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少年 / 鯖詰缶太郎
漠然とした夢は
漠然と転がっていくものだ

チ ヨ コ レ イ トで
すれちがったあの娘は
どうしているんだろう?

学ランに
甘い妄想 ふくませて
ドキドキしながら
シャドウボクシングしてた

部屋のポスター
モヒカンのロバートデニーロが
二丁拳銃 かまえて
笑ってた

パ イ ナ ツ プ ル
という夢みたいな曲
書いて歌った

君は
チ ヨ コ レ イ トと
遠ざかった

高橋はグミを
噛みながら空腹感を
まぎらわした

ところで
ジョディフォスターってのは
なんで 昔から
あんなに 凛としてるんでしょうね?

と、ロバートデニーロに
ききたくなったが
彼の電話番号を知らない俺は
家にある一番強めの酒を呑んで
寝た

No.148 - 2023/09/23(Sat) 19:52:40

Re: 少年 / 滝本政博
私は今年、64歳なのですが、

<部屋のポスター
モヒカンのロバートデニーロが
 二丁拳銃 かまえて
 笑ってた>

のところで、もしかしたら同年代なのではと嬉しくなりました。
違っていたすみません。

チ ヨ コ レ イ トと
パ イ ナ ツ プ ルで
リズムをとっていて、いい感じです。


<高橋はグミを
 噛みながら空腹感を
 まぎらわした>

のところは少し唐突に感じました。
ここはなくてもいいかな。

No.152 - 2023/09/23(Sat) 22:23:33

Re: 少年 / 齋藤純二
ジャンケン✌️で遠ざかっていく感じ
なんだか懐かしいですね。
少年時代の思い出をオジサンが語っている!?
楽しく拝読させていただきました。

No.165 - 2023/09/24(Sun) 20:16:07

Re: 少年 / 鯖詰缶太郎
滝本様

詩を読んでいただきありがとうございます。

昭和59年生まれで今年、39歳になりました。

モヒカンのロバートデニーロとは言わずもがな、映画「タクシードライバー」の事で、18歳、上京する2ヶ月前にビデオを借り、観ました。

大好きな映画です。

池袋の新文芸座、「レイジングブル」と二本立てで観れると聞き、観に行きました。

満席で、みんな、地蔵のように静かに、こめかみに指をつきつける返り血浴びたロバートデニーロを観ていました。

お手本のような観劇スタイルに、やはりこの映画はいい映画だなと思いました。

またでかいスクリーンで観てみたいものです。

No.174 - 2023/09/25(Mon) 10:55:33

Re: 少年 / 鯖詰缶太郎
齋藤様

詩を読んでいただきありがとうございます。

あとで読み返してみると、少しだけ若々しさも欲しかったかなあなどと思ってしまいました。

ありがとうございます。

No.175 - 2023/09/25(Mon) 12:23:25
亡霊 / 凰木さな
夜が薄まり朝が広がる
水の中に絵の具を落としたように

体を起こして顔を洗っても
瞼は重く視界は狭い

腐りかけの脳にはコバエがたかり
不明瞭な映像を垂れ流す

罪悪は理想と現実の裂け目から
絶え間なく呻き声をあげている

谷底から伸びる数多の手と
尽きることのない保身の正義

おぼつかない足取りでカーテンを開けると
窓から大量の光が差し込み

一瞬で全てが灰になり吹き飛ばされる
ただ存在だけを残して

No.146 - 2023/09/23(Sat) 14:16:13

Re: 亡霊 / 滝本政博
一連目、いい感じですが、

水の中に絵の具を落としたように
夜が薄まり朝が広がる

とひっくり返しは方が意外性があり比喩に新鮮さが出るかな。
ま、これは好みの問題ですね。

あと、二行一連で続いて行くわけですが
厳しめに言うと
不快なイメージに独自性が出せるとよりいいと感じます。

最終連は面白い表現になっていると思います。

No.150 - 2023/09/23(Sat) 22:04:25

Re: 亡霊 / 齋藤純二
出だしの絵の具を水に垂らした朝の喩え、
理想と現実の裂け目から呻き声、
これらの表現はインパクトがあり素晴らしい感性ですね!
最終連は滝本さんも触れていますが、
ザ朝、って感じで朝エネルギーが凄いですね。

