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小さな花束 / ともみ

野山で咲いてた小さな花を花束にして
あなたの住んでる 山小屋の峠の坂道を
ゆっくり歩きながらするとあなたは
 
窓をあけて日差しの中でそして
嬉しそうな顔で窓からわたしを
迎えてくれた
 
愛を語る言葉より
吹きすぎる風のなかであなたと一緒
にいることが好き
花は枯れて冬がきてもすぐまた春が
きて野山に花が咲くからとあなたは言ってくれる
 
いつも自然とともに生きようが
あなたのくちぐせ

ゆっくり歩いていると道のかたすみ
に小さな命が生きている

No.82 - 2023/09/14(Thu) 07:54:27

Re: 小さな花束 / 雨音
ともみさん
最初から最後までとっても素敵です。
季節がめぐりますね。その折々に優しい気持ちが生きているようです。
こうして拝見すると、詩って本当に小さな世界にある大きな広がりです。
ともみさんの世界をぜひ書き続けてくださいね。

No.83 - 2023/09/14(Thu) 09:06:49

Re: 小さな花束 / 齋藤純二
お互いを思いやるやさしさ。
自然の中でゆっくりと歩んで行こうとする幸せ。
読んでいてとってもほっこりとした気持ちになりました!
いろいろな時や場所に連れて行ってくれる作品っていいですね!

No.86 - 2023/09/14(Thu) 12:06:02
/ 田上次郎
あの頃、ほまれの頃のあの頃の私、頬の肉が増えました
ジッとしていると視界が滲むことが増えました
人に優しく接することができる様になりました
人に誉めそやされることも慣れてしまうことができました
人に林檎を頂くこともうんと増えます
クラブサンド。
クラブサンドのことが忘れられません
悲しくて腹立たしくて、私は恋人が欲しい
恋人なんかそんなものじゃなくて愛人、ともすれば私をそっくりそのまま映し出した様な慈しみを持った恋情が欲しい
林檎を腐らすのをやめたい、齧らず玄関先に飾りつけるのをやめたい、愛したい、人をこれでもかと温かな日光の下で抱き締めてみたい
その青々しい実の臍を掘り出しているときに後ろから下手くそな鼻歌が聞こえたら良いと、
それだけ。
その頃、なおれの頃のその頃の私、頰の肉が痩けて随分と醜い、その頃に、

No.78 - 2023/09/13(Wed) 17:03:38

Re: 畔 / 滝本政博
正直なところよくわかりませんでした。
個人的な体験、感覚をシュルレアルに書いた作品かもしれないと思い、何度か読みましたがやはりわからないというのが正直なところです。
タイトルは何を意味しているのか、林檎やクラブサンドは何かの比喩なのか……。
また書いてください。

No.79 - 2023/09/13(Wed) 19:31:10

Re: 畔 / 齋藤純二
あの頃、ほまれの頃には頬がリンゴのようにふっくらと。
その頃、なおれの頃には頬がリンゴが腐ったように萎み。
どちらかというと今はほまれの頃で、寂しく孤独な感じなのでょうか。
感情の起伏がよく表されている作品でした。
ほまれの頃が長く続くといいですね。

No.81 - 2023/09/14(Thu) 00:33:25

Re: 畔 / 雨音
田上さん、タイトルを読んでハッとしました。
「あぜ」なのか「ほとり」なのか、
いずれにしても、作品を拝見しながら湧いてきたなんともしみじみとした気持ちの
理由を知ったように思いました。
推敲を続けてくださったらとても良い作品になると思います。

No.84 - 2023/09/14(Thu) 09:12:59
正しい認知 / 凰木さな
介護施設で働いていた時
夜勤に入居者を寝かせていると
就寝時間なのに
まだ一人
広間から廊下の方を
覗いている女性が居た

パーキンソン病を患っている
その車椅子の彼女に近づいて
視線の高さまで腰を下ろし
(そろそろ寝ましょうか)
と声をかけると
彼女は私を見て
再び視線を戻し
(あそこに子犬が、)
と指を伸ばしながら言った

