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釣行愉悦 / 上田一眞(じょうでんかずま)
今は亡き親父との釣行
これほど懐かしいものはない

田舎のことだから
まだ今のようなリールなどなく
竹製の延竿だ
また餌を買うこともなく
ゴカイやヤドカリを採って餌にした

当時は公害のためか海が汚れていて
今のように透き通ってはいなかった
でも魚はいっぱい
ハゼ アイナメ メバル チヌ
小魚ばかりだが まさに
豊穣の海

浮きなど使わないミャク釣りだ
親父はとても上手に釣った
合わせのタイミングが絶妙なのだ
それに反して僕は下手っぴー
上手く合わせられずいつも悔しい思いをした
でもそうして覚えた感覚は
今でも確かに残っている

いつだったか
眼の前で鳶がウナギを捕まえた
ボラを引っ掛けた
その巧みさは例えようがないほどだ
音もなくスゥと降りてサッと脚で掴む
実に上手い

父と釣ったハゼはいつも食卓にあがった
新鮮だから身がプリプリ
あんな美味い魚は他に食べたことがない
寿司屋でも食べられない逸品だ
本当に美味しいのは
磯の小魚なんだ

No.368 - 2023/10/28(Sat) 00:17:26

Re: 釣行愉悦 / 齋藤純二
釣りを通しての親子の様子がいいですね。
その頃の釣りの感覚が今でもあるというのは財産ですね🎣
ハゼ釣りは子どもの頃、友だちと電車に乗り行きましたね。
浦安とかに行っていましたが、
今はどうなっているんだろう(デイズニーランド?)。
ハゼの調理法がよくわからず、いつも母親に天ぷらにしてもらって
美味しく食べていたことを思い出しましたよ!

No.372 - 2023/10/28(Sat) 10:45:53

Re: 釣行愉悦 / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様
いつも感想を頂きありがとうございます。私の倅も今東京にいて、東京湾で釣りを楽しんでます。以前江東区に職場があったときはハゼ釣りをよくしてました。
私にとって父や倅との釣行は懐かしく、まだまだその情景などを詩にしてみたいと思ってます。
また投稿いたしますので宜しくお願いします。

No.374 - 2023/10/28(Sat) 12:06:42
先へ / めくろり
先へ先へと進むほど
この道の儚さを
思い知らされる日々である

先へ先へと進むほど
この道の苦しさを
思い知らされる日々である

それでも私は
先へ先へと歩いていきたい
この道の先へと

No.367 - 2023/10/27(Fri) 22:25:15

Re: 先へ / 荻座 利守
何かの目標に向かって自分の道を歩んでいるのでしょうか。
その道が儚く思えたり、苦しいことがあったりするけれど、それでも歩み続けることが大切なんだと、そんなことを感じさせる詩ですね。

No.369 - 2023/10/28(Sat) 08:47:04

Re: 先へ / 齋藤純二
継続は最大の力なり
歩き続ければ新たな景色が見えるのだろう、
なんて感じながら拝読させていただきました。

No.371 - 2023/10/28(Sat) 10:35:41

Re: 先へ / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。この道は人生全体を指す意味として書いてみたのですが、目標に向かって歩む道としても今の自分は当てはまるなと荻座さまのご感想をいただき気づきました。読んでくださりありがとうございました。

No.375 - 2023/10/28(Sat) 15:39:54

Re: 先へ / めくろり
齋藤さま
ご感想ありがとうございます。新たな景色があるとするならば面白そうな景色だったらいいなと思いました。
読んでくださりありがとうございました。

