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★ 虚実 / ぴょんたろー
きみがこっちを向くまで
それは真実だった
きみがいなければ
ぼくはまだ
真実のままでいられた
精一杯の背伸びもカバンの中の鏡も
ぜんぶ 本当だった
きみに目を奪われた瞬間
何かがずれた
ちっぽけなぼくが
音もなくひび割れる
嘘は何も語らない
ぼくはもう何も語れない

No.3608 - 2026/05/04(Mon) 21:52:06

☆ Re: 虚実 / 荻座利守
誰かとの出逢いが、自己欺瞞によって築かれた虚構の自分を打ち壊したのでしょうか。
「ちっぽけなぼくが
音もなくひび割れる」という表現が、その衝撃をうまく表しています。
そしてその後の「嘘は何も語らない/ぼくはもう何も語れない」というところに、どこか自分の空虚さを素直に認めている様子が窺えて、とてもリアリティがあります。
多くの人が共感する作品だと思います。

No.3613 - 2026/05/05(Tue) 09:22:53
★ (No Subject) / 幻。
私は視た。
何を視た?

私は聴いた。
何を聴いた?

それは、真理であり、恐怖であり、愛であった。
嘗ての栄光、嘗ての渇望、嘗ての探求であった。

だから私は、これからも生きる。
知る。
感じる。
表現する。

私は視る。
何を視る?

私は聴く。
何を聴く?

私はどう生きる?

No.3607 - 2026/05/04(Mon) 21:35:13

☆ Re: / 荻座利守
精神的な若さを感じさせる詩ですね。
あらゆる感覚や思考を研ぎ澄まし、この世界にどのような態度で向き合ってゆくのかを模索しているように感じました。
どこか哲学的な雰囲気の作品です。

No.3612 - 2026/05/05(Tue) 09:04:01
★ 「おばぁさんの金言」 / 万年 草
なんにもえぇこと
ないからというて
人生を簡単に
捨てなさんな

毎日
うまいおまんまが
食べられて
あったかい布団で
眠られたら
それだけでも
充分だと思わにゃぁ
罰が当たりますぞえ

それが満足に出来んでも
それでも生きてゆかにゃぁ
ならん人も世の中にゃぁ
沢山いらっしゃるでねぇ

人生えぇも悪いも
自分次第ですのじゃ
道端に咲く花を
可愛いと思うか
邪魔だと思うかで
人生良くも悪くも
なりますでねぇ

まずは今この時を
つつがなく
生かされているということを
ありがたいと思うことから
はじめてみなされ
そしたら人生きっと
えぇほうに転びますでのぅ

No.3604 - 2026/05/04(Mon) 09:12:23

☆ Re: 「おばぁさんの金言」 / 齋藤純二
母が「何かええことないかね?」と口癖になっているので、
先に私が「何かええことないかね?」と聞くと、
「わたしの真似かい!」と笑っています。
そんな何気ない日々がええことなのかな、
と思いながら拝読していました。

No.3605 - 2026/05/04(Mon) 20:38:40

☆ Re: 「おばぁさんの金言」 / 万年 草
齋藤様
ご感想ありがとうございます。
そうですね、何気ない日常にこそ
真の幸せはあるのでしょうね。

No.3611 - 2026/05/05(Tue) 08:54:58
★ (No Subject) / テレス
ゴミ箱にばらまいた
しんりしんじつ

No.3601 - 2026/05/03(Sun) 16:53:49

☆ Re: / 齋藤純二
ばら撒いた真理真実はご自身の……
No.3606 - 2026/05/04(Mon) 20:42:14
★ 春の日 / 世間知らず
 今日も朝から餌をねだる
よろけながらも

 食欲があり一安心
以前程喉を鳴らさなくなった

 骨の浮き出た背を摩る
目を細めて また夢の中へ

 命の砂時計よ
今暫く 止まれ

No.3600 - 2026/05/03(Sun) 15:42:01

☆ Re: 春の日 / 荻座利守
年老いた愛猫の様子を描いた詩ですね。
「食欲があり一安心」や「命の砂時計よ/今暫く 止まれ」というところに、飼い主の愛情が表されています。
できるだけ長生きしてほしいですね。

No.3602 - 2026/05/04(Mon) 06:43:36

☆ Re: 春の日 / 世間知らず
  萩座利守様
 再度お読み頂き有り難う御座います
 できるだけ長く、側に居て欲しいとの、願いを込めました。

No.3603 - 2026/05/04(Mon) 09:11:46
★ 湯気の随に / 虹乃 衣里絵
コーヒーカップから
漂う湯気の随に
疲れた自分を労い
口に含むは ご褒美の
熱い 熱いセピア色
夕闇に溶けてゆく

No.3596 - 2026/05/02(Sat) 22:07:43

☆ Re: 湯気の随に / 荻座利守
1日の仕事を終えて、ホッとする瞬間を描いた詩ですね。
熱いコーヒーをセピア色と表現したところが、疲労の内に浮かび上がる思い出の景色を想像させて、美しいと思います。

