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自分 / s.k
陽の光を反射し透き通る水面、綺麗だなお覗き込んでみると、そこには驚くほどに醜い自分がいた。想像していた自分より、酷く劣っている自分だった。
最初は戸惑っていたけれど、振り返って見れば自分のことをちゃんと見ていなかったなと感じる。
自分は空を飛べる羽があるはずだ、でも現実はささくれだった足で地面をはいつくばっている。
内の自分と外の世界の自分は残酷なほどに違い、自分自身よりも赤の他人のほうが本当の自分の姿を知っている。
本当の自分を知ることは想像以上に辛く、大きなショックを受ける。
でも僕は、それすら受け入れて成長しようと思う。
殻にこもってばかりじゃ得られるものは少ないから、傷ついてでも、心のなかにいろんなものを詰め込んで、なりたい姿じゃなくて、いろんな経験をして、考えて、受け入れて、なるようになった姿に。

No.1524 - 2024/10/21(Mon) 18:51:35

Re: 自分 / 荻座利守
自分自身を客観的に見つめる勇気を振り絞ろうとしているような印象を受けました。
陽の光を反射し透き通る水面と驚くほどに醜い自分、空を飛べる羽があるはずの自分とささくれだった足で地面をはいつくばっている自分。それらのコントラストがいいですね。
殻から出て、なりたい姿ではなく、なるようになった姿を目指すのは、勇気とともに世界への信頼のようなものを感じさせます。

No.1525 - 2024/10/21(Mon) 19:42:54

Re: 自分 / s.k
丁寧な感想誠にありがとうございます。
今後も思ったことをどんどん吐き出していきたいです。

No.1533 - 2024/10/22(Tue) 11:54:47
天使の夢 / TA
万華鏡が映し出す世界は、とても美しいだろう
目の前のあなたは僕を憐れんでいる
弱々しく あなたの機嫌をうかがう僕は
初めから規定された存在なのでしょうか


神の気まぐれは
人の魂を一つずつ愉しむのか
けがれた愛も
聖なる祈りも
すべてを従えるまで


舞い降りた天使たちが
髑髏の山から憎しみを取り出して
愛おしそうに食べていました
すると恍惚の表情を浮かべ、次々と死んでしまいました
願いとはそういうものなのかと
その不思議な力は、今も脈々と世界の底に漂っているのかと
幻想にまどろむなか、夢見た夢です

No.1521 - 2024/10/21(Mon) 01:37:19

Re: 天使の夢 / 荻座利守
自分という存在への不安定感を描いた詩のように感じました。
天使が髑髏から憎しみを取り出して食べ、恍惚の表情を浮かべて死んでゆく、という描写はとても独創的で印象に残ります。
「願いとはそういうものなのか」というところに、自分自身の在り方は宿命なのだろうか、という問い、あるいは不安が根底にあるような気がします。
読む人の多くが共感する詩だと思います。

No.1522 - 2024/10/21(Mon) 06:17:14

Re: 天使の夢 / TA
荻座利守さん

ご感想をいただきありがとうございます。宿命や不条理に対する不安な気持ち、存在理由を自問自答する感覚を表現してみました。

No.1527 - 2024/10/22(Tue) 00:32:09
バウンド / 小指

 わたしはベットから毛布ごと
 ストレッチャーにうつされました。
 わたしは風船のように軽いので
 看護士さんたちも楽みたい。
 よそ見をしないでネ。
 洞くつに入ってネ。
 わたしは検査を受けに行くのでした。
 ストレッチャーから落ちちゃった。
 すぐに浮かんだよ。

No.1520 - 2024/10/21(Mon) 01:00:54

Re: バウンド / 荻座利守
病院での経験の一コマを描いた作品ですね。
「わたしは風船のように軽い」というところは、長い入院生活を表しているのでしょうか。
また、「洞くつに入ってネ。」というところからは、CTかMRIでの検査をイメージしました。
末尾の2行は解釈に幅のある表現ですね。
病状の経過が一進一退ということを表しているのでしょうか。それとも本当にストレッチャーから落ちてしまったのでしょうか。
いずれにしても、全体から優しい眼差しを感じられる詩だと思います。

