0038806

🔰 初心者向け詩の投稿掲示板

詩誌MY DEAR運営掲示板
http://www.poem-mydear.com/(HOME🔘)


⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐

詩を書くこと
作品を読んでもらえることが楽しくなる掲示板 😄

⚫︎詩を書き始めた方
⚫︎詩を書いているけど、詩になっていない気がするという方
 ⚫︎自分の詩ってどんな感じなんだろうと思っている方
⚫︎作品をまだ掲示板へ投稿する勇気がないと思っている方
 ⚫︎小中学生の投稿もお待ちしてます(お家の方の許可をもらってください)
〜そんな初心者の投稿をお待ちしております〜

⠀💐作品にはMY DEARのレギュラーメンバーから感想をもらえ、
⠀そして、作品へのアドバイスがもらえます!

⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐


🙇 投稿上のお願い

⚫︎投稿はおひとり週二作品まで(毎週金曜日しめきり)
⚫︎作品への返信(感想)は、議論(特に対立)とならないようお願いします
⚫︎感想等が要らない場合は、タイトルの横に「感想なし」と入れてください
⚫︎詩誌MY DEARの掲示板で佳作以上の評価を得た投稿者による
初心者向け詩の掲示板への投稿はご遠慮ください
⚫︎参加している他者に迷惑をかけることはなさらないよう、
インターネット上で参加する、基本的なマナーはお守り下さい

💻 投稿フォームは、
「名前」のところにペンネーム、「件名」に詩のタイトル
下の大きな枠に詩を書いて「投稿する」ボタンを押せばOKです。
(メルアド・URLの記入は不要です)
なお、「編集パス」を入れると
書き込んだあとで、自分で修正や削除ができます。
『届出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由です👍』


HOME | お知らせ(3/8) | 記事検索 | 携帯用URL | フィード | ヘルプ | 環境設定

名前
メール
URL
件名
ファイル
/ 編集パス

濃紺の水と紫紺の煙 / ロータス
サラダボウルみたいな半月
遠くで聞こえる車の走行音
星空と陸地の間に燻る紫紺の煙
視覚と聴覚と嗅覚が三位一体になり、俺の体を冴え渡らせる
この時間がたまらなく好きだ
誰もいない真夜中の雰囲気をAfter Hoursと言うらしい
俺以外にもこの時間が好きなヤツがいるんだな
キッカケは、コロナ禍でゴーストタウン化した昼間の街が嫌いで、興味本位で真夜中に街をひとりで歩いたことだった
思いのほか楽しくて、我を忘れて一晩中歩きまくった
それ以来、ずっと真夜中を彷徨いつづけてる
葉の詰まった白い紙筒がジリジリ短くなっていく
そろそろ行くか
ボソッと独り言ちる俺
小さな燈火を靴底で消して、またあてもなく歩きはじめる

No.2809 - 2025/11/12(Wed) 01:45:23

Re: 濃紺の水と紫紺の煙 / 齋藤純二
前回は首都高、こちらは夜中の街を彷徨う作品ですね。
夜中に靴音が響いてくるようなカッチョいい仕上がりで、
その中で自分に帰るという時間が感じられてグッドでした。

No.2817 - 2025/11/13(Thu) 07:47:52
世界には4種類の人間がいる / らいな
人から好かれたい、目立ちたい、頼られたい欲求が強く、喜怒哀楽を全面に出す"注目型"

競争が大好きで、社会的地位や序列を常に意識しながら、ナンバーワンを目指す"司令型"

物事の仕組みや成り立ちを理屈で理解したがり、一歩引いたニヒリストの"法則型"

美意識が強く、自分の思い描いた理想像を一生追求する"理想型"