私は指の先を追ったが
子犬を見つける事はできなかった

医師なら
パーキンソン病による幻覚と
正しい認知を教えるのだろうが
私は介護職員にすぎない

大切なのは傾聴と共感と
何度も教えられてきた

私は彼女の指した方を向くと
(あの子犬は私が預かります)
と言いながら向き直り
(部屋に戻って寝ましょうか)
と誘った

彼女は安心した様子で
一緒に個室に戻ってくれた

車椅子から彼女を抱き上げ
ベッドに移して
(おやすみなさい)
と個室の電気を消しながら

私はモスキート音の事を思った

若い人は聞こえるモスキート音が
私には聞こえない

でも確かにモスキート音は
鳴っているはずなのだ

あの子犬だって
いるのかもしれない

私という受信機が
電波を拾えないだけかもしれない

正しい認知なんて
人間に分かるものか

広間の電気を消して
ダウンライトを灯し

廊下に子犬がいるか
私は再び確認していた

No.72 - 2023/09/12(Tue) 20:28:47

Re: 正しい認知 / 滝本政博
とてもよく書けています。
認識論にまで至っていて内容も深いです。
何度も読み返してしまいました。
ここまでいいと少しハードルを上げて感想をいいますが、
一連目がやや説明的だと感じました。導入部はとても大切です。
悦明がいるのだとしても、詩的な書き方を模索してみるとさらによくなるとおもいます。

No.75 - 2023/09/13(Wed) 03:06:26

Re: 正しい認知 / 齋藤純二
モスキート音と例えて「それぞれの認知」を説明していまして、
伝えたいことが上手く表現されていますね。
「私という受信機」この表現もいい感じです。
詩作もこの視点となる受信機が大事だな、と。

No.76 - 2023/09/13(Wed) 06:44:12
あなたへ / めくろり
週2作品まで投稿してもよいと書いてくださっていたので…


しゃぼん玉よりも
   ぽわぽわしていて

おひさまのように
   ぽかぽかしていて

ボールみたいに
 ぽんぽんしてもわれないような

そんな何かで包んであげたい
そんな誰かがここにいる

No.71 - 2023/09/12(Tue) 19:51:12

Re: あなたへ / 滝本政博
愛しい人を何かで包んであげるのを考えるのは楽しいよね。
そうだなー、私なら
雲のお布団とか、
優しい雨音でとか、
耀く夜の星座でとか、
想像が膨らみます。

No.73 - 2023/09/12(Tue) 21:18:03

Re: あなたへ / 齋藤純二
守ってあげたい🎶
あなたを苦しめる、すべてのことから🎶

そしてよりやわらかく、やさしく
うーん、ぽっちゃりした大きなひとかな……

いろいろと想像しながら
楽しませていただきましたよ☺️

週二作品どうもです!
土曜日になれば、また二作品投稿OK🙆‍♀️です!

No.74 - 2023/09/12(Tue) 23:19:25

Re: あなたへ / めくろり
滝本さま
ご感想ありがとうございます。私も優しい雨音は包んでくれるような気がします。時には優しいとはいえないような強く吹きつける雨音も心地よく感じます。

齋藤さま
ご感想ありがとうございます。包んであげたいと思うのは守ってあげたいという気持ちも入っているのかもしれないと齋藤さまのご感想で気づきました。

No.77 - 2023/09/13(Wed) 16:58:51
多くの花が / ともみ

悩んだ末の投稿することに
どうぞ宜しくお願い致します




ショパンのピアノ曲を聴いていると
人生を見つめた美しい旋律からは
苦しみや悲しみを乗り越えて

ショパンはフランスのパリで生涯を終えた
パリの北部にある
ペール・ラシェーズ墓地に永遠の眠りに
今も世界中から訪れる
人々によって捧げられる花は
冬場でも捧げられて 花が絶えることはない

ショパンの心はいつも
祖国ポーランドにあり
私たちはショパンのピアノ曲で癒されて
あなたの宝の有る所にあなたの心があるから

No.66 - 2023/09/11(Mon) 20:20:51

Re: 多くの花が / 滝本政博
ショパンを通して、あこがれや肯定の感覚を持って世界を見ている。
作者は豊かな心の持ち主なのだろう。
タイトルもよいと思いました。
また書いてください。

