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(No Subject) / 無私無中
「白昼」
安物の白磁の皿に
細い日々
覗き込むと
いつかは忘れた遠い遠い記憶

目にはまだ
オレンジ色の暖かさだけが残っている

No.2522 - 2025/08/30(Sat) 09:14:20

Re: / 齋藤純二
なんとか繋いできた日々を
たぐり寄せ思い出せば
まだ希望や夢が見えているのだろう。
白磁の皿から展開される流れが
静かで冷たく落ち着きを感じられいいですね。

No.2530 - 2025/08/30(Sat) 15:24:57
Water fall / Ema
静けさの向こう
深緑の注がれる小径の先の
ひらけた視界にとらわれて
暫し呼吸を忘れる

透きとおっているであろう水が
はずみをつけて
まっしろな飛沫が
わき目も降らず落ちていく

一帯の潤いを目と肌で感じて
全身でめいっぱい涼を浴びる

処暑と呼ばれる暦だが
茹だる暑さは落ち着く気配もない

月の満ち欠けがひと巡りしたら
きっと街の暑さもほどけはじめて
もうひと巡りしたら
夕風がつめたく感じられるだろうか

そうして秋が深まった頃
この世のありったけの絹糸を
惜しみなく降らしているかのような この詩景を
綾なす紅葉がふちどって
殊更に美しいのだろう

家路についてもなお
心地よい水音が
体の中で 跳ねつづけて

No.2520 - 2025/08/30(Sat) 07:43:27

Re: Water fall 補足 / Ema
ふりがなですが、
 飛沫→しぶき
 絹糸→きぬいと
 紅葉→こうよう
 水音→みずおと
と読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

No.2521 - 2025/08/30(Sat) 07:50:05

Re: Water fall / 荻座利守
まず、タイトルを「滝」ではなく「Water fall」としたことで、そこに内面的な奥行きを与えていると感じました。
そして全体的に表現力が非常に豊かだとも感じました。特に5連目が秀逸ですね。時の経過を月の満ち欠けが巡ることで表しているところが巧みだと思います。
また、「この世のありったけの絹糸を/惜しみなく降らしているかのような この詩景」というところも、深緑の中の滝に出逢った心情を美しく表しています。
この猛暑の季節に涼しさを届けてくれる、ありがたい作品ですね。

No.2526 - 2025/08/30(Sat) 09:40:51

荻座利守 様 / Ema
こんにちは。お読みいただきありがとうございました。
タイトルですが、瀑布寄りの滝のイメージだったのと、特にfallの字面の縦列の感じがよかったのと、他いくつかの理由がありこちらにしました。 処暑がちょうど新月だったので月の満ち欠けの表現をいれてみました(あと秋の月のイメージが湧くかと思い)。 「この世のありったけ〜降らしているような」の配置に悩みました。
最初は6行くらいの滝の描写だけの詩だったので、たくさん付け足しすぎてとっ散らかったかと思ったのですが、すてきなご感想をいただけてとても嬉しいです。ありがとうございました。

No.2527 - 2025/08/30(Sat) 10:30:14
透明人間 / 異邦人
   父と私が互いに透明人間になって向かい合っている
   2人は原点を中心に双曲線を描いていた
   花を開かぬ花火が空に点線をかいたまま消えてしまった
   向かい合っているのに互いが見えない
   石はほら穴に落ちていった
   私はあなたの弟子ではない
   お前はわしの本当の子ではない
   2人の影が障子に映っていた
   2人は分かり合うこともなく
   合作の聖母像に手をつけていった

No.2519 - 2025/08/30(Sat) 02:40:07

Re: 透明人間 / 荻座利守
親子の断絶、あるいは確執が巧みな比喩で綴られていますね。
特に、「2人は原点を中心に双曲線を描いていた」と「花を開かぬ花火が空に点線をかいたまま消えてしまった」という表現が秀逸です。
決して交わらない線、燃焼・昇華せずにくすぶりつつ落ちる花火。重苦しい空気を上手く表していると思いました。
末尾の「合作の聖母像に手をつけていった」とは何を表しているのでしょう。分かり合える日が訪れることへの祈りでしょうか。この一行に仄かな救いを感じました。

