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傍らに / ゆづは
あなたの言葉が 遠く聞こえた
きっと 間違ってなかったと思う
だけど 私には響かなかった

良かれと思って差し出された手
その想いが どれほど
優しさに満ちていたか
痛いほどわかっていたけれど

その善意が ときに
胸の奥を 重く沈め
脆く崩れそうな心を
押しつぶしてしまう

何かを求めていたわけじゃない
沈黙のままに
心の声に耳を澄ませて
ただ 私の影の傍らにいてほしかった

それだけでよかった
それなら 
その手をはねのけはしなかった
こんなにも深く あなたを
傷つけることもなかったのに

No.2552 - 2025/09/06(Sat) 02:27:39

Re: 傍らに / 荻座利守
善意が人を傷つけるということは、しばしばあるようですね。
3連目の表現に、その苦しさが巧みに表されています。
この詩を拝読して、何か困ったことを話すとき、男性は解決策を求め、女性は共感を求める、という話を思い出しました。でもそんなふうに分析的に考えること自体が、「脆く崩れそうな心を押しつぶしてしまう」のですね。
人が本当に苦しいとき、ただ黙って寄り添うことの大切さを教えてくれる作品だ感じました。

No.2554 - 2025/09/06(Sat) 09:54:26

Re: 傍らに / ゆづは
荻座利守さま

こんにちは。いつも丁寧なご感想をくださり、ありがとうございます。
相手に直接気持ちを伝えられれば良かったのですが、声にさえもならない言葉を、詩にすることしか出来ませんでした。私のために言ってくれたのに、それをはねのけて、相手を傷つけてしまったことが、とても悲しかった。この想いは、ここに仕舞っておきます。ごめんなさい……。

No.2555 - 2025/09/06(Sat) 11:32:57
現実と詩 / 異邦人
   (私はナイフで傷を負った)
    草の葉に雨が落ちた
   (血が吹き出した)
    マンホールから水柱の花が咲いた
   (痛みが続いている)
    胸が口をつぐんでいる
   (指に包帯を巻いた)
    一本杉が着物を着て立っていた
   (現実はコバルトのように私をひきつけた)
    詩は池のほとりのあめんぼ
 
 

No.2549 - 2025/09/06(Sat) 00:36:03

Re: 現実と詩 / 齋藤純二
カッコの方が現実でしょうか。
現実からくる痛みの受容と
自ら描こうとする詩による能動、
現実にある痛みや不安を
詩によって緩和されるかのようですね。

No.2551 - 2025/09/06(Sat) 01:05:19
/ 異邦人
   川に紅葉が映っている
   風に乗ったシャボン玉が岩の頬にはじけていた
   シンバルが鳴った
   野原のきつねが首をのばしている
   山の月が崖の上の小さな花を照らしていた  

No.2548 - 2025/09/06(Sat) 00:10:08

Re: 秋 / 齋藤純二
作品がきれいで流れがあり音があり、
そしてキュートな表現がいいですね!

No.2550 - 2025/09/06(Sat) 00:47:49
「生きる」 / 万年 草
明日が
どうなるかなんて
誰にもわからないから

そんなことよりも
今この時を
どうするかが
大切だ

何がしたいのか
何ができるのか
それさえわかれば
あとは簡単

ただそれに向かって
進めばいいだけさ

君には夢はあるかい
何度打ち砕かれたって
色褪せない
不動の夢は
君にはあるかい

それさえあれば
どこでだって
何があろうと
生きて行ける

それが
生きるということさ

No.2545 - 2025/09/04(Thu) 14:55:59

Re: 「生きる」 / 齋藤純二
ああ夢ない日々に流されているなあ、と
作品を拝読しながら気付かせていただきました。
今を活気良く生きるため、
小さな夢でもいいから描こうと思います!