No.67 - 2023/09/11(Mon) 21:52:47

Re: 多くの花が / 瀬未
ともみさん、こんばんは。
ショパンのピアノを聴きながら思いを馳せた作品ですね。
音色という言葉があるように、きっと供えられた花々も色とりどりなのでしょう。拝読しながら私もゆったり旅をしているような気分になりました。

No.68 - 2023/09/11(Mon) 22:45:14

Re: 多くの花が / 齋藤純二
初めまして ともみ さん

ショパンが大好きなのが作品からとても伝わってきますね。
私も今、ユーチューブで「ショパンのベスト10」を再生し聴いてみました。
どれも聴いたことのある曲で、元気をもらったり、
落ち着きをもらったり、ほんと癒されますねショパン。
そして美しい旋律っ🎶
ショパンが愛されているのがなんとなくわかりました。
なんだかショパンのひとがらも知りたくなりましたね。

悩まれての作品のご投稿、
勇気が必要だったと思いますが
ショパンに💐添える作品はとてもいい感じでした。
またのご投稿をお待ちしております❗️

No.69 - 2023/09/11(Mon) 22:59:15

Re: 多くの花が / 紗野玲空
ともみさん
はじめまして
レギュラーメンバーの紗野玲空と申します。
宜しくお願いします。

私もショパンが大好きで、ペール・ラシェーズの墓地にも何度かお墓参りに行きました。
ジョルジュ・サンドと過ごしたノアンも訪れたことがあります。
ともみさんの美しい詩を拝読し、懐かしいショパンの旅を思い返しておりました。
ありがとうございます。

今、ちょうど、幻想即興曲を練習しておりまして、苦しみや悲しみを乗り越えた美しい旋律〜というともみさんの詩句を噛み締めています。

ショパンの美しさをともみさんの詩を通して、再認識させてもらえる…。
詩って素敵ですよね。
ともみさんご自身が、具体的にショパンのどういう所を美しく感じてらっしゃるのか、ご自身の経験や体験もあわせて、おたずねしてみたいな〜と思いました。
また、書いてくださいね。
素敵な詩をありがとうございました。

No.80 - 2023/09/13(Wed) 22:05:21
乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
雨に濡れた坂道を歩くと
君が待つ
マリア聖堂が見えてくる
乙女峠の教会は
恋人たちのふる里だ

小さな小さな教会で
神父さまと話してる
黒き瞳の君を見る

オカリナの音が遠くに響き
君の胸に共鳴する
ああ どうしてそのように
寂しそうな顔をしているのか

風のような君
波のような君
星のような君

愁いに濡れるその顔に
僕のこころを捧げたい
君へと続くこの坂を
愛を奏でて歩きたい

No.56 - 2023/09/10(Sun) 00:09:55

Re: 乙女峠の教会 / 富士伊真夜
こんにちは。架空の場所でしょうが
よく書けていて、私が読んでも
これはこれで完結していて、言いたいことも
伝わって来ますし、良いと思いました。
個人的に、私もこのような、ぼくの存在が
欲しいです。脱線しました。ごめんなさい。

No.60 - 2023/09/10(Sun) 06:52:53

Re: 乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
富士伊真夜様

コメントありがとうございます。
乙女峠マリア聖堂は島根県津和野町に実在します。小さな教会ですが、神父さまもおられます。雰囲気のあるよい所ですよ。

No.62 - 2023/09/10(Sun) 07:26:53

Re: 乙女峠の教会 / 齋藤純二
君が待つ、待ち合わせ場所は乙女峠の教会なんですね。
「乙女峠の教会」をググってみました。
細く緑の茂る先にあるとっても可愛い教会でした。
歴史的な意味をもつ教会のようですが、
恋人たちの古里として地元では、
おしゃれな待ち合わせ場所になっているのでしょう。
その雰囲気が作品からも表現されていて、
拝読していまして「純」な気分で恋の行方を想像でき
楽しませていただきました。
寂しそうな君を微笑ませたいですね❗️

