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ぼけ老人 / 異邦人
帰り道がわからなくなった 私はうだる汗を流していた よその家の庭に座って花の頬を撫ぜている 靴に仕掛けられたGPSが点滅していた 花の名を思い出した ほうせん花 花は風に揺れていた 見知らぬ人と巡査がかけよってくる 私は背を向けうつむいていた 地面に人の読めない文字を書いていた
No.2081 - 2025/04/20(Sun) 00:12:51

Re: ぼけ老人 / 荻座利守
認知症の老人の哀愁がにじみ出ているような詩ですね。
帰り道がわからなくなっても、花の名前は憶えているところにリアリティを感じます。
末尾の、
「私は背を向けうつむいていた 地面に人の読めない文字を書いていた」、
というところに、老人の孤独がうまく表現されていて、いいと思いました。

No.2082 - 2025/04/20(Sun) 12:41:49
孤独 / カマキリ

 野原いっぱいに孤独の花が咲いている。
 人はみんな背中合わせ。
 お風呂に猿たちが入っている。
 ボランティアの貯金箱がみんなの胸に掛けられていた。
 空箱に投げ込まれる音がする。
 孤独を癒す音がする。
 花にも孤独があるんだね。
 やさしくしてあげたいね。

No.2079 - 2025/04/19(Sat) 12:32:57

Re: 孤独 / 齋藤純二
こちらの作品からそっと囁く思いやりが伝わってきますね。
孤独の花、孤独を癒す音、と表現が素晴らしいっ。

No.2080 - 2025/04/19(Sat) 14:29:59
生き方 / カマキリ
 
      根を育てる幹がある。
      幹を喜ばせる枝もある。
      木を化粧する花もある。

      互いがあって一つがある。
      一つがあってみながある。

      見えるものも見えないものも
      お互い様で
      生きている。
      倚りかかれるものがある。

No.2077 - 2025/04/18(Fri) 07:26:26

Re: 生き方 / 荻座利守
冒頭の3行で、木を上手く擬人化して表現していると感じました。
また、その擬人化した木を用いて、見えないものをも含めた「お互い様」の思想に触れているのもいいと思います。
どこか仏教の「空」の思想を想わせる詩ですね。

No.2078 - 2025/04/18(Fri) 08:09:54
「女の強がり」 / 万年 草
1,        2,        3,

場末の酒場の    今夜は朝まで    アイツに未練は
カウンター     飲むわよと     ないけれど
女がひとり     女はグラスを    飲まなきゃ部屋には
酔っている     かたむけた     帰れない

こんなあたしに   誰も迎えに     馬鹿なヤツだよ
なぐさめなんて   来ないわよ     いまさらだけど
ひとりがいいのよ  どうせ今夜は    忘れるための
こんな夜は     涙雨        酒じゃない
強がり言って    夜空もしくしく   雨が止むまで
飲んでいる     濡れている     飲ませてよ

飲めば       あたしの      それが
切なさ       胸も        女の
つのるのに     濡れている     強がりよ

No.2073 - 2025/04/16(Wed) 15:58:16

Re: 「女の強がり」 / 齋藤純二
強がりの内にある弱さが
上手に描写されていまして
気持ちがとても伝わってくる作品ですね!

No.2074 - 2025/04/17(Thu) 07:29:02

Re: 「女の強がり」 / 万年 草
齋藤様、

ご感想ありがとうございます。
詩情が伝わって、何よりです。

No.2075 - 2025/04/17(Thu) 09:46:28
達磨 / 赤ん坊
  石になってしまった私がいる その無表情な顔を叩いてみた
  鼻もつまんでみた 両耳を持って持ち上げようとした 確かに  
  石だ なぜ石になったんだ 自分が自分を許せなくなったから
  人には話せないことが出来たから 石は杭を握っている これ  
  を一生自分の胸に打ち続ける 私は声が出なかった 生身の私
  が石になったようだった 石になっても自分が許せないの 自  
  分の問題だ 私にも私が私を許せないことがある 許してはな 
  らないことがある でも私は生きてゆく 君にも生きてほしい
  君が石になれというなら石にもなろう でも石の君は生身の君
  でいてほしい 涙を知る君でいてほしい
   

No.2069 - 2025/04/15(Tue) 10:36:12

Re: 達磨 / 齋藤純二
桃栗三年柿八年達磨は九年俺一生。
私が私を許せない、何か道理に外れたことをしてしまったのか、
自分への問いかけが一生続くのだろうか、
どうしようもない心情として伝わってきますね。
でも君には、私みたいに硬く固まって欲しくない、と
(生身でいて欲しい、と)
その柔らかな言葉は石ではなく土のようでした。

