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南国での巡り合い / 夏の面影
目が覚めると、見慣れない風景が広がっていた。

水平線の彼方までつづく青い空。

太陽に照らされ白く輝く砂浜。

風で揺らめくヤシの並木。

鮮やかで存在感ある赤いハイビスカスの花々。

なんでこんなところにいるんだ?

目を開けるまでの記憶は鮮明に残っている。

家に着いても仕事の疲れが取れないまま、ベッドに横たわり泥のように眠った。

それなのに、今いるのは南国の島だ。

あまりにも突拍子がなさすぎて、夢なのか現実なのか疑う。

だけど、しだいに高揚感と開放感に包まれていく。

もしかしたら、心の奥ではこういう世界に行きたかったのかもしれない。

もしこれが現実なら、もう家と会社の往復からおさらばできる。

面倒くさい大人の世界で心身すり減らさなくていい。

心の隙間を酒と煙草で埋めなくていい。

無意味な他人との比較に苦しまなくていい。

そんなことを思っていたら、遠く後ろのほうから声が聞こえた。

思わず振り返ったら、俺と同い年か少し年下に見える男女2人が駆け足でこちらへ向かってきた。

秒が進むにつれて、2人の声と姿がどんどん俺のほうに近づいてくる。

そしてその姿がはっきり見えた瞬間、思わず声が出そうになった。

あいつらじゃねぇか。

10代のころよく遊んで、数えきれないほどの思い出を作り合った幼馴染みの2人だったのだ。

あいつらもこの島に来てたのか。

またあのころみたいに、くだらない話に花を咲かせられるよな、きっと。

期待と希望で居ても立ってもいられなくなった俺は立ち上がり、あいつらのほうへ無我夢中で駆けていった。

No.2792 - 2025/11/08(Sat) 12:07:08

Re: 南国での巡り合い / 齋藤純二
我慢と本心が見え隠れしている流れのある作品に
その気持ちとってもわかる〜、と読者は拝読しながら思うでしょう。
これからの自分の生き方を見つめるエピソードになり、
そうだよな〜、と自分らしさを探し始めるという起点から
昨日とは違った意識が芽生えることは素晴らしいことだと思います。
ああ、私も南国に行きたくなりました。

No.2797 - 2025/11/08(Sat) 23:14:16
バトンタッチ / ネコのくしゃみ
夜から朝

朝から昼

昼から夕方

夕方から夜

私は夜のバトンの受け渡しが好きなのだ

魔法のような空の色

静かな空気

また朝が来た喜び

1日が無事に過ごせた喜び

自然とありがとうが湧いてくる

自然とまた明日も生きる元気が湧いてくる

楽しみが浮かんでくる

夢が広がる

地球は今日もゆっくり廻ってる

No.2791 - 2025/11/08(Sat) 06:12:02

Re: バトンタッチ / 荻座利守
なんでもない日々が続くことの大切さを教えてくれる詩ですね。
「夜のバトンの受け渡し」「魔法のような空の色」といった表現が素敵だと思いました。
今日な無事に終わり、明日がまたやってくることに感謝することの素晴らしさを、改めて知らされるような作品だと思います。

No.2795 - 2025/11/08(Sat) 12:47:00
「ジャスミン」 / 普通
「ジャスミン」


空を飛ぶ鳥はこの地平をどう見る?

地を這う蟻はあの雲に何を感じる?

僕はこの世界の何を見つめて

君はこの世界に何を感じる

笑いたければ笑えばいい

怒りたければ怒ればいい

だから、お願いだから

どうか、嘘の笑顔はやめて欲しい

嘘で生まれた詩

嘘で硬められた言葉

本当は、笑えない君を

僕は、強く抱きしめたい

嘘の上に咲く花

嘘を映した世界を

本当は、燃やしたい君を

僕は、強く抱きしめたい

都会という砂漠に咲く花

ビルという山脈のガラス

世界は僕に何を見せる

世界は君に何を感じさせる

辛いなら辛くていい

泣きたいなら泣けばいい

だから、お願いだから

どうか、声を聴かせてくれないか?

