自分自身も、その他人の一部である、です。
来週も、宜しくお願いいたします。
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No.2316 - 2025/06/22(Sun) 07:12:04 |
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