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エラ呼吸 / 想い月
出会いは事故のように
悲しい私に正面衝突
泣きっ面に蜂ならぬ
無きっ面に飴だった

それはそれは甘くて
その甘さに脳が溶けて
一目散に逃げ出した「悲しい」の
尻尾も見えなくなっていた

リンゴ飴の大好きな私に
あなたは塩キャラメルを与え
口の中でしょっぱいと甘いが
交互に繰り返す

溺れて藻掻いて
海面に浮き出たかと思えば
また海底に沈むを繰り返し
息も絶え絶え生きています

今日も明日も明後日も
浮き沈みをしながら
エラ呼吸で甘い酸素を
吸って生きてます

No.3190 - 2026/01/21(Wed) 08:14:42

Re: エラ呼吸 / 荻座利守
誰か想いを寄せる人との出逢いの詩なのでしょうか。
その人の言葉や仕草に、一喜一憂している様を描いているように思えました。
そのように受け取ると、4連目と5連目の表現が、浮き沈みする心の様子をうまく表していると感じられました。

No.3194 - 2026/01/22(Thu) 16:16:26

Re: エラ呼吸 / 想い月
荻座利守 様

誰か想いを寄せる人との出逢いの詩、その通りです。
悲しい私とは、ツイてない「私」に交通事故のようにフッと交通事故のように出逢いが突然あったのです。

恋心を甘いしょっぱい、魚のように潜って恋に焦がれ溺れている様、を表現したいと思いました。

解釈していただいて本当に嬉しいです。
ありがとうございました。

No.3201 - 2026/01/23(Fri) 10:49:32
オルゴール / 冬の道化師
ひと穴ひと穴が奏でる音は

ゼンマイの巻き戻る

ぎこちない演奏とは

想像もつかない程に

私の心に溶け込んでくる

戻り終わる寸前の儚き音に

心の扉も閉じそうだから

早くネジを巻きに来て欲しい

No.3183 - 2026/01/20(Tue) 10:15:27

Re: オルゴール / 齋藤純二
オルゴールの一音一音、
鳴り止む最後の一音が響いて消えていく感じ、
読者の心にも溶ける作品だと思います。
戻り終わると自分の心が閉じてしまいそうだから
巻き戻しに来て欲しいとうたっているシメも良かったです。

No.3187 - 2026/01/20(Tue) 20:21:55

Re: オルゴール / 冬の道化師
齋藤純二さん
読んで頂き有難う御座います。
素敵な感想コメント励みになります。
オルゴールの音色と心情に共感して貰えた様で
凄く嬉しかったです。

No.3189 - 2026/01/21(Wed) 00:04:31
愛犬 / 冬は美しい
愛犬が逝ってしまったときの悲しみと喪失感
心の空洞がふさがるまで長い歳月がかかった

何度も繰り返して夢に現れてくるもういない犬

再会を喜ぶ犬と私
おいでって、両手を伸ばして抱きしめようとする
犬は明るい笑顔で嬉しそうに走ってくるけれど
この手が届く前に消えてしまう
そしていつもその場面で目が覚める

なんだ 夢かとがっかりする
そうか もういないのだと思い返す

そんな夢を寄せては返す波のように見続けていた

そういえば最近あの子の夢は見なくなったと気づく
喪失の悲しみの傷が癒えたのだろうか

君といた歳月
どんなに華やかで
陽気で明るくて楽しかったか
純白の積乱雲がそびえ立つ
夏の眩しい空みたいな日々だった

あの時は笑いが絶えなかったね
私の人生は毎日幸福に輝いていたよ
今までありがとう

小さな巡り合いに感謝を込めて

No.3179 - 2026/01/19(Mon) 22:31:34

Re: 愛犬 / 齋藤純二
愛犬とお別れした喪失感がひしひしと伝わってきます。
同じような経験をされた読者にとっても
そうなんだよな、と共感されたことでしょう。
やはり時間が薬になるのでしょうか。
楽しい思い出に泣いたり笑顔になりつつ
お互いに幸せな時間を共有できたと
愛犬に感謝している作品の仕上がりがとてもほっこりしていいですね。

