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「咆哮」 / 万年 草
群れにはぐれた
傷だらけの野獣は
死にせしものを
死にあぐね
無頼の園を
駆け巡る

追うものはただ
血みどろの背中に
獲物の臭いを嗅ぎ
飢えた体を奮い立たせる

陽は西に傾き
荒野をえんじ色に
染め上げて

傷つく者の
哀しき咆哮だけが
赤い土埃に
鳴り響く

黄昏の野獣は
死にせしものを
死にあぐね
どこへ向かって
さまよい歩く

命尽きると知りながら
群れを探して
歩くのか

追手がそこまで
来ているよ
せめせてしがない
命なら

追手に喰われて
死ぬよりも
やさしい
仲間に看取られて
静かにそっと
逝くがいい

眠るが如く
逝くがいい

No.3559 - 2026/04/28(Tue) 14:48:36

Re: 「咆哮」 / 齋藤純二
生々しい遠吠えが聞こえてくる作品ですね。
野性での厳しさが伝わり最後は安らかに眠れますように
という優しさがとても伝わってきました。

No.3569 - 2026/04/29(Wed) 22:08:11

Re: 「咆哮」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
もう数十年も前に書いた詩を
ひろげてみました。
当時心を病んでいた自分と重ねてみました。

No.3573 - 2026/04/30(Thu) 16:04:58
明日 / ぴょんたろー
手を伸ばした、きみが凍えていたから
きみが行かなくていいようにまっくらな世界に閉じ込めてやろうと思った
でもきみはその手を掴んで進んでしまう
冷たさも怖さも苦しさも全部昨日においてきて
決して振り返らずに行ってしまう
きみはヒーローであり悪役だ
誰にでもきみはやってくる
きみはちょっぴり怖がりだ
いきたくないと泣いている
でもきみは強いからみんなの前では笑ってる
あぁきみよいかないでくれ
止まってくれないなんて知っている
それでも言いたいことがある
あぁきみよいかないでくれ

No.3557 - 2026/04/27(Mon) 20:43:37

Re: 明日 / 齋藤純二
明日という自分と
昨日、今日という葛藤している君(自分)って感じで拝読しました。
そんなに我慢して頑張らなくていいよ、と君が言っているのだろうか。
いろいろと考えながら作品を楽しめました。

No.3568 - 2026/04/29(Wed) 21:54:00
せんりつ / テレス
十字をきり
祈って聞いた
神がかりメロディー
流れて身震い

No.3554 - 2026/04/27(Mon) 01:18:33

Re: せんりつ / 荻座利守
神がかったようなメロディーというのは確かにありますね。
そのようなメロディーはいつまでたっても耳(心)から離れません。
誰もがそんな震えるようなメロディーを持っているのでしょう。
なお、タイトルの「せんりつ」は「戦慄」と「旋律」とをかけたのですか?

No.3555 - 2026/04/27(Mon) 07:00:00

Re: せんりつ / テレス
ゼンス
ぜんしゅ
じ−ざす
様々

No.3556 - 2026/04/27(Mon) 15:51:46

Re: せんりつ / テレス
悪主が使うと暴力
ぜんしゅが使う神暗号

No.3558 - 2026/04/28(Tue) 09:36:31

Re: せんりつ / テレス
詐欺の手紙かみさまが
おみとおしお−めん😱

No.3560 - 2026/04/28(Tue) 19:14:38

Re: せんりつ / テレス
地獄の手紙には数字
No.3561 - 2026/04/28(Tue) 19:18:28

Re: せんりつ / テレス
地獄の手紙には数字
の印

No.3562 - 2026/04/28(Tue) 19:20:00

Re: せんりつ / テレス
おえらいそうじ自慢カルト組幼稚園の問題
わからんのよ😱

No.3566 - 2026/04/29(Wed) 13:09:51
大きな犬の赤ちゃん 感想無し / Y
ここへおいで みんなと焚き火にあたれば怖くない
乾く喉 獣の臭い 震える爪
あなたに引っ掻かれたあの人の心と体の傷後が痛々しい
あの人を思っても遠くが見えない
今日も大きな家の宝とゴミの中へ帰る。暗い部屋で涙を浮かべながら一人蝋燭の炎を眺めているのね
いくら気晴らししても餌とおもちゃじゃあなたの心の穴は埋まらない
あの人は疲れたのよ 一杯一杯だった。もう振り返らない代わりの人は誰もいない
檻の中へ戻りたくなかったからあの人が出で行くしかなかった
あなたを産んだ事を後悔していると思うと体が砕けそうになる
恨めない
必死に忘れようとしてるんだわ。あなたを抱いた時の幸せを
私たちが見守ってあげる話し相手になってあげる。でもそれ以上はしてあげれない
どうしても帰ってきてと言えなくて困っているのね
時計の針は止まっている
「僕のお母さん」