嘘という本当の答え

嘘という優しい心

本当は、いらない君を

僕は、強く抱きしめたい

嘘で作られた笑顔も

嘘で響く喜びも

本当は、壊してしまいたい君を

僕は、強く抱きしめたい

No.2790 - 2025/11/08(Sat) 04:13:36

Re: 「ジャスミン」 / 荻座利守
この世の中には多くの嘘で溢れていますね。冒頭の二行は、そのことへの疑問や批判が込められているように感じられていいと思いました。
こんな嘘だらけの世界の中で、信じられる人がいることの大切さ、あるいはその存在への願いや祈り、のようなものを感じさせる作品だと思いました。

No.2794 - 2025/11/08(Sat) 12:33:09
まきば / 異邦人
 干し草が匂っていた
 赤い風車が水をくみあげて回っている
 コットン コットン 胸の鼓動が聞こえてきた
 トンボがすすきの背中に止まっている
 角笛は牛の声
 地球がしゃっくりをして馬がいなないていた
 サイロに夕日があたっている
 羊たちが風船をしぼますようにこちらにやってくる
 星を追うのは 牧場犬
 左へ右へと駆けていた

No.2789 - 2025/11/08(Sat) 02:42:21

Re: まきば / 荻座利守
穏やかな牧場の情景を描いた詩ですね。
「羊たちが風船をしぼますようにこちらにやってくる」や「星を追うのは 牧場犬」といった表現が、新鮮な感じでいいと思います。
このような風景を眺めていれば、心も穏やかになるのだろうなと、そんなことを考えました。

No.2793 - 2025/11/08(Sat) 12:22:32
昇華 / 異邦人
たまねぎには 花は自分の  石は終始無言  建物は壊される
芯がない   美しさに   だった     宿命にある
ひたすら皮を 気づかない  誰も気づかない 街にビルがいっぱ
むきつづける 花は咲く   石は人を    い建っている
トンネルに  花は散る   つまずかせた  地震で建物が膝を
穴があいた  木に葉はなく 石が川に沈んで ついていた
なにもない空 花もなく実も ゆく      建物は つくりつ
だった    おちた    あってない   くられ つくられ
       不香の花に  なくてある   つくる
       なってゆく  不要無用の   わだかまる雲 流               
              美しさを求めて れる雲 消える雲
              いるようだった
    空はからっぽ
    雲はない
    冬空は澄み切って透明だった
    宇宙に真空音が音をたててのびている
                    

          
         

No.2788 - 2025/11/08(Sat) 01:43:50

Re: 昇華 / 荻座利守
壊される建物、沈む石、散ってゆく花。それらのものに世の無常を感じました。
澄みきって透明な冬空、宇宙にのびる真空音。それらがその無情さを表しているのかなと、そんなふうにも思いました。

No.2796 - 2025/11/08(Sat) 12:54:12
汽車に乗って / にお
かくいうわたしは汽車に乗って
けむりの中で死語を集める
大殺界のハネムーン
「昨日」と同じ並びに「紀元前」がある
老夫婦の吐く二酸化炭素が
少しずつ言葉になってゆく
ふたりでいること
色のない服を着ること
角部屋で暮らすこと
ロングセラーの本を読みなおすこと

ある日の窓辺には
ある日の風景があるように
動かない景色のなかにも
動き出す感情がある
昼下がりのダンス
キース・ジャレット
解体予定の二階建て木造建築
運転席のロマンスグレー
はっぱ
横文字の木曜日
ふたりでいるということ
若い魂を撫で合う心
老いる隣で老いてきたこと

No.2782 - 2025/11/06(Thu) 23:27:41

Re: 汽車に乗って / 齋藤純二
ふたりで歩んできた人生を汽車に乗って、と
粋な表現を使い読者にその景色を見せる作品は素晴らしくいい感じですね!
しかもオシャレな仕上がりになりもっと作品を拝読したいと思いました。
いや〜、初心者というよりベテラン詩人の作品を拝読しているようでした。

No.2785 - 2025/11/07(Fri) 09:31:12
バス、停留所 / さんまいめ
訳もなく 来る訳がない
6畳半 製図用ペンは布団に眠り
未来は今の今まで不確か 不在だ
必死に探しても暗いや いやいや
昨日きく 誰かの明るいハレルヤ
だがしかし残念だ

