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「小さな幸せ」 / 万年 草
大きな幸せは
なかなか
つかむことは
むずかしいいから

まずは
小さな幸せから
見つけてゆきましょう
探せば必ず
みつかるはずです

雨上がりに虹を見た
道端ない小さな花が咲いていた
朝小鳥がさえずっていた
野原に蝶々が飛んでいた

なんでもいいのです
その時心が
ときめいていれば
それが幸せです

見つけているうちに
やがて大きな幸せに
出逢えることが
出来るでしょう

No.4229 - 2026/07/21(Tue) 13:48:23

Re: 「小さな幸せ」 / 荻座利守
大きな幸せを求めてばかりいると、疲れてしまいますね。
また、なかなか得られずにがっかりもしてしまいます。
ですから、まずは小さな幸せから見つけてゆくのがいいのでしょうね。
「その時心が/ときめいていれば/それが幸せです」
まさしくそのとおりだと思います。

No.4232 - 2026/07/21(Tue) 19:11:17

Re: 「小さな幸せ」 / 世間知らず
 何気ない一日
 それ自体が
 幸せなのかも、
 と読ませていただき
 ました。
 

No.4238 - 2026/07/22(Wed) 06:33:44

Re: 「小さな幸せ」 / 万年 草
ミスタッチです「道端ない」は「道端に」です。すみません。

荻座さま、
ご感想ありがとうございます。
そうですね。日常の小さな幸せ
見つけてゆきましょう

世間知らず様
ご感想ありがとうございます。
そうですね、それこそが一番の
幸せなのかもしれませんね。

No.4240 - 2026/07/22(Wed) 14:28:22
紡ごうよ! / 素寒貧
バタバタ、なあ、なあ
飲んだくれが倒れる時間だ
孤独が起き上がる時間だ
使い古された言葉が火になる時間だ
メラメラ、さあ、さあ
成功した実験はまだない
読まれた手紙はまだない
確認された愛情はまだない
ポロポロ、ああ、ああ
忘れたステップを思い出そうか
隠した記憶を拾いに戻ろうか
教わった痛みをなぞろうか
希望を質に入れて酒を受け取ろう
君の涙を人質に僕はスキップを命令する
いくつかの波にのまれたら
僕らはきっと消えるだろう
怖くない、怖くない、おばけなんか怖くない

No.4226 - 2026/07/21(Tue) 04:49:52

Re: 紡ごうよ! / 齋藤純二
とても強い夜のテンションと壊れかけた感情のリズムを持つ作品 ですね。
言葉が火花のように散っていく感覚があり、
情景よりも 心のざわつき、酔い、孤独、希望の残滓 が前面に
表現できた作品はよかったです。

No.4228 - 2026/07/21(Tue) 08:59:26
(No Subject) / 双葉雨希
 空に落ちた白い月を見れば、それはそれは煌やかに燃えて。目から飲み込んだ光は苛やかに胸の中を点滅する。
 それは遠くの星を見るように何でもないことなのだろうか。そうであってほしくないという思いは、ただただ煩わしいばかりだ。

No.4220 - 2026/07/20(Mon) 21:35:33

Re: / 齋藤純二
「何でもないこと」にしたくない心の揺れを
白い月から吸収されるモノから表現された見事な作品ですね。

No.4227 - 2026/07/21(Tue) 08:48:28
朝の記憶 / 石蛍
朝の光が差していて
一方通行の足元で
二つ仲良く並んでいる
苔むしているコンクリートブロック

朝のいつもの道のなか
私ははっと足を止めた
振り返った街角の
美しかったコンクリートブロック

そんな朝の風景は
次の日には消えてしまって
写真なんて残してないから
思い出にあるコンクリートブロック

No.4219 - 2026/07/20(Mon) 21:04:11

Re: 朝の記憶 / 荻座利守
道端のコンクリートブロックに「美しさ」をら見いだす感性が素晴らしいですね。
そのコンクリートブロックは、思い出の中にのみ残されたからこそ、美しく熟したのかもしれません。