No.2546 - 2025/09/04(Thu) 18:47:46

Re: 「生きる」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、小さくても夢があれば、
つらいことも耐えられますね。

No.2547 - 2025/09/05(Fri) 16:07:34
燻る / ゆづは

夜の底に沈んだ声が
足元の冷たい床に
溶けて消えゆく──

叫んでなどいない
ただ、横たわる闇の中で
幽かな息をしているだけ

無音の悲しみが
遠く、どこかで響き
ひび割れた心が軋む音を立てる

ぶつけようとすれば
拳は虚空を切り
無力さが返ってくる
訴えようとしても
言葉は沙のように崩れ落ちる

ゆらりと立ち上がる
密かな感情が
火にもなれず 灰にもなれず
じりじりと
胸の奥で動けずに
立ちすくんでいる

No.2539 - 2025/09/03(Wed) 03:39:30

Re: 燻る / 荻座利守
現代社会に生きる者の内に燻る、言いようのない暗い感情が丁寧に表されていますね。
「足元の冷たい床」「横たわる闇の中」「幽かな息」といった表現が、その悲しさを美しく表しています。
そして、虚空を切る拳、沙のように崩れ落ちる言葉、火にも灰にもなれない感情なども、実感を持って描かれていることが感じられて、共感できます。
非常に繊細な感覚の詩、という印象を持ちました。

No.2540 - 2025/09/03(Wed) 06:46:46

Re: 燻る / ゆづは
荻座利守さま

お疲れさまです。お忙しい中、拙作をお読みくださり、丁寧なご感想を、いつもありがとうございます。
共感していただけて、何よりもうれしかったです。

No.2542 - 2025/09/03(Wed) 07:32:04
影光る / 積 緋露雪
浜辺に足跡のみを残して
消えてしまった彼は、
多分に、月影の下
影踏みに夢中で海に呑み込まれ消えたのだらう。
彼の影は異様に蒼白く冷たく光り、
私はそれを見た途端に
それが梶井基次郎の霊と見当をつけ、
彼は自身の作品『Kの昇天――或るひはKの溺死』の如くに
影にどこかで落っことした吾を見つけてしまったに違ひない。
そんな影を踏む影踏みは、
夢中にならずにはゐられず、
その吾を踏み付ける愉楽は
何物にも代へがたくあり、
彼もまた、影が光りを帯びた霊性の眷属に見えたに違ひない。
さうして、死に行く彼は、
最期に潮を抱き締めるやうにしながら
――Eureka!
と快哉を挙げ、
その聲が消ゆると共に絶命したこの入水に
彼の宿痾である重い癆痎から解き放たれて、
初めて安らぎの中に没することが出来たに違ひない。

吾もまた、夜の秋の月影の下、
この吾の光る影を踏み躙り
吾を踏むといふ何物にも代へがたき愉楽の中で、
入水する欲求に身を任せてしまひ、
溺死する吾を
唯、吾は抱き締めるしかなかったのである。

No.2538 - 2025/09/02(Tue) 21:05:38

Re: 影光る / 荻座利守
梶井基次郎の「Kの昇天ー或るひはKの溺死」へのオマージュでしょうか。
「影にどこかで落っことした吾を見つけてしまった」というところに、影とドッペルゲンガー、現実の世界への違和感といったことを感じました。
それらは、長い病を背負った者の感覚なのかもしれません。
幻想的で、儚げな美しさを帯びた作品です。

No.2541 - 2025/09/03(Wed) 07:26:15
「人生楽しく」 / 万年 草
今日は何かに
つまづいても
明日には
解決しているかも
しれないから

簡単には
あきらめないで
とにかく
やってみることだね

案外
簡単に見つかるかも
しれないよ

出来ないことに
留まっていないで
出来ることに
目を向けてみよう

ちょっとずつでいいから
前に進めたら
それで上出来じゃないかな

少しでも
やれた時のときめきを
忘れずに生きてみよう

それだけで人生
楽しくなるから

No.2536 - 2025/09/02(Tue) 15:55:13

Re: 「人生楽しく」 / 荻座利守
できないことではなく、できることに目を向けることは大切ですね。
そうすれば、絶望よりも希望を持ちやすくなり、日々を感謝の心で送ることもできるようになるのでしょう。
そのほうが心も楽になると思います。
とても大切な気づきを与えてくれる詩だと感じました。

No.2537 - 2025/09/02(Tue) 19:24:58

Re: 「人生楽しく」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとういございます。
今できることに、全力を注ぎましょう!