No.3186 - 2026/01/20(Tue) 20:12:52

Re: 愛犬 / 冬は美しい
齋藤純二様
優しいコメントをありがとうございました。
涙がとうとう乾いたので詩に書けました。仕上げの表現を褒めていただきまして、作品が「温かい詩」に昇華しましたこと、嬉しく感謝いたします。

No.3188 - 2026/01/20(Tue) 20:44:15
地上の構成 / テレス
ギリシャ哲学には

地 水 火 風

古代インドは

空 風 火 水 地

佛教の奥義の話しでは

空について色々聞く人には

教えてはならないとの事

ギリシャ哲学に反しているから?

空を見上げれば 海の水は雲に 太陽や月は光を 星星は無限

No.3178 - 2026/01/19(Mon) 20:22:43

Re: 地上の構成 / 荻座利守
仏教の奥義において、空について色々と聞いてくは人には教えてはならないのは、おそらく、究極なところ「空」とは、言葉では言い表せられないものだからかなと、そんなことを思いました。
No.3181 - 2026/01/20(Tue) 07:13:17

Re: 地上の構成 / テレス
無我の心の人には一切が空(えんぎ)らしいですよ<m(__)m>

あり得ない世界 論破組には🔥

返信Thanks<m(__)m>

No.3182 - 2026/01/20(Tue) 09:01:20

Re: 地上の構成 / 冬の道化師
天の事を聞くなとは
天動説を疑うなに繋がるのでしょうか?
神なる天の存在に疑問を持っな
自分が立っている大地は動かない
いわば自分の信念たる大地は動かないのでしょうね。
天動説での生き方も面白いかも。

作品の言わんとする事と外れた所での
妄想しコメントまでした事をお許しください。
良い刺激になったのでコメントしてしまいました。

No.3184 - 2026/01/20(Tue) 11:16:30

Re: 地上の構成 / テレス
完全勝者の理論 空

切れ者の人と違い 鈍いものには誤解され

説明していると病むほどだそうです<m(__)m>

返信Thanks<m(__)m>

No.3185 - 2026/01/20(Tue) 12:07:43
/ 虹乃 衣里絵
海へ
棄てた

行き場のない
涙を

国境の
この海へ

涙の海を
海の涙に

国境の
フェンスから
棄てた

海底に
堆積するのは
多分
幾多もの
悔恨

きっと
誰もが
そうしているのだろうから

No.3176 - 2026/01/19(Mon) 18:28:12

Re: 涙 / 荻座利守
人に言えない悲しみ、人に見せない涙は、誰にでもあるのでしょうね。
海とはそんな涙を受け止めてくれる存在なのでしょう。
「涙の海を/海の涙に」という表現が、海が人の悲しみに共感しているようで、いいと思いました。
海底に堆積する幾多もの悔恨は、いつの日か浄化されるのでしょうか。そうであってほしいと願います。

No.3180 - 2026/01/20(Tue) 07:10:15
道半ば / MAX
一段のぼるたび
世界は少し明るくなり
一段おりるたび
影が静かに寄り添う

生は上へ向かう道だと
誰かが言ったけれど
死は下へ落ちることだと
誰かが決めただけで

本当は
階段は螺旋のように続いていて
上も下も
同じ円の別の場所

息を吸うたび
私はのぼり
息を吐くたび
私はおりていく

その往復のなかで
光と影は混ざりあい
生と死は
ただの段差に変わる

そして気づく
どの段に立っていても
私はまだ
途中にいるだけだと

No.3174 - 2026/01/19(Mon) 10:33:33

Re: 道半ば / 荻座利守
生と死とは表裏一体ということでしょうか。でもそう言ってしまうと、どこか違うような気もします。
そこを、「階段は螺旋のように続いていて」や、「同じ円の別の場所」と表現されているところが巧みだと感じました。
また、「息を吸うたび/私はのぼり/息を吐くたび/私はおりていく」というところも、どこか禅の思想のようで、いいですね。
生きているということは、常に「道半ば」ということなのでしょう。