イヤフォンのざらつき
紙の触り心地
音に 1秒1秒書き詰める呪い
その後に 及び 腹が減るほどに
心に翳るは土曜日のアポロジー

何も得られないまま
階段を降りる
暗くなった校舎
誰の声もしない
幻視 自身の目を疑う

-髪を括った 確かにそうか?
確かにあの子か?
わからない わからない
謎の焦りに脚がよろめく
いっそ倒れればいい-

これに後で気づく
 
よろめく
よろめく
よろめく

No.2781 - 2025/11/06(Thu) 22:28:58

Re: バス、停留所 / 荻座利守
建築や設計に関する学校に通っている方でしょうか。
未来への不安、あるいは、よく見かける子への憧憬を描いた詩のように受け取りました。
中盤にある「アポロジー」とは、誰に対する謝罪でしょうか。自分の内にある暗い感情への嫌悪感でしょうか。
また、末尾の「よろめく」の繰り返しが、全体に流れる心の不安定さをよく表していると感じました。
若さ故の苦しみにもがく人への、エールを送りたくなるような作品ですね。

No.2784 - 2025/11/07(Fri) 07:25:02
「コツコツ」 / 万年 草
毎日
同じことを
コツコツと
あわてず
むりせず
コツコツと

続けていたら
そのうちに
いいことやって
来るかもね

大きなことで
なくていい
自分があきずに
できること

それを続けて
いればいい
それさえできれば
それでいい

コツコツ
コツコツ
あわてず
むりぜず
よくばらず

毎日コツコツ
コツコツと
努力の果実を
増やしてゆこう

No.2780 - 2025/11/06(Thu) 15:32:29

Re: 「コツコツ」 / 荻座利守
「継続は力なり」ですね。
倦まず弛まず、それでいて無理することなく、長く続けてゆくことこそが、大切なことなのでしょう。
末尾の「努力の果実を/増やしてゆこう」というところに、未来への希望が見えて、いいと感じました。

No.2783 - 2025/11/07(Fri) 07:12:27

Re: 「コツコツ」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
毎日竹で、スプーンを作るという、
地道な作業を、コツコツと続けています。
すべて手作業なので、数はあげられませんが、
やりがいのある作業です。

No.2786 - 2025/11/07(Fri) 14:26:35
見上げる夜空 / テレス
空を見上げると

今日は地軸がぶれたのか

オリオンが北寄り

ずうっと見つめていると

どんどん見えない小さな星が見えてくる

あぁ一生こうしていられたら

狭き門の中の狭き門宇宙観測

No.2777 - 2025/11/06(Thu) 02:51:01

Re: 見上げる夜空 / 荻座利守
ここ何年も、夜空をじっくりと眺めることを忘れていたことを思い出しました。
星空をじっくりと集中して見てみると、普段は見えない小さな星も、どんどん見えてくるのでしょうね。
何だか人生観のようでもあります。まさに、「狭き門の中の狭き門宇宙観測」ですね。

No.2778 - 2025/11/06(Thu) 07:42:17

Re: 見上げる夜空 / テレス
返信有難うございます<m(__)m>

入れ替わった人はハクチコース

宿世外道

お空は 知っている

No.2787 - 2025/11/07(Fri) 21:58:13
「ひとりじゃないよ」 / 万年 草
ひとりじゃないよ
ひとりじゃないよ
ひとりじゃないから
もうそんなに泣かないで
僕がいつでも
そばにいるからね
泣きたいときはこの胸で
心ゆくまでなくがいい

ひとりじゃないよ
ひとりじゃないよ
ひとりじゃないから
さみしくないね大丈夫
みんながいつでも
近くにいるから
涙を拭いて空仰ぎ
胸張りながら笑おうよ

ひとりじゃないからいつまでも
ひとりじゃないからこれからも

No.2774 - 2025/11/05(Wed) 14:42:47

Re: 「ひとりじゃないよ」 / 齋藤純二
孤独って本当に辛いですよね。
作品にあるように声を掛けてくださると救いになります。

No.2776 - 2025/11/05(Wed) 23:21:02

Re: 「ひとりじゃないよ」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、こんなふうに
声をかけてもらえると嬉しいですね。

No.2779 - 2025/11/06(Thu) 15:28:27
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