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オール / かるひね
舟のオールというのは
正しく漕がないと
前に進まない
力任せに漕いでも
上手くいかない
そう教わったのは
小学校にあがる前の
物心が着くか
着かないかの頃でした

私の半生は力任せに漕いで
周りを顧みない
そんながむしゃらとも
考え無しとも
とれるものでした
だからなのか病気を転機に
旧友と呼べる人々は
みな離れていきました
それだけ周りを雑に乱暴に
扱っていた証拠
今ではそう思っています
人を丁寧に扱うとは
どうすればいいか
今でも迷う時があります
そんな時指針になっているのが
「本当に全力で考え抜いたか?」
「手を抜いてないか?」
完璧主義の友人の口癖です
この言葉が頭に浮かぶと
即座に初心に
立ち返ることができる
魔法のような言葉です
まさにオールのように
力を正しく伝達する
役目をおっています
相手のことを
全力で考え抜いたなら
間違えたとしても
躊躇うことはありません
反省はしても
後悔することはありません
正しく進むとは
そういう真摯な姿勢
誠実な思いやりのことを
指している
そう教えてくれます

相手のことが分からない
相手の気持ちが離れていく
そんな時心の中で
友人が語りかけてきます
「お前、それ本気だったか?」

No.4184 - 2026/07/17(Fri) 06:08:21

Re: オール / 齋藤純二
人生の振り返りと他者から受け取った言葉の重みが、
丁寧に描かれた作品 だと感じました。
語り手の半生の痛みと、そこから生まれた静かな決意が
じんわり伝わってきてよかったです。

No.4193 - 2026/07/17(Fri) 23:20:40

Re: オール / かるひね
感想ありがとうございます。
当時は友人の言葉に救われました。
恩送りするような気持ちでもう半生は支えて下さった方たちに返せるように、丁寧に生きていきたいと思います。

No.4203 - 2026/07/18(Sat) 08:03:48
表も裏も / テレス
あるべき自分
ありたい自分
右側と左側
拳のガチ
裏も見たら
理性の親指が
つながるなら
上手い実像

No.4183 - 2026/07/17(Fri) 03:58:02

Re: 表も裏も / 齋藤純二
自分の二重性が提示されていますかね。
あるべきは、社会的役割、
ありたいは、本音や理想。
この対立は多くの人が抱える普遍的なテーマかと。

No.4192 - 2026/07/17(Fri) 23:14:16
生きよ / 世間知らず
 焔より一人逃れ

 手には嘆願握り

 弾は 米蔵へ

 残りし二人
 是非に及ばず 
 相果てし

 重荷等と 申すな


 生きよ   千


 

No.4174 - 2026/07/15(Wed) 20:42:57

Re: 生きよ / 齋藤純二
戦か、逃亡か、極限状況の中で「生きよ」という言葉だけが残る作品。
短いのに、重い。そして、静かに胸を打つ。

No.4176 - 2026/07/15(Wed) 21:45:15

Re: 生きよ / 世間知らず
 齋藤様
 ご感想
 ありがとうございます。
 かなり前に見た
 ドラマの別れの
 シーンを、詩に
 してみました。

No.4178 - 2026/07/15(Wed) 22:42:58

Re: 生きよ / 万年 草
短い言葉だからこその
凄みと力が込められて
いるように思いました。

No.4180 - 2026/07/16(Thu) 13:33:27

Re: 生きよ / 世間知らず
 万年 草様
 ご感想
 ありがとう
 ございます。
 また、投稿致します。
 

 

No.4182 - 2026/07/16(Thu) 16:09:09
島から街へ / 世間知らず
 期待は蕾 散るは桜
 夕暮れ 船

 沖へ進む

 体は前 心は後ろ
 決意鈍る 薄暗い
 波止場

 「ポツ ポツ 光が」

 携帯の蛍が 揺れる
 背中押すように

 震える唇噛み
 何度も 手を振った

 サヨナラ
 波は届けた

No.4173 - 2026/07/15(Wed) 20:35:52

Re: 島から街へ / 齋藤純二
情景の切り取り方がうまく目に浮かび、
短い行の中に「旅立ちの揺れ」が
しっかり宿っている詩だと感じました。

No.4175 - 2026/07/15(Wed) 21:40:52

Re: 島から街へ / 世間知らず
 齋藤様

 ご感想
 ありがとうございます。
 進学のため島から
 出て行く若者を、
 書いてみました。
 

No.4177 - 2026/07/15(Wed) 22:37:55

Re: 島から街へ / 万年 草
恋愛でも、いけるような気がしました。
No.4179 - 2026/07/16(Thu) 13:31:44

Re: 島から街へ / 世間知らず
 
 万年 草様
 ご感想
 ありがとう
 ございます。
 様々な解釈が
 詩の良い所ですね。
 

No.4181 - 2026/07/16(Thu) 15:53:59
「ありがとう」 / 万年 草
朝の光に
守られて
今日という日が
始まるよ

尊い命に
感謝して
生きてゆくのさ
一歩ずつ

ありがとう
ありがとう
自然の力よ
ありがとう

今日も生かされ
生きている

No.4168 - 2026/07/14(Tue) 14:50:27

Re: 「ありがとう」 / 世間知らず
 
 「今日も生かされ
  生きている」
 そうなんですよね。
 生かされている事
 ついつい忘れて
 いますね。
 感謝して生きて
 行きたいですね。  

No.4169 - 2026/07/14(Tue) 16:23:11

Re: 「ありがとう」 / 荻座利守
生きているときうことは、本当は奇跡のような出来事なのかもしれませんね。
自然からの恩恵や「生かされている」というのとへの感覚は、ともすれば忘れられがちなのでしょうが、それを思い出させるのも、詩の担う役割の一つなのでしょう。

No.4171 - 2026/07/14(Tue) 21:57:50

Re: 「ありがとう」 / 万年 草
世間知らず様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、日々感謝して生きましよう。

荻座様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、そんな役割を感じながら、
これからも、詩を書いてゆきたいです。

No.4172 - 2026/07/15(Wed) 14:24:00
なかまはずれ / 能無しの洋梨
苦しみを
告げた時から
僕は居ない
一つの居場所
自ら消した

No.4167 - 2026/07/14(Tue) 07:02:51

Re: なかまはずれ / 荻座利守
己の内にある苦悩を吐露した瞬間から、周囲から疎まれ、孤立してしまうのでしょうか。
何だかとても重い状況を描いた詩ですね。

No.4170 - 2026/07/14(Tue) 19:37:43
片思い(1) / 115系@快速ラビット
彼女には高校に入学して出会った。
高1と高2は同じクラスだった。
でもその時は、何とも思っていなかった。
高3になってクラスが別になってしまった。
気づくと彼女の事が気になる様になった。
いつの間にか彼女に惚れていたんだ、と気づいたんだ。
それから彼女を見る度に好きになって行った。
休み時間。
友達とお喋りする口実で、彼女のクラスに行き彼女を眺めていた。
本当に彼女の事が好きだったんだ。
当時、こんなに好きになった事は無かった。
でも告白する勇気がなかった。
だから彼女の
下駄箱にワープロで作った手紙を入れておいた。
自分の名前は書かずに…。
それが自分が出来る精一杯だった。
結局ちゃんと告白も出来ずに卒業してしまった。
後悔している。
本当に好きだったから…。
出来る事ならもう一度あの頃に戻りたい。
振られても良いから、今度はちゃんと彼女に告白したい。
「好きです。」と

No.4165 - 2026/07/13(Mon) 12:32:53

Re: 片思い(1) / 齋藤純二
まっすぐな青春がそのまま言葉になっているタイプの作品ですね。
読みながら、語り手の気持ちが少しずつ育っていく過程が自然に伝わってきて、
まるで自分も同じ廊下を歩いているような気持ちになりました。
「好きです。」と伝えるチャンスがこの先、あるかもしれませんよ!

