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リサイクル / あこ


この
ペチャンコの缶のように




潰れた  心は




再生
できるだろうか

No.926 - 2024/03/26(Tue) 10:14:31

Re: リサイクル / 荻座利守
心をペチャンコの缶に喩えているところが、侘びしい感じでいいですね。
空き缶を再生するには高温で融かさなければなりません。
そんなふうに心が融けるような体験をしてみたいと思いました。

No.930 - 2024/03/26(Tue) 16:20:04

Re: 荻座利守様 / あこ
感想をありがとうございます
高温で熱したら
心が融ける体験 できるでしょうか

No.933 - 2024/03/26(Tue) 20:25:35

Re: リサイクル / 齋藤純二
潰れた缶・潰れた心という重ねの表現がいい感じです。
この再生、ひとりでは難しく
ひととの関わりが必要なのかもしれませんね。

No.936 - 2024/03/26(Tue) 23:17:44
雨だれ / 上田一眞(じょうでんかずま)
窓硝子についた雨だれを
見つめ

 ひとつ ふたつ と

数えてるあなた
右手のか細い指先でいじらしく
硝子の表面をいじってる

あなたの眼は雨だれの向こう
窓の外
深い愁いの色を湛えて
訪(おと)なう人を探してる

激情のときを二人で過ごし
別れの傘に隠れ
こっそりと交わした口づけを
もう一度

雨だれに託して待っているあなた
熱い恋が冷めた愛に
変わらぬ前
訪なう人を探し出そう

No.920 - 2024/03/23(Sat) 00:26:06

Re: 雨だれ / 齋藤純二
すぐにでもあなたを雨の中、
探しに行きそうな心情を上手く語り部が描写していますね。
静かな景色に激情なときを回想させているのがいい感じです。

No.922 - 2024/03/23(Sat) 07:53:03

Re: 雨だれ / 上田一眞(じょうでんかずま)
齋藤純二様

こんにちは。上田です。
書き慣れない恋愛詩を書いてみました。
出来映えは如何でしたでしょうか?
いつも感想をお寄せ頂き感謝しております。次回は幼い日、好きだった女の子について書いてみたいと思っています。
また、感想をお書き下さるようお願い致します。

No.924 - 2024/03/23(Sat) 11:42:39
「声が呼んでるほうへ」 / 万年 草
どこかで
僕を読んでいる
声がする

あきらめるには
まだまだ
早いよって

僕の心を
応援してるんだ

その声を
聴いていたらね
何か僕にも
やれそうな

そんな気が
したんだ

そうだ
もうひとがんばり
してみよう

人生はまだまだ
先が長いのだから

あの声が
導くほうへ
あの声が
呼んでるほうへ

歩いてゆくのさ
どこまでも

No.916 - 2024/03/22(Fri) 15:58:48

Re: 「声が呼んでるほうへ」 / 荻座利守
一連目の「読んでいる」は「呼んでいる」の変換ミスでしょうか、それとも意図的なものでしょうか。
いずれにせよ、それが次の2連目と3連目にうまくつながっています。
何か大いなる存在が、自分の心の深いところでつながっていて、導いてくれている。そんなイメージを与えてくれます。

No.918 - 2024/03/22(Fri) 16:35:39

Re: 「声が呼んでるほうへ」 / 齋藤純二
「あの声」は、今までの想い出や経験から得たものから
誰かの声になり自身の励ましとなっているのかな、
そのように感じながら拝読しました。

No.921 - 2024/03/23(Sat) 07:36:21

Re: 「声が呼んでるほうへ」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
「読んでいる」は、「呼んでいる」の
変換ミスです。

最近いろいろつらいことがあって、
自分自身を鼓舞するために書いてみました。

齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、自分で自分を励ます声を、
詩にしてみました。

No.925 - 2024/03/23(Sat) 13:43:20
一つの / kei

空は自分を包み込み より大きくなろうとしている

人の描く空は無限ただ 人の望む空は空空だけど

それでも思う人々は誰かの為に生きている

それでも笑う人々は誰かの模範となり

それでも涙する人々は誰かの答えとなる

人の目指した時は僕らを夢へと導き

一杯の珈琲をくれる

それが人の宇宙なら誰もが煙草を吸うだろう

自分という人は誰もの為に詠い 詠わされて

病気の本当の本能を教えるかもしれない

日常は退屈という眠りにあり

日常は夢という孤独に幻想を思い描く

そんな人々が誰の詩となろう そんな日々が詩の答えになろう

傷ついた人々は本当の汚れを忘れて

自然に夢を描くのだろう それが時の怠慢なら

人々は違う所で違う夢を見て思っているだろう

膨らみすぎた空は宇宙を満たして

誰もの導くべき思い出になろうとしている

No.915 - 2024/03/22(Fri) 14:52:44

Re: 一つの / 荻座利守
全体的に意味深長な感じがします。
詩を書き慣れているか、そうでなくても普段から詩に親しんでいる方の書かれた詩という印象を受けました。
よろしければMY DEAR掲示板のほうに投稿されてはいかがでしょうか。

No.917 - 2024/03/22(Fri) 16:27:59

Re: 荻座様 / kei
ほめて下さりましてありがとうございます。
今後はMY DEAR掲示板のほうに投稿させて貰います。
感謝します。

No.919 - 2024/03/22(Fri) 18:31:09

Re: 一つの / 齋藤純二
自分のために生きているとは
誰かのために生きている喜びもあるから、
ということなのかな、と思いながら拝読いたしました。

本家のMY DEARにご投稿する時には、
空白行をすべてに使ってしまうと
そこが連わけされた作品として捉えられてしまいます。
行の前後が繋がっている内容(言葉)で
連わけされているという形式になってしまい
基本的ではなく読みづらいですかね。

No.923 - 2024/03/23(Sat) 08:10:47
「歩いてゆこう」 / 万年 草
旅立ちの朝は
青く晴れ渡り
僕たちを
祝福しているよ

夢を追いかけて
汗を流した日々が
瞼閉じれば
よみがえる

もう何も
迷うことはないよ
熱い想いを胸に

歩いてゆこう
自分が決めた道を


桜が舞い散る
春の校庭に
吹く風を
背中に受けながら

空を見上げれば
西から東へと
雲が流れる
僕たちを
誘うよに

新たな世界が
待っている未来へと
歩いてゆこう
今からここから先へ

No.912 - 2024/03/20(Wed) 09:40:53

Re: 「歩いてゆこう」 / 荻座利守
卒業シーズンの詩ですね。
思い出の上に未来への期待を重ねて、旅立ってゆく姿が目に浮かぶようです。
6連目の流れる雲の描写が、若さと希望を表しているようでいいですね。

No.913 - 2024/03/20(Wed) 15:26:49

Re: 「歩いてゆこう」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね。卒業のシーズンですから・・・。
希望を感じていただけて、とても光栄です。

No.914 - 2024/03/21(Thu) 14:23:45
爪切り / あこ



両手の爪を  見ている

少し 伸びてきた
明日は 切ってやらなくちゃ ね


こんな風に
心も 伸びて

パチン パチン
汚れた要らないところは
切ってしまえれば

スカッと
気持ちが良いのだろうね




それでも 時に
深爪しすぎて

傷みに 泣くんだろうか





爪も 心も
ちょうどよく 揃えるのは




簡単なようで
難しい事 なんだね




そうして  ついでに

心も
ヤスリで 磨けたら ね

No.906 - 2024/03/18(Mon) 11:00:59

Re: 爪切り / 荻座利守
心の在りようを爪切りに喩えたところが巧みだと感じました。
他者を傷つけないように自分の余計なところを切り捨てようとして、自分自身を傷つけてしまうときの痛みが、伝わってくるかのようです。

No.908 - 2024/03/18(Mon) 15:31:46

Re: 荻座利守様 / あこ
ご意見いただき ありがとうございました

爪を切るとき 自分自身を切り落としている
そういう感覚に襲われることがあるのです

No.911 - 2024/03/18(Mon) 21:48:50
事実 / あこ


もう  二度と見ることのない
あなたの  後姿を


ただ   見ている





心に彫り込むように
振り向かない後姿を

ただ  見ている






これ は
想い出  にはならない
一生







ただ  ひたすら
「事実」 という 刻印







そう 決して

想い出 には
ならない

No.905 - 2024/03/18(Mon) 10:57:49

Re: 事実 / 齋藤純二
もう見ることのできないあなたを
想い出としてではなく「事実」として回想し見ているという
辛くどうしようもない心情が伝わってくる作品ですね。

No.909 - 2024/03/18(Mon) 21:35:27

Re:齋藤純二様 / あこ
感想をありがとうございました
事実はどうしたって事実なんですね

No.910 - 2024/03/18(Mon) 21:46:00
一人静と一輪草 / 上田一眞(じょうでんかずま)
十種ヶ峰(*)の北尾根
涸沢を歩く
いまは廃れたわさび田があって
野良生えのわさびが白い小花を付けている

また その周辺
湿り気のある林床に
小さな野花が群れている

春風がひらりと疎林を駈け
心地よい
ひとり 日陰を好む花を愛でようと
そっと近づく

沢沿いを一陣の風が抜ける
一人静 と
一輪草 の 群落
花は揺れ その静かな饗宴に
自然のもつ強さと豊かさを見る

花の時期は短いが
饒舌な野花の姿に
無言の問いかけに
僕のこころは静かに共鳴した

今年も会うことができて
よかった
嬉しさと安堵の気持ちが
ない混ぜになって
春爛漫のこころの内を谺した




*十種ヶ峰(とくさがみね) 山口市阿東

No.903 - 2024/03/16(Sat) 00:09:37

Re: 一人静と一輪草 / 荻座利守
一人静の花言葉は「隠された美」。
一輪草の花言葉は「久遠の美」。
廃れたわさび田に咲く白い小花とともに、神聖さをも感じさせる情景ですね。
今年も会うことができてよかった、という気持ちがわかるような気がします。

No.904 - 2024/03/18(Mon) 09:14:22

Re: 一人静と一輪草 / 上田一眞(じょうでんかずま)
荻座利守様

こんにちは。上田です。

僕の拙作に感想をお寄せ下さりありがとうございました。
野の花や昆虫などが好きで野歩きをして、可愛い花があるとカメラに収める、息抜きにはもってこいだったと思います。

その体験を今詩にして現しているのですが、時間差があり過ぎて、今現在とマッチしていないかもしれません。
僕のこころの風景ですからご了承ください。

No.907 - 2024/03/18(Mon) 13:56:06
浮遊霊物語 / 久保田
今は肉体を持つ霊魂
つまり、現世を生きている人
いろんな人がいる

浮遊霊になっていく人もいる
つまり、そんな風に生きた人
いろんな人がいる

永遠の浮遊霊が定められると
天の差し出す運に特徴的である
本人なら理解を示すであろう

だから、マトモがいい
普通に苦労するほうがいい
頑張って参りましょう

No.898 - 2024/03/14(Thu) 02:11:19

Re: 浮遊霊物語 / 齋藤純二
この世に未練を残さぬよう
しっかり生きなきゃなあ、と思いました。

No.899 - 2024/03/14(Thu) 08:40:05

Re: 浮遊霊物語 / 久保田
齋藤様、感想をありがとうございます。この世で生きている時間は短いので僕も大切にしたいと思います。マイケル・ジャクソンのスリラーのように笑ってしまう詩を目指しましたが、またまた失敗したようです。あちらの援護している音楽の素晴らしさをを考慮に入れても僕の能力の低さが際立ちます。精進せねばと思います。
No.902 - 2024/03/14(Thu) 23:48:45
「暮らしてゆこう」 / 万年 草
こんなにつらい
想いをしたのだもの

そのうちいいこと
絶対あるよ

こんなにくるしい
日々を過ごしたのだもの

いつか必ず
楽しいことが
やってくるよ

だから今は
その日が来ることを
そっと信じて
毎日を暮らしてゆこう

No.897 - 2024/03/13(Wed) 14:32:54

Re: 「暮らしてゆこう」 / 齋藤純二
人生山あり谷ありだけど
たまに見れるきれいな景色がありますよね!

No.900 - 2024/03/14(Thu) 08:46:13

Re: 「暮らしてゆこう」 / 万年 草
齋藤様、

ご感想ありがとうございます。
そうですね、たまにいいことがあるから、
人生は楽しいんですよね。

No.901 - 2024/03/14(Thu) 15:25:47
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