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階段 / 中学1年生

 よいしょ、よいしょ。
 この階段きついね。
 そうかしら、登りきったら、綺麗な人が待ってるわよ。
 本当かい。
 もう少しだ。
 なんだ、おまえか。
 どうしたの。
 古女房とは思わなかった。
 おやじ、母さんで我慢しとけよ。
 振り向く間もなく、蹴っ飛ばされました。
 

No.1637 - 2024/11/09(Sat) 04:47:24

Re: 階段 / 荻座利守
きつい階段を共に登ってきた古女房は、本当は大切な人。
だから、「我慢してとく」ような存在ではないのですね。
蹴っ飛ばされても仕方ないのかもしれません。

No.1638 - 2024/11/09(Sat) 06:52:43
「なんとかなるさ」 / 万年 草
いくらくよくよ
悩んでいても
人生なるようにしか
ならないのだから
今できることを
考えよう

なんとかなるさ
そのうちに
なるようになるさ
心配ないよ


どうせ人生
いいことばかりじゃ
決してないのだから
気楽にいこうよ
くよくよせずに
前向きに

なんとかなるさ
いつの日か
なるようになるさ
安心してね

No.1631 - 2024/11/06(Wed) 14:28:10

Re: 「なんとかなるさ」 / 齋藤純二
Let It Be ですね。
私もその心持ち好きです。

No.1633 - 2024/11/06(Wed) 16:51:55

Re: 「なんとかなるさ」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
ちょっと辛いことがありまして、
自分を鼓舞してみました。

No.1636 - 2024/11/07(Thu) 14:31:03
(No Subject) / 割れたリンゴ
一作削除お願いします。失礼しました。
No.1629 - 2024/11/06(Wed) 08:25:35

Re: / 齋藤純二
ご返事をありがとうございました。
「別れ」の先にご投稿いただいた方を削除いたしました。

こちらの投稿板は、
一週間で二作品投稿可能で、金曜日が締め切り日になっています。
なので、土曜日にはリセットされ新たにご投稿できます。

No.1630 - 2024/11/06(Wed) 12:26:17
夫婦 / 割れたリンゴ

 あなたが私を探しているのを知っています。

 あなたと私に言い訳など、ありません。

 そんな二人が偶然、街中で出会いました。

 失踪者の私とあなたの足が止まってしまいました。

No.1626 - 2024/11/06(Wed) 06:02:30

Re: 夫婦 / 齋藤純二
なかなか他者が踏み込めない感じの作品となっていますが、
お互いが幸せな道を歩めるようになるといいですね。

No.1635 - 2024/11/06(Wed) 17:48:57
別れ / 割れたリンゴ

 雨が降っています。

 靴音が聞こえました。

 向かい合うカッパが窓ガラスに、
 映っています。

 店先に背中合わせの人形がありました。

No.1625 - 2024/11/06(Wed) 01:25:16

Re: 別れ / 齋藤純二
雨の街を歩いていたのでしょうか。
カッパはガラスでご自身で向き合う様子になり
孤独な感じが伝わってきます。
(雨ガッパ姿なのか、自身を比喩しているのか、
カッパなのかは分かりませんでしたが)
さらに店先の人形は背中合わせ、
違う方向を見ている感じが切なく伝わってきました。

No.1634 - 2024/11/06(Wed) 17:22:46
/ 忍者


 捨てられて、別れたあなたに、

 素知らぬ顔で、いる、

   私が好きです。

No.1622 - 2024/11/05(Tue) 21:18:53

Re: 私 / 齋藤純二
男の意地なのか、女の意地なのか、
そのようなものを感じましたね。

No.1627 - 2024/11/06(Wed) 06:38:15
「心が疲れてしまったら」 / 万年 草
1        2         3
心がね      心がね       人は誰でも
ちょっと疲れて  ちょっとしんどく  心の中に
しまったら    なったなら     傷を抱えて
                   生きている
ため息ついても  涙流して
いいんだよ    かまわない     みんなそんなに
甘いチョコでも  ホットミルクに   強くない
食べながら    はちみつ入れて   だから心配
お茶でも飲んで  心も体も      いらないよ
ひと息つこう   あたためよう
                   心が疲れて
心が壊れる    心が壊れる     しまったら
その前に     その前に      遠慮しないで
心が傷つく    心がつぶれる    打ち明けて
その前に     その前に
                   楽になっても
ちょっと休んで  ほっとひと息    いいからね
ゆっくりしよう  ついてみよう

No.1621 - 2024/11/05(Tue) 15:58:11

Re: 「心が疲れてしまったら」 / 荻座利守
斬新な構成の詩ですね。
交錯する思考の表れのようにも感じられます。
あるいは「休ませてあげたい」という思いが重層する様子、とも言えるかもしれません。
面白く、そして温かい作品だと思います。

No.1623 - 2024/11/05(Tue) 22:38:47

Re: 「心が疲れてしまったら」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとういございます。
自分が休みたいのかも
しれません。

No.1632 - 2024/11/06(Wed) 14:30:26
死亡者名簿 / 大人未満

 災害で亡くなられた方の名簿です。
 名前と名前の間に小さな余白が、あります。
 書かれた文字は大きく濃くあるのに、
 余白の見えない文字は、俯いているようでした。
 書かれた文字が行進してゆきます。
 雨の中、傘を持たず余白は立ったままでした。
 行進している人が最後の人となりました。
 余白が、尻尾を垂らしてついて行きます。
 間をあけて、余白のあとを追うように、
 子犬が歩いてゆくのが見えました。
 
 
 

No.1619 - 2024/11/05(Tue) 00:19:35

Re: 死亡者名簿 / 荻座利守
名簿の余白にあるのは、行方不明の方の名前でしょうか。
それともペットの名前でしょうか。
雨の中、傘を持たずに立ったままの余白の姿が、その悲しみを伝えてくるかのようです。

No.1620 - 2024/11/05(Tue) 06:13:56
渡り鳥 / 石ころ

 私の頭の上に、渡り鳥が止まっています。

 目は一点を見つめ、涙を流しています。

 彼は私の頭を強く蹴って、飛び立ちました。

No.1617 - 2024/11/04(Mon) 18:08:33

Re: 渡り鳥 / 荻座利守
「渡り鳥」は何のメタファーてしょうか。
大切な人の象徴でしょうか。
大切な理想の象徴でしょうか。
その涙はどうにもならない、どうにもできない現実への悲しみを表しているかのようです。
そんな現実の過酷さが、「私の頭を強く蹴って」という表現ににじみ出ているように感じました。
短くとも、とても悲しい詩だと思います。

No.1618 - 2024/11/04(Mon) 20:56:03
ひきこもり / 親指

 もう、支えきれないよ。
 ぼくは、消えます。
 二人とも、やめなさい。
 きょうも、海はきれいね。
 なにを呑気なことを。
 出戻り娘は強いのよ。
 みんなで釣りに出かけましょう。
 母さん、おまえが釣り上手とは知らなかった。
 兄さん、どこ?
 兄さん、海にオシッコしているよ。
 

No.1614 - 2024/11/04(Mon) 04:17:19

Re: ひきこもり / 齋藤純二
作品が十行なのに家族のキャラがよく出ています。
消える、ところから海での開放感に繋がり、
何かと問題があるのだろうが、乗り切れそうですねこの家族なら。

No.1615 - 2024/11/04(Mon) 08:35:55
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