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無情の雨 / レノ
手を繋いで一緒に生きて行こう
無情の雨の中 隠れていた
君の心
てが震えていた
黙ってついてきなさい
ぎゅっと手を差しのべて手を貸すよ
家に帰るのであった

No.2565 - 2025/09/10(Wed) 12:38:42

Re: 無情の雨 / 荻座利守
タイトルの無情の雨とは、この世間の非情さの象徴でしょうか。
そんな降りしきる非情さの中で、手を差し伸べ、手を繋ぐということ。
それは、絶望の暗闇の中に点る、ごく小さな灯火のようですね。
そして共に帰る家とは、無常の雨をしのぐ、唯一のシェルターであるかのようです。
広大な砂漠の中の、膨大な数の砂粒の中に、一つだけ見つけた小さな宝石のような一瞬、そんなふうにも感じました。

No.2566 - 2025/09/10(Wed) 19:31:06
「こころがいたくてくるしいならば」 / 万年 草
わけもなく          あなたのこころの
くるしいことって       そのいたみ
ありますか          そっとはなして
               みませんか
いみもなく
ここころがいたいことが    こころがいたくて
ありますか          つらいなら
               なにかにひょうげん
なぜなのか          してみましょう
わからないけど
なみだあふれる        だれかにみせる
ことはありますか       わけでなく
               ただただしろい
つらいのに          かみのうえ
かなしいのに
そのむねのうち        つらくてくるしい
だれにもつたえる       むねのうち
ことができなくて       ぜんぶぜんぶ
               はきだして
ひとりのむねに
おしこんで          らくになって
いたみをこらえて       みませんか
たえていませんか
               そしたらいつか
それはね           ひとりじゃないと
こころがつかれて       わかるから
いるのです
こころがふかく        ほんとうに
きずついて          いたみをわかってくれる
すっかりつかれて       だれかがいると
いるのです          わかるから

No.2562 - 2025/09/09(Tue) 14:39:08

Re: 「こころがいたくてくるしいならば」 / 齋藤純二
こちらの詩の掲示板が
作品にあるような場になると
いいなあ、と思いながら拝読しました。

No.2563 - 2025/09/10(Wed) 08:38:09

Re: 「こころがいたくてくるしいならば」 / 万年 草
齋藤さま、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、そんな場になるといいですね。

No.2564 - 2025/09/10(Wed) 10:41:15
擬態する神 / 積 緋露雪
何てことはない。
神と呼ばれてゐたものは、
森羅万象に擬態し、
その身を隠してゐて、
常人には見えない存在として此の世を闊歩してゐたのだ。

それが知れたからと言って、
神は全く臆することなく
擬態に擬態を繰り返して
此の世の森羅万象に変化するのだ。

しかし、それを一度知ってしまった者は、
気が触れて、気が触れたとして後ろ指を指されながら、
途方に暮れて、
それでも砂を噛む思ひをしながらも何としても生き延びるべきなのだ。

だが、神を見たという者は最早それのみで此の世の中で孤立せずにはをれぬのだ。
何とも残酷な仕打ちなのだが、神を見てしまった者は基督のやうになる外にないのだ。
此の世に見捨てられ、磔刑にかけられて、
神を全く信じぬ白痴の者達に
嬲られる外ないのだ。

さて、俺はこれまでに何人の神を見た者を見てきたのだらうか。
俺がその咎から遁れられぬのは言ふに及ばず、
実際に自責の念に駆られながらも、
神なんぞ信じることなく、
森羅万象の秘密を知り得べくと思ひ上がった先入見により視野狭窄に陥り、
さうして実際に森羅万象の秘密を一度は科学者に委ねたのだ。

しかし、それが誤謬でしかないといふことが解ると
俺は顔を蒼白にしてぶるぶると震へ出し、
ずぶ濡れの子犬の如く此の世に懺悔したのであった。

擬態する神は、
しかしながら、そんなことには眼もくれず、
森羅万象に変化することを楽しみ、その自在感に満足至極の態で
俺にあかんべえをして、
にこにこと嗤ってゐやがるに違ひないのだ。

それに憤怒した俺は、しかし、神の為すがままに弄ばれて、
遂には此の世に屹立する場を失ひ、
俺はやうやっと闇に擬態する術を覚えたのだ。

闇に紛れてゐる俺は、
やがて盲て完全に闇に同化するに違ひなく、
さうでなければ俺は直ぐにでも自滅の道を選ぶのであったが、
かうまで神に弄ばれたまま、
憤死するのも忌忌しく、
闇の中で眼光鋭く神の擬態を見破って
神諸没するべく、
その時を只管待ってゐて
闇の中で息を潜めてゐるのだが、
闇に目が慣れて来るに従ひ、
視力は弱り、
神の擬態を見破るなんて俺の思ひ上がりに過ぎぬのであり、
俺が闇に身を隠したことが既に俺の敗走の始まりでしかなかったのだ。