No.376 - 2023/10/28(Sat) 15:47:55
/ 凰木さな
御柱という祭りがある

大きな樅の木を
山から切り出し
崖を滑らせ
里を引きずり
木を起こして
新しく立てる

何千年もの昔から
繰り返し行われてきた

御柱祭では
時に
死者が出る

このような死者を
人柱というのだろう

柱は建築物を作るために
立てられる

建築は危険な作業であり
時に
死者が出る

人柱が立つ

これは今も変わらない事

高い建築物を見上げる時
そこに人柱がいることを
人の生活は紙幣ではなく
人柱によって支えられていることを
今に伝える祭りだと聞く

日本では
神の単位は
柱である

No.363 - 2023/10/27(Fri) 10:11:19

Re: 柱 / 荻座 利守
様々な建築物には、その建築にたずさわった人々の人生の時間が組み込まれている。そんなことを思わせるような詩ですね。
末尾の3行に、人と神の間に連続性がある、日本の宗教観が表れているように感じました。

No.364 - 2023/10/27(Fri) 19:27:58

Re: 柱 / 凰木さな
荻座利守様へ
厳しい仕事に携わってくださる方がいるからこそ私達の生活が成り立っているという当たり前の事に、今一度きちんと感謝したいという想いと、先人達がいてこそ現代の恵まれた暮らしがある、ということを高層ビルになぞらえてみました。

No.373 - 2023/10/28(Sat) 11:31:35
夢は叶う / ともみ

書いた詩を読んでいただいて
いつも感想ありがとうございます






海が見える丘で
私を見つけたら
声を掛けて下さい

好きな音楽をスマホで聴きながら
今朝咲いた花はいつか散ってしまって
でも待って入れば また咲いてくれる

どんな事でも諦めないで
待って入れば
いつか夢は叶う

私を見つけたら
声を掛けて下さい
とびきりの笑顔で
あなたに届けたい

No.360 - 2023/10/26(Thu) 08:09:28

Re: 夢は叶う / 荻座 利守
花は散ってしまうものだけど、また再び咲いてくれる。
そこに込められたメッセージのやさしさ、暖かさがいいですね。

No.361 - 2023/10/26(Thu) 21:22:28

Re: 夢は叶う / 齋藤純二
話を笑顔で聞いてくれるという姿勢に
ほっこりしてしまう作品ですね!

No.362 - 2023/10/27(Fri) 06:28:19

Re: 夢は叶う / ともみ
荻座 利守 様
感想ありがとうございます
明るい明日を願って書いています
明日は笑顔で過ごせるように願っています

No.365 - 2023/10/27(Fri) 19:57:16

Re: 夢は叶う / ともみ
齋藤純二  様
感想ありがとうございます
明るい明日を願ってかいています
笑顔で過ごせますように

No.366 - 2023/10/27(Fri) 19:59:27
黒い冬 / 凰木さな
黒い冬がやって来る
炭のように真っ黒な
葉は落ち木は枯れ
風は冷たく
空気の潤いは奪われて
肌がひび割れ唇が切れ
部屋は西日に染められる

研ぎ澄まされた憂鬱と
長い影を引きづって

崖で砕ける高波に
押し寄せられてやって来る

No.354 - 2023/10/23(Mon) 18:32:25

Re: 黒い冬 / 荻座 利守
そろそろ訪れる冬の暗鬱さがよく描かれていると思います。
特に「研ぎ澄まされた憂鬱」という表現が、冬の冷気の鋭さを思わせていいですね。

No.358 - 2023/10/24(Tue) 06:50:14

Re: 黒い冬 / 凰木さな
荻座利守様へ
ありがとうございます。
冬が苦手なんです。
今年の冬が暖冬であることを願っています。

No.359 - 2023/10/24(Tue) 18:35:42
雨の音は / ともみ

左手が雨の降ってる窓ガラスに触れて
やさしい雨の音が聴こえます

私は願っている
あなたが穏やかな人生であるように
夢がどうか叶うように
想いと ささやかな幸せが

何よりもまず祈るように
あなたに愛が訪れるから

こうして外では季節
はずれの雨が降っている
やさしい雨の音は心地よい

No.352 - 2023/10/23(Mon) 09:13:12

Re: 雨の音は / 瀬未
ガラスの硬さと雨音の柔らかさ、触覚と聴覚へのアプローチが印象的でした。こんなふうに一途なエールを贈られる“あなた”が羨ましい…。とてもやさしい慈雨を拝読しました。
No.355 - 2023/10/23(Mon) 18:37:59
『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 齋藤純二
複数のひとで
ひとつの詩作品を作る遊びをやってみませんか?!
ご参加あれ!

