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「花咲く丘」 / 万年 草
明日の朝
花咲く丘へ
歩いてゆこう

野辺を彩る
希望の花を
見るために

年に一度の
花たちの
幸せの宴を
見るために

花咲く丘が
待っている
希望を咲かせて
待っている

明日の朝
山の向こうに
陽が昇ったら
涼しい風に
導かれ

花咲く丘へ
歩いてゆこう
希望の丘へ
歩いてゆこう

No.4332 - 2026/08/05(Wed) 14:44:44

Re: 「花咲く丘」 / 齋藤純二
明日への楽しみが
とても伝わってきますね!

No.4333 - 2026/08/06(Thu) 08:47:15

Re: 「花咲く丘」 / 世間知らず
 
 「花たちの幸せの
  宴を見るために」
 寄り添い咲く花たち
 を宴と表現するのは
 良いですね。

No.4334 - 2026/08/06(Thu) 11:09:42

Re: 「花咲く丘」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
明日への希望を思って、書きました。

世間知らず様、
ご感想ありがとうございます。
おほめにあずかりとても光栄です。

No.4347 - 2026/08/07(Fri) 14:52:11
しじまの終末 / Suis
きみが大事だった。あいしたいと切に思うていた。たしかに、そう、信じていた。けれどふれる毎にきみは軋み、厄災をのがれられぬといいたげにほほえみかえすものだから、ともに添う未来は、潰えたと。ぱり、ぱりり、ぺきん、と、みなとあかるみになったきみは、月とは真逆のほうへ向かってゆく。あわぬのだと、茫漠とした、おぼつかなさが襲いかかる。きみが、音をとなえるたびにのどは、涸れていった。差しかかる窓のすきまには斜陽。指の感覚も、あたたかさも、きみに施せなくなってしまった。きっとあのひとたちが欲したのは、ただの希望といふ現象にすぎず、たんなる眼前は、みえていないのだと。ここの空洞のみ、うすらさむい。ひとりなのは、恥ではない。それを咎めんとする、まなざしにたえきれぬのだ。わからぬだろう。語らうこと、ものを分かちあい、ひとを愛せるおまえには、わかりはしない。またしても透徹と、凛然と、背筋から。冷気はただよう。はなれてよかったのだ。これでいい。これらを良しとし、励むほかにはないのだ。ゆこう。たとえなにものもいなかろうと、わたしはわたしの道を、ゆこう。ようやく静寂としたしげに談話室へ、こしをおろせる頃あいとなった。あゝ、うしなうたさきゆきは、得てゆく連続である。罪をきざみ、錨をさらせ、憤りを鎮火させよう。対岸の火事として。ただ、ただ。粛々と。つぶれるまえに、気づけたのは幸いだった。すべてをせおい、わがみちを。いざや、いざや。唐紅に、たましひはよみがえろう。咲かせやさかせ。はなみちを。ここは修羅のみち。あでやかにゆこう。
No.4325 - 2026/08/04(Tue) 18:35:40

Re: しじまの終末 / 齋藤純二
文体に独特の雰囲気があって印象に残りました。
古風な言い回しや仮名遣いによって、
現実から少し離れた世界観が作られているように感じます。
とくに「ぱり、ぱりり、ぺきん」という音の表現と、
「ひとりなのは、恥ではない」
という一節が強く心に残りました。
別れや喪失から自分の道を選び取ろうとする流れも良かったです。

No.4328 - 2026/08/04(Tue) 23:03:14

Re: しじまの終末 / 世間知らず
 深い絶望を感じ
 ました。
 背筋から冷気
 ただよう、この
 表現から心に空いた
 穴の大きさが想像
 出来ましたね。作中の
 談話室、この言葉
 の異質感が特に
 引っ掛かりましたね。
 

No.4330 - 2026/08/05(Wed) 06:03:11
「真夏の夜の夢」 / 万年 草
果てしのない       流す涙も
暗闇の中に        涸れ果てて
ふとあなたの       闇に崩れて
声がしたような      うな垂れて
そんな気がして
不意に振り返って     夢も希望も
みたけれど        失いかけた
             その刹那
やっぱり
果てしのない闇が     「おーい」
どこまでも        「おーい」と
どこまでも        愛おしいあなたの呼ぶ声が
広がってゆくばかり    私の背後に
             投げかけられた
私は今
ここにいます       微かに向こうに
ここにいて        光が見える
確かに息を        「誰か助けて
しています         私はここよ」 
             