No.4223 - 2026/07/20(Mon) 22:01:34

Re: 朝の記憶 / 石蛍
荻座さま、ご感想ありがとうございます。
この風景は、私の記憶にずっと残っているんです。
ふとした瞬間に出会った、なんてことないのに鮮烈な、あの風景を表現したかったんです。

No.4224 - 2026/07/20(Mon) 22:10:00
八月六日 / 世間知らず
 暑き日
 服をたたみ 作業

 空から 塊

 閃光地響き

 溶かす熱風

 川沿い 歩く私を
 最後に見たと
 人は言う



 五十年後

 私の手元に
 一枚の絵 裏に
 「昔の君を 思いだし
  描いてみた」

 野に咲く一輪の様な
 姉は  天へ

 その姉を
 想い続けた
 人が 居たとは

 絵はあの頃の まま

No.4218 - 2026/07/20(Mon) 20:54:12

Re: 八月六日 / 荻座利守
半世紀の思いは、天のお姉さんに届いたのでしょうか。
人の想いは時を止まらせ、それを飛び越えるのですね。
たとえ地獄のよう熱と衝撃波にさらされたとしても。

No.4222 - 2026/07/20(Mon) 21:57:23

Re: 八月六日 / 世間知らず
 荻座様
 ご感想
 ありがとう
 ございます。
 
 また、投稿致します。

 
   

No.4225 - 2026/07/21(Tue) 00:58:08
(No Subject) / 双葉雨希
人混みの中で、息の仕方を忘れてしまったように。
息の吐くところを忘れ、肺が膨らんだ状態でさらに息を吸う。
酸欠になってクラクラとする頭。
これは恋とよく似ている。

人混みの中から抜けた、人から見えない物陰で。
深く息を吸いこむと、酸素を得た血が身体を巡る。
ドキドキと鳴り熱くなる心臓。
これも恋とよく似ている。

昔、好きな人がいた。
君のことを思うたび、吐き気を催した。
胃が捻れ曲がるほど、君の一喜一憂を想像した。

それは恋によく似ていた。
一途な片思いだった。

あの日、私は君の姿を橋の上から覗いた。

そして今日の眠れない夜。
私はまるで、恋煩いする少女のようだ。
苦しくて、息ができなくて、消えてしまいたい。

No.4217 - 2026/07/20(Mon) 20:51:54

Re: / 荻座利守
恋や片思いを、息のできない、の仕方を忘れてしまったといったことで表しているところが、実感がこもっていていいですね。
「君のことを思うたび、吐き気を催した。」というのも、とても独自性のある表現だと思います。
消えてしまいたくなる心情が巧みに表されています。

No.4221 - 2026/07/20(Mon) 21:51:51

Re: / 双葉雨希
 荻座様

 ご感想ありがとうございます。

No.4230 - 2026/07/21(Tue) 14:09:49
詩の「し」として / マヒルマ
宙に浮く思考は可燃性
誰かに火傷を負わせた
私はとたんに濃くなって
輪郭がくっきり出はじめる
私をみないで
みないで

いつか透明になれたら
棒飴の棒に
看板裏の電気に
街ゆく人びとのひとりに
世界の「せかい」に
なれたら
どれだけ

どれだけ

No.4215 - 2026/07/20(Mon) 18:28:23

Re: 詩の「し」として / 荻座利守
誰かを傷つけてしまうことへの恐怖でしょうか、あるいは、生きている以上は傷つけざるを得ないことへの苦しさでしょうか。
「棒飴の棒」「看板裏の電気」「世界の『せかい』」「詩の『し』」。
すぐに捨てられてしまうもの、裏側にあって目に見えないもの、発せられた途端に消えてしまうもの。
他者を傷つけることのない、そのような存在への憧れでしょうか。
とても印象深い詩です。

No.4216 - 2026/07/20(Mon) 18:36:33
「戻っておいで」 / 万年 草
あなたの後ろの
見えない影が
そっと手招き
しているよ

誰も知らない
異界へと
ゆるゆる
あなたを
誘っているよ

聴いてはいけない
子守りの唄で
あなたを惑わし
引き込んで

二度とは戻れぬ
黄泉への道へ
早くおいでと
誘ってる

くわばら
くわばら
南無阿弥陀仏

戻っておいで
そこから先は
通せんぼ

行かせはしません
絶対に

魔物は祓って
戻っておいで

No.4211 - 2026/07/20(Mon) 08:52:01

Re: 「戻っておいで」 / 荻座利守
今回はなんだか少し怖い感じの詩ですね。
憂鬱な気分がひどくなった時に、ふと、黄泉の国への甘い誘いが聞こえてくるのでしょうか。
詩を書くことが、この「くわばら くわばら」になるといいですね。