No.1523 - 2024/10/21(Mon) 06:43:34

Re: バウンド / 齋藤純二
病室から検査室へ、
状況をライブ中継している感じがいいですね。

No.1541 - 2024/10/22(Tue) 20:03:18
まほう / 桃川夕
永久無給のとっても大事なお仕事です

お日様おねむでおやすみなるまえ
ごきげんナナめに夕焼けしたら
ゆうぐもうえからそそっと

ヤミの素

なにでできてるかって

それはひみつさ
とんでもないもの

はじめはしずかにコナコナかけて
ゆっくりじっくりホクトの柄杓でかきまぜる
いろあいころあいよろしくなれば
くにゅくにゅかきとり東の空に雫をたらすと
ふはっ 
翅をひろげたオオムラサキ

沈むお日様フタで閉じたら
西空おき火でふっふっふ
さいごの仕上げにぱわんとかえして
夜がふる

お月さまだけ
きっきっきです

No.1512 - 2024/10/17(Thu) 17:18:04

Re: まほう / 荻座利守
冒頭の導入部が、誰も知らない秘密を明かす感じでいいですね。
数多の星のきらめく夜空を、オオムラサキの翅で喩えるところが独創的で、末尾の「きっきっきです」というのもとてもユニークで面白いです。
夜を降らせる魔法。
大人になると忘れてしまう、大切な感覚を描いていると感じました。

No.1513 - 2024/10/17(Thu) 19:57:56

Re: まほう / 齋藤純二
お空で料理をしているみたいな変化が
とてもユニークで良かったです!

No.1516 - 2024/10/18(Fri) 11:10:30

Re: まほう / 山本葉月(紫陽花)
こんばんは。やっぱり空をかき混ぜる魔女がいて、こんな風に空でスープを作っているんでしょう。お月様は何味なのか、食いしん坊な私はわくわくします。シーズンなのでさつま芋味が希望です。
No.1517 - 2024/10/18(Fri) 19:26:56

Re: まほう / 桃川夕
荻座利守様・齋藤純二様・山本葉月(紫陽花)様
ご講評ありがとうございました。暗めの詩がつづいていたので明るめの童詩を投稿しました。夕空の色の変化がとても好きなのでこんなふうにちがいない、と思っています。ちなみに真横に見える満月は私には メロンパン にみえます。またご講評よろしくおねがいします。

No.1519 - 2024/10/20(Sun) 22:12:15
(No Subject) / 中学1年生

 投げられた球のゆくえに
 何をこめたらいいのでしょう。
 ただ、球は放物線を描くだけです。
 でも、打ってみて下さい。
 つかまえてみてください。
 球を球と思ってはいけません。
 球は地面をめざしますが、
 球のゆくえはあなた次第なのです。

No.1511 - 2024/10/17(Thu) 02:53:56

Re: / 荻座利守
タイトルを空欄にしたのは、球を球と思ってはいけません、ということからでしょうか。
この球とは何のことでしょう。自分の言葉、行動、それとも記憶のことでしょうか。
自分という存在の痕跡は、水面に刻まれた波紋のように、時が経てば消えてしまうものなのでしょうが、誰かがそれを打ち返せば、複雑な模様を描くこともある、この詩を拝読してそんなイメージが湧きました。

No.1514 - 2024/10/18(Fri) 08:41:25

Re: / 山本葉月(紫陽花)
こんばんは。球がこちらに向かってくる。きっと私は避けるでしょう。迷わずそう感じました。受け止めるのは苦手なので。しかし、打ってみることで、つかまえてみることで育つ何かもあるのでしょう。そして、それが誰かと生きるということ、自分にしっかり向き合い生きるということかもしれません。
No.1518 - 2024/10/18(Fri) 19:45:15
/ 中学1年生

 投げられた球のゆくえに
 何をこめたらいいのでしょう。
 ただ、球は放物線を描くだけです。
 でも、打ってみて下さい。
 つかまえてみてください。
 球を球と思ってはいけません。
 球のゆくえはあなた次第なのです。

No.1510 - 2024/10/17(Thu) 02:23:22
「長い夜」 / 万年 草
黄金色の涼風が
いたずらに吹き抜けて
木々を茜に染めてゆく

あんなに激しく
地上を焦がしていた
暴れん坊の太陽も
しっかり大人しくなって
野山を実らせてゆけば

洒落た上着を羽織って
颯爽と街を歩いてみようか

この頃はやけに
夕陽が目に映る

こんな日は
季節の恵みを
存分に楽しみながら
グラスを傾けようか

足早に通り過ぎる時間に
置いて行かれないように
長い夜を堪能するのだ

No.1508 - 2024/10/16(Wed) 16:00:11

Re: 「長い夜」 / 齋藤純二
暴れん坊の太陽、
最近の異常な夏の暑さを
ユニークに表現されていい感じですね。
心地よい秋の夜を私も楽しみたいなあ、と
拝読させていただきました。
今回の万年さんの作品は
いつもの熱いメッセージメインではなく、
情景をきれいに表現されていまして、
こちらも沁みてきます。