届かぬ叫びは       力の限りに
闇に溶け         叫んでみれば
再び不気味な       優しい光に
静寂に戻った       包まれて

もう二度と        いつしか闇夜は
戻れぬと思った      明けていた
もう二度と        
帰れぬと思った      それは
             真夏の夜の
ただ静かな闇に      夢だった
立ち尽くし
あなたの声を
待っている

No.4321 - 2026/08/04(Tue) 14:51:53

Re: 「真夏の夜の夢」 / 世間知らず
 悪夢を詠んだ詩
 でしょうか。
 再び不気味な、
 やさしい光。
 本来希望を指す
 光を不気味と
 表現したのは
 詩の世界観に
 良く合ってますね。
 

No.4324 - 2026/08/04(Tue) 16:02:25

Re: 「真夏の夜の夢」 / 万年 草
世間知らず様
ご感想ありがとうございます。
昔なかなか覚めない、暗闇の夢を見たことがありまして・・・。

No.4331 - 2026/08/05(Wed) 14:30:52
晴れを待つ / 能無しの洋梨
曇り空の下
奇跡を待つ

空は今にも泣き出しそうで
こっちも泣けてくる
何もないはずなのに
涙が零れる

いっそこのまま消えてしまいたい
なんて考えているうちに
空は重くなる

きっと自分が何かしたんだ
誰かを傷つけてしまったんだ
だから重たいんだろう

すぐに消えていく
記憶から零れていく
零になっていく

死ぬ前の回想は
ここで途切れた

曇り空の下
晴れを待つ

今にも泣き出しそうな横顔
それを俯瞰で見ている
体は軽くなる

晴れを見ることなく
体は軽くなる

No.4320 - 2026/08/04(Tue) 07:20:40

Re: 晴れを待つ / 齋藤純二
この作品の魅力は派手な表現ではなく、 
静かに沈んでいく感覚を最後まで保っていることだと思います。
読み終わると「曇り空の下」という冒頭の景色が
もう一度思い出され、題名の「晴れを待つ」が
少し切なく響きますね。

No.4329 - 2026/08/04(Tue) 23:10:02
檸檬の神様に捧げる詩 / ほわいと
近所に売ってる
聖句の記された奇妙なトイレットペーパー

その尻拭き紙
水に流すとき
駄洒落が現る

紙が下水道を流れる...

ほとんど使った紙
黙示録に差し掛かる
便器をじっと見つめ

百年以上も前に
井戸の中へと消えていった
幼子達の記憶

静かにすすり泣く声叫び声
増える...

じっと耳を澄まして喚き声
漏れる...

血と涙の混ざった井戸の水
流れる...

肥溜めとして活用する算段
企てる...

最近悪魔を見かけない理由
考える...

春が来るたびに思い出す夜
愛する...

二つに割れた黄色い果実を
吐出す...

あたらしい檸檬を探す旅へ
彷徨う...


安心せよ すぐに送ってやる...かの森へ...
安心せよ すぐに送ってやる...かの森へ...

誰かと巡り合うたびに産声
聞える...

檸檬の神様の囁き声幽かに
背中に...

レモ太郎君とレモ子ちゃん
御免ね...

か弱い手の温もり今も未だ
感じる...

井戸から出た藻掻く手首を
いつも...

そのはかない手首をそっと
切った...

ぽとり...

動かなくなったその肉片は
静かだ...

とても美味しそうな血と地
馴染む...

正気に戻ったわたしは足で
蹴った...

小さな手首は虚空を舞って
闇の中...

私は神妙な心持で
タバコに火をつけ
夜明けを待ちます
井戸の中の永遠が
えいえんになる迄

また誰かと出会い
また神様と出会い
また檸檬と出会い
火と水と空気と土
全て私と邂逅する

すべての戦争を引き起こした神だけを信じて
夢の中で夢を見る


安心せよ すぐに送ってやる...かの森へ...
安心せよ すぐに送ってやる...かの森へ...