びっくりするくらい実用的な分類方法だ

現実の人間関係はもちろん、ネット・SNS上でもこの4種類の人種が毎日いろんなことを発信している

ただ、法則型は一番大人しいが

オタク的なことをしゃべっているのは理想型か法則型

顔文字や絵文字を多用し、みんなでワイワイしている写真ばかりなのは注目型

成果を周りにアピールし、意識高めなことを言っているのは司令型

この分類方法を知ってから、人間社会の解像度がさらに高くなった

世の中にはとんでもなくIQもEQも高く、面白い概念を作る人がいるもんだ

これだから、何かを知ることはやめらんない

No.2808 - 2025/11/11(Tue) 23:31:21

Re: 世界には4種類の人間がいる / 齋藤純二
四種類の人への取り扱い書にもなりそうな作品ですね。
勉強になります。

No.2810 - 2025/11/12(Wed) 07:26:44
Midnight Expressway / のーべんばー
光色に染まるビルの間を駆け抜ける

24時の首都高はまるで地上の銀河だ

カーステレオからは2人の好きな曲が流れる

白と濃いグレーのクーペが、都心の景色と一体化してゆく

クラブで遊び呆けたあとは、こうやって身体の熱を一気に冷ます

浜崎橋ジャンクションから11号へ合流し、レインボーブリッジのシルエットが視界に入る

橋の上から東京の夜景を眺めるあなたは、いつもより穏やかだ

湾岸線に入り、横浜方面へ向かう

ベイブリッジに差しかかる直前、2台のクルマが勢いよく追い抜いていった

動体視力が優れている僕は、その2台が何だったのかはっきり分かった

青いS30フェアレディZと黒のポルシェ911だ

昔読んだ漫画に出てきたクルマとまったく同じやつをばったり見れるとは、なんてラッキーなことか

かけていた曲が終わり、次の曲が再生される

子供のころよくプレイしたレースゲームのオープニングだ

都会的で洗練されたメロディは、四半世紀前とは思えないほどハイセンスに仕上がっている

サビの部分に入ると、急にあなたがポソポソと口ずさんだ

そんないじらしい歌姫のささやかな歌を聴きながら、横浜の街へのアクセルを踏みこんでいった

No.2807 - 2025/11/11(Tue) 22:22:48

Re: Midnight Expressway / 齋藤純二
夜中の臨場感ある首都高の様子がとても伝わってくる作ですね。
日中の渋滞時とはまったく違う顔を見せる夜中の首都高。
夜景が綺麗でスピード感ありの首都高もわたしも好きですね。
ただ、手汗かく怖さが...

No.2811 - 2025/11/12(Wed) 07:38:17

Re: Midnight Expressway / ロータス
齋藤様
嬉しい感想ありがとうございます!!
深夜の首都高は空いていて夜景も綺麗で、昼とはガラッと表情が変わりますよね
詩中に出てくる「白と濃いグレーのクーペ」は、ホンダの初代レジェンドクーペというバブル期の名車をイメージして書きました
また、終盤の「レースゲームのオープニング」の箇所は、98年発売の"R4 -RIDGE RACER TYPE 4-"のOP曲『Urban Fragments』という曲で、夜の首都高にはピッタリなポップナンバーです

No.2813 - 2025/11/12(Wed) 12:26:16
失われし時を求めて / テレス
私流のわたしの失われし時

せとか の輪切り

紅茶に浸して冷まして

口の中に

咥えた時

失われし時を求める私の始まり

No.2804 - 2025/11/11(Tue) 07:36:25

Re: 失われし時を求めて / 齋藤純二
我に帰るひとときには洒落た紅茶がスイッチとなり
その先の時間が想像できるような作品が良かったですね。

No.2805 - 2025/11/11(Tue) 20:04:32

Re: 失われし時を求めて / テレス
有名な 作品 を 私流のアレンジ゛<m(__)m>

一流の手法を直ぐ見抜ける目が解ります ありがと<m(__)m>

No.2812 - 2025/11/12(Wed) 08:30:48
私は太宰治も三島由紀夫も大嫌ひだ / 積 緋露雪
太宰治のやうに軽軽しくは
「生まれてきてすみません」
とは言へぬ私は、そもそも太宰が大嫌ひだ。
とはいへ、三島由紀夫が好きなわけでもなく、
約めて言へば、どちらの作家も大嫌ひなのだ。
それは己の死後にも太宰と三島の作品を読む読者に対する責任を
太宰も三島も自死を以て放棄したからである。
一方で、私の大好きな作家は梶井基次郎で、
その詩的でゐてとても私的なものを題材にした二十篇余りの作品群の虜で、
「檸檬」がよく取り上げられるが、
私は「冬の蠅」や「闇の絵巻」、「交尾」などが好きである。