凰木さんはすでに初心者って感じではないですね。
書く力量は上級者だと思います。
のちのちは本家のMY DEAR掲示板、他の詩の掲示板、詩の応募等に
これぞという作品を推敲に推敲を重ねどんどん勝負した方がいいですかね。
当面はこちらの掲示板(初心者)で楽しまれてもオッケーですが、のちのちは……

No.153 - 2023/09/23(Sat) 22:46:21

Re: 亡霊 / 凰木さな
滝本政博様へ
一応、連作という事で初めの文章を夜と朝に合わせたつもりでした。
個人的に一番書きたかったのは、罪悪は現実と理想の間から生まれる、という事で、これが亡霊なんですね。
うまく表現できなかったみたいで、すみません。

No.160 - 2023/09/24(Sun) 18:19:06

Re: 亡霊 / 凰木さな
齊藤純ニ様へ
高評価、ありがとうございます。
ただ、私は本当に素人で“詩人になる”という事が、どういう事かも分かっていません。
こちらで作品を書かせてもらう方が好きな文章が書けて楽しいです。
どうか、これからもよろしくお願いします。

No.161 - 2023/09/24(Sun) 18:32:54

Re: 亡霊 / 齋藤純二
凰木さん
初心者でしたか、失礼しました。
書くセンスをお持ちなのでしょう!
では、こちらでも楽しまれてください!

No.164 - 2023/09/24(Sun) 19:55:02
りらの花 / 上田一眞(じょうでんかずま)
僕のこころにある君は
長いブロンド風に舞い
黙って振り向く
りらの花

僕のこころにある君は
碧い瞳を輝かせ
ひたと見つめる
りらの花

色香漂うりらの木を
手折る君のその指は
りらの花より美しい

さあ 君に会いに行こう
りらの花咲く北国へ
古いお城のある街へ

No.145 - 2023/09/23(Sat) 00:15:20

Re: りらの花 / 齋藤純二
君は北国にいるのですね。
近々、君に会いに行く予定があるのでしょうか。
ウキウキした気持ちが伝わってきます。

一連、二連のリズムと流れが素晴らしいです。

たらららららは
たららららら
たららららら
たらららら

音にするとこんな感じでしょうか。
このリズムで三連、四連と
言葉をはめ込んでみると良いでしょう。
ひとつの歌みたいになると思います。

No.155 - 2023/09/23(Sat) 23:20:14
埋れ木の春 / 上田一眞(じょうでんかずま)
ぼくの瞳が痛みに染まって
あなたの白い二の腕に滴り落ちるとき
深いこころの森並みに啼く風のあることを
あなたは知っていますか