君の神様を〇しに行くよ
いつか必ず〇すから
皆であの日に戻ろう

No.4315 - 2026/08/02(Sun) 23:39:34
二つの鐘 / 世間知らず
 あの日 
 割れ残る 土に


 皆で 一心不乱に
 掘り起こす


 勇気と応援
 届ける 風に


 遥かなる 時を
 越えて 今も

No.4312 - 2026/08/02(Sun) 15:41:39

Re: 二つの鐘 / 荻座利守
災害時の救護活動へのエールでしょうか。
「遥かなる 時を/ 越えて 今も」というフレーズは、過去の災害の教訓を忘れてはならない、ということのように思えました。
猛暑の中の救護活動と避難生活は、非常に過酷な状況なのでしょう。
一日も早い復旧を願っています。

No.4314 - 2026/08/02(Sun) 21:40:41

Re: 二つの鐘 / 世間知らず
 荻座様
 ご感想ありがとう
 ございます。
 二つの鐘、
 八月九日への
 祈りと想いを、 
 書いてみました。
 
 

No.4316 - 2026/08/03(Mon) 05:25:16

Re: 二つの鐘 / 世間知らず
 この詩を読み込んで 
 いただき、大変
 嬉しく思います。
 ありがとう
 ございました。


 

No.4318 - 2026/08/03(Mon) 05:41:14

Re: 二つの鐘 / 万年 草
そうでしたか、
長崎を思って書かれたのですね。
熊本にも通うずるところがあると思います。

No.4322 - 2026/08/04(Tue) 14:55:00

Re: 二つの鐘 / 世間知らず
 万年 草様
 ご感想ありがとう
 ございます。
 
 詠み手様により
 様々な解釈を
 していただき、
 感謝の気持ちで
 いっぱいです。
 
 
 
 

No.4323 - 2026/08/04(Tue) 15:49:11
何故に / 世間知らず
 遮る私

 たち戻る君

 固い責任感は
 引き裂く

 あふるる笑顔は
 埋もれ

 後悔は 闇へ
 何故に

 巻き戻し 時間を
 連れ戻したい

 傍に  傍に


 
 

No.4310 - 2026/08/02(Sun) 05:35:27

Re: 何故に / 荻座利守
友人との交流よりも、立場上の義務を優先した人の思い出でしょうか?
「巻き戻し 時間を/ 連れ戻したい」という表現に、どうにもならない切なさや寂しさを感じます。
解釈に幅がある分、より多くの人の共感を得ると思われる作品です。

No.4313 - 2026/08/02(Sun) 21:33:16

Re: 何故に / 世間知らず

 荻座様
 ご感想ありがとう
 ございます。
 熊本地震の記事を
 読み書いて、いや
 書かされた詩です。
 内容を受け止め
 切れず、予定に
 無かったのですが 
 投稿致しました。


