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地球 / 異邦人
 (地球1)
   風が起こった 鶏がせわしく歩いている 寺の釣り鐘の背中が見えた 鳩が飛び立った 流れ来た赤いリボンが高いポールに巻き付いている 国どおしが大砲を撃ち合って戦争している 私は下手な詩を書いていた
 (地球2)
   不倫スキャンダルがPCを賑合わせていた 動物園からトラが逃げた 大統領が屁をこいだ 大谷選手が盗塁に失敗した 野原に野イチゴが実った 私はラーメンをすすっている 難民がボートから海へ落ちた
 (地球3)
   太陽が自爆した 水金地火木土天海が軌道からはずれた 月の首が浮かんでいる 人の気配がしない 家に私の姿はなかった   

No.2178 - 2025/05/18(Sun) 00:59:38

Re: 地球 / 荻座利守
冒頭の部分を読んで、日常の風景を描いた詩なのかと思いましたが、その後の展開が社会への風刺のようになり、最後には終末論的でシュールな感じになりましたね。
そのような流れが独特で面白いと思いました。
特に最後の方の、太陽系が崩壊した後に、「月の首が浮かんでいる 人の気配がしない 家に私の姿はなかった」という表現を配置したところが秀逸だと感じました。

No.2179 - 2025/05/18(Sun) 14:36:43
静粛、瞑想、そしてコロッケ / aristotles200
目を閉じる、沈黙する、五感を研ぎ澄ます
周囲を感じる、脳裏に世界を構築する
世界に居る、私という存在を自覚する

家の中で、洗濯物を干す妻、子が部屋でゲームをしている
横の道を通る自転車と車、道向こうの公園で遊ぶ子供たちの声
家々、マンションが連なっている、大通りを通行する大型車、信号で止まる車の列
よく行くスーパー、よく弁当を買う
コンビニからは、店内音楽と唐揚げの匂い
坂を登るとパン屋さん、ここは惣菜パンが美味しい
しばらく道なりに進む、駅の方へ向かっている
角のラーメン屋さん、閉店してしまって明かりが消えている
駅前通り向けて右に曲がる、人が多くなってきた
信号機の音、人波のざわめき
不動産さんが連なり、中の店員さんが難しい顔をしている
駅を通り過ぎ本屋さんへ、最近寄ってない、岩波文庫コーナーで新刊をチェック
本屋さんを出て、二軒横のコロッケ屋さんから、揚げたての香るコロッケの匂い
腹がへる、かすかにお腹が鳴る

目を開き、瞑想から現実に戻る
そうか、私はコロッケが食べたいのだ
軽く口笛を吹きながら、自転車で向かう
揚げたてのサクサクのコロッケ、ヒレカツ、和牛入りミンチカツ、クルームコロッケ
素敵な週末だ、美味しいのが大好きだ、食べると幸せに包みこまれる
コロッケよ、偉大なれ

No.2173 - 2025/05/17(Sat) 15:43:15

Re: 静粛、瞑想、そしてコロッケ / 山本葉月
こんばんは。週末ですね。我が子がゲームで遊んでくれるようになって奥様も子供の相手を気にせず洗濯物が干せる。乳幼児期と違い筆者さんもやっと週末に静けさを取り戻し、ご自分のことを労われるようになってきたのでしょう。そんな平和な週末に瞑想をする。限りなく穏やかな日常の風景が広がりまるで私も同じみちのりをたどっているようで楽しい気持ちになります。どれくらい時間が経ったのでしょう。お腹が鳴ります、その音はコロッケを呼んできて。家族みんなの夕食になったのでしょう。幸せいっぱいの詩になりました。ちなみに、私はキャベツいっぱいメンチカツが好きです(笑)
No.2174 - 2025/05/17(Sat) 21:08:26