No.2525 - 2025/08/30(Sat) 09:30:04
秋の日に / 異邦人
   手術に失敗したメスが洗われていた
   患者は白い目を向けている
   書き残した詩が黙り込んでいた
   病院の長い廊下に夕日があたっていた
   破られた紙が机から落ちてゆく
   白衣の背中に喪服の蝶がとまっていた
   ぼんくらな私が公園のベンチに置物のように座っている
   救急車が病院をめざして走っていた
   サイレンが叫んでいる
     書け 書け 書け
   私と思えない手がペンを握っていた
   患者が悲鳴をあげていた
   

No.2518 - 2025/08/30(Sat) 02:08:07

Re: 秋の日に / 荻座利守
手術に失敗したメスとは実際の体験でしょうか、それとも何かのメタファーでしょうか。
詩を完成させられない心の苦しさが、救急車のサイレンや患者の悲鳴に表されているように感じました。
「病院の長い廊下に夕日があたっていた」や「白衣の背中に喪服の蝶がとまっていた」といった表現が巧みですね。
暗い雰囲気ながらも、深みを感じさせる作品です。

No.2523 - 2025/08/30(Sat) 09:18:21
「こいうた」 / 万年 草
いとしい    こいしい     いつかは
いとしい    こいしい     いつかは
わたしの    わたしの     あえるでしょ
あなた     あなた  
                 しんじて
どこで     いつか      いれば
なにを     きっと      あえるでしょ
しているの   あえると
                 せつない
かなう     しんじて     おもいと
ものなら    わたしは     わかって
もういちど   ひとりで     いても
   
あなたの    いきてくの
うでに     なみだ 
だかれたい   こらえながら

No.2514 - 2025/08/27(Wed) 15:01:08

Re: 「こいうた」 / 荻座利守
恋とは苦しいものですね。
でも恋は、生きてゆく上で大切なことも教えてくれるのだそうです。それは「信じること」です。
たとえその「信じること」が裏切られたとしても、信じていた時間が、人生の中でとても大切な時間となるのだそうです。
そんなことを考えさせてくれる作品です。

No.2516 - 2025/08/28(Thu) 07:37:22

Re: 「こいうた」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
全部ひらがなで、読みにくかったかと
思いますが、この時はそんな気分だったので・・・。

そうですね、恋は難しいですね。
でも難しい分奥が深いですよね。

No.2517 - 2025/08/28(Thu) 15:18:04
いつも同じ夢 / 拒否柴
遠くの空爆

近づいてくる

最後は

いつも戦場

No.2510 - 2025/08/26(Tue) 13:44:34

Re: いつも同じ夢 / 齋藤純二
とても怖い夢ですね。
世界が早く平和になって欲しいものです。

No.2512 - 2025/08/27(Wed) 07:13:13

Re: いつも同じ夢 / 拒否柴
返信ありがとうございます<m(__)m>

古戦場跡に住んで35年・・ところ変われば品変わる・・

見上げればいつも

空には○○飛行機(-_-;)

No.2515 - 2025/08/27(Wed) 20:47:10
「夏の終わりのロックンロール」 / 万年 草
踊りあかそう
夜が明けるまで
俺たちの夏は
まだまだ
終わらない

髪にポマード
クールに決めて
ロックンロールで
はしゃぐのさ


今夜は飛ばそう
ハイウェイロード
彼女を乗せて
エンジン
全開で

星も二人を
祝福してる
熱いキスでも
交わそうか


夏の終わりの
ロックンロール
想い出たちが
行き過ぎる

夜の浜辺で
ひと騒ぎ
今夜はお前を
離さない


夏の終わりの
ロックンロール
熱い想いを
たぎらせて

夢見た季節が
去ってゆく
今夜はお前を
抱きしめる

No.2509 - 2025/08/25(Mon) 16:08:48

Re: 「夏の終わりのロックンロール」 / 齋藤純二
ロックではなく
ストレートなロックンロールが聴こえてきますね。
俺たちの夏、
踊り明かす感じが目に浮かんできます。いいね!