No.2544 - 2025/09/03(Wed) 15:59:59
実物 / テレス
青柚子に包丁を入れて

柚子の香りいっぱい

半分に切れた断面が

生まれたてのみすみずしさ

柚子湯にしたら断面が写真のよう

実体と現象の感じ方

No.2533 - 2025/08/31(Sun) 10:52:41

Re: 実物 / 荻座利守
哲学的な詩ですね。
前半の4行で柚の実物そのものについて実際に感じたことを描き、その後、柚子湯のでの写真のような断面について書いています。
その実物と現象との対比に、私たちの認識に伴うあやふやさを感じます。
どこか現象学を想わせる詩だと思いました。

No.2534 - 2025/08/31(Sun) 20:49:19

Re: 実物 / テレス
返信ありがとうございます<m(__)m>

哲学のエッセンス<(_ _)>

No.2535 - 2025/09/02(Tue) 13:40:28
消化不良 / Ema
受け取らなければよかったのだけど
棘だらけの言葉をいただいたので
適量の水と一緒に鍋に放り込んだ

一時間経って覗き込んでみても
水に浸けたそれはもちろん変化がなくて
仕方なく鍋を火にかけた

一時間ほど煮詰めてみるが
思うようには溶けなかった
調味して火を止める

一時間ほどかけて冷まして
ていねいに裏漉しする
棘らしきものは取り除けた気がする

捨ててもよかったのだけど
なめらかになったそれを
ひとおもいに飲み干した

やるだけのことはやった

体調は崩すかもしれない

No.2528 - 2025/08/30(Sat) 14:14:41

Re: 消化不良 / 齋藤純二
受け取ってしまった心無い言葉を
自分の心の中で調理しながら
折り合いをつけようとする心象が表現され
とてもユニークでかつ逞しささえ感じられますね。
そして飲み干し、きっと消化し切って
精神的なバージョンアップをすることでしょう!
いい作品ですね。

No.2529 - 2025/08/30(Sat) 15:11:26

齋藤純二 様 / Ema
こんにちは。読んでくださりありがとうございます。
ちょっと勢いで書いたのですが、からっとした読後感を目指していたので、ユニークというお言葉をいただけて安心しました。やっぱり消化不良は起こしそうなんですけどぜひ消化したいですね。ご感想をありがとうございました。

No.2532 - 2025/08/30(Sat) 16:29:11
(No Subject) / 無私無中
「フィッシュ・ショールハイウェイ」
老人達の魚群
自転車に乗り駆けていく
ハイウェイは もうすぐ

街のネオンが反戦を唱える
街灯はただ仕事をこなすだけ
老人達の魚群

諸行無常を引き連れて
阿弥陀様を虜にする
ハイウェイは もうすぐ

意味ありげな信号機
象徴となった横断歩道
老人達の魚群

涅槃寂静を売り捌き
キリスト様をも虜にする
ハイウェイは もうすぐ

世界の果てまで行っても
あなたは何も変われない
老人達の魚群
ハイウェイは もうすぐ

No.2524 - 2025/08/30(Sat) 09:20:11

Re: / 齋藤純二
定年退職しても契約社員として
七十、八十歳をこえても働く方が最近は多く、
そのような方々について書かれたのかな、と
勝手に想像して楽しく拝読させていただきました。
働き続けることで煩悩が消え去り
悟りを開いた境地に辿りつくためのハイウェイなのだろうか。
表現豊かな作品でした。

No.2531 - 2025/08/30(Sat) 15:49:26
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