No.63 - 2023/09/10(Sun) 09:54:03

Re: 乙女峠の教会 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

コメントありがとうごさいました。
とても温かな感想を頂いて嬉しく思いました。
また、投稿したいと思います。

No.64 - 2023/09/10(Sun) 12:27:49
冷血 / 鯖詰缶太郎
鳥は
あたたかさを求めて
南に飛んでいくのに

人は
なぜ、北に逃げていくのだろう

罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

愛が
凍え死んでしまえば
なにも
怖くなくなることを
雪は知っている

知っているが
ことさら
声高に言う事でもないから
ただ、しんしんと降る

まれに
白い犬が
気づいてしまうが
子犬たちに
伝える事でもないから
ひきつづき
乳をあたえている

つかめなかった
あたたかさは
つめたい
なにかで
埋まるのでしょうか?

嘘をつき続けた
暗い誠実さは
唯一
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
ついに
痛みを感じなくなるのでしょうか?

この雪が
紅く染まるまで
僕は
ここでカラスと和解する事を望む
かかしのように
呆けていようか



追伸
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この詩はある投稿サイトで落選したものなのですがどう推敲すれば誰が見ても、納得するような詩になるのでしょうかとご教授願いたいのです。
あまりこういう事を聞ける機会がないのでチャンスだなと思い、投稿しました。
この掲示板の主旨にそぐわないようでしたら簡単な感想だけでも、ありがたいです。
すいません。よろしくお願いいたします。

No.52 - 2023/09/09(Sat) 20:12:38

Re: 冷血 / 齋藤純二
こんな感じで私なら推敲しますかね。
ブラッシングすれば伝わりやすくなりますかね。

⚪︎「僕」より「私」とした方が作品にマッチしているでしょう

⚪︎一連「北に」「いくのに」で「に」の接続語が被りリズムが悪いので
「北へ」と「へ」を使用。以後、「へ」を。

⚪︎まだ北へ行っていない設定(もしくは行く途中)だったのが
「この雪が」と、いつの間にか北の地になっているのでそのへんを調整

⚪︎白い犬、のところをブラッシング
(前後の連を「〜でしょうか」にして北へ行く前(途中)の想像話に統一



冷血


鳥は
希望を求め
南へ飛んでいく

私は
罪を凍結するため
北へ逃げていく

雪は知っている
愛が凍え死んでしまえば
心に何も映らなくなり
怖くなくなると

雪はしんしんと
ただ私を見るのでしょうか

軒下の白い犬が
私に気づいてしまうが
やはりただ私を見るのでしょうか

嘘をつき続けた暗い誠実さ
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
痛みから逃れられるのでしょうか

罪で熱した私はかかしになり
雪が紅く染まるまで
突くカラスと和解を望んで……

私は北へ逃げていく

No.53 - 2023/09/09(Sat) 22:11:34

Re: 冷血 / 滝本政博
あまり添削はしたくないのですが、今回はやってみます。
元の詩より随分と短くなってしまいました。



冷血


罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

愛が
凍え死んでしまえば
なにも怖くなくなるのだろうか

ただ、しんしんと降る雪は
知っているのだろうか

つかめなかった
あたたかさは
つめたいなにかで
埋まるのでしょうか

嘘をつき続けた
暗い誠実さが降り積る

心から愛したあなたを
葬ってしまえば
痛みを感じなくなるのでしょうか

この雪が
紅く染まるまで
僕は
かかしのように
呆けていよう

No.54 - 2023/09/09(Sat) 22:39:20

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
滝本様

齋藤さんへの返事はあとでしっかりします。するのだけれど

ずるいよ、滝本さん。

嘘をつき続けた
暗い誠実さが降り積もる

俺、中原中也は好きっちゃあ好きだけど、手本にしたり、陶酔してるのは北村太郎氏なんですよ。

あなたの詩はぶっきらぼうに隠されたロマンチックが止まらないのですか?

