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★ ほたる / 異邦人
   暗闇に用水の流れる音が聞こえる
   ほたるが光点を見せた
   太陽の黒点のように鮮やかだった
   闇の中に緑点が交差する
   空間に沸点と氷点を見た
   時間に暗点と点睛が点滅する
   ほたるが気球になって空にのぼっていった
   池に小さな星が映っていた   

No.2376 - 2025/07/19(Sat) 00:52:35

☆ Re: ほたる / 荻座利守
美しい詩ですね。
暗闇に用水に点る蛍の光点を、太陽の黒点に喩えたのは、逆転の発想で新鮮です。
また、「空間に沸点と氷点を見た」という表現も、とても繊細で巧みだと感じました。
そして末尾の、「ほたるが気球になって空にのぼっていった/池に小さな星が映っていた」というところも、どこか切なさを秘めた美しさを感じさせます。
全体的に卓越した描写の美しい詩だと思います。

No.2384 - 2025/07/20(Sun) 09:28:06
★ 在る夏の妄想 / まようねこ
いつのまにか私は、帰り道を一人で歩いていた。

後ろの方で聞こえる、明るい笑い声は、
もともと私の隣にあった。

大切なものを置いてきたような気がした。

(例えば今ここで、
通り魔とかいう恐ろしい存在に
私の命が、仕方なく脅かされたなら、
もしくは捨てられてしまったなら、
あの子はいったいどんな顔で、何を見るのだろうか。)

明るい笑い声を知らず知らず通り過ぎて、
軽々しくこんな妄想をする私を、

誰か、狂って居る、と言ってくれないか。

No.2375 - 2025/07/18(Fri) 14:56:58

☆ Re: 在る夏の妄想 / 荻座利守
なんとなくですが、この詩を拝読して、中原中也の詩を連想しました(詩のタイプは異なるのですが)。
括弧の中の妄想の部分が、「あの子はいったいどんな顔で、何を見るのだろうか。」という表現で終えているところが独特で、秀逸だと感じました。
そしてなんと言っても、末尾の「誰か、狂って居る、と言ってくれないか。」というところ。これは多少の差はあれ、詩人なら誰もが抱えている感覚なのではないかと、そんな気がしました。
とても印象的な作品です。

No.2378 - 2025/07/19(Sat) 08:58:36
★ 「いつのひか」 / 万年 草
いつの日か
みんなが仲良くなるように
みんなが幸せになるように

心おだやかに
心やさしく

毎日を
楽しく
笑顔で

誰もが
生きて行けたなら

争いなんて
起きないでしょう

傷つけ
傷つき
悲しむことも
ないでしょう

愛する心が
あったなら
慈しむ気持ちを
持てたなら

きっと
きっと
誰もが幸せに
なれるでしょう

No.2372 - 2025/07/16(Wed) 10:56:52

☆ Re: 「いつのひか」 / 荻座利守
他者を慈しむ心を育むためには、心穏やかでなければなりませんね。
いつの日か、誰もがそのような心を持てるとき、そして、悲しい争いがなくなるときが、この世界に訪れることを願っています。
そんな願いの詩なのですね。

No.2373 - 2025/07/16(Wed) 19:43:51

☆ Re: 「いつのひか」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね。いつの日か
世界から争いごとがなくなりますように、
心から願っております。

No.2374 - 2025/07/17(Thu) 14:30:50
★ 「未来は明るい」 / 万年 草
世界のみんなが
あたたかな
愛の力で
つながって

仲よくなれば
未来はきっと
明るくなるよ


世界のだれもが
きよらかな
愛の力で
守られて

やさしくなれば
未来は必ず
明るいはずさ


未来は明るく
輝いて
僕らを平和に
導くよ

愛する力が
ある限り
僕らの未来は
輝いて

明るく世界を
照らすのさ

No.2369 - 2025/07/15(Tue) 15:57:54

☆ Re: 「未来は明るい」 / 齋藤純二
世界の誰もが、
自分もそういう者へ、
そんな未来を想像しながら拝読いたしました。

No.2370 - 2025/07/16(Wed) 07:27:14

☆ Re: 「未来は明るい」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
明るい未来を信じて、
生きてゆきましょう!

No.2371 - 2025/07/16(Wed) 10:52:33
★ 旋律の続きを / mei
コップの中の水の傾け
氷がぶつかり音を鳴らす

白い壁にコップを晒すと
そこに光が存在したことを
視覚的に証明してくれた

時計は時間を進め
時間はスマホのプレイリストを
次へと進める
突然流れる懐かしくて
美しいピアノ旋律に耳を傾け
誘われるように窓際へ

今日の空はより一層青く
街を覆うように
さらに
さらに
大きくなっていく入道雲に声が漏れる

入道雲の下では
少年たちが公園で遊んでいる
懐かしさと夏らしさを
胸いっぱいに抱えて

今年も夏が来たことを改めて実感する

ところで蝉はまだ鳴かず
どこへ行ったのやら

コップの中の氷は溶けてなくなり
ピアノの旋律は終わりを迎えた

No.2365 - 2025/07/12(Sat) 17:09:26

☆ Re: 旋律の続きを / 齋藤純二
ここで言う時計は氷が溶けて奏でる音、
その時間の中でまた夏が来たことを感じている。
素敵な時間が流れていますね。
そしてこの旋律の続きが夏を楽しませてくれるでしょう。
(暑いのでとうぶん氷のある生活で聞こえてくる〜)