No.1509 - 2024/10/16(Wed) 21:04:26

Re: 「長い夜」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
やっと過ごしやすい季節になってきましたね。

No.1515 - 2024/10/18(Fri) 11:06:31
/ 大人未満

 雪が降っています。私は棒になって立っていました。
 あなたが通り過ぎます。行ってしまいました。
 雪が降り続いています。
 小学生の女の子たちが通りかかりました。誰でしょう。
 私に赤いリボンを結んでくれたのは。
 夜なっても雪はやみません。
 あなたが何故か現れます。
 私は身を固くしました。
 男の人があなたと去っていきました。
 雪が小止みとなりました。
 私は棒になって立っています。
 涙が出てきました。
 闇に私は埋もれてしまいました。
 朝、リボンが雪から顔をのぞけています。
 私はすっかり女の子に生まれかわっているのでした。

 
 
 
 
 

No.1504 - 2024/10/16(Wed) 00:02:42

Re: 雪 / 荻座利守
夢の中の情景のように受け取りました。
雪、棒、闇、それらは自分が身動き取れないことを表しているかのように感じます。
小学生、赤いリボン、女の子は、懐かしい思い出の断片でしょうか。
誰か大切な人、あるいは何か大切なものを、動けないまま待っていることの切なさが伝わってきます。
切ないながらも幻想的で美しい詩だと思います。

No.1506 - 2024/10/16(Wed) 08:52:21

Re: 雪 / 齋藤純二
私は雪だるまなのでしょうか、
孤独な寂しさを感じつつリボンをつけられ
ひととき心がほっこりしたのでしょう。
でも、その人は私から……
情景が浮かび心情が伝わってきますね。

No.1507 - 2024/10/16(Wed) 11:59:04
/ 大人未満

 雪が降っています。私は棒になって立っていました。
 あなたが通り過ぎます。行ってしまいました。
 雪が降り続いています。
 小学生の女の子たちが通りかかりました。誰でしょう。
 私に赤いリボンを結んでくれたのは。
 夜なっても雪はやみません。
 あなたが何故か現れます。
 私は身を固くしました。
 男の人があなたと去っていきました。
 雪が小止みとなりました。
 私は棒になって立っています。
 涙が出てきました。
 闇に私は埋もれてしまいました。
 朝、リボンが雪から顔をのぞけています。
 私はすっかり女の子に生まれかわっているでした。
 
 
 
 
 

No.1503 - 2024/10/15(Tue) 23:46:16
私は世界に連れられて、踊りを踊っているのです。 / 佐々木礫
わたしは世界に連れられて、踊りを踊っているのです。ため息に悲しみは潜み、私は遠くへ目を向けて、ふらりといつかの海を見る。きらりと光る魚たちは、ゆうゆう必死に泳いでいる。私は海から目を離し、空飛ぶカモメを見上げます。すぐに黒い雲に隠れて、カモメは消えてしまいました。その刹那、ぽつりと雨が目に飛び込み、私はまるで泣いているみたいでした。真白い紙の人形は、雨粒ひとつの重さにも、耐えずにしなりと倒れます。真白い紙の人形は、そよ風ひとつの勢いに、揺られてへなりと倒れます。私は世界に連れられて、踊りを踊っているのです。
No.1502 - 2024/10/15(Tue) 21:46:28

Re: 私は世界に連れられて、踊りを踊っているのです。 / 荻座利守
世界の動き、あるいは流れに翻弄されている、小さく無力な自分の姿を描いているように感じました。
光を放ちゆうゆうと見えながらも必死に泳いでいる魚や、すぐに黒い雲に隠れてしまうカモメは、華やかなものの裏に隠れた苦しみや、微かに見えた希望がすぐに失われてしまう様を表しているようです。
無力な自分を「真白い紙の人形」に喩えたところが、どこか呪術に用いる形代を想わせて、世界や未来への仄かな願いを感じさせます。
美しい作品だと思います。

No.1505 - 2024/10/16(Wed) 07:07:46
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