Re: 静粛、瞑想、そしてコロッケ / aristotles200
山本葉月様
心が暖かくなるご感想、ありがとうございます。
嬉しく思います。

詩を捻っていると、深く思いを言葉にしたい時もあれば、
今回のような、胃袋が勝手に言葉を捻って写すだけの時もあります。
思いには変わりはありません。

プライドなど皆無ですので、恥も外見もなく、来週も挑戦したいと思います。
ありがとうございました。

No.2175 - 2025/05/17(Sat) 21:33:50
根っこ / aristotles200
帰る時、帰る場所がある、運動など一つしたことがないが、大学で合気道部に入部する
三年後、主将となって同期、後輩を引っ張っている自分いる

夏練習、もう引退も見えている頃、昼練の予定と分かっていたが朝から道場にいく
床掃除を済ませ、一人、爺先生(植芝盛平開祖)の写真の前で正座し、深く礼をする
畳の匂い、誰一人いない静粛、入部から今までの記憶が甦る
数時間、目を閉じて座り続けた

最初は雑念が、来年は就職活動だの、将来の不安、過去の嫌な思い出、等々
ふと閉じた目を開いた、変わらず爺先生の写真がそこにある
と、今、ここが、自分そのものである、ここが私の根っこであると、理解した

空気を深く吸い、深く吐く
社会に出たら、大変な経験をするかも知れない
大丈夫、私の根っこはここにある

どうであっても自分であれば良い、ここに帰ってくれば良い
腹は据わった

しばらくして、後輩たちが道場に入る音が聞こえてきた
今、この空間、場所が、あまりにも尊く思えて、練習を始めるまで正座を続けた
これは一種の宗教体験かも知れない
今、何処でもこの時空に戻れる
何故なら、私という人格、精神、行動の根っ子はここにあるからだ

遠い未来も見える。臨終、この世を離れるときの最後の場所でもある
そのときは一人ではない、師範、コーチ、先輩、同期、後輩たち、父母、妻、友人たちが横に、前に、後ろに正座しているだろう

子よ、お前の根っ子を見つけなさい
一生で一回くらい、本気に、全力をぶつけれる人たちを見つけて、ぶっ倒されて、生まれ変われ
待っているぞ

No.2172 - 2025/05/17(Sat) 14:21:54

Re: 根っこ / 齋藤純二
大学生の頃に経験されさた我へ帰る場所を見つけ、
そこで根をはれる体験が上手に表現され
その静かな空間で言葉がしんみりと伝わってきます。
そしてそこはひとりでない場所、臨場と繋げている詩人の発想が
またいい感じです!

最終連は我が子へのメッセージだろうか、
作品の流れからして少し言いたいことを欲張ってしまった感じですかね。
そこを言わずとして、
この作品で我が子へ伝える構成がいいかもしれませんね。
ご一考くださいませ。

No.2176 - 2025/05/17(Sat) 21:34:59

Re: 根っこ / aristotles200
齋藤純二様
評とご感想、ありがとうございます。
学生時代に過ごした思い出を詩にしてみました。
武道の、凛とした雰囲気を描きたかったので、読み取っていただき、とても嬉しく思います。

ご指摘の、最後の子への言葉は、妻からも同様に、欲張り過ぎとの指摘がありました。
詩は、初心で貫くべしと学ぶことが出来ました。
ありがとうございます。

No.2177 - 2025/05/17(Sat) 21:57:48
座禅 / カマキリ
壁に向かい座禅を組んでいる 目は開いたままだ 目を閉じると涙が流れる 最後までわかりあえなかった若い友人が年寄りの私よりはやく亡くなった 石が雨に濡れている あじさいの花が俯いて咲いていた 心に雨など降りはしない 君はあまりに繊細で指を紙で切っただけでその日一日が左右される その君の弱々しさが嫌いだった 私に杖を買ってくれたのも冗談と思った 私が足をひきずっていても肩を貸すのは控えてほしかった 互いにどこまでもそりが合わなかった 言葉をいくら重ねても目を閉じると涙が出る 悲しくないのに涙が流れる 弔いの言葉も浮かばないのに死んでも君は私を困らせる 心に雨など降りはしない  
No.2168 - 2025/05/15(Thu) 22:12:22