題名だけ決めて
それに沿ってひとり5行以内(1連)で書いてもらい
5連目でフィニッシュということで。
(内容はともかく詩を書く練習にはなりますかね。
どんな作品になるかも楽しみで、
完成した作品についてディスカションすれば
詩の学びとなるでしょう)


次の内容を絡めつつ詩作してください。

1連目担当者
「いつ」について

2連目担当者
「どこで」(背景)について

3連目担当者
「誰が」「誰と誰が」もしくは「何が」について

4連目担当者
「何をした」もしくは「どんなことが起きた」について

5連目担当者
「どう思ったか」、「どう考察したか」
もしくは作品をシメたり、結ぶ


1、まず「題名」が出る

2、「題名」をコピペして、「いつ」の内容を加えて返信で投稿する。

3、そしてコピペ、加筆して2連、3連、4連、5連へバトンを渡し完成。

ルールとしては、
誰でも参加自由(レギュラーメンバーも)で1作品ひとり1連分のみ。
同じ連でかぶらないようにご注意ください。(先に繋げたひと優先)

↓ 分かりづらいと思いますので、
  今回は最初なので、わたしが一連、行っちゃいます!
 (随時、質問を受け付けています)

No.344 - 2023/10/21(Sat) 18:34:43

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 齋藤純二
今回のバトン詩の題名は

『遠くを見つめて』です。

では、気軽に繋がってくださいませ!

No.345 - 2023/10/21(Sat) 18:38:34

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 齋藤純二
遠くを見つめて


キンモクセイの香りに
むせてしまう季節がまた来た
思い出すあの頃を


(これに2連を加筆して返信でご投稿を!)

No.346 - 2023/10/21(Sat) 18:40:49

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 晶子
遠くを見つめて


キンモクセイの香りに
むせてしまう季節がまた来た
思い出すあの頃を

小さな小さな町の中
名所は何もなかったけれど
キンモクセイの咲く頃は
幸せ詰めた箱のよう

No.347 - 2023/10/22(Sun) 01:32:56

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 鯖詰缶太郎
「遠くをみつめて」

キンモクセイの香りに
むせてしまう
季節がまた来た
思い出すあの頃を

小さな小さな 町の中
名所は何もなかったけれど
キンモクセイの咲く頃は
幸せ詰めた箱のよう

ところで
ケンカ別れしてしまったけれど
君は健やかなのでしょうか?
君の髪色、思い出して

No.348 - 2023/10/22(Sun) 06:05:25

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / めくろり
「遠くを見つめて」

キンモクセイの香りに
むせてしまう
季節がまた来た
思い出すあの頃を

小さな小さな 町の中
名所は何もなかったけれど
キンモクセイの咲く頃は
幸せ詰めた箱のよう

ところで
ケンカ別れしてしまったけれど
君は健やかなのでしょうか?
君の髪色、思い出して

気づけば歩き出していた
君との最後の記憶
あのバス停へと続く
二人で歩んだその道を

No.349 - 2023/10/22(Sun) 13:20:15

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 瀬未
「遠くを見つめて」

キンモクセイの香りに
むせてしまう
季節がまた来た
思い出すあの頃を

小さな小さな 町の中
名所は何もなかったけれど
キンモクセイの咲く頃は
幸せ詰めた箱のよう

ところで
ケンカ別れしてしまったけれど
君は健やかなのでしょうか?
君の髪色、思い出して

気づけば歩き出していた
君との最後の記憶
あのバス停へと続く
二人で歩んだその道を

甘やかなこの風は
都会へ行った君にも届いていますか?
バス停のベンチに積もった
小さなオレンジの星々に祈る
遠くの君よ 幸せであれ
 

No.350 - 2023/10/22(Sun) 21:49:28

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 齋藤純二
おっと、フィニッシュしましたね!
初めての試みだったので、ちょっとドキドキしながらバトンが最後まで渡るのかな、と思っていましたがなんのなんの、いい仕上がりじゃないですか!みなさん、ご参加をありがとうございます。楽しませていただきました。
私は一連担当だったので、繋がりやバランスを考える必要がなかったので、おいしいポジションだったようです。そして、題名と一連目で作品の流れの方向性がある程度きまるのかな、そんな気づきもあり勉強になりました。
キンモクセイ、幸せの箱、君の髪色、あのバス停、オレンジの星々、きれいにバトンが繋がったようです! お見事でした!