No.4212 - 2026/07/20(Mon) 11:33:49

Re: 「戻っておいで」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
夏なので、こんな詩を書いてみました。
少しは涼んでいただけたでしょうか。

No.4213 - 2026/07/20(Mon) 13:44:32
痛みへの十字架をかつて愛したと錯覚させたお前へ。 / Suis
(暗転)
舞台の幕を閉ざし、観客席のいない空疎な場所へと高らかに声を荒げる少年は。やや目元に泣きぼくろが見受けられ、裸足とみすぼらしい格好なのに対して瞳は、焔を宿していた。因縁の区切りだと詩の欠片を千切ってみせ悪役にみずから、名乗り出る。苦痛にゆがんだ笑みをこれで終いだと言いたげに滑らかに!
「俺はさ。お前(ら)のその、腐りきった唇を縫い合わせたくて仕方なかったんだ。別れを言うたくせに罪悪感に駆られて痛みの負債をこちらに負わせようとしている浅はかさや、離れた決断によって輝く未来を尽く打ち砕こうとする愚かしさに我慢がならなかった。舐めていると。そして身にふりかかる困難に立ちはだかるときには自業自得だと眼差しは冷え切っていた。散々喚いた末にくわえてひたむきを弄んでは去り、又現れるとは、害虫より外に区別のしようもないと。だから痛みを更に苛烈に、未練など埋めて今後の人生に入らない工夫用にと歳月をふいにし、嫌な人間性を肯定し、受容性をみせた。全てはお前(ら)の意識を加害に巻き戻すために。歌や詩や言葉がかつては輝いて憧れたものの名残もなく。悪者の立場にならないでおこうと必死な姿、慈悲や哀れみの恩恵に縋れずにいる未来のすがたに!耐えきれずに、放り出さないふりをしているに過ぎない。俺はその、全体に対してのぬめる容認を他者に求めることへの甘さに反吐が出た。優しくされたいがされすぎると逃げる、追うと追われないため追い続ける。蜜だけを啜っているなら相応の地獄が有って然るべきだというのに、仮面をかぶっては正当化させ頷かせようとする、好かれたい権化欲に付き合いきれない。構われたくて貴殿らに語りかけていると思うなら、それで結構!生憎と、本心だ。こちらは金星へ傾けたいのに対して延々と、白黒の映画を流し続けてはそばに置く生殺しの罪深さは自覚しているのだろうか。糾弾も変容の期待すらしていない。最早変わろうともしていない人種に敢えて交わろうとも思わない。自分を飾り立て、血のぬくもりを嗜好ととらえては悦楽するそちらと同じになりたくはない。触れられるのも隔てられるのも何方でも良くはない。粘着質な執着と模倣性を辞めて関わらない誓約書を血判付きで賛同していただけるなら何処で何をしていようと関係ないのだ。要は。差し伸べる気も更々なく、文句のみあからさまに垂れ流す輩が近づくと最期は不運になるという事だ。お前は置いていかれ、その施したのに振られた、との物語欲しさに触れる愚か者以外に。俺にはその他には映らない。どれ程まで付き纏う気なのか。正直、裏側になる気も独りになる気概も根性もない奴に居られても迷惑だよ。精々俺と(私と)別れた人間同士で仲睦まじく延々と恨み辛みを吐露するといい。そんな無為な時間を過ごして落魄れる選択をしたのはひとえにお前自身なのだから致し方ない。形はとうに去り、今は只の互いの過ちを容認しあう共犯者もどきになった。終わりにしようと委ね合い泥を押しつけ合う醜い光景。私はお前の事が最初からどうでもいい。私を俺を!想うと。心の底より祈り願うなら!関わらない選択を取ってくれた方が遥かに有り難い。血の繋がりや深い感情の交錯を断ち切った中、未練に縋るほうが間違えている。許さないから安心して良い。手許に残る負の遺産以外にはもはや動かされない。別れよう。お前は恵まれていてそのうえに立つ綿の草原を歩いて嘆いていると少しは周囲に気を回したほうが視野も広くなるんじゃないか。左様ならを幾つも唱えて胃痛の日々だったあの頃を教訓にこれからはどうか艱難辛苦を受けて涙に打ち拉がれてください。されなかろうと些末です。観測しませんから。私と俺の憂鬱を引き出してくれて謝罪をさせたいが倫理の欠如した人間には分からないだろう。左様なら怪物。左様なら化け物に似せた人間。泥のなすりつけ合いより見付けたい者を眺めているよ。亡くなったら屹度、無表情の沈黙なまま焼却炉へ骨ごと燃やすだろう。しろく棚引く煙が垣間みえたときにようやく肩の重しも取れるのだ。蛾は炎に抛らなくては。表情も声も霞み、記憶ごと、なくなる。再会を取り消して想い出のまま一生逢わなければ互いによく済んだ。それすら叶わない夢物語ときて、せめてものと緩衝材を張れる時期を見計らっている。別れは最も波のおだやかで凪ぐころに、予告も予言もなく唐突に終わらせれば諦めがやがて薄まって忘れてゆくと定めて。神様にあいに神社へ足を運んだ。どうかあの無礼な者と生涯深くも浅くも関わることのなきようにと。嗚呼。離れたかった。────さようなら。大嫌いで信念を異なる者。私はお前が心底嫌いでした。今はより厭うております。どうぞ閻魔に舌を痺れるほどのちいさなちいさな拷問が、死後、訪れますように。前を向いてゆきます。愛しかった純真な星。おまえは汚れてしまったね。」