軽やかに そして
強靭に踏み出すあなたの歩みと
歩むぼくほどの こころとこころの距離を
辰星の瞬きよりも軽やかにかき消してしまう
頸(つよ)いあなた

ぼくの二つの瞳孔は
寂しさいっぱいにあなたを見つめて
そして なにごともなかったように
静かに朱の痛みに染まってゆくのです

あなたは知っていますか
〈四月は残酷極まりない月だ〉
と 詠った
遠い霧の国の詩人がいたことを
そして あなたも密かに
四月の訪れを止めてしまったことを

冬から冬に駈け抜けてしまった
あなたの氷室に
まるで
埋れ木のように
春を閉じ込めてしまったことを

ぼくの二つの瞳孔は
寂しいこころで
じっとそれを見つめてしまったのです

でも あなた
永遠に帰らぬあなたとぼくの間に
凍った春は呵責ではなく
むしろ愛の響きを送りつづけていることを
ぼくはあなたに知って欲しいのです

優しい瞳が痛みに染まって
あなたのこころに降り積もるとき
人知れぬ森並みに啼く風のあることを
ぼくは語るのです





*四月は残酷極まりない月だ
T.S.エリオット 「荒地」より

No.144 - 2023/09/23(Sat) 00:10:58

Re: 埋れ木の春 / 齋藤純二
棺の中に入るあなたを見て涙が止まらない状況でしょうか。
その様子を「春を凍らしてしまった」という表現は鮮烈な印象を与えます。
そして、あなたの何事もなかったような表情から
四月の訪れを止めてしまったことすら知らないという残酷さが
希望のわく春とは真逆のシュチュレーションも強い印象を与えています。
ぼくが語り続けることであなたと繋がりを感じつつ、
この愛を知ってほしいという
なんともせつない気持ちが伝わってきました。

No.159 - 2023/09/24(Sun) 14:04:03
夢日記 / 秋さやか
目が覚めて窓の外を見ると
大雪のなか
一輪のカサブランカが咲いている

淡く赤みがかっていて
凛とした静寂を凝縮したように美しい

真っ白な雪に根元は埋もれ
降りかかってくる雪に儚く揺れながら
健気に耐えている

雪の上には
誰かが脱いだ靴が寂しげに転がっている

足跡はどこにもない
だれの気配もない

窓にあてた手の
冷たさに気づいて
ほどけだす時間

そうだ
写真を撮らなきゃと
カメラだけを持って外へ出ていこうとする
ところで目が覚めた

窓から射し込む朝日
鳩がいつものリズムで鳴きだす夏の朝

この夢のなかの花を胸に
今日もがんばれる気がした

No.140 - 2023/09/22(Fri) 20:49:11

Re: 夢日記 / 滝本政博
雪の妖精のようなカサブランカ。

<静寂を凝縮したように美しい>
という言葉が素敵です。

雪の日は音が吸収されたように感じますよね。

一転して寝覚めれば夏の朝。
でも夢の中の花はまだ胸の中に咲いている。

No.147 - 2023/09/23(Sat) 14:29:45

Re: 夢日記 / 齋藤純二
目が覚めるとそこも夢の中ということが
あと後でわかりユニークな出だしですね!
幻想的な雪の世界で赤みがかったカサブランカ、
めちゃきれいな感じで目に浮かびます。
雪の中の健気な一輪、
その夢を見て今日もがんばれる気がする朝、
最高にいい目覚めでしたね!

No.151 - 2023/09/23(Sat) 22:21:37

Re: 夢日記 / 秋さやか
滝本様へ
お忙しい中、感想いただき有難うございます!
雪の日は音が吸収されていくようですよね。
心も静まっていくようで、落ち着きます。
たしかに「雪の妖精」のようでした。
素敵な感想ありがとうございました。

齋藤様へ
お忙しい中、感想いただき有難うございます!
はい、実際に見た夢で、とても良い目覚めだったので
残しておきたくて。
カサブランカだったかはわからないのですが、
調べたら1番似ていました。
励みになる感想ありがとうございました。

No.158 - 2023/09/24(Sun) 09:34:20
暗い朝 / 凰木さな
夜と朝の間のような時間に
目が覚める

いつも自分に振り回されて
もう反省するのもやめた

馴染めなかった社会と
助けられなかった人の

亡霊に

亡霊に取り憑かれたまま
昨日から今日へと続く吊り橋を渡る

No.137 - 2023/09/22(Fri) 04:09:30

Re: 暗い朝 / 齋藤純二
夜と朝を繋ぐ吊り橋、
そこを同じように社会と馴染めかった者たちと
共鳴しながらなんとか渡る。
自身に新たな変化を起こす橋が
構築されることを願いつつ、拝読いたしました。

No.138 - 2023/09/22(Fri) 10:14:36

Re: 暗い朝 / 滝本政博
興味深く拝読いたしました。
「亡霊」というのは、文学における大きなモチーフだと思います。
凰木さまにその気があるなら、これを主題に連作されるのもありかなと思いました。