No.3553 - 2026/04/26(Sun) 19:39:57
枯れていく造花 感想無し / Y
雨の音がする
自分の泣き声すら聞こえていないでも骨で感じている
向こうの人を見て自分と比べている私と何が違うのと
体が老いて行くのは分かるけど自分への同情の仕方がわからない
何処までも落ちて行くよ
苦しがっても何もしてあげれない僕は君と居るだけで幸せなんだ
冷たい沈黙 暖かたい嘘
みんなは僕をウスノロと言う。君を愛している。握ったら崩れてしまう。君に触れない
辛い過去が見える未来が怖いのかい、側にいるから
綺麗な顔 髪 体 指先 もうすぐ時間切れになる。命が尽きる前に
あの頃へ帰りたくない黒い点 涙の原因
誰かに抱きしめて欲しがているけど僕にはできない
後姿を眺めている気づいているから僕を避けているんだね。
それでもいいよ。

No.3552 - 2026/04/26(Sun) 17:19:16
午後散歩 / あきゃ
13時の公園みたいなまどろみに
希死念慮が腰かけていて
隣では知らぬ女が
鳩に餌をまいていた。
希死念慮も鳩になりたかったのかななどと
眺めていたが、
昔読んだ小説で
鳥に爆発物を喰わせる猟奇犯罪者がいたので
実は女も希死念慮かもしれない。
すると
結局世界中どいつもこいつも希死念慮で
すると
この温い空だって俺色なのだった。
帰りにかぼちゃコロッケひとつ。
今日も日記をつけた。

No.3548 - 2026/04/26(Sun) 00:13:43

Re: 午後散歩 / 齋藤純二
それでも食欲という生きる本能というか
かぼちゃコロッケと日記があることに
救われている締めが意表をつかれ良かったですね。
13時の公園のまどろみ、なんかわかるような気がして……

No.3550 - 2026/04/26(Sun) 14:29:16
やすぱ−す / テレス
魔術教師のごとき
世界を元表して
破開して救われる  















































             

No.3547 - 2026/04/25(Sat) 23:50:12

Re: やすぱ−す / 齋藤純二
その魔術は勇気ですかね!
No.3549 - 2026/04/26(Sun) 14:19:32
放課後 / 虹乃 衣里絵
チャイムが鳴って
皆んな 糸の切れた凧
校内の階段を
一段おきに駆け下りる

昇降口には 帰宅部の姿
とはいえ 誰一人として
まっすぐ帰る者は
居ないだろう

放課後は悲喜交々
今日の課程を終えて
満足だったり 消化不良だったり
それぞれの思いが渦巻く

その日一日のタスクを
精一杯こなしたら
校舎を後にする
トロイメライが流れる中

No.3544 - 2026/04/25(Sat) 21:46:37

Re: 放課後 / 齋藤純二
「放課後」という時間帯の空気感を、とても的確に捉えていますね。

騒がしさと解放感、そして少しの虚脱感や余韻が、
無理なく一編の流れとしてまとまっています。
完成度が高い作品ですっと拝読できいい感じですね。

No.3546 - 2026/04/25(Sat) 23:17:45
ゴーゴードライブ / あ
午前1時の海底みたいな交差点に
お釈迦様が漂っていて
千鳥足で担いでいるのは
シマノの釣り竿と
空の魚籠。
最近は
キャッチアンドリリースが流行っているそうで
獲物の口はどれも切り裂かれているそうで
釣られず自分で吊る他ないらしい。
「病気だもん、仕方ないよね」
助手席のおっぱいがこっちを見て、
曲がった針を外してくれた。

No.3543 - 2026/04/25(Sat) 16:46:55

Re: ゴーゴードライブ / 齋藤純二
独特な世界観がありますね。
No.3545 - 2026/04/25(Sat) 23:12:04
春のおわり / 異邦人
 廃寺 ひとり 能舞台
 手に持つ扇子は
 重さを失い
 謡の声も とおざかる
 音のない稲光 扇子の先に見え
 目の鋭さ 作って
 静けさが手足を動かす
 月夜のけいこ
 春のおわりに 虫が鳴く

No.3540 - 2026/04/25(Sat) 01:19:16

Re: 春のおわり / 荻座利守
以前にも能舞台や能の稽古、廃寺などを描いた詩がありましたね。
能の美しさに心惹かれているのでしょうか。
この作品では中盤で、音のない稲光を目の鋭さにつなげているところが巧みだと感じました。
末尾に「春のおわりに 虫が鳴く」とありますが、秋の虫ではなく春のおわりというところに、どこか不屈の生命力を思わせます。

No.3542 - 2026/04/25(Sat) 13:55:16
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