まだまだ若いと人はいう まだまだ若いと人はいうけれど 「生活」に押しこめられて 何もたのしいことがない 詩を詠むことしか ほんとうの自分を語ること以外 晴れ晴れとすることがない
部屋を片づけなきゃならない 雑巾を絞らなきゃならない ならない ならないばっかりで この「生活」には甘味がない 味のなくなった ガムを噛んでいるよう だから私は詠うのだ ──私は老いさらばえた!と
パートナーがいるだけ いいじゃないかと 家があるだけ いいじゃないかと いうものもいる 彼らに私は語らない 語ってなんぞやるものか
しかし 部屋を片づければすっきりはする あの雲が 私の小説のように思えさえする
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No.1417 - 2024/09/22(Sun) 09:18:11
| ☆ Re: 小説 / 荻座利守 | | | 日常のどうにもならない倦怠感のようなものと、それへの表面的な理解や批判しかしない人たちへの不満が描かれていますね。 「味のなくなったガムを噛んでいるよう」 という喩えが、その日常のつまらなさをうまく伝えていると感じました。 また、 「あの雲が私の小説のように思えさえする」 という最終連の表現が、日常の中に見出した、微かな救い、あるいは希望を想わせて、いいと思います。
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No.1419 - 2024/09/22(Sun) 17:14:42 |
| ☆ 萩座さまへ / kou | | | お読みくださり、評もありがとうございました。
現在は、その「生活」ですね。 「生活」に埋没して、落ち着いてきているのですが 私は色々な問題を以前から抱えており 人に表面的に「わかった風」に接して頂くと 何か、「違うんだけれどなぁ」と 激おこ、というか、苛々してきてしまうのです。
その、何か、を表現できるのが 私にとっての、詩、ではないか?と考えました。
その、人生ジェットコースターに乗っているのですけれど 遠目から見たらば、それは小説のようでもあり 今作ではそういった終え方をさせていただきました。
重ねてありがとうございます。 今後もゆっくりと、詩作、文章修行してゆきたいです。
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No.1422 - 2024/09/23(Mon) 09:55:30 |
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