No.351 - 2023/10/22(Sun) 22:59:28

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 晶子
ありがとうございました。勉強になりました。
私は二連目の『どこ』だったので、齋藤様の『遠くを見つめて』の題と『思い出す あの頃を』から、なるべく距離も時間も遠いところ、故郷をイメージして書きました。
書いて気になったのは、過去を見つめると考えた時、過去形で書くか、そこに心は帰っているので現在形で書くかです。
反省点は町ではアバウト過ぎた。なので、めくろり様がバス停を提示してくださったので助かりました🙇🏻‍♀️
今回参加された方、私の拙い文章でご迷惑をおかけした部分もあると思いますが、楽しかったです。
ありがとうございました。

No.353 - 2023/10/23(Mon) 12:34:05

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / 瀬未
トーンを揃え連なってゆく詩行にワクワクしました。“都会”と限定せずタイトルの“遠く”を用いて含みを持たせたほうがイメージが広がったのかもしれません。今回の試み、とても勉強になりました。ご参加の皆様、楽しい時間をどうもありがとうございました。
No.356 - 2023/10/23(Mon) 20:42:59

Re: 『お試し企画第一弾! バトン詩』 / めくろり
誰かと詩を作るという初めての経験が出来ました。
「二人で歩んだその道を」のところを「二人で歩んだこの道を」にすべきだったと思いました。想像しながら書いたつもりでしたが、主人公の立場で考えられていなかったと思いました。
次に活かせるようにしていきたいです。
初め、皆さんの実力に追いついていないので投稿するのを迷っていたのですが参加してよかったです。勉強になりました。ありがとうございます。楽しかったです。

No.357 - 2023/10/23(Mon) 21:36:00
油谷湾の筏釣り / 上田一眞(じょうでんかずま)
午前三時出発
二時間かけて向津具(むかつく)半島へ向かう
久しぶりの筏釣りだ
大浦(おおら)港から船で十分
トラフグの養殖筏に渡してもらった

朝まずめ
釣果が最も期待できる時
頑張ってみたが掛からない
五目釣りだから魚は何でもいいんだが
今日はサッパリだ
南風(はえ)が吹くとき油谷湾は
サヨリさえいなくなる
いつもはバケツで掬えるほどいるんだが

諦めかけていたときに
金色のきらきら光るフグを釣りあげた
次から次へと連チャンだ
凄い カナトフグの大群だ
南風が連れてきた魚の群
こんなこともあるんだなぁ
カナトフグは毒がなく美味いと聞くが
ときたま毒魚が混ざるからおっかない
そっとリリースすることにした

魚を離して見上げると
深い翠の水平線
ここは遣唐使の船が
風待した海
朱色の船が翠の海と交差する
船人もカナトフグを釣ったかな



*カナトフグはシロサバフグの別名

No.337 - 2023/10/21(Sat) 00:29:16

Re: 油谷湾の筏釣り / 齋藤純二
穏やかな湾での筏釣りですか。
釣りはしないのでよく分かりませんが、
ほぼ水面からの目線という感じなのでしょうか、
アドベンチャー的な感覚がありそうで楽しそうですね。
作品は大漁ではなかったようですが、
景観を想像でき楽しく拝読させていただきました🎣
(午前三時出発っ、ああわたしゃ無理だな。。。)