No.4166 - 2026/07/13(Mon) 21:44:51
悲愛 / 区区街街
絶対とっ払えない壁だって
分かって砕けていたい
いっそなし得ない逢瀬だって
逃げ切って果たしてみたい
後ろ指さされたって
キミとなら歩いていける
けど
それは独りよがり
苦しくても一人弱り

匿名の群衆は意見を述べる
画面の向こうに誰がいたって
克明に粗探しをしてる
誰も悪くないのに
いったい何したって言うんだ
望まない体に産まれてきて
いったいどうしろって言うんだ
うす汚い世界に産まれ落ちて
らしさだって今や自らの胸を穿つ凶器
多様性なんて言葉で片付けられる
ちぎれそうな一介の感情
もう知りたくもない
キミの目線の先が蔓延る夢見る少女のうなじなんて

いったいどうしろって言うんだ
戦いの土俵にすら立ててないのに
期待捨てろって言うのか?
したいことなんて山ほどあるのに
友達として歩みたくない
この茨だらけの道を
裸足の裏を傷つけながら
胸の穴を埋めあっていたかった
のに

独りで泣いてしまう
誰が頬を拭うのか
角張った手で撫でてくれよ
それだけで生きる理由になるのに

No.4163 - 2026/07/12(Sun) 21:24:23

Re: 悲愛 / 荻座利守
どうにもならない境遇に生まれていたことへの苦悩を吐露した詩、という印象を受けました。
安易な慰めや励ましを拒絶する姿勢が窺えます。
「角張った手で撫でてくれよ」というところは何を意味しているのでしょう。
理解できないことを自覚して接してほしい、ということでしょうか。
少なくとも、詩を書くことが心の整理につながることを祈ります。

No.4164 - 2026/07/13(Mon) 07:05:23
直角 / かるひね
妹は前職で
障害を患っている方々の
福祉施設に勤めていた
急に大学4年の就活時に
内定を蹴り
進路変更したのだ
兄である私自身が
大人になってから
精神を患い思うところが
あったのだと思う
心優しい子だ

そこで、妹は重度から軽度まで
分け隔てなく様々な
利用者と交流を持った
なかには会話すら成立せずに
暴力に走ったり
逃げ出してしまう
ような方もいたそうだ
そんな中帰宅すると
最初は愚痴や不満ばかり話していた
それはもう聞くに耐えないような
体験もしていたし
生傷が絶えなかった
しかし2年3年と勤めていると
妹に不思議な変化が現れてきた
いつものように疲労困憊で帰宅して
愚痴はたくさん吐くけれど
その愚痴にどこか
仕方のない教え子を見る
ようなぬくもりが
感じられるのだ
触れ合う中で少しだけ
情が湧いたとか
同情や憐憫とも違う
そこには何か
信頼や親愛に近い何かを
いつの間にか
心に宿していたのだ

妹はその後5年目で
体力的な限界を感じ
転職を決意した
しかし転職後の今でも
後悔はしていないと
優しい眼差しで断言している
そこは妹にとって
本来交わることのなかった
心が交わる場所
だったのかもしれない

No.4158 - 2026/07/12(Sun) 15:02:37

Re: 直角 / 齋藤純二
この作品は妹さんの人生の選択と心の変化を描いた
詩的な記録となっていますね。
福祉の現場という厳しい環境を通して、愚痴、疲労、傷、戸惑い
といった負の感情が積み重なっていくはずなのに、
その奥から静かに ぬくもり、信頼、親愛が芽生えていく反転の物語から
優しさがとても伝わってきてよい作品ですね。

No.4160 - 2026/07/12(Sun) 18:22:16

Re: 直角 / かるひね
ありがとうございます。
そばで5年間、仕事の話を聞き続けていて、妹の成長が凄く嬉しかったのを覚えています。私が耳を傾けることで、少しでも妹の心労を軽くできていたら良いなと思いました。現職の愚痴も聞き続けたいと思います。

No.4161 - 2026/07/12(Sun) 19:54:56
あなたの一日が / 牛太郎
きみが笑っているときは

どこか影を背負ってる
そんなあなたにとって
今日一日が
明るく楽しいもので
ありますように

そんな姿が見られたならば

僕は少し救われる

No.4155 - 2026/07/12(Sun) 08:39:46

Re: あなたの一日が / 荻座利守
笑顔の裏に潜む影をみぬけるのは、その人のことをほんとうに想っているならなのでしょう。
他者のための祈りは、救いへの希望ともなるのではないか?
そんなことを考えさせる作品ですね。

No.4159 - 2026/07/12(Sun) 17:47:28

Re: あなたの一日が / 牛太郎
ありがとうございます。

人に何かをしてあげることが全てではなく、人のことを本当に考えることってどういうことなんだろうっていう思いから作った詩でした!

No.4162 - 2026/07/12(Sun) 19:58:59
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