No.139 - 2023/09/22(Fri) 12:01:44

Re: 暗い朝 / 凰木さな
齊藤純ニ様へ
暗い朝、という題が先に思いついた詩です。
橋が“吊り橋”なのも暗さを強調したかったからでネガティブな作品にはネガティブな作品の良さがある、と思っています。

No.141 - 2023/09/22(Fri) 21:03:29

Re: 暗い朝 / 凰木さな
滝本政博様へ
「亡霊」の題で「暗い朝」の連作となるような詩、という事でしょうか?
小説に出てくるような亡霊は書けないと思いますが、私なりに挑戦してみたいと思います。

No.142 - 2023/09/22(Fri) 21:14:12

Re: 暗い朝 / 滝本政博
どのような角度からでもいいですが「亡霊」もしくは「幽霊」をモチーフに書くことは、きっと面白い世界が書けるんじゃないかな。
勿論、<「亡霊」の題で「暗い朝」の連作となるような詩>でもよいと思います。「暗い朝」は、恐怖を扱うというよりは、存在の不安みたいなものを書いていると思いますが、その線でいいと思います。

No.143 - 2023/09/22(Fri) 21:37:40
風鈴の音 / ともみ

涼しい風と風鈴の音は
風の流れに合わせて
とても心地よい響きだから

夏の夜の夢はなんだろう
昼は暑いけれど
今は風邪は涼しく吹いていく

夏にだけ響く風鈴の音は
癒されていく
ただ一人になり
もう夜の時間が始まる

夏の夜の風鈴の音は
夏の夜の夢だから

No.133 - 2023/09/21(Thu) 12:43:48

Re: 風鈴の音 / 滝本政博
夜になり涼しい風が吹き、風鈴が鳴る。
まだ残暑が残る昼とは違い爽やかに感じる。

季節に敏感に反応した詩ですね。

二連目の「風邪」は「風」が正しいでしょう。

No.134 - 2023/09/21(Thu) 14:54:44

Re: 風鈴の音 / 齋藤純二
夏の夜に響く風鈴
心地よい雰囲気が伝わってきますね。
そういえば最近、風鈴の音を聞いてないなあ〜
チリーン チリーン🎐

No.136 - 2023/09/21(Thu) 20:55:34
さっぷうけい / めくろり
口内に満たされる乾いていてなまぬるい空気
室内に満たされる湿っていて肌寒い空気
車内の匂いはあなたの匂い

雨音 足音
あまどいをつたる音
遠くから吹く風音

窓についた水滴はあなたとの距離
近寄るときは一気にくるのに
去るときは音すらたてない

私は音をあげ
周りは音で満ちる
私はあさもやの中へ消えてゆく
私はまた深い闇へと落ちてゆく
心の奥の隅にある
大きくて小さな空気だまりに
息をふきこんでくれる
誰かを求めて
私はまた走り出す
中古のバイクで

No.129 - 2023/09/20(Wed) 18:07:38

Re: さっぷうけい / 秋冬
「さっぷうけい」というタイトルが良いですね。私はたぶん「殺風景」にしてしまうので新鮮に感じました。

 窓についた水滴はあなたとの距離

私はこの一文がとても好きです。
ただ、その後のバランスが気になります。

 窓についた水滴はあなたとの距離
 近寄るときは一気にくるのに
 去るときは音すらたてない

例えば、こんな感じはどうでしょうか?

 窓についた水滴はあなたとの距離
 寄るときは勢いよく
 去るときは音もなく

少し「さっぷうけい」すぎるかもしれませんが、参考までです。

次作も楽しみにしております。

No.130 - 2023/09/20(Wed) 20:27:28

Re: さっぷうけい / めくろり
秋冬さま
ご感想ありがとうございます。秋冬さまが好きと言ってくださった一文はあまり自信がないところだったのでホッとしました。
添削もありがとうございます。
何処を直したほうがいいのか
自分ではなかなか分からないのですが、秋冬さまがご指摘してくださった部分はとてもしっくりきました。

No.132 - 2023/09/20(Wed) 23:00:25
徒花に祈りを / ひなの
ほんの数日前
私を抱きしめたその腕に
人を殺める道具を持って
あなたは山にこもる

絡めあった視線は解けて
今はただ鋭く標的を見つめて

私のくちびるをなぞったその指で
あなたは引き金を引く

それが悲しくて
悲しくて仕方ないのです

あなたでなくてはいけないのですか

あなたでなくてはいけないのですか

そこで命を賭すのは
あなたでなくてはいけないのですか

明日がどうなるか分からなくても
ふたりやわらかいベッドに潜って
他愛もない話をしながら眠りについて
あなたの腕の中で朝を迎えたい

それではだめなのですか

あなたはひとり夜露に濡れて
浅い息で夜明けを待つ
月の光さえ厭うくせに
今度星を見に行こう、なんて

それが悔しくて
悔しくて仕方ないのです

あなたでなくてはいけないのですか

どうしても
あなたでなくてはいけないのですか

No.115 - 2023/09/19(Tue) 22:26:58

Re: 徒花に祈りを / 齋藤純二
やはりひなのさんの詩は
内容と話の流れで古文を読んでいる感じがしますね。
ひなのさんがMY DERAに投稿された頃を思い出しました。

出征する彼のことを思うように
「あなたでなければいけないのですか」と言う語り、
どうしても受け入れられない気持ちが伝わってきますね。
彼との幸せなひとときを思い出しながら
恨んでいるかのような感情も伝わってきます。
「それではだめなのですか」という語りから
彼の意思でそこから離れていったという感情も見え隠れして
複雑な心情が上手に描かれています。
このような思いが繰り返し心を巡ってしまうと
精神的にキツくなってしまいますね。
どうか詩作などを通し心が和らいでいかれるよう、
そう思いながら作品の世界へ入り込み拝読させていただきました。

いやいや、詩作は劣化してないですよ!

No.121 - 2023/09/20(Wed) 09:47:47

Re: 徒花に祈りを / 雨音
あなたでなくてはいけないのですか

どうしても
あなたでなくてはいけないのですか

この言葉が胸に残りますね。世界中のいろいろな国で未だある戦争や紛争、内戦、いろんなことを思い描きました。利害関係を離れ、手を繋ぎ会える世界が来ることを祈ってやみません。いい作品でした。

No.123 - 2023/09/20(Wed) 10:27:16

Re: 徒花に祈りを / 澤 一織
ひなのさん

ご無沙汰しております。 
詩を拝読しました。
嬉しくて感想を書かせてもらいました。

上記で齋藤さんや雨音さんも触れていたのですが、あなたへの問いかけから、二人の関係性だけではなく、二人を取り巻く世界の現状への訴えを感じました。感動しました☺︎

No.126 - 2023/09/20(Wed) 17:12:02

Re: 徒花に祈りを / ひなの
齋藤 さん

劣化していないとのお言葉嬉しいです。

現在お付き合いしている方が自衛官の方で、
ちょうど今演習(戦争を想定した訓練)に行っています。

私のくちびるをなぞった指も、引き金を引く指も、同じ彼の指だと思うと、悲しくて。

けれど、彼が選んだ道だからやめさせることもできません。

『君死にたまふことなかれ』の境地を垣間見た気がする今日この頃、無事の帰りを祈る日々です。




雨音 さん


あなたでなくてはいけないのですか

どうしても
あなたでなくてはいけないのですか


戦地にいる人はみんな誰かの大切な人なのだと思います。
みんなが大切な人を心配する心は同じなのに、どうして手を取り合えないのでしょう。


自衛官の彼が戦地に行くことなく、退官できることを願っています。

No.127 - 2023/09/20(Wed) 17:19:52

Re: 徒花に祈りを / ひなの
澤 さん


澤さん、ご無沙汰しております!

