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遊園地2 / 石ころ

 「怖くなかった。」
 「ママといっしょだモン。」
 「さみしくない。」 
 「パパには、いつでも会えるでしょう。」
 私は黙っていた。
 「おばあちゃんのところにいってくるね。」
 娘は駆け出していった。
 私は夫のほうを見たが、目はあわせたくなかった。
 義父がこちらのほうを見ていた。
 あわてて顔をそらした。
 胸に、にじみくるものがあった。

No.1573 - 2024/10/29(Tue) 14:58:26

Re: 遊園地2 / 齋藤純二
登場人物みんなの切なさが
とても伝わってくる作品ですね。

No.1575 - 2024/10/29(Tue) 21:15:44

Re: 遊園地2 / 荻座利守
遊園地1と遊園地2との二篇で一組の作品と受け取りました。
一つの同じ出来事を、相反する二つの視点から描いた詩であるところが面白いと思いました。
そうすることにより、いつの時代にも人間の社会がはらむ、普遍的などうにもならない悲しみを、うまく浮かび上がらせていると感じました。

No.1576 - 2024/10/30(Wed) 06:57:40
遊園地1 / 石ころ

 観覧車が、まわりはじめた。
 ジェットコースターが妻子を乗せて波を描いていた。
 「お前も乗ったらどうなんだ。」
 「俺はいいよ。」
 私は手持ち無沙汰に目をそらした。」
 「どうにもならないの。」
 「ああ。」
 母はあきれたように私をみていた。
 父の持ってた風船が手を離れて空へのぼっていった。
 花火の音が聞こえた。
 耳の遠いはずの母が耳を押さえている。
 

No.1572 - 2024/10/29(Tue) 14:39:48
手をつないで / 小指

 もう、泣かないで。
 涙は私で充分だモン。
 ほら、あなたに似た人形が笑ってるよ。
 そんなに悲しい顔をしないで。
 いっしょに歩いてあげる。

No.1571 - 2024/10/29(Tue) 08:42:19

Re: 手をつないで / 荻座利守
優しさのにじみ出ている詩ですね。
「あなたに似た人形」とは、もう一人の「あなた」のことでしょうか。
本人の気づかない、強さや前向きさが隠れていると、伝えようとしているようにも受け取れます。
「いっしょに歩いてあげる。」という同伴者を求めている人は、少なくなのかもしれません。
短いながらもほのかな温もりを感じさせる詩だと思います。

No.1574 - 2024/10/29(Tue) 19:06:57
秋の川の流れ / 大人未満

 私の遺体に筵が被されています。
 私は舟に乗せられたのでした。
 石が転がるように舟は進みはじめました。
 岸の紅葉が珍しいものを見るように視線を動かしています。
 川の傾斜は、きつく舟はどんどん小さくなっていきました。
 ボールが蹴られていくように舟はもてあそばれています。
 ああ、一点となりました。
 私が消えたあと、
 川はおだやかでした。

No.1569 - 2024/10/29(Tue) 00:59:33

Re: 秋の川の流れ / 齋藤純二
こちらの作品とは景色が違いますが、
自分の遺体が夢に出てきたことがありまして、
なんだか縁起でもないと思い、
どんな心理なのか調べたことがありました。
どうやら「生まれ変わりたい」という気持ちがあるらしく、
どちらかというと前向きな心持ちに傾いているようです。
そして、川はおだやかにと作品にありますように
生まれ変わることができたのだろう、
なんて思いながら拝読いたしました。

No.1570 - 2024/10/29(Tue) 02:00:57
なすり合い / 桃
愛さながらの
この気持ちを
恋だと
とどめて
おきましょう

遅ればせながら
愛とは
エゴとエゴの
なすり合い

そこまでは
行きたくない
私ですから

このあたりで
とどめて置きたいのです

それを
わかっていながら
誘ってくる
貴方の気が知れません

No.1559 - 2024/10/27(Sun) 17:59:15

Re: なすり合い / 齋藤純二
自分の気持ちを満たすために
貴方が誘ってくる、のが見えてしまうのでしょうか。
慰め合うのではなくなすり合い、
そこにはもう恋も愛もなさそうですね。

No.1560 - 2024/10/27(Sun) 21:27:28

齋藤純二さま / 桃
いつも読んでくださって、ありがとうございます。

そういう見方も出来ますね。


これからも、頑張りますので、宜しくお願い致します。

No.1567 - 2024/10/27(Sun) 23:21:29
物騒な愛 / 桃
火のないところに
煙がたたないように

愛がないところに
情は湧きません

それが
はかりごとであっても

それが
定めと
私は
物分かりがいいいふりをして

後から
苦しむのです

貴方は
そんな物騒な愛になど

巻き込まれぬ方が
利口だと
私は考えるのです

No.1558 - 2024/10/27(Sun) 17:56:24

Re: 物騒な愛 / 齋藤純二
巻き込まれる方が利口だと考えるのは、
どんな気持ちからなんだろうか……
孤独感、寂しさなのか流されたいのか、
そんなことを考えながら拝読いたしました。

No.1561 - 2024/10/27(Sun) 21:36:38

Re: 物騒な愛 / 荻座利守
はかりごとの愛、世の中にはそんな愛がどれほどあるのでしょう。
そうとわかっていても、そんな愛に近づいてしまうのは、他者と共にありたいと思う人間の性のためなのでしょうか。
冷静な口調の裏に潜む、苦しみや悲しみの記憶が、ほのかににじみ出ているような感じが、抑えが効いていていいと思いました。

No.1562 - 2024/10/27(Sun) 21:39:08

齋藤純二 / 桃
ちょっと行き違いですねっ

巻き込まれぬ方が利口とは、巻き込まれない方が利口だと言う意味です。。

いつも読んでくださってありがとうございます!!
御言葉もいただけて、嬉しい限りです。

また、これからも、精進致しますので、宜しくお願い致します!!!