そもそも僕が北村越えをひそかにふつふつと妄想し考えてたのに!!

泣きながら酒、呑んでます。
北村さん、俺、今夜もあなたを越えられなかったよ、と。

でも、あれだ。
たぶん、朝起きて、この文面見て俺は後悔するのだろうな。

ああ、俺はいつまでたっても
酒乱のボンクラなのだろうと。

滝本さん、正解です。(添削。カッコいい。)

No.57 - 2023/09/10(Sun) 00:26:56

Re: 冷血 / 妻咲邦香
倒置をしてみるというのも手だと思います。内容は特に変えなくてもそれだけでちょっと引き締まるような気がします。疑問系も後半少し整理してみました。あくまで一例ですが。



人は
なぜ、北に逃げていくのだろう

鳥は
あたたかさを求めて
南に飛んでいくのに

愛が
凍え死んでしまえば
なにも
怖くなくなることを
雪は知っている

知っているが
ことさら
声高に言う事でもないから
ただ、しんしんと降る

罪は
凍結すれば
心に映らなくなるのだろうか

まれに
白い犬が
気づいてしまう
だけど子犬たちに
伝える事でもないから
ひきつづき
乳をあたえている

嘘をつき続けた
暗い誠実さは
唯一
心から愛したあなたを
葬ってしまえば
ついに
痛みを感じなくなるのでしょうか?

つかめなかった
あたたかさが
つめたい
なにかで
埋まる

この雪が
紅く染まるまで
かかしのように
呆けていようか

僕は
ここでカラスと和解する事を望む

No.58 - 2023/09/10(Sun) 01:06:21

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
妻咲様

こんばんわ。
はじめまして。
別のサイトで一度だけ、妻咲さんとは知らずにコメントした事があります。(名前を伏せていらっしゃいましたのでわからず)

なんかえらいもんみちまったと驚愕しました。
(ちなみに別のサイトに掲載されてる、猪木の詩、すごく好きなのですがコメント力が低いので控えさせていただきました。ああいった詩、僕、大好きです。)

配置を変えてみる。

まさか、それだけでこの詩が。

と、いいますか、最近、妻咲さんが入選された詩の投稿サイトに落選したやつですよ。
(ほにゃらら現代詩人会に落選しました。)

まさか、こんな形で入選者に直接アドバイスをもらえるとは思いませんでした。

不思議なものです。

こういう事もあるので
ポエムキッズ
もしくは
ポエムスチューデント

もしくは
ポエムプレジデント。

ここに来れば楽しい出逢いがあるかもよ❤️

No.59 - 2023/09/10(Sun) 01:29:39

Re: 冷血 / 鯖詰缶太郎
齋藤様

こんにちは。
週末、すっかり呑んだくれてしまい、
気がつけば、近所のラーメン屋で味噌ラーメンを食べていました。

一升瓶 うつした こころ
吐血する きずつきながら
きずつけながら

ノートに殴り書きしてありました。
何を言っているんだと、口先だけ歪めて笑ってしまいました。

しばらく、飲酒はやめておこうと思いました。

なおしていただいた詩を何度も読み返しました。

詩の推敲というのを、もっといろいろな角度で考えてみなければな、と思いました。

推敲力というよりは、詩にかける集中力、想像力が足りないと反省しております。

No.70 - 2023/09/12(Tue) 14:47:26
何もない / めくろり
僕の日記は止まったままだ
何もない
何もないから
何もかけない
そんな日があったっていいんだと思う
ぎしぎしに傷んだ髪と
水あかまみれの風呂が
僕をおかえりと迎える
買っておいたはずのプリンが消えても
僕は驚かない
どうせもう一人の私が食べたのだろうと思う
こんな日記をかいたらどうだろうか
妄想ぐらい華やかにできないのかと
何もない人が言った
僕の日記は止まったままだ

No.46 - 2023/09/09(Sat) 17:00:02

Re: 何もない / 滝本政博
ひとつの詩の中で、僕と、私と、何もない人がいる。
意識的にそう書いているのだと思うが、その発想はよいと感じた。
この路線でもう少し展開できれば、さらによかった。