No.2366 - 2025/07/13(Sun) 00:36:24
★ 大丈夫 / mei
太陽の光が
月を反射してまで
僕たちに伝えたいように

時代を越えてまで
ゴッホは絵を描き続け
僕たちに訴えかけているように

井の中の蛙も
夢をみて
光のない
深海まで潜るように

犯罪者が
誰かを不幸にするくらいに
また誰かを幸せにしたいように

孤独という事実の裏に
きっと温かさもあるはずだから。

だから僕たちは
一人じゃない。

だから
大丈夫なんだ。

No.2364 - 2025/07/12(Sat) 17:05:28

☆ Re: 大丈夫 / 荻座利守
希望の詩ですね。
1連目から4連目の比喩が秀逸だと感じました。
個人的には、その中でも特に、「時代を越えてまで/ゴッホは絵を描き続け/僕たちに訴えかけているように」というところが印象的でした。
時代を超えて他者に訴えかけるということは、絵に限らず詩にも言えることだと思います。
そして、「孤独という事実の裏に/きっと温かさもあるはずだから。」という表現が、希望のあり様を上手く表していると感じました。
前向きに生きる勇気をもらえる、とてもいい作品だと思います。

No.2368 - 2025/07/13(Sun) 09:24:11
★ 幽閉 / 異邦人
   雲の上に古城がある
   私は島のような山頂に立っていた
   古城の鉄格子の窓から囚人がこちらをのぞいている
   私はリュックを下ろし雲に座った
   風で雲が次第に晴れてゆく
   古城が私から遠のいていった
   私は舟に乗っているようだった
   囚人が何か叫んでいた
   古城の背景に青い空があった
   私の足元は山に隠れやがて私の姿も消えていった
   渡り鳥が黒い点になって古城の上に浮かんでいた
   列車の最後尾から遠ざかっていく風景を見ているようだった
   私の体は空缶になった
   空缶は列車からほうり出されレールの坂道を落ちていった
   

No.2362 - 2025/07/12(Sat) 00:45:15

☆ Re: 幽閉 / 齋藤純二
私は空き缶、ほうり出され転がって落ちた。
中身はすでに古城、囚人という名の社会に飲み干されてしまい、
その閉じ込められていた世界からもお払い箱、
さあこの先、どこでどうやって生きていけばいいんだ、
なんて思いながら青い空を見つめているんだろうなあ、
と作品から風景を目に浮かばせながら拝読していました。

No.2367 - 2025/07/13(Sun) 01:03:40
★ アンブレラ / 拒否柴
私は犬

そろそろ

写真の通りの

クローン仲間が欲しいです

クローンだらけで

楽できるかも

No.2359 - 2025/07/11(Fri) 10:25:26

☆ Re: アンブレラ / 拒否柴
この詩は勿論フィクションです<m(__)m>
No.2360 - 2025/07/11(Fri) 12:12:03

☆ Re: アンブレラ / 齋藤純二
パーマンでいうコピーロボットって感じですね。
わたしもめちゃ欲しいです!
アンブレラは反射、転写の意ですかね。

No.2361 - 2025/07/11(Fri) 15:35:50

☆ Re: アンブレラ / 拒否柴
返信有難うございます・・

ほんま コピーロボット希望です<m(__)m>

No.2363 - 2025/07/12(Sat) 16:58:06
★ 「エール」 / 万年 草
どんなに今が
苦しかろうと
絶対に
あきらめてはならぬ

今この時を
乗り越えれば
そのうちきっと
なんとかなる

大丈夫
大丈夫

何があっても
前向きに
捉えて
明るく
生きてゆく

長くてつらい
夜が明ければ
やがて明るい
朝になる

冷たく激しい
雨もまた
いつかは上がって
虹になる

がんばろう
がんばろう
人生まだまだ
生きるだけの
価値があるのだから

No.2356 - 2025/07/09(Wed) 16:08:22

☆ Re: 「エール」 / 荻座利守
明るい朝日のもとに在ること。
雨上がりの空に架かる虹を眺めること。
それだけでも、人生には生きるだけの価値がある。
そんなふうに思うこともあります。
そのことを思い出させてくれる詩ですね。

No.2357 - 2025/07/10(Thu) 07:41:53

☆ Re: 「エール」 / 万年 草
荻座様、
ご感想、ありがとういございます。
そうですね、いつの日も
生きる価値がると思って、
生きてゆきたいですよね。

No.2358 - 2025/07/10(Thu) 14:21:54
★ 旅の終わりに / 異邦人
   風を追ってつくしの胞子がやってきた
   海面に落ちもせず上へ下へ飛んできた
   島に朝顔が咲いている
   ひまわりが首をかしげて立っていた
   わたしの庭につくしの胞子が降り立った
   子どものてのひらに乗っている
   命をひらいて見つめていた
   子どものえくぼにほほえんだ
   病床の私の目にも美しい

No.2352 - 2025/07/05(Sat) 02:57:56

☆ Re: 旅の終わりに / 齋藤純二
風に乗ってではなく、風を追って、
と主観的な思いの入った表現で、つくしの胞子を通して
景色や歓びが見られる作品でよかったです。

No.2355 - 2025/07/05(Sat) 21:46:24
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