・どんよりとした心の奥底の不快感、一昔であれば呑み込まれ、足掻いていた。 ・今、ぼんやりとした不安、の奥底に座って、自分を見ている。 ・理由なき不安の根底にあるものとは何か、過去か、未来への不安か、今、現実の恐怖か。 ・何れも違う、そのようなことに対する葛藤、克己はずいぶん前のこと、成長の記録でもある。 ・では、この得体のしれない不安の正体は何か、世界で起こっている全体主義者の暴走、戦争、飢餓、格差、貧困、これは正常の反応ながら、ここではない。何故なら私は偽善者だからだ。 ・今、森の中で深呼吸をする、周囲から聴こえる小鳥のさえずり、かすかに感じる風、植物と土壌の匂い。 ・ ・なるほど、これは理知的、論理的に解明出来ない類いの、いわゆる心の風邪かも知れない。 ・しかし、心の風邪は見えるものではない、やれセロトニン不足、やれストレス過多、魔法の鏡=AIなら、さぞかし慰めてくれる内容。 ・違う、そうではない、そこを原因としてしまうと、蟻地獄の蟻、心の病にひたすら増薬する精神科医と製薬会社、金も心も吸い付くされてしまう。 ・このような時に、哲学は直に解答を与えてくれる、直観でも3つ浮かぶが、今はそうしない、何故なら根本改善にはならないからだ。 ・結局、この漠然とした、もやもやとする不安の正体とは、私自身にあり、私の存在意義として、今、ここで、心を暗くしているのだ。 ・ ・私は心の奥底に座り、ただ、心から発する苦しみを見つめている。 ・私は、私自身には勝利してきた、故に今の私がある。 ・ということは、私自身が負かしてきた私の断片たちが、勝者たる私に恨みの声を上げているのか。 ・古傷が雨の夜に、やたら痛みだすような感覚、この断片たちが膨れ上がって人間は心の病にかかるかも知れない。 ・原点に戻れば、私は戦う人である、敵がいるほど、強ければ強いほど、謀略を繰り返して無力化し、それを楽しいと感じる人間だ。 ・私はお人好しの善人だろうか、否。 ・結論を言えば、私自身に起因する心の不安は、消しようがない。一生、続くかも知れないこの苦しみを、背負って行き続けるしかないのだ。 ・ ・私は再び、森の中で深呼吸をする、深く息を吐き、ゆっくりと息を吸う、今、ここにいる。 ・ここは墓場か、違う、ここは地獄か、少し違う、ここが居場所だ、全てひっくるめて自分である。 ・ならば、いつもの通りにすればよい、じたばたと、恥も外見もなく、ひたすら足掻いてやる。 ・ようやく、私らしい笑顔が戻ってきた、反骨、権威が嫌い、嘯くような不敵な表情。 ・どうであれ最後まで戦う、これはご先祖様、代々の連なりであり、今、ここが最後でない限り、私は戦う人である。
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No.2229 - 2025/05/31(Sat) 07:29:29
| ☆ Re: 処方箋、漠然とした不安、或いは断片に関して / 齋藤純二  | | | 静かなところでひとりになると こちらの作品で書かれているような「自分」の深淵を覗いてしまいますね。
・私は、私自身に勝利してきた、故に今の私がある。
そして、負かしてきた私が恨みの声を上げているのか、とあり 自身へ肯定するにしても、否定するにしても苦しみが続くが これらをひっくるめて自分であることの気づき、 何か吹っ切れたように最後まで戦っていく人、と結んだ流れに とても共感を得た作品でした。
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No.2232 - 2025/05/31(Sat) 13:51:52 |
| ☆ Re: 処方箋、漠然とした不安、或いは断片に関して / aristotles200  | | | 齋藤純二様 ご感想、ありがとうございます。 とても深く読み込んでいただき感謝いたします。 内容に関しては、得体のしれない、心の不安に対する葛藤を詩にしました。 「自分」の深淵、とのご指摘の通り、そのまんまを言葉にしています。 詩にすることによって、自分自身を救いたい、という詩です。 共感をしていただいたこと、嬉しいです。
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No.2233 - 2025/05/31(Sat) 14:46:53 |
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