No.47 - 2023/09/09(Sat) 17:49:20

Re: 何もない / 齋藤純二
「なにもない、なにも書けない」と、いつつ
もう一人の私が買ってあったプリン🍮を食べても
「驚かないよ」と、ちょっとしたイベントがあり
それを妄想としてまとめたものが書けているというのが
とってもユニークでした。
止まったままと思われる日記が
大きく動き出す楽しいことが起きるといいですね。
ぜひ、華やかな妄想の詩作もチャレンジしてみてください❗️

No.48 - 2023/09/09(Sat) 19:24:51

Re: 何もない / めくろり
滝本さま 齋藤さま
ご感想ありがとうございました。詩を初めて投稿したので不安でしたが、温かいお言葉をいただけて嬉しいです。
アドバイスもいただきありがとうございます。

No.65 - 2023/09/10(Sun) 16:43:31
いつも ありがとう / ナカハラリンタロウ
東京のおかあさんが
土橋の事を
悪く言う

宵町食堂に客は僕 ひとり

東京のおとうさんは
今日も寡黙に
奥の厨房で
しょうが焼きを焼いている

僕は土橋に借りた
三万円分くらいは

「あいつもあれはあれで
いいとこ、あるんっすよ。」

と言うことにした

No.35 - 2023/09/09(Sat) 04:59:40

Re: いつも ありがとう / 滝本政博
東京のおとうさん、おかあさんは、宵町食堂のご主人とおかみさんですね。あと、登場人物は、僕と土橋。
短い詩ですが、その関係性が過不足なく描かれ、いろいろと想像させられます。

No.41 - 2023/09/09(Sat) 12:29:16

Re: いつも ありがとう / 齋藤純二
いつも立ち寄るお店なのですね。
東京へ越してきて、
こちらの食堂での夕ご飯のひとときは、家庭を感じるのでしょう。
そのような行きつけがあるというのは、嬉しいことですね。
土橋という人物はお金も貸してくれる親しい方で、
そりゃ自分から悪口は言えない場面が上手く描かれているなあ。
大事にしたい「いつもありがとう」の宵町食堂、いいね👍
なんだかしょうが焼きが食べたくなりました❗️

私もひとり暮らしの時、
よく行くお店があったのですが、
何気にご飯の盛りを少し多くしてくれて、
いつもありがとう、という気持ちがありましたね。
そんなこと思い出して拝読させていただきました。
ご投稿をありがとうございます😊

No.42 - 2023/09/09(Sat) 12:48:23

Re: いつも ありがとう / 秋冬
 「悪口は言われている人が主役で、言っている人は脇役」というようなことを寺山修司が言っていますが、この場に居ない土橋の存在感がとても効いていますね。

 おかあさんの悪口、噂話はいつものことで、土橋が気になるから悪口を言っているであろう優しさを感じます。そして、聞こえないふりして何も言わないおとうさんも優しい。おかあさんに忖度して「その通りっす」と同調しても問題ないのに、お金を借りていることを気にかけてフォローすると決めた僕も優しい。おかあさんから悪口を言われるけれど、友達にお金を貸してあげる土橋も優しい。みんな優しいから、この詩全体がとても優しいのだと思います。

 僕の言葉を聞いて、おかあさんは「あんたは何も分かっていない」と言うのか、「まぁ、根っからの悪人でもないんだけどね」と言うのか……。つづきが気になります。が、あとは読者の想像にお任せします、という終わり方も、なかなか上手いなぁと思いました。

No.43 - 2023/09/09(Sat) 13:14:35

Re: いつも ありがとう / ナカハラリンタロウ
齋藤様

読んでいただきありがとうございます。
しょうが焼きを食べたくなった。

その一言だけでこの詩は成功したのだと思ってしまいます。
定食屋のたまらない香りを表現出来たのであれば成功だな、と思いながら書きました。

詩を本格的に書き始め、こういった詩の投稿サイトに書き始めたのは去年の暮れ。

年末年始の休みをもらい、酒ばかり呑んでいたところ、ふと、岡本太郎の言葉を思いだし、詩を投稿しました。

MY DEARにもお世話になっております。
すいません。ほんのいたづら心で普段つかわない名前をつかいました。

いつもお世話になっております。
鯖詰缶太郎です。
本格的に詩作に励む歴、約9ヶ月。
投稿歴、約9ヶ月。

一年も経っていない初心者です。

これを機会にいろいろアドバイスなど欲しいのですがよろしいでしょうか?