太宰治も三島由紀夫も死後に美化されもした自死であったが、
梶井基次郎は生きたくとも生きられず、肺結核で亡くなった。
其処には大きな跳び越えられぬ巨大な壁があり、
太宰も三島も最期は自ら死んでしまへば片が付くと此の世を見くびってゐたと私には思へるが、
それは私の心を掻き乱し、憤懣遣る方ないのだ。
自死するのであれば、己が書き連ねた作品群全てを全否定するやうな
今生の、そして畢生の作品を遺すのが死に対する筋で、
つまり、極端な言ひ方をすれば、
太宰の生も三島の生も梶井基次郎の生に比べればお気楽にさへ見えてしまふので、
その死に派手さはあるとはいへ、
今も尚、太宰も三島も文豪の仲間として読み継がれてはゐるが
しかし、その作品をよくよく読めば生そのものに重みが徹底的に欠落してゐるのだ。
生きてゐる内に己を内的に抹消してゐるかもしれぬが、
だからといって私からすれば、その文体はペラペラに薄っぺらく、
確かに太宰も三島も文章は上手いのかもしれぬかもしれぬけれども、
いやいや私はちっともそんな風には太宰も三島も思へぬが、
死へ逃げるのは憤死も含めて大概は生を前にして、
また、読者の前からも逃走してしまった卑怯者のすることだ。
これをして憤怒に駆られる太宰ファンや三島ファンが五万とゐると思ふが
何度でもいふ、太宰も三島も卑怯者である。
それは文体にも嫌みなほどに表はれてゐて、
その最後の所で生とぶち切れてゐるその文体に美を見る人はゐるだらうが、
自死を以て人生に幕を下ろすその卑怯者の文体は私の心を殆ど打ち振るはせないのだ。
読んでも感動もしなければ、心を動かされることもなく、
唯、文字が並んでゐるに等しい薬の効能の文を読んでゐるかのやうな感覚なのだ。
小説としてそれを善とする人が五万とゐる事は承知してゐるが、
私は、そんな文章を読むのは恥辱である外ないのだ。
何故なら、死をして全てに片をつけた太宰と三島は生きてゐる内に生を諦め、
太宰と三島の作品を読むと墓荒らしをしてゐるやうな疚しさはもちろんのこと、
それ故にか、太宰と三島の小説を読む時に
そこはかとなく湧いてくる気恥ずかしさと憤懣は
太宰文学と三島文学の大きな欠点なのだ。

それに引き換へ、
梶井基次郎の文章の何処までも死を見つめざるを得ないながらも
最期まで生に縋ったその文章は、
しぶとくぶっとく、それでゐてとても繊細で、
それは生にこだわってゐた梶井基次郎ならではの強みであり、
生の側に最期までゐたからこそのもので、
暖かい澄明さが其処にはあるのだ。
だから梶井基次郎の作品に登場するものは、
いづれも梶井基次郎の温かい眼差しの残酷さに晒されて
細部に神が宿るやうな描写に唸るしかないのだ。
それは確かに凄みがあり、太宰も三島も到達できなかった境地にいとも簡単に達してゐる。
それは自死が最期の人間には到達不可能で跨ぎ果せぬ断絶が厳然と存在し、
梶井基次郎の作品には文章におかしさと重さがずっしりとあるのだ。
私は梶井基次郎は日本文学で初めて存在の尻尾を見出し、捕まへようとした作家であり、
それはいくら賛辞を送っても物足りない。
此の世に得体の知れぬものの存在を明らかにした先駆けの一人は梶井基次郎であり、
梶井基次郎はその得体の知れぬものに振り回されながらも、にじり寄ってゐるのだ。
それは前人未踏のことであり、梶井基次郎こそ私にとっては近現代文学の父である。

No.2802 - 2025/11/10(Mon) 23:48:43

Re: 私は太宰治も三島由紀夫も大嫌ひだ / 齋藤純二
積 緋露雪さんはがっつり掲示板のほうで佳作以上の評価がありまして、こちらは初心者向け掲示板のため作品のキャンセルをお願いいたします。
No.2803 - 2025/11/11(Tue) 07:28:33
25時の黒い水鏡 / 夏の面影
8月31日、夏休みの最終日