――そんなへっぴり腰ぢゃ、私の擬態を見破るなんて千年早いぜ。ふっふっふっ。ほれ、もっと闇を喰らって、闇で私を捕へる術を探るんだな。へっ。何時まで生きてゐることやら、ふはっはっはっはっ。ざまあないぜ。

No.2559 - 2025/09/07(Sun) 20:49:15

Re: 擬態する神 / 齋藤純二
神と俺がお互いに関わり合い
日々を楽しんでいる感じもしますね。
もしかしたら友だちなのだろうか。

No.2561 - 2025/09/08(Mon) 22:52:05
夏休みの残像 / Ema
強い陽射しを受けとめて
水面がきらきらと輝いている

ただただ実直な長方形のプールは
やり切ったと言わんばかりに
静寂を受け入れていた

この土地になじんだ 屋外市民プール
その身ひとつで
今年も多くの子供たちを迎え入れて
夏の思い出と一緒に送り出したんだろう

はじける声の余韻を
水中に抱いて
新しい夏まで眠りにつく

No.2553 - 2025/09/06(Sat) 07:58:11

Re: 夏休みの残像 / 荻座利守
夏休みの喧騒と、それが過ぎ去った後の静けさが、目の前にまざまざと映し出されるような感じのする詩ですね。
冒頭の水面が陽光をはじく光景や、2連目の「実直な長方形のプール」、そして最終連の「はじける声の余韻を/水中に抱いて」といった表現が秀逸だと感じました。
次の夏まで眠りにつくプール。冬の間も楽しい夢を見るといいですね。

No.2556 - 2025/09/06(Sat) 14:11:30

荻座利守 様 / Ema
おはようございます。お読みくださりありがとうございます。ご感想に素敵な表現がたくさんあり学ばせていただいてます。「水面が陽光をはじく」に打たれました。
喧騒と静寂の対比を感じていただけて、よい表現と感じていただける箇所があって、とても嬉しいです。絶賛長期休暇中のプールにお言葉をくださりありがとうございました。

No.2558 - 2025/09/07(Sun) 08:31:40
傍らに / ゆづは
あなたの言葉が 遠く聞こえた
きっと 間違ってなかったと思う
だけど 私には響かなかった

良かれと思って差し出された手
その想いが どれほど
優しさに満ちていたか
痛いほどわかっていたけれど

その善意が ときに
胸の奥を 重く沈め
脆く崩れそうな心を
押しつぶしてしまう

何かを求めていたわけじゃない
沈黙のままに
心の声に耳を澄ませて
ただ 私の影の傍らにいてほしかった

それだけでよかった
それなら 
その手をはねのけはしなかった
こんなにも深く あなたを
傷つけることもなかったのに

No.2552 - 2025/09/06(Sat) 02:27:39

Re: 傍らに / 荻座利守
善意が人を傷つけるということは、しばしばあるようですね。
3連目の表現に、その苦しさが巧みに表されています。
この詩を拝読して、何か困ったことを話すとき、男性は解決策を求め、女性は共感を求める、という話を思い出しました。でもそんなふうに分析的に考えること自体が、「脆く崩れそうな心を押しつぶしてしまう」のですね。
人が本当に苦しいとき、ただ黙って寄り添うことの大切さを教えてくれる作品だ感じました。

No.2554 - 2025/09/06(Sat) 09:54:26

Re: 傍らに / ゆづは
荻座利守さま

こんにちは。いつも丁寧なご感想をくださり、ありがとうございます。
相手に直接気持ちを伝えられれば良かったのですが、声にさえもならない言葉を、詩にすることしか出来ませんでした。私のために言ってくれたのに、それをはねのけて、相手を傷つけてしまったことが、とても悲しかった。この想いは、ここに仕舞っておきます。ごめんなさい……。

No.2555 - 2025/09/06(Sat) 11:32:57
現実と詩 / 異邦人
   (私はナイフで傷を負った)
    草の葉に雨が落ちた
   (血が吹き出した)
    マンホールから水柱の花が咲いた
   (痛みが続いている)
    胸が口をつぐんでいる
   (指に包帯を巻いた)
    一本杉が着物を着て立っていた
   (現実はコバルトのように私をひきつけた)
    詩は池のほとりのあめんぼ
 
 

No.2549 - 2025/09/06(Sat) 00:36:03

Re: 現実と詩 / 齋藤純二
カッコの方が現実でしょうか。
現実からくる痛みの受容と
自ら描こうとする詩による能動、
現実にある痛みや不安を
詩によって緩和されるかのようですね。

No.2551 - 2025/09/06(Sat) 01:05:19
/ 異邦人
   川に紅葉が映っている
   風に乗ったシャボン玉が岩の頬にはじけていた
   シンバルが鳴った
   野原のきつねが首をのばしている
   山の月が崖の上の小さな花を照らしていた  

No.2548 - 2025/09/06(Sat) 00:10:08

Re: 秋 / 齋藤純二
作品がきれいで流れがあり音があり、
そしてキュートな表現がいいですね!