僕はもともと友人は少ないので切磋琢磨する友人というか文学の友と呼べる人がおらず、独りよがりで創作をしております。

あつかましく感じるとは思うのですがささやかな相談を年内していきたい(初心者マークがとれるまでの間ですが)と思っております。

そういう主旨ではないんだよ、というのであれば言ってください。
あつかましく感じるかもしれませんので。

長々とすいません。
今後とも、よろしくお願いいたします。

No.49 - 2023/09/09(Sat) 19:36:11

Re: いつも ありがとう / ナカハラリンタロウ
滝本様

こんばんわ。

というわけで鯖詰缶太郎と申します。
名前だけでも覚えていただけたなら幸いです。

ツイッターの文字数制限とにらめっこしながら詩を書くと、短くなっていきますね。

今回の場合、文字数制限がないので少しだけ長いっちゃあ長いのですが確かに短いですね。

読んでいただきましてありがとうございます。

No.50 - 2023/09/09(Sat) 19:47:09

Re: いつも ありがとう / ナカハラリンタロウ
秋冬様

こんばんわ。
はじめまして。
鯖詰缶太郎と申します。

いつも使っているペンネームです。
すいません。
誰も得しないいたずら心で。

この詩を読んで「優しい」という印象を持っていただけたというのは僕には新鮮に感じました。

僕は全体的にのんきではあるけれど、わりと打算的な人間関係という風にこの光景がうつるので、読む人の心理状況といいますか、そういったもので読み方は変わるのだな、と思いました。

詩を読んでいただきありがとうございました。

No.51 - 2023/09/09(Sat) 19:55:40

Re: いつも ありがとう / 齋藤純二
鯖詰缶太郎さん

詩歴九ヶ月ですか!?
めちゃ書けているので驚きですよ🫢

アジアンカンフーゼネレーション→アジカン(文学系ロック)
サバヅメカンタロウ→サバカン(純文学的ポエム)

略してサバカンさん
勝手に略すな、ですね💢

当面、よろしかったこちらの掲示板をご利用なさってください。

No.55 - 2023/09/09(Sat) 22:41:45
朧夜の… / 上田一眞(じょうでんかずま)
朧夜の月影に
映える君の黒髪が美しい

松の木股に差し込んで
ちょっとおどけた顔の君
朧月に照らされた
その笑顔が好きだから
僕の眼カメラに収めよう

こころの灯(あかし)に照らされた
君のところへと続く道
一人静の花を持ち
ひと筆書いて届けよう


 僕は君に恋してる


朧夜の夜風に揺れるこの想い
君にとっておいたものだから
誰かに見つかってしまわぬように
そっとそっと
伝えよう
そっとそっと
届けよう

No.34 - 2023/09/09(Sat) 00:29:46

Re: 朧夜の… / 齋藤純二
君のことがとても好きで
「そっとそっと伝えよう、届けよう」と
相手をとても大事にしたい気持ちが描かれ
雰囲気が出ていましてじわっときますね❗️

「僕の眼カメラ」、しっかりと心に焼き付きそうな表現です。
君に「一人静の花」の贈り物はめちゃ可愛くて素敵っ😄

そっと伝えたいという気持ちを
月にじっと見られない朧夜というシュチュレーションが
なかなかグットな構成の作品で見事でした❗️

No.40 - 2023/09/09(Sat) 12:21:47

Re: 朧夜の… / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

齋藤様のリクエストにお応えすべく投稿しました。恋愛詩は最も書きたい分野ですが、余り得意ではありません。好意的なコメントを頂き、励みになります。

No.45 - 2023/09/09(Sat) 14:12:15
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