No.2071 - 2025/04/15(Tue) 20:26:48
「朝を待って・・・」 / 万年 草
1,        2,        3,

心 心       愛を 愛を     明日 明日
心閉ざして     愛を探して     明日を信じて

瞳 瞳       街を 街を     朝を 朝を
瞳が濡れる     街をさまよう    朝を待ってる

誰も 誰も     あなた あなた   いつか いつか
誰も知らない    あなたはどこに   いつかあなたに

胸の 胸の     泣いて 泣いて   逢える 逢える
胸の痛みよ     泣いてさまよう   逢える日が来る

あぁ        あぁ        あぁ
街には花が     空には星が     空しい想い
咲くというのに   光るというのに   抱きしめながら

私はひとり     私は恋に      私は今日も
涙にくれる     はぐれ泣く     泣きじゃくる

No.2068 - 2025/04/15(Tue) 10:15:03

Re: 「朝を待って・・・」 / 齋藤純二
寂しさに街をふらつき
涙に濡れてしまう心情がとても言葉のリズムよく
それが負の感情をすこし癒してくれるような雰囲気として伝わってきました。
いい感じで書けていると思います。
欲を言えば1、2、3をもう少し揃えると
歌のような流れのリズムが作れると思います。

例えば

1
心 心
心を閉ざして

2
愛 愛  
愛を探して

3
明日 明日
明日を信じて

このように揃えてみるのもいいかもしれませんね。

No.2070 - 2025/04/15(Tue) 20:10:29

Re: 「朝を待って・・・」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、ご指摘のような、
書き方もあるのですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。

No.2072 - 2025/04/16(Wed) 15:49:45
肉体と心 / 赤ん坊
   
   紙で手を切ってしまった
   赤ん坊が法で裁かれる
   シャボン玉が屋根に消えていった
   鉄球があなたの前に浮かんでる
   空に花火があがった

No.2066 - 2025/04/14(Mon) 23:03:03

Re: 肉体と心 / 齋藤純二
赤ん坊は語り部の心模様で
何かと葛藤しているようです。

No.2067 - 2025/04/15(Tue) 07:31:26
マタイ福音の教え / タンチョウ
決して誓ってはならない・・・・・

〚はい〛は〚はい〛、〚いいえ〛は〚いいえ〛とだけ答えなさい・・

神に愛された人々は次々に神の元へ召され

私の周りには

〚はい〛は〚いいえ〛

〚いいえ〛は〚はい〛と答えるものばかり

神がお見捨てになられたのかと嘆き悲しむ者と

同じ気持ちで

哲学以外で智慧を求める別の理由です

No.2062 - 2025/04/13(Sun) 21:24:19

Re: マタイ福音の教え / 荻座利守
この、決して誓ってはならない、という教えは、日々の生活の中で誠実さを積み重ねていくことの大切さを伝えているもののようですね。
自分を超えたものへの信頼が、その誠実さへの力となるのでしょう。
人間の思惟のみによる哲学には無い視点です。

No.2065 - 2025/04/14(Mon) 08:46:12
花束は戦車に潰された / N.
花束は戦車に踏み潰される
刹那 色とりどりの花が散る
無垢な美しさは破壊された

ひとりしかいない島には
平和しか存在しない
静寂のなかで心は安らぎを求め
孤独は時に深い安息を与える

他者がいると争いが起きる
互いに異なる欲望を抱え
欲望が交わるとき 摩擦が生まれる
凸があるから 凹が存在する
世界は対立と調和の狭間で揺れ動く
欲望は理解を妨げ 共存の道を閉ざす

理解の扉を開く 共感が芽生える

教会の鐘が響き
私達はひとつの存在として
互いの痛みを感じ取る
花束は戦車に踏み潰されるが
その後に残るのは 新たな芽吹きの予感

平和とは静けさではなく
理解と共感の積み重ねで築かれる
ひとりの島に住むことは
時に甘美な夢であるが
現実は 他者と共に生きる
花束を戦車に捧げるのではなく
無垢な美しさを守るために立ち上がる

No.2061 - 2025/04/13(Sun) 20:47:42

Re: 花束は戦車に潰された / 荻座利守
戦争の絶えない世界の中で、平和への願いを描いた詩ですね。
「平和とは静けさではなく
理解と共感の積み重ねで築かれる」
というところがこの詩の中核となっているように感じました。
平和とは静的なものではなく、動的な努力とプロセスの中に実現するものなのですね。
そしてそのプロセスとは、他者と共に生きること。
力強いメッセージを感じさせます。

No.2064 - 2025/04/14(Mon) 08:37:14
(No Subject) / ぺんぱいなぽあぽぺん
時間は線ではなく、 ただ繰り返す輪のように、 その中で私は溶けていく。

触れるものはすべて 手のひらからこぼれ落ち、 消えることのない、ナイフで綴った傷に 彼女の涙がしみる。

彼女の声も、 記憶の中でぼやけ、 無へと沈んでいく。

すべては過去となり、未来も失われ、 その中で私は見つけた。 何も求めず、ただ在ることの無意味さに、 安らぎを感じて。 

No.2060 - 2025/04/13(Sun) 19:18:56

Re: / 荻座利守
タイトルの無いところに、存在の無意味さを感じている心情が表れているように思えます。
冒頭の、
「時間は線ではなく、 ただ繰り返す輪のように、 その中で私は溶けていく。」
というところに、苦悩に未来が寸断されてしまった、この詩のすべてが凝縮されているようで、秀逸だと感じました。

No.2063 - 2025/04/13(Sun) 22:43:14
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