私のことを覚えてくださっていて嬉しいです。
さらにこの詩に心を動されてくださって嬉しいです。

自衛官の彼と付き合うようになって、YouTubeで自衛隊に関する動画のコメント欄をみたときに、
彼がしている訓練は、いつか起きるかもしれない戦争のためのものなんだ·····と愕然として怖くなり、また悲しくなりました。

そして、この詩がうまれたのでした。

今はただ無事の帰りを祈る日々です。

No.128 - 2023/09/20(Wed) 17:30:24

Re: 徒花に祈りを / 瀬未
お久しぶりです。コーヒーゼリーの詩のあたりからお見かけしなくなって、ずっと気になっていました。ひなのさんの作品をまた読む事ができて嬉しいです。本作の問いかけは美しくも切なく響きます。相手へ。自己へ。問いかける形をとりながらも、そこには通底する祈りを感じました。劣化ではなく、進化されているのだと思います。時がやさしくありますように。
No.131 - 2023/09/20(Wed) 21:30:27

Re: 徒花に祈りを / ひなの
瀬未 さん


瀬未さん、ご無沙汰しております!

覚えていてくださって嬉しいです!!

「劣化ではなく進化」
これからもそう思っていただけるように、
マイペースで詩を書いていきたいと思います

No.135 - 2023/09/21(Thu) 20:07:48
花酔い / ひなの
寝返りをうつ
沈黙したままのイヤフォンのコードが
ひんやりと喉に絡みつく

短く息を吸って 長く吐く
やわらかな種が瞼に生まれ
身体のなかへ根を下ろしていく

とうに糊のとれたシーツ
いつも同じ夢を見る
どく、どく、と
心臓が血を巡らせる音

ふるる、
まつ毛を撫でながら
種が芽吹き
小さな葉をつける

もう覚めることはない
花が咲いたら

この身体は
乾いた土のような
棺のような
あるいは
糊のとれたシーツかもしれない

そして
また同じ夢を見る

ただ
いつもと違うのは
今日は蕾がついたということ

どんな花が咲くだろう
血管を通って
根が全身に結ばれる

重く気だるい微睡みの中で
張り付いた上下のくちびるを
はがそうとして
気付く

甘くて どこか妖艶で
哀しい匂いが下りてくる

それが前世、最後の記憶



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ご無沙汰しております。
成長どころか劣化しております。
なかなか書けないのですが、
一から修行し直しますので、よろしくお願いいたします。

No.114 - 2023/09/19(Tue) 20:32:25

Re: 花酔い / 齋藤純二
おっとお久しぶりですね、ひなのさん
こちらにご投稿、ちょっとびっくりしていますが、
了解です、後で感想書かせていただきますね。
たぶん、他のレギュラーメンバーも来ると思います(返信に)!

No.118 - 2023/09/20(Wed) 02:16:42

Re: 花酔い / 雨音
ひなのさん、劣化していると感じているのですね。
なかなか書けない中で、書いていることは
ひなのさんの心の一雫を言葉にしているのですから価値があると思います。

そして、実際、この詩はとても素敵です。
胸に響く言葉が並んでいました。

ひなのさん、劣化なんて全然していないよ。
濾過された美しさがあります。

No.122 - 2023/09/20(Wed) 10:23:23

Re: 花酔い / 齋藤純二
語り部の人生にある第一章を終えられる場面のように感じました。
そして第二章へ沈黙を破り、音楽が流れ始め
自身すら驚くような「私の花」が咲くような気がしました(個人的な感想です)。

No.124 - 2023/09/20(Wed) 10:58:47

Re: 花酔い / ひなの
雨音 さん


ご無沙汰しております!

素敵と言っていただけて嬉しいです。

あの頃より歳を重ねた分だけの魅力が
詩に宿っているといいのですが·····。

自分のペースで一雫をしたためていこうと思います。



齋藤 さん

ご無沙汰しております!

私っぽいけど私っぽくない詩になっていたらいいなと思います。

たぶん前までの私はそこを終わりにしてしまうだろうから、そこを始まりにしてみようと思いました。

今度はきれいに咲きますように。

No.125 - 2023/09/20(Wed) 17:09:03
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