 解釈に幅がある分
 多くの共感が獲られる。
 お言葉ありがとう
 ございました。

No.4317 - 2026/08/03(Mon) 05:35:11

Re: 何故に / 世間知らず
 
 得ると思われる。
 と、書くところ
 間違えてました。
   

No.4319 - 2026/08/03(Mon) 10:01:46
海岸の夜は / ともみ

子供の頃の夢は
いつか南国の島で会いたい
自然かたちで あなたと出会い
わたしはあなたの耳元で 
小さな声でささやく
あたたかい愛の言葉を

まだ行ったことのない
南の国の海岸を二人で手を繋いで
幼い時の夢が実現できた
夢はかなった

浜辺の夜はこれから始まる
見たことのない夕焼けは
綺麗で輝いていてくれて

No.4299 - 2026/07/31(Fri) 18:54:43

Re: 海岸の夜は / 齋藤純二
夢が叶い最高ですね。
そして物語はこれから始まり
次作も楽しみです。
ああ、南国へ行きたーい🏝️

No.4304 - 2026/08/01(Sat) 08:31:41

Re: 海岸の夜は / 世間知らず
 「見た事のない夕焼けは」
 この一文が、とても印象
 的でした。期待と不安
 入り交じる胸の内を
 表しているようで。 

No.4306 - 2026/08/01(Sat) 09:09:48

Re: 海岸の夜は / 世間知らず
 すみません、
 読みづらくて。😅

No.4307 - 2026/08/01(Sat) 09:11:20

Re: 海岸の夜は / ともみ

齋藤純二 世間知らず 様

どうも感想ありがとうございました
夢見た南海の海を詩にしてみました
また投稿しますので
よろしくお願いいたします

No.4311 - 2026/08/02(Sun) 06:13:46
不幸中の幸い / テレス
災害難民な
水風呂
酷暑生活
バターもジャムもない
ト−ストに紅茶が
最高の美味しい夜食
何とか生きてます
あの世から
お迎え待ってる
保育園居残り児にのような








































































































 


















































     

No.4295 - 2026/07/31(Fri) 01:28:06

Re: 不幸中の幸い / テレス
水風呂で
Yesterdayを完コピ
believe
in
Yesterday・・♪

No.4297 - 2026/07/31(Fri) 15:24:56

Re: 不幸中の幸い / 齋藤純二
ライフライフ
一日も早い復旧をお祈りしております

No.4305 - 2026/08/01(Sat) 08:44:02

Re: 不幸中の幸い / テレス
災害の話は全て勉強
今夜空襲警報の
体勢の皆様🙏も
涙ながら辛くて
以下略m(_ _)m

No.4309 - 2026/08/01(Sat) 10:41:35
ラーメン / かるひね
学生時代に
お飾りの科学部に
所属していた時の話

顧問の都合で
毎週水曜と土曜の放課後だけ
活動している部活動
やることと言っても
科学雑誌や書籍を
適当に読み漁って
部員と顧問の多数決で
テーマを決め
半年ほどかけて
発表の場に持っていく
そんな自由な活動

ある時
プランクトンを題材に
調査を始めた
部員はいつも通り
緊張感の無い
空返事とともに
顕微鏡をセットし
近くのドブ川の汚水や
校内のビオトープの溜め水を
イヤイヤ汲みにでかけた

そんな中、その日は
部員一同が息を飲んでいた
1人の部員が顧問に
首を傾げながら
相談に向かった
しばらく話していると
顧問も首を傾げて
部員全員に相談を始めた
1人の部員が
顧問ですら把握していない
奇妙なプランクトンを
発見したのだ
図鑑やネットを調べても
めぼしい情報は無く
その日は珍しく
校門が閉まるまで
全員が躍起になって
調べていた

次の日も
また次の日も
調査は続いたが
ハッキリしたことは
分からなかった

結局、調査発表の日には
間に合わなかったし
プランクトンは既知のもので
顧問の見落とし
だったのだけれど
締切日の前日まで
その異様な熱気は続いた

締切が過ぎた時
顧問の誘いで
ラーメンを食べに行った
私だけ豚骨を頼んで
いじられながら
顧問の失態をねぎらった
あの時間
部員が皆はじめて見せる
悔しげな表情と
やりきった顔を
顧問の恥ずかしげな所作を
私は後生大事に
記憶に留めている

No.4294 - 2026/07/31(Fri) 01:00:04

Re: ラーメン / 荻座利守
「お飾りの科学部」での印象的な思い出だったのですね。
イヤイヤ始めた活動が、一つの疑問をもとに、熱気に包まれてゆくその経過が、とても爽やかな感覚を与えてくれます。
末尾の「私は後生大事に/記憶に留めている」という表現もいいですね。
それが宝物のように大切な思い出であることが表されています。

No.4301 - 2026/07/31(Fri) 19:39:28

Re: ラーメン / かるひね
ありがとうございます。
良い思い出、青春の一幕でした。

この詩は読後のもどかしいような、爽やかな青い気持ちを思い出していただくことを目指しました。

昼休憩の30分内というルールで作ったので不安でしたが上手くできたようで良かったです。

No.4303 - 2026/08/01(Sat) 07:03:33
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