Re: 座禅 / 荻座利守
歳の離れた、どこまでもそりが合わなかった若い友人の死に直面した、言葉にならない心情を描いた詩と受け取りました。
その言葉に言い表せない思いが、「悲しくないのに涙が流れる」、「心に雨など降りはしない」というところに凝縮されているかのように感じました。
おそらく、言葉にできない思いを表す言葉が、詩の言葉なのでしょう。
座禅を組むのは、生死を離れるためでしょうか、それとも生死と一つになるためでしょうか。ふと、そんなことを思いました。

No.2171 - 2025/05/16(Fri) 19:22:09
ホームより / 社不
3分遅れの列車に乗り
誰もいない駅に着く

月は紙で出来ているし
星はお菓子で作られてる

ブリキの街の悪い夢で
目覚まし時計でほっとする

そんなことはなかった
俺には薬が足りないらしい

明日は明後日かもしれない
昨日はいつも覚えていない

ポケットのハンカチの名前は
知らない人のものだった

3分早く列車が来ても
いつも通りに出発する

月は紙で破れそうだし
星のお菓子は苦かった

これは現実だと
処方せんを見て思い知った

明日は明後日でもわからない
昨日はつくり話かもしれない

通学路の信号が
グレーに光っていた

そこには俺以外誰もいなかった

No.2167 - 2025/05/15(Thu) 21:40:55

Re: ホームより / 荻座利守
自分を取り巻く現実の不確かさ、あるいは自分自身の感覚や認識への不信感、そのようなことを感じさせる詩ですね。
一つ一つの表現が巧みで秀逸です。
このレベルの詩を書けるのであれば、この初心者向け掲示板ではなく、「MY DEAR掲示板」へ投稿して、しっかりした感想と評を受けられたほうがよろしいかと思います。

No.2169 - 2025/05/16(Fri) 07:09:23

Re: ホームより / 社不
荻座利守さん、ご感想ありがとうございます。
書きたいままに書きました。思ったより病的になりましたが。

このような場所で、ご感想をいただくのは初めてでした。
少しだけ自信をもって、MY DEAR掲示板で投稿出来たらと思います。

No.2170 - 2025/05/16(Fri) 17:42:27
/ カマキリ

  手をつなぐ 手を重ねる 手を置く 手を包む 手を握る 
  手は言葉以上の意味を持つ 手は言葉の前で黙り込む 
  手は口になっても口を止め口を塞いで黙り込む
  胸に手を置き考えたい 手を伏せて気持ちをぐっと静めたい
  手を閉じて我慢し手を開いて明かしたい 
  手は言葉以上の意味を持つ 
  手はもの言えぬ者の声となる
  手はもの言えぬ者の耳となる
  手が目となるときもある

No.2164 - 2025/05/15(Thu) 05:11:09

Re: 手 / 荻座利守
とても繊細な感覚の詩だと感じました。
手の持つ様々な役割を観ることによって、「手は言葉以上の意味を持つ」ことがうまく表現されていると思います。
それ故に、決して「手が語る」とは言わずに、「手は言葉の前で黙り込む」という表現を取り入れたところが秀逸だと感じました。
小品ながら美しい詩だと思います。

No.2166 - 2025/05/15(Thu) 06:55:27
mechanical animals / WATARU
俺達ゃ労働するだけのマシーン
神に背け誰もかもが怯むんだろ?

前ならえ右ならえで前進せよ

死は恐怖

死は恐怖

死は恐怖

死は恐怖

誰もがプログラムされた存在なら
もう繰り返しは懲り懲りなんだ

もう墓に戻してくれ

死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)

TVの中から声が聴こえる
返してくれ返してくれと

誰もがこのゲームから抜け出したいのさ
さっき君も言ってたんじゃあないか?