No.3598 - 2026/05/03(Sun) 11:00:53

☆ Re: 湯気の随に / 齋藤純二
ほっと一息感が描写からとてもきれいに伝わってきますね。
お疲れさま。

No.3599 - 2026/05/03(Sun) 11:02:55
★ さぁ生きよう、言葉とともに / 千留千鶴
心に残る言葉のこと
心は言葉で傷ついた
傷ついた心を癒す言葉が、たくさんあるはず
私を癒す、心に残る言葉を思い出そうとしたんだ

見つからない言葉
何処かにたくさん埋もれている
傷ついた心を癒すたくさんの言葉

あの日、あの時、私に刃を向けた言葉
私はそれらを
いつしか忘れるだろうか
確かに、記憶はだんだん遠のいている
それで、きっといいのだろう

きっと癒やしてくれた言葉が、何処かにたくさん埋もれているんだ
探さなくてもきっと
探せないのはきっと
体がきちんと反応するから

もしかしてそれ
自信かな…
でも…もしかしたらそれは…
心配しなくても大丈夫だから
だから、

さぁ生きよう、言葉とともに!

No.3591 - 2026/05/02(Sat) 18:28:06

☆ Re: さぁ生きよう、言葉とともに / 荻座利守
言葉は人を傷つけ、また、人を癒すこともあります。
様々な言葉の海を航ることが、人が生きるということなのかもしれません。
末尾の「さぁ生きよう、言葉とともに!」という一行に、そんな航海への勇気を感じました。

No.3595 - 2026/05/02(Sat) 21:30:26

☆ Re: さぁ生きよう、言葉とともに / 千留千鶴
「言葉の海を航ることが、人が生きるということ」かもしれない。
とは、私は思いもよらず
言葉の波に飲み込まれないように、自身の舵取りも必要かもしれないと感じました。
感想をお聞かせいただき、ありがとうございました。

No.3597 - 2026/05/03(Sun) 09:24:46
★ 老い / したたかさん
可憐な声を聴いては
舞い上がり
凛とした姿を見つけては
追いかける日々
同じ場所にいるだけで華やぎ
鼓動が早まる
紙にしたためた言葉は踊り
想い届けるその瞬間を
何度も夢想した
河原で自生する
茶色くくすんだ白撫子

とおくで雉が
声を枯らして鳴いている

No.3587 - 2026/05/02(Sat) 14:58:23

☆ Re: 老い / 荻座利守
片思いの心情を描いた詩のようですが、タイトルから推測すると、過去の思い出を描いたのでしょうか。
「茶色くくすんだ白撫子」や「とおくで雉が/声を枯らして鳴いている」といった表現がそのことを表しているようにも思えます。
また、「紙にしたためた言葉は踊り」という表現が恋心の新鮮さをうまく表していていいですね。
どこか仄かな切なさを感じさせる作品です。

No.3590 - 2026/05/02(Sat) 17:52:53

☆ Re: 老い / したたかさん
ありがとうございます。
4月から詩を作りはじめて、楽しくて趣味になっています。
たまにこちらに伺って投稿しに来たいと思っています。またお世話になるかもしれません。よろしくお願いします。

No.3594 - 2026/05/02(Sat) 19:57:45
★ タイトル 誰のため / 世間知らず
猫さんの命は、可愛がるため
牛さんの命は、食べるため
戦禍のあの子の命は、・・・

No.3586 - 2026/05/02(Sat) 11:52:19

☆ Re: タイトル 誰のため / 荻座利守
戦禍で亡くなった子どもは、一体何のために死んだのか。
数え切れない人々が胸に抱えた問いなのでしょう。
安易に答えの出ない問い、あるいは安易に答えを出してはならない問いなのかもしれません。
世界から戦渦がなくならない限り、問い続けなければならないことであり、そう問い続けることが、亡くなった小さな命への供養であるような気がします。

No.3589 - 2026/05/02(Sat) 16:34:13

☆ Re: タイトル 誰のため / 世間知らず
萩座利守様
               
 先ずは、お読み頂き有り難う御座います。何度か書き直して、投稿した甲斐がありました。

No.3592 - 2026/05/02(Sat) 19:39:59
★ 少年 / UNDER
灰色の空の下で、風に吹かれた木がいきいきとした若葉を揺らし、青臭いにおいを漂わせる時、飛んできた一匹の蛾を殺したからって、土で出来た手で掴まれ放尿、赤子が破裂したようなザクロの実を食わされてから上級生が怖くて、それからはピアノの下、舌が焼けるような酸っぱい思いを胸に、手垢がこびりついた漫画を読みながら肛門直前まで糞を溜め込み、我慢ができなくなってトイレに行ったら便器は血まみれ、学童職員に伝えに行こうとした時にはもう漏れていて、宙吊りの孤独、酸っぱさの記憶、どうすることもできなくて、ただ尻に糞を溜め、給食の食べかすが挟まった歯をギシギシと噛み締め、野菜の甘みが溶け込んだ味噌汁のゲップを吐き出し、ただひたすらに革命と願うも、受け身な無力の民衆のように引き下がり、お母さんが迎えに来るまで血まみれの便器と一緒にいたことが懐かしいです。
No.3583 - 2026/05/02(Sat) 00:52:52

☆ Re: 少年 / 荻座利守
何やら苦しい思いでだったようですね。
排便を我慢しすぎると便秘になってしまうようですが、大丈夫でしたか?

No.3588 - 2026/05/02(Sat) 16:29:35
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