0034849

🔰 初心者向け詩の投稿掲示板

詩誌MY DEAR運営掲示板
http://www.poem-mydear.com/(HOME🔘)


⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐

詩を書くこと
作品を読んでもらえることが楽しくなる掲示板 😄

⚫︎詩を書き始めた方
⚫︎詩を書いているけど、詩になっていない気がするという方
 ⚫︎自分の詩ってどんな感じなんだろうと思っている方
⚫︎作品をまだ掲示板へ投稿する勇気がないと思っている方
 ⚫︎小中学生の投稿もお待ちしてます(お家の方の許可をもらってください)
〜そんな初心者の投稿をお待ちしております〜

⠀💐作品にはMY DEARのレギュラーメンバーから感想をもらえ、
⠀そして、作品へのアドバイスがもらえます!

⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐


🙇 投稿上のお願い

⚫︎投稿はおひとり週二作品まで(毎週金曜日しめきり)
⚫︎作品への返信(感想)は、議論(特に対立)とならないようお願いします
⚫︎感想等が要らない場合は、タイトルの横に「感想なし」と入れてください
⚫︎詩誌MY DEARの掲示板で佳作以上の評価を得た投稿者による
初心者向け詩の掲示板への投稿はご遠慮ください
⚫︎参加している他者に迷惑をかけることはなさらないよう、
インターネット上で参加する、基本的なマナーはお守り下さい

💻 投稿フォームは、
「名前」のところにペンネーム、「件名」に詩のタイトル
下の大きな枠に詩を書いて「投稿する」ボタンを押せばOKです。
(メルアド・URLの記入は不要です)
なお、「編集パス」を入れると
書き込んだあとで、自分で修正や削除ができます。
『届出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由です👍』


HOME | お知らせ(3/8) | 記事検索 | 携帯用URL | フィード | ヘルプ | 環境設定

名前
メール
URL
件名
ファイル
/ 編集パス

気泡 / 異邦人
   コップの中の水を泡が昇ってゆく
   出来上がった作品が作った以上に虚しい
   胸に空砲が鳴った
   黒い鳥が落ちていった
   目の前にゴミが崩れた岩のように溜まった
   私の足下が割れた
   底に足が着くと目の高さに地面があった
   
   
   

No.2499 - 2025/08/23(Sat) 01:10:41

Re: 気泡 / 荻座利守
思うような詩が書けない詩人の苦しみを描いた作品のように感じました。
まず冒頭の表現が秀逸ですね。
不甲斐なさや虚しさが、水よりもはるかに密度が低く軽いが故に、水中を揺らめきながら昇ってゆく気泡をと通して、うまく表されていると思います。
そして末尾の「底に足が着くと目の高さに地面があった」という表現もとても鮮烈で、詩人の心の重苦しさを巧みに表しています。
内容の暗さとは裏腹に、表現の巧みさが光っている作品だと感じました。

No.2505 - 2025/08/23(Sat) 16:07:44
/ うろこ
静かに消える地の光

背中を流れ地にもどる

あったのにわからない

地にかえったのだろうか

No.2496 - 2025/08/21(Thu) 14:43:44

Re: 夏 / 齋藤純二
雨だろうか
暑さで流れた汗だろうか、
夏の思い出だろうか、
いろいろ想像してしまう作品ですね。

No.2498 - 2025/08/22(Fri) 09:44:24
「夢がある」 / 万年 草
夢がある      夢がある
夢がある      夢がある
僕には大きな    僕には確かな
夢がある      夢がある

強くて       広くて
やさしい      青い
恵みの海で     希望の空を

希望という名の   命という名の
船に乗り      羽根ひろげ
愛と平和の     未来に向かい
旅に出る      駆け巡る


夢がある      夢がある
夢がある      夢がある
僕にはでっかい   夢があるから
夢がある      生きられる

気高く       夢がある
そびえる      夢がある
遥かな山を     夢に向かって
          どこまでも
未来という名の
荷を背負って    旅は続いて
愛を叫んで     行くのだろう
越えてゆく

No.2494 - 2025/08/19(Tue) 15:07:47

Re: 「夢がある」 / 荻座利守
夢や希望があるからこそ、人は苦しくても生きてゆけるのでしょう。
夢や希望は、自らの命を活かすため、本来の姿で在らせるために、必要なものなのでしょう。
そしてその夢や希望を、未来にきちんと渡してゆくことが、今を生きる我々の務めなのだとも言えると思います。
そのことを再確認させてくれる詩ですね。

No.2495 - 2025/08/20(Wed) 18:21:43

Re: 「夢がある」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます。
「夢」という漠然としたものをテーマに、
書き進んだ詩でしたが、いろいろ感じ取っていただけて
とても光栄です。

No.2497 - 2025/08/21(Thu) 14:55:56
うみねこ / レノ
昔、海で父親に言われた言葉

父さんみて〜、テトラポットにうみねこが一匹で居るよ・・・

お前みたいだな、一人たたずんでいるようだ

そのころはなにも言えなかった

親父が居なくなった今

そのテトラにはもううみねこの姿はない

無数にうみねこが飛び回っている

良かったね

墓参りの帰りの海、親父がいた海にはげしい夕日の光が差し込む

夜になるとスーパームーンが出ていました

弟はなんとなく綺麗だねと・・・言っていた気がした

No.2490 - 2025/08/19(Tue) 00:22:17

Re: うみねこ / 荻座利守
亡きお父様との思い出の描写が美しいですね。
テトラポットに一羽佇むウミネコの記憶と、無数に飛び回る今の情景との対比、そして、海に差し込む夕日と夜のスーパームーンとの対比も巧みです。
また、中盤の「良かったね」の一言と、末尾の「弟はなんとなく綺麗だねと・・・言っていた気がした」という、どこかぼんやりとした終わり方も、温かみを感じられて良いと思いました。

No.2492 - 2025/08/19(Tue) 07:28:03
永遠の反対 / みかん
終わらないでほしいと願うのは
終わってしまうことを知っているから
かがやきつづけてほしいと願うのは
いつかは光が消えると知っているから

永遠は美しいように見えて残酷だ
変わらないものは
生きていない
悲しみを感じないことは
よろこびも感じないということ

人の思いが絡まり、動く
この痛みはは生きているから
生きようとしているから
感じる

こころのおくでゆれる、なにか
絶え間なく動いて、
変わり続ける
変わり続けながら
「わたし」をつくっていく

No.2488 - 2025/08/18(Mon) 19:03:16

Re: 永遠の反対 / 荻座利守
仏教の「諸行無常」を描いたような詩ですね。
特に2連目が哲学的な感じがします。
「変わらないものは/生きていない」
変わることは痛みをもたらすこともありますが、それにより喜びを得ることもあります。悲しみと喜びは表裏一体ということのようです。
そして末尾の、「変わり続けながら/『わたし』をつくっていく」というところが、自己とは常に形成され続けてゆくものを表して、詩全体を総括しています。
内省的奥深い作品だと思います。

No.2491 - 2025/08/19(Tue) 07:13:20
「信じましょう」 / 万年 草
生きるのは        生きるのは
どうしてこんなに     ほんとうに
つらいのでしょう     ほんとうