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/ 編集パス

海葬 / 街戻り
携帯に残る通知を
未だ消せないまま

くらやみに凝(こご)る魂(たま)に
ついてきてほしいのに

こんな石に祈っても
意味なんてないから

体裁だけを整えた
宗教のくずかご


ひどく小さい
魂のかたちを
箸渡しするひとたち

こんな儀式に
どうしても意味が
あるとは思えなくて

厭世観に呑まれちゃって
暗い海の底に沈んじゃって
顔すらまともに見えないまま
終わりだなんて

前提から違ったって
二人組の片は消えちゃって
蓋をされて標本になったあと
終わりだなんて

のこったのは
数文字の

微かな体温だけ

のこったのは
数年の

おぼろげな記憶だけ

時は無常
こんなに思ったのに
時は非情
あんなに思ったのに

好きだった瞳すら
薄ら靄がかかって

No.4123 - 2026/07/06(Mon) 22:01:17

Re: 海葬 / 齋藤純二
死者を悼む作品ではなく、
残された者の納得できなさを書かれ
「数文字の微かな体温」のところは、
とても切なく印象に残りました。

No.4124 - 2026/07/07(Tue) 00:47:56
(No Subject) / 世間知らず
 
 遊び帰り道
 触れ手を

 引く手前

 僕指先 ねだる
 伏せ目 こくりと
 頷く

 近き遠い15cm

 意思と想いは
 反比例

 夕方色影結び

 振り子は
 心体温上げて

 500m手前
 家路

 二人の

 タイトル
 天の川  

No.4117 - 2026/07/05(Sun) 21:57:07

Re: / 荻座利守
明日は七夕。その伝説と重ね合わせた思い出を描いた作品と受け止めました。
三連目の「僕指先 ねだ/伏せ目 こくりと/頷く」という表現が、初々しくさをよく表していていいと思いました。
また、「夕方色影結び」という表現も美しいです。大切な思い出を鮮やかに彩る言葉ですね。

No.4119 - 2026/07/06(Mon) 08:31:57

Re: 天の川 / 世間知らず
 荻座様
 ご感想
 ありがとう
 ございます。
 古い記憶を
 書いてみました。
 
 

No.4121 - 2026/07/06(Mon) 12:39:06
あめは うれし / 世間知らず
 こさめ ぽ ぽ
      つ つ
 ふきのは かさに

 ながぐつ ふ ふ
       み み
  
           る
         ね
 みずたまりに は     
     
 とんで みずさん
 おこって「えい」ぼくを
 ぬらす かおに つぶ

 ママは おこりんぼう
 タオル ふき ふき

 また はしって 
 ママの こえ

 うふふ「ごめんなさい」
 
     また
  
 

No.4116 - 2026/07/05(Sun) 21:49:14

Re: あめは うれし / 荻座利守
文字の配置により、雨粒の落ちる様子や、水たまりの水がはねる様子がうまく表されていますね。
子供の頃は雨の日が好きだったのでしょうか。
ママに手間をかけさせながらも、また雨の中を走ってゆく姿が微笑ましいです。

No.4118 - 2026/07/06(Mon) 08:27:10

Re: あめは うれし / 世間知らず
 荻座様
 ご感想
 ありがとうございます。
 子供の頃を思いだし
 書いてみました。
 
 

No.4120 - 2026/07/06(Mon) 12:34:12
(No Subject) / テレス
人間の意識されてない
光線や音波
ドッグが
教えてくれる
声にしないのに
私にはシッポ無い
アイコンタクト?
第六感が最上級?
仲間かどうか?

No.4112 - 2026/07/04(Sat) 16:20:28

Re: / テレス
たまには自分だけの
答えと言われる
人生論人生観
真理以外の領域

No.4113 - 2026/07/04(Sat) 23:05:00

Re: / 齋藤純二
たまにジャンケンで
相手の出すのが分かってしまう時がある。
第六感か、相手の癖から分かるだけなのか……

No.4114 - 2026/07/05(Sun) 11:12:33

Re: / テレス
なかよし以外から
親にさえ
わからない−って
言われる私には
愛があるか判ります
宝くじ頼みの人危機
お遊びの株人は玄人?

No.4115 - 2026/07/05(Sun) 15:57:00

Re: / テレス
めったに出ない
メタンガスが出たら
体がプラスチックか?

No.4125 - 2026/07/07(Tue) 04:19:47
/ シホ
夜に含まれる
小さな発声
遠い鉄道の摩擦音
ラジオのノイズ
盛りのついた猫の声
緊急車輌の走るサイレン

真夜中の覚醒に
耳をすます
かすかな音が
言葉を紡ぐ
消え入るような
言葉を紡ぐ

声なき者の
弱小さ
大きな声は
不敵な力をもつ
声なき不具者は
ただ耳をすます

自我を主張し
大きな声で叫ぶより
声なき者の
声を聞く
紡がれる言葉の
糸を読む

No.4110 - 2026/07/04(Sat) 11:05:33

Re: 声 / 荻座利守
繊細な感覚の詩ですね。
1連目の描写に静謐な感じが潜んでいて、その光景が見に浮かぶようです。
真夜中の微かな音の内に声を聞くということ。
その行為、あるいは意思が、弱小なる者の声なき声を聞くことにつながってゆくところが、とても美しく思えました。
末尾の「声なき者の/声を聞く/紡がれる言葉の/糸を読む」ということは、詩の役割の一つであるような気がします。