No.2550 - 2025/09/06(Sat) 00:47:49
「生きる」 / 万年 草
明日が
どうなるかなんて
誰にもわからないから

そんなことよりも
今この時を
どうするかが
大切だ

何がしたいのか
何ができるのか
それさえわかれば
あとは簡単

ただそれに向かって
進めばいいだけさ

君には夢はあるかい
何度打ち砕かれたって
色褪せない
不動の夢は
君にはあるかい

それさえあれば
どこでだって
何があろうと
生きて行ける

それが
生きるということさ

No.2545 - 2025/09/04(Thu) 14:55:59

Re: 「生きる」 / 齋藤純二
ああ夢ない日々に流されているなあ、と
作品を拝読しながら気付かせていただきました。
今を活気良く生きるため、
小さな夢でもいいから描こうと思います!

No.2546 - 2025/09/04(Thu) 18:47:46

Re: 「生きる」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、小さくても夢があれば、
つらいことも耐えられますね。

No.2547 - 2025/09/05(Fri) 16:07:34
燻る / ゆづは

夜の底に沈んだ声が
足元の冷たい床に
溶けて消えゆく──

叫んでなどいない
ただ、横たわる闇の中で
幽かな息をしているだけ

無音の悲しみが
遠く、どこかで響き
ひび割れた心が軋む音を立てる

ぶつけようとすれば
拳は虚空を切り
無力さが返ってくる
訴えようとしても
言葉は沙のように崩れ落ちる

ゆらりと立ち上がる
密かな感情が
火にもなれず 灰にもなれず
じりじりと
胸の奥で動けずに
立ちすくんでいる

No.2539 - 2025/09/03(Wed) 03:39:30

Re: 燻る / 荻座利守
現代社会に生きる者の内に燻る、言いようのない暗い感情が丁寧に表されていますね。
「足元の冷たい床」「横たわる闇の中」「幽かな息」といった表現が、その悲しさを美しく表しています。
そして、虚空を切る拳、沙のように崩れ落ちる言葉、火にも灰にもなれない感情なども、実感を持って描かれていることが感じられて、共感できます。
非常に繊細な感覚の詩、という印象を持ちました。

No.2540 - 2025/09/03(Wed) 06:46:46

Re: 燻る / ゆづは
荻座利守さま

お疲れさまです。お忙しい中、拙作をお読みくださり、丁寧なご感想を、いつもありがとうございます。
共感していただけて、何よりもうれしかったです。

No.2542 - 2025/09/03(Wed) 07:32:04
影光る / 積 緋露雪
浜辺に足跡のみを残して
消えてしまった彼は、
多分に、月影の下
影踏みに夢中で海に呑み込まれ消えたのだらう。
彼の影は異様に蒼白く冷たく光り、
私はそれを見た途端に
それが梶井基次郎の霊と見当をつけ、
彼は自身の作品『Kの昇天――或るひはKの溺死』の如くに
影にどこかで落っことした吾を見つけてしまったに違ひない。
そんな影を踏む影踏みは、
夢中にならずにはゐられず、
その吾を踏み付ける愉楽は
何物にも代へがたくあり、
彼もまた、影が光りを帯びた霊性の眷属に見えたに違ひない。
さうして、死に行く彼は、
最期に潮を抱き締めるやうにしながら
――Eureka!
と快哉を挙げ、
その聲が消ゆると共に絶命したこの入水に
彼の宿痾である重い癆痎から解き放たれて、
初めて安らぎの中に没することが出来たに違ひない。

吾もまた、夜の秋の月影の下、
この吾の光る影を踏み躙り
吾を踏むといふ何物にも代へがたき愉楽の中で、
入水する欲求に身を任せてしまひ、
溺死する吾を
唯、吾は抱き締めるしかなかったのである。

No.2538 - 2025/09/02(Tue) 21:05:38

Re: 影光る / 荻座利守
梶井基次郎の「Kの昇天ー或るひはKの溺死」へのオマージュでしょうか。
「影にどこかで落っことした吾を見つけてしまった」というところに、影とドッペルゲンガー、現実の世界への違和感といったことを感じました。
それらは、長い病を背負った者の感覚なのかもしれません。
幻想的で、儚げな美しさを帯びた作品です。

No.2541 - 2025/09/03(Wed) 07:26:15
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