黄色い満月が、黒い水面にゆらゆら揺れ動いてる

うっすら見えるプールサイドの時計は、25時を回った

約束の時間はとっくに過ぎたのに、あの子はまだ来ない

夏祭りのときのパステルカラーの浴衣

市民プールで見せてくれた可憐な水着

花火大会の帰りでの少し寂しそうな横顔

来年の夏も、2人でいろんなところへ行けると信じて疑わなかった

1週間前に別の学校へ転校すると告げられるまでは

何も言えず、ただ下を向くしかできなかった

昨日の電話で、この場所で会う約束をしてくれてから、止まっていた時間が動き出しつつあった

どうしても伝えたかったことを伝えて、唇と唇をそっと重ね合いたい

それだけできれば、もう心残りはない

水の中に浸かっている手足がじわじわと冷たくなっていく

堪えきれず夜空へ顔を上げた瞬間、一粒の雫が水面に落ちる音が後ろで聞こえた

振り抜くと、あの子がいた

あの子の目と頬が、涙で濡れていた

No.2801 - 2025/11/10(Mon) 22:52:01

Re: 25時の黒い水鏡 / 齋藤純二
突然のあの子の転校でお互いの気持ちの揺れが見えて
ストーリーをじっくりと追うことができる作品で良かったです。
切なさありの青春に読み入ってしまいました。

ひとつ
「振り抜くと」とありますが、
この内容からすると
恋愛の対象として拒絶されるという意味になるので、
たぶん「振り向くと」なのかな、と。

No.2806 - 2025/11/11(Tue) 20:20:23
赤黄橙の狭間で / のーべんばー
冷たい空気の中、手のひらで温もりを確かめ合う。

足元は色とりどりの落ち葉で敷き詰められ、僕は右足で、君は左足で、軽く蹴る。

そんな子供じみたことをし合えるのは君だけ。

もし彼らが今の僕を見たらきっと驚くだろう。

だって、あの場所にいるときの僕とは違いすぎる僕なのだから。

ふと視線を横に向けると、君が左手に三色の葉々を持っているのに気がついた。

綺麗に色づいた葉々は日差しに乱反射していて、まるで宝石のようだ。

真紅のモミジ。

赤橙のベニマンサク。

黄蘗色のイチョウ。

人差し指と親指に摘まれた三枚の葉々が、君の手に彩りを添える。

君と僕の好きな色は、どうやら同じようだ。

この並木道を抜けた先にある、行きつけの喫茶店に二人で立ち寄ろう。

君がわざわざ買ってきた僕の好きな銘柄と、珈琲の心地よい苦味と酸味で一息ついたあと、書きかけの歌詞を君にだけ見せるから。

No.2798 - 2025/11/09(Sun) 00:18:56

Re: 赤黄橙の狭間で / 荻座利守
赤黄橙などの暖色系は、心理的に暖かさを感じさせて、活力を増進させる効果があるそうです。
落ち葉を蹴り上げるのは、そのためかもしれませんね。
また、暖色系は創造性をも高めるようです。
歌詞を書くのもそのためかもしれませんね。
冒頭の「冷たい空気の中、手のひらで温もりを確かめ合う。」ということが、巧みに表された作品だと感じました。

No.2799 - 2025/11/09(Sun) 09:30:53

Re: 赤黄橙の狭間で / のーべんばー
荻座様

ご感想ありがとうございます!
この詩の世界観は、"ふたりの文学"というインディーズバンドの『ナイーブとスイート』という曲の歌詞を自分なりにオマージュしたものです。
また、ACIDMANの『赤橙』が好きなので、詩中に入れてみました。
好きな曲からインスピレーションを受けて、その曲の世界観を詩的にアレンジするのは本当に楽しいですね〜!

No.2800 - 2025/11/09(Sun) 10:51:50
南国での巡り合い / 夏の面影
目が覚めると、見慣れない風景が広がっていた。

水平線の彼方までつづく青い空。

太陽に照らされ白く輝く砂浜。

風で揺らめくヤシの並木。

鮮やかで存在感ある赤いハイビスカスの花々。

なんでこんなところにいるんだ?