(降壇)埃かぶった床へひからびた雛菊をひとつおいて。少年は港へと船を漕いだ。何処までもどこまでも。遠くを見据えて。

No.4206 - 2026/07/18(Sat) 19:34:41

Re: 痛みへの十字架をかつて愛したと錯覚させたお前へ。 / 荻座利守
少年の泣きぼくろが印象的です。
孤独な少年、孤独を求めている少年、あるいは孤独を選ばざるを得なかった少年を描き出した作品ですね。
最後に独り舟を漕いでゆくところが美しいです。

No.4207 - 2026/07/18(Sat) 21:41:00

Re: 荻座利守 / Suis



独白、吐露、決断を順繰りにすることによって、悲壮感をあらわしたかったので、嬉しいです。

この後の少年は恐らくさまざまな困難に直面し、もしかすると倒れるかもしれませんが、それでも自ら場所を変えたことに意味があると、そう想いを込めて綴りました。

舟に嵐が訪れようとも、それは美しい在り方だと。ありがとうございました。

No.4214 - 2026/07/20(Mon) 16:32:32
(No Subject) / 牛太郎
どれだけ周りに恵まれていても
それを感じる心がなければ
幸せにはなれない
満たされない何かがあって
それを満たそうとしてしまうから周りの
幸せには目を向けられないのかもしれない
ああ ただ一つ ただ一つ
得られさえすれば幸せなのに
ああ こんなにも こんなにも
幸せは転がっているのに

No.4191 - 2026/07/17(Fri) 22:17:42

Re: / 齋藤純二
満たそうとする行為そのものが、
周りの幸せを見えなくする
という逆説がガツンと響いてきました!

No.4198 - 2026/07/17(Fri) 23:48:21

Re: / 世間知らず
 何をもって幸せか、
 問いかける詩ですね。
 目の前にある幸せ
 大切にしたいですね。

No.4200 - 2026/07/18(Sat) 00:49:45

Re: / 牛太郎
ありがとうございます。
幸せなことは実は身近にあるかもしれないのに、それに気づけないから自分は不幸だと思って苦しんでいるのかもしれない、と考えました。
自分自身にも、色んな人にも、身近な幸せに気づいてくれればいいなと思います。

No.4208 - 2026/07/18(Sat) 21:46:10
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