「悪魔にひざまづけと」

死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)
死は恐怖
(アナウンスするだけ)

洗脳されたお前らじゃあ
俺はもう戦いたくないのさ

勝手にハイになってくたばっちまいなyeah

それが有益なんだ見せかけの
キリストの前ではな

ボロボロになって、そうボロボロになって、天に召されちまいなyeah

No.2163 - 2025/05/15(Thu) 02:24:26

Re: mechanical animals / 荻座利守
暗いディストピアを想わせるような詩ですね。
様々な機構が高度に複雑化し、個人がそれを構成する交換可能な部品のように見なされる社会。
それ故、個人は考えることも、創造することも許されない。
そんな社会の中で生きてゆくことの、疲労感や絶望感のようなものを感じました。

No.2165 - 2025/05/15(Thu) 06:52:41
「みんなが笑顔でいられるように」」 / 万年 草
いつも       今日も
いつでも      明日も
どんな日も     あさっても

みんなが      誰もが
笑顔で       笑顔で
いられるように   過ごせるように

お空の星に     お日様仰ぎ
祈りましょう    祈りましょう

きっと明日は    きっと明日も
楽しいことが    うれしいことが
必ずやって     必ずやって
来るでしょう    来るでしょう

いつも笑顔で    今日も笑顔を
いられたら     絶やさずに
みんな幸せに    みんな笑顔で
なれるから     過ごしましょう

No.2160 - 2025/05/13(Tue) 16:00:28

Re: 「みんなが笑顔でいられるように」」 / 齋藤純二
笑顔を大事にすることは
日々の平和を祈ることにつながっているんだな、
なんてこちらの作品を拝読し感じることができました。
さあ、今朝も笑顔になってスタートするぞ!

No.2161 - 2025/05/14(Wed) 07:14:07

Re: 「みんなが笑顔でいられるように」」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想あありがとうございます。
そうですね、いつも笑顔でいられることが、
平和につながるんですね。
そのことを想いながら、この詩を書きました。

No.2162 - 2025/05/14(Wed) 10:55:00
在るべき形 / めくろり

頑張ったね

よくやった

よくある称賛の言葉は

誰もが欲しがり、誰もが羨む

そして

同時に誰かの傷を抉る

決して逆接であってはならない

矛盾を見つけたからとて
今更驚くほどのものではあるまい

この世は矛盾で出来ている

これがこの世の真理であるかぎり

No.2157 - 2025/05/11(Sun) 02:36:15

Re: 在るべき形 / 荻座利守
厳しい現実を描いたような詩ですね。
がんばったのに何の成果もあげられなかったとき、他者の受ける称賛が、その心の傷を抉るということでしょうか。
「この世は矛盾で出来ている」というのは、人の心が皆矛盾で出来ているからなのかもしれません。そしてそれが「この世の真理である」のでしょう。
しかし、「今更驚くほどのものではあるまい」と「決して逆接であってはならない」というところに、この厳しい現実を直視したうえでの、希望の兆しのようなものを感じました。

No.2159 - 2025/05/11(Sun) 11:22:32
/ 異邦人

あなたからもらった贈り物は空箱でした 目のないサイコロでした 長い廊下でころがしてみました 球のようにどこまでも落ちてゆきます 果てない坂道のようでした 空から落ちてくる衛星でした こどもがばらまいたビー玉のようです 私の体はばらばらになって消えてゆきました 私のこころはあなたに背をむけ あなたを見なくなり 坐っています 海はどこまでもひろがっていました 空と出会うまで 船が見えるまで 私は海になって遠くを見つめていました

No.2154 - 2025/05/11(Sun) 00:26:31

Re: 恋 / 齋藤純二
失恋なのかそれとも届かぬ恋心なのかはわかりませんが、
あなたから気持ちを強いて遠ざけようとする切なさがとても伝わってきます。
出だしの「あなたからもらった贈りものは空箱でした」が
いきなりグサリと読者に刺さってきますよね。
語り部の込み上げていた心情が一瞬で冷めてゆく様子、
その後もたんたんと語る比喩の情景を
どうにか折り合いをつけようとして見つめている感じがいいですね。

No.2156 - 2025/05/11(Sun) 02:09:26
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