目を開けるまでの記憶は鮮明に残っている。

家に着いても仕事の疲れが取れないまま、ベッドに横たわり泥のように眠った。

それなのに、今いるのは南国の島だ。

あまりにも突拍子がなさすぎて、夢なのか現実なのか疑う。

だけど、しだいに高揚感と開放感に包まれていく。

もしかしたら、心の奥ではこういう世界に行きたかったのかもしれない。

もしこれが現実なら、もう家と会社の往復からおさらばできる。

面倒くさい大人の世界で心身すり減らさなくていい。

心の隙間を酒と煙草で埋めなくていい。

無意味な他人との比較に苦しまなくていい。

そんなことを思っていたら、遠く後ろのほうから声が聞こえた。

思わず振り返ったら、俺と同い年か少し年下に見える男女2人が駆け足でこちらへ向かってきた。

秒が進むにつれて、2人の声と姿がどんどん俺のほうに近づいてくる。

そしてその姿がはっきり見えた瞬間、思わず声が出そうになった。

あいつらじゃねぇか。

10代のころよく遊んで、数えきれないほどの思い出を作り合った幼馴染みの2人だったのだ。

あいつらもこの島に来てたのか。

またあのころみたいに、くだらない話に花を咲かせられるよな、きっと。

期待と希望で居ても立ってもいられなくなった俺は立ち上がり、あいつらのほうへ無我夢中で駆けていった。

No.2792 - 2025/11/08(Sat) 12:07:08

Re: 南国での巡り合い / 齋藤純二
我慢と本心が見え隠れしている流れのある作品に
その気持ちとってもわかる〜、と読者は拝読しながら思うでしょう。
これからの自分の生き方を見つめるエピソードになり、
そうだよな〜、と自分らしさを探し始めるという起点から
昨日とは違った意識が芽生えることは素晴らしいことだと思います。
ああ、私も南国に行きたくなりました。

No.2797 - 2025/11/08(Sat) 23:14:16
バトンタッチ / ネコのくしゃみ
夜から朝

朝から昼

昼から夕方

夕方から夜

私は夜のバトンの受け渡しが好きなのだ

魔法のような空の色

静かな空気

また朝が来た喜び

1日が無事に過ごせた喜び

自然とありがとうが湧いてくる

自然とまた明日も生きる元気が湧いてくる

楽しみが浮かんでくる

夢が広がる

地球は今日もゆっくり廻ってる

No.2791 - 2025/11/08(Sat) 06:12:02

Re: バトンタッチ / 荻座利守
なんでもない日々が続くことの大切さを教えてくれる詩ですね。
「夜のバトンの受け渡し」「魔法のような空の色」といった表現が素敵だと思いました。
今日な無事に終わり、明日がまたやってくることに感謝することの素晴らしさを、改めて知らされるような作品だと思います。

No.2795 - 2025/11/08(Sat) 12:47:00
「ジャスミン」 / 普通
「ジャスミン」


空を飛ぶ鳥はこの地平をどう見る?

地を這う蟻はあの雲に何を感じる?

僕はこの世界の何を見つめて

君はこの世界に何を感じる

笑いたければ笑えばいい

怒りたければ怒ればいい

だから、お願いだから

どうか、嘘の笑顔はやめて欲しい

嘘で生まれた詩

嘘で硬められた言葉

本当は、笑えない君を

僕は、強く抱きしめたい

嘘の上に咲く花

嘘を映した世界を

本当は、燃やしたい君を

僕は、強く抱きしめたい

都会という砂漠に咲く花

ビルという山脈のガラス

世界は僕に何を見せる

世界は君に何を感じさせる

辛いなら辛くていい

泣きたいなら泣けばいい

だから、お願いだから

どうか、声を聴かせてくれないか?

嘘という本当の答え

嘘という優しい心

本当は、いらない君を

僕は、強く抱きしめたい

嘘で作られた笑顔も

嘘で響く喜びも

本当は、壊してしまいたい君を

僕は、強く抱きしめたい

No.2790 - 2025/11/08(Sat) 04:13:36

Re: 「ジャスミン」 / 荻座利守
この世の中には多くの嘘で溢れていますね。冒頭の二行は、そのことへの疑問や批判が込められているように感じられていいと思いました。
こんな嘘だらけの世界の中で、信じられる人がいることの大切さ、あるいはその存在への願いや祈り、のようなものを感じさせる作品だと思いました。

No.2794 - 2025/11/08(Sat) 12:33:09
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
300/300件 [ ページ : << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ... 30 >> | 過去ログ | 画像リスト ]