みっつぶん わたしのぶらんこは 右の鎖がたりない なので すわると みんな傾く くちびるぎゅっとむすんで こぎだす かかとをふりあげるほど まえにつんのめるほど みつめる爪先がゆれるふれるぶれる ともだちの目が いっせいにそれる うつむくと ゆがんだくぼみ いったりきたり これからあとも ずっとさきも わたしのぶらんこは右みっつぶん たりない
でも みあげるさきはいつも まっすぐまうえのそら
|
No.1467 - 2024/10/10(Thu) 20:16:22
| ☆ Re: みっつぶん / 荻座利守 | | | 何か生きづらさを感じている方なのでしょうか。 右の鎖が三つ分足りないフランコという表現が新鮮です。 そしてまっすぐ見上げる真上の空。どんな人の上にも等しく青く広がる空を感じました。 鋭い感性が光っている作品だと思います。
|
No.1469 - 2024/10/10(Thu) 21:40:00 |
| ☆ Re: みっつぶん / 桃川夕 | | | 荻座利守さま
ご講評ありがとうございます。いろいろと生きづらさを感じてらっしゃる方が多いと思います。そんな方々にすこしでも声をおかけしたいという思いで書いた詩です。どこか童詩のような印象もありますが、子供たちにも届けたい、ということでこのような作品に仕上げました。またご講評お願いいたします。
|
No.1480 - 2024/10/13(Sun) 19:39:31 |
|