No.340 - 2023/10/21(Sat) 14:20:27

Re: 油谷湾の筏釣り / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤様

いつも感想を頂きありがとうございます。油谷湾(山口県の西北部)へはよく釣りに行ってました。ブリなどの大物からアジ、サンバソウ(イシダイの幼魚)まで魚種も豊富で楽しめました。釣りはもう卒業ですが、いつか釣りにまつわる詩を書きたいと思っていました。また、投稿したいと思います。

No.341 - 2023/10/21(Sat) 14:44:05
ミステリーツアー / めくろり
若者は信号を見ながら走っている
前か後ろかも分からずに

若者はカーブミラーを探しながら走っている
右か左かも分からずに

若者は歩道橋と横断歩道で迷いながら走っている
上か下かも分からずに

青色のキャンバスに
描かれた線で
一人の若者は死んでいった

その手にはナイフがあったんだ
ライフルがライフを奪ったんだ

橙色のキャンバスに
描かれた線で
一人の若者は死んでいった

その手には空の水筒があったんだ
熱エネルギーがエネルギーを奪ったんだ

灰色のキャンバスに
描かれた線で
一人の若者は死んでいった

その手にはタイムカードがあったんだ
人型が人を奪ったんだ

僕らのキャンバスはいったい何処にあるのだろう

No.335 - 2023/10/20(Fri) 20:41:04

Re: ミステリーツアー / 荻座 利守
なかなか難解ですね。でも様々なメタファーから、今の社会への不安や閉塞感のようなものを感じます。
「その手にはタイムカードがあったんだ
 人型が人を奪ったんだ」
というところが印象的でした。

No.338 - 2023/10/21(Sat) 11:21:49

Re: ミステリーツアー / 齋藤純二
迷いながら走っている若者、
そしてキャンバスで殺されていく。
なんだろう将来、AIロボにやられてしまうのだろうか。
この作品では若者が対象のミステリーらしいので、
おっさんの私は生き延びた、と勝手に安心している〜。

No.339 - 2023/10/21(Sat) 13:38:07

Re: ミステリーツアー / めくろり
荻座さま
ご感想ありがとうございます。今の社会は不安だらけだと思います。印象的とおっしゃっていただいた所は人間だけが活躍できる場は少なくなるだろうなと思って書きました。読んでくださりありがとうございます。

No.342 - 2023/10/21(Sat) 17:25:08

Re: ミステリーツアー / めくろり
齋藤さま
ご感想ありがとうございます。題名のミステリーツアーは行き先を知らされない旅行プランのことでそれが迷っている若者の行き先のない状況と似ているなと思って付けました。読んでくださりありがとうございます。

No.343 - 2023/10/21(Sat) 17:35:09
石を投げた / 晶子
通りすがりの人に
石を投げた
自分には何も出来ない
しようがないと
九千キロも離れていれば
彼には当たらないだろうと
傍観の石を投げた
彼の額に血が滲んだ
引き摺る足が辛そうだった
なぜ人々は許されなかったのか
何故 何故 何故 
傷を負った子どもが見ている
爆撃の中を透明な聖人が行くよ
エリ エリ レマ サバクタニ
どの時代の人々が彼にそう言わせた
彼は今もゴルゴタの丘への道を歩いている

No.329 - 2023/10/19(Thu) 15:53:50

Re: 石を投げた / 荻座 利守
「愛の反対は憎しみではなく無関心」と、マザー・テレサは語ったそうですね。そんな無関心の礫が飛び交う世界だから、彼は今もなおヴィア・ドロローサを歩いているのですね。
「爆撃の中を透明な聖人が行くよ」というところが、聖者の姿が見えないこの世界の有り様を上手く表していると思います。

No.330 - 2023/10/19(Thu) 21:59:00

Re: 石を投げた / 晶子
荻座 利守様

ご感想ありがとうございます。
昨日中に投稿したくて、もう一つのMy dearではなく、こちらにお邪魔いたしました。
「爆撃の中を〜」というところがこの世界の有り様を上手く表していると言っていただいて嬉しかったです。(現在がそうであることは悲しいですが。)
ありがとうございました。

No.334 - 2023/10/20(Fri) 17:57:27
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