No.3177 - 2026/01/19(Mon) 19:36:39
僕、空から落ち続ける。 / しゅんや
僕、空から落ち続ける。
やがて、泡と遊離し始め、あらゆる人生の凝縮された瞬間へと戻っていく……。
「哲学の対義語は物理だというが、不確実的なのはむしろ物理であって……」
いくつもの時計の針の音が聞こえてくる。
「僕の聞いてる音楽がめっちゃ良くてさあ」
僕は水色に輝くトンネルをくぐる。
「え、明日旅行?」
「ごめん、僕、早く帰らないと、習字があって」
「せんざい、ぼくがかわりに買ってくるよ」
無重力に放り出されたような感覚。
「おかあさん、あのさ、」
『うん、どうしたん?』
僕は時間に操られている。時間が急に、真っ直ぐ進みだす。
『なに、どうしたんよ?』
人生というタイムグラフの中間地点では、顔の消された女の子が、幼き頃の自分と静かにグータッチをしている。
『なになに笑 どうしたの?』
あの女の子は、誰なのだろう。
「ありがとう」
あの女の子は……。
『うん。え、それだけ?』
「うん、それだけ」
『……うん。こっちこそ、ありがとう』
ゆっくりと目を閉じる。人生に、花束を……。
ぼく、そらからおちつづける。

No.3172 - 2026/01/18(Sun) 20:46:16

Re: 僕、空から落ち続ける。 / 瀬未
様々なエピソードが転がって、走馬灯のように現れては消えてゆく……落ちて続けているのだけれど、むしろ浮遊感を強く感じました。
不思議さが癖になる作品ですね。

No.3173 - 2026/01/18(Sun) 21:40:16
かくれんぼ / 異邦人
 かいても かいても
 詩が できぬ
 消しても 消しても
 傷 いえぬ
 下駄が 軒下で泣いている
 雨に 濡れて泣いている
 かいても かいても
 詩が できぬ
 消しても 消しても
 夢 消えぬ

No.3168 - 2026/01/18(Sun) 03:31:59

Re: かくれんぼ / 齋藤純二
かいても詩ができぬ、消しても傷がいえぬ、
書くことと消すことが正反対な事象なのに
伝えたい気持ちが同じネガティブという表現が見事ですね。
そして夢だけは消えない、というシメが最高っ。

No.3171 - 2026/01/18(Sun) 11:16:55
天と地と / テレス
頭の中に

おじいちゃんおばあちゃん主人がいて

私が生きているのは

その人たちの為

お迎えを待っている

居残り児の如き

心細さに 子犬のよう

No.3167 - 2026/01/18(Sun) 00:19:56

Re: 天と地と / 齋藤純二
生きている意味を
天国にいる家族が待っているからとし、
なんとか日々暮らしている様子が垣間見える作品、
心の中で家族は間違いなく生きているのだなあと思いました。

No.3170 - 2026/01/18(Sun) 11:06:19

Re: 天と地と / テレス
私の気持ちを捉えられた感想 Thanks <m(__)m>

夏休み 冬休み 感覚の お留守番の子供"(-""-)"

No.3175 - 2026/01/19(Mon) 17:11:08
あれから / KOZU
今も昨日の事のように覚えています
あの日私の上に覆い被さって私を助けてくれた事
地震で怖がる私に「大丈夫」と言ってくれた事
今も昨日の事のように覚えています
早いものであれからもう31年経ってしまいました
毎年この場所で貴方の事を思い出しては涙がとめどなく流れます
あれから31年…
今も貴方が居ない事を受け止められず
全部、全部、今も昨日の事のように覚えています
あれから31年…今もこの場所で貴方の事を思い出しては涙がとめどなく流れます

No.3166 - 2026/01/18(Sun) 00:09:23

Re: あれから / 齋藤純二
一月十七日が来ると貴方のことを昨日のことのように思い出す、
ご本人でないとわからないという気持ちが作品からとても伝わってきました。
そして貴方の強さ、愛が伝わってきます。
きっと幸せに暮らして欲しいと思ってくれているはずです。

No.3169 - 2026/01/18(Sun) 10:58:39
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