No.4111 - 2026/07/04(Sat) 14:26:34
後悔を恐れて / ともみ

柔らかな こもれ陽が降り注ぐ
午後のこの時間 時の波を
駆け足で追い越していく

ときめきを感じたくて 安らぎを探して
いつか こんなに遠くまで歩いて来た

これから どこに行けばいいのだろう
もしも悲しい真実があっても

後悔を恐れている 私だけれども
眠れぬ夜はあなたの事を想う

ささやかな誠実 ひたむきな努力は
守り続けると決めたはずなのに
いつのまに時の波に流されてしまい
大切なものを失い
それでも私は強く生きよう

No.4105 - 2026/07/03(Fri) 19:44:02

Re: 後悔を恐れて / 世間知らず
 タイトルは
 後悔を恐れて。
 しかし、 
 「後悔を恐れている
  私だけれども」
 この一文で
 恐れから
 受け入れたのだと
 私は感じました。
 

No.4106 - 2026/07/03(Fri) 23:37:53

Re: 後悔を恐れて / 荻座利守
後悔への恐れがあると、そこから前へはなかなか進めませんね。
そんなとき、支えとなる何かがあれば、背中を押してくれる誰かがいれば、最初の一歩を踏み出せるのでしょう。
表現としては、1連目の「午後のこの時間 時の波を/駆け足で追い越していく」というところが美しいです。
詩の表現への探求、それが一歩の支えとなればいいですね。

No.4108 - 2026/07/04(Sat) 07:43:56

Re: 後悔を恐れて / ともみ

世間知らず 荻座利守 様

どうも感想ありがとうございました
前に進みたくて書いて見ました
詩を書くと楽しいのでいいですね
また投稿しますので
どうぞよろしくお願い致します

No.4122 - 2026/07/06(Mon) 19:46:26
(No Subject) / テレス
失われた30年が
came suddenly
突然の別れ
お礼もいえず
○○で待つって
道中怒り心頭
今残った者の
仲間割れ
不協和音の楽譜
楽譜通りの和音なら
素晴らしいよ

No.4104 - 2026/07/03(Fri) 14:56:39

Re: / 荻座利守
失われた30年。
でも取り残された庶民にとっては、いまだなお失われたまま、なのかもしれません。
不協和音の楽譜が、この社会のいたるところに掲げられているような気がします。

No.4107 - 2026/07/04(Sat) 06:38:57

Re: / テレス
経験値上がった感じの
評価🙏コメント
凄い😱

No.4109 - 2026/07/04(Sat) 09:07:49
気がかり / 千輪
あなたの後ろに誰もいないって
誰が約束してくれたのですか
隣に覗き込む影がないって
誰が確かめてくれるのですか
どこにも見下ろす視線がないって
誰が見ていてくれるのですか
あなたの寝具の中には
本当に誰もいないのですか?

ふと響いた軋む音は
本当に劣化なのですか
どこかで聞いたあのお話は
ただの虚構なのですか
届いた典型の怖いお手紙は
だれかのおふざけなのですか
あなたの視界の端の暗闇は
ただの暗闇なのですか

いいえ

子どもの頃のあの感情は
本当に薄れているのでしょうか
暗い廊下の先の黒には
誰も立っていなかったでしょうか
学習机の下の暗がりに
誰の手もなかったでしょうか
あなたの頭の後ろの暗がりは誰なのですか?

あの写真の隅の模様は
誰かの顔ではなかったですか?
電源を落としたスマートフォンに
映るのはあなただけでしたか?
夜更かしの夜のふとしたときに
動くのが怖くなりませんでしたか?
今日あなたは誰に起こされたのですか?
ひとりでに?

いいえ

No.4100 - 2026/07/03(Fri) 00:59:47

Re: 気がかり / 荻座利守
タイトルの「気がかり」とは、この世のものならぬ魑魅魍魎への直感だったのですね。
「暗い廊下の先の黒」「学習机の下の暗がり」というところを読んで、すっかり忘れていた子供の頃のの感覚を思い出しました。
それらは愚にもつかぬ妄想、と切り捨てられることが多いですが、実はとても大切な感覚なのではないかと、この作品を拝読してそんなことを思いました。

No.4102 - 2026/07/03(Fri) 08:29:31
/ 落陽
“君の声が聴こえた”
僕には聞こえなかったはずの君の声が。

僕のスマートフォンから流れる君の声はあまりに儚く壊れそうで

今にも電波の海に消えてしまいそうだった

No.4098 - 2026/07/02(Thu) 21:10:02

Re: 雛 / 齋藤純二
喪失と再会のあわいの瞬間を切り取る作品は、
題名の「雛」も相まって、弱くて壊れやすいものを
そっと手のひらに乗せて眺めているような印象と
儚さを感じる作品でした。

No.4101 - 2026/07/03(Fri) 07:35:40
青鈍 / すもも
海の果てをみつめるんだ
みるんだ
落し物はないかもしれないが

愛があり
哀しみがあり
甘い眠りがあり

つぶつぶの水面
浪漫さえ汚染され
反抗の代償に得た自由

つづく、つづく広すぎる世界
わがみの生

それでも帰るよ
ただいまと言うよ
どうだった? 笑うきみに
嘘を言うよ
世界でいちばん、
うつくしい落陽をみた、と

No.4092 - 2026/07/02(Thu) 16:30:12

Re: 青鈍 / 荻座利守
「青鈍」とは哀しみの海の色でしょうか。「世間」とか「世の中」とか呼ばれる哀しみの海。
自由とは孤独の裏返しなのかもしれません。
そんな孤独に触れたなら、「世界でいちばん、うつくしい落陽をみた」と、嘘をつくしかないのでしょうね。

No.4097 - 2026/07/02(Thu) 19:29:34
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