No.2511 - 2025/08/27(Wed) 07:09:30

Re: 「夏の終わりのロックンロール」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
少し懐かしい、ロックンロールの詩を
書いてみました。

No.2513 - 2025/08/27(Wed) 14:56:42
日暮れ / Ema
あざやかでいて 穏やかな
燃えるような赤が
西の空から
街に染みこんでいく

ほどなくして

瞑色の空の下
粒々と灯るあかり

あの光の数よりも多く
幸せがあるといい

No.2506 - 2025/08/24(Sun) 11:37:39

Re: 日暮れ / 齋藤純二
厳しい暑さが続くなか、
秋を嗅ぎ取る作品にとても癒されました。
夕陽がのびて包まれる感じから、
暗くなりそれぞれの家に灯る灯り、
その数より幸せがあれという願い、
日暮れが思わせるほっこり気分が
素敵に表現されいい作品ですね!

No.2507 - 2025/08/24(Sun) 13:54:57

齋藤純二 様 / Ema
はじめまして、こんにちは。
あたたかい感想をくださり、ありがとうございます。
お言葉をいただいて、この時季の夕暮れだからこその感覚なんだと気づきました。冬の夕暮れだともっと物寂しくて、また違う言葉で表せそうだという気づきをいただきました、ありがとうございました。

No.2508 - 2025/08/24(Sun) 15:21:47
晩夏 / Ema
日差しだけが降り注ぐ
がらんとした道すがら

その空白に気づく頃
夏が
さよならの準備を始めている

あんなに降り注いでいた蝉の声が
ひとつ残らず消えて
きっと新しい命につないで
散って

No.2501 - 2025/08/23(Sat) 10:56:45

Re: 晩夏 / 荻座利守
夏の終わりを描いた、美しい詩ですね。
冒頭の二行に、夏が立ち去ろうとしている様子、あるいは、夏がその力を失いつつある様子が、繊細に描かれていると感じました。
そしてその「空白」を、蝉の声の消失、蝉の命の終わりと始まりにつなげているところも巧みだと思います。
短いながら、秀逸な作品だと感じました。

No.2503 - 2025/08/23(Sat) 13:38:32

荻座利守 様 / Ema
こんにちは、はじめまして。
詩にご感想をいただけるだけでも嬉しいのに、
こんなに丁寧に読んでくださり、素敵なお言葉をくださり(心が跳ねました)、本当にありがとうございます。

No.2504 - 2025/08/23(Sat) 15:08:48
自画像 / 異邦人
   形を消すことが私の仕事だった
   池に水があり川に流れがある
   木に根があり花も実もある
   それらをみんな消してゆく
   心を更地にして私自身を消しゴムにする
   真っ白な詩が出来上がった
   作者もいなくなった
   顔のない自画像がある
   詩を書かない私がいる
   それもいいと思う私がいる
   

No.2500 - 2025/08/23(Sat) 01:55:08

Re: 自画像 / 荻座利守
無我の境地を目指すような、どこか哲学的な詩ですね。
詩を書くことが自分のアイデンティティとなっている場合、詩を書かないこと、詩の題材となるようなものを心から消し去ってゆくことは、そのアイデンティティを一旦白紙に戻す行為のようにも思えます。
「作者もいなくなった/顔のない自画像がある」というところに、そのことが表されているような印象を受けました。
新たなものを生み出す、創造するということには、そうやって心を更地にすることが大切なのかもしれないですね。

No.2502 - 2025/08/23(Sat) 13:29:34
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