No.1564 - 2024/10/27(Sun) 23:10:43

齋藤純二さま / 桃
> ちょっと行き違いですねっ
>
> 巻き込まれぬ方が利口とは、巻き込まれない方が利口だと言う意味です。。
>
> いつも読んでくださってありがとうございます!!
> 御言葉もいただけて、嬉しい限りです。
>
> また、これからも、精進致しますので、宜しくお願い致します!!!

No.1565 - 2024/10/27(Sun) 23:13:28

荻座利守さま / 桃
いつも読んでくださって、御言葉もくださって、ありがとうございます!!

とても嬉しいです!

冷静な口調ですかあ。なんか照れますね( ´∀` )

抑えがきいてていいなんて、最高のほめ言葉ですね(⌒∇⌒)

とっっても嬉しいです!!

また、頑張るので、これからもよろしくお願い致します!!

No.1566 - 2024/10/27(Sun) 23:17:33

Re: 物騒な愛 / 齋藤純二
桃さま
すみませんでした。
完全に読み違いをしてました。
「ぬ」を「る」と読んでしまいました。
しっくりと読むことができました!

No.1568 - 2024/10/28(Mon) 08:07:58
物語 / 中学生1年生

 おばあさんは年金をもらいに銀行へ

 おじいさんは朝から銭湯へ

 川から病院船が流れてきます。

 となりのトメさんが入れ歯を洗っていました。

No.1556 - 2024/10/26(Sat) 23:42:58

Re: 物語 / 荻座利守
不思議な感じの詩ですね。
病院船とは戦争や大規模災害などの際に利用されるものらしいのですが、それが何でもない日常の風景の中に、川から流れてくる、という形で現れるのが独特です。
様々な解釈ができる、面白い詩だと思います。

No.1557 - 2024/10/27(Sun) 17:41:10

Re: 物語 / 齋藤純二
川から桃ではなく病院船なんですね。
この物語の続きが気になるなあ。

No.1563 - 2024/10/27(Sun) 21:47:28
遺作 / 桃川夕
その気の毒な絵描さんは
はじめは
世界の余白を塗りつぶそうとしていました
とっても一生懸命でした

けれども 
なにしろ神様が塗り忘れたぐらいですから
人間には扱いかねました

そこでこんどは
じぶんの心に映る世界を
めいっぱい写しとろうとしました

筆を手早くあつかい
ひまわりを帆布(キャンパス)ぬりたくって
眼をむいて瞬きもせず
顔じゅうの赤ひげをくしゃくしゃにし
黄と青で渦巻くたましいを夜空にこめて

そうして 
そのまま こわれていったのです

でも 
彼のおかげで
神様の壁掛に ちょっぴりいいものがふえた

No.1554 - 2024/10/24(Thu) 22:32:21

Re: 遺作 / 荻座利守
何だか本当に気の毒な画家の詩ですね。
「世界の余白を塗りつぶそうとしていました」という表現から、その画家の気迫がよく伝わってきます。
ひまわり、赤いひげ、こわれていった、というところからゴッホを連想しました。
末尾の「神様の壁掛に ちょっぴりいいものがふえた」というところに、救いのようなものが感じられていいですね。

No.1555 - 2024/10/25(Fri) 16:45:00
転び / 石ころ

 わたしは十字を切りながら
 奉行の前にすすみました。

 信徒たちが息をのんでいます。

 パードレは踏み絵に足をかけました。

 パードレは普通の人になりました。

 わたしは、神ではなく自分に鏡を向けているのに気づきました。

 それは見たこともない顔でした。

No.1549 - 2024/10/24(Thu) 17:59:30

Re: 転び / 荻座利守
遠藤周作の「沈黙」を思い浮かべさせる詩ですね。
末尾の「見たこともない顔」とは、もしかしたら神が観ている自分の顔なのかもしれません。
絵踏みとは、まさにそのような顔を、ひとりひとりの信徒に見せるものだったのかもしれません。
なかなか深い作品だと感じました。

No.1552 - 2024/10/24(Thu) 19:35:21

Re: 転び / 齋藤純二
救ってくださいから
救われたいという自分に帰ったのでしょうか、
そんなことを考えながら拝読いたしました。

No.1553 - 2024/10/24(Thu) 19:38:33
願い / 小指

 うちのママとパパの間に
 離婚届があります。

 二人から手をひっぱられている感じ。

 二人とも仲良くしてね。

 こどものわたしが言うんだもん。
 二人の間にシャボン玉をいっぱいこしらえました。

 もう一度赤い糸をこしらえてあげる。

No.1548 - 2024/10/24(Thu) 10:45:38

Re: 願い / 齋藤純二
両親の間にある張り詰めた空気、
一生懸命にこどもが前向きな風を吹かそうと
両親に愛想をふり微笑んでいるだろう表現が浮かび
とても願いが伝わってくる作品ですね。

No.1550 - 2024/10/24(Thu) 19:24:51

Re: 願い / 荻座利守
私には経験がないのですが、とてもたいへんな状況にある(あった?)のですね。
そんな中での「二人の間にシャボン玉をいっぱいこしらえました。」というところに、切ないながらも美しさを感じました。

No.1551 - 2024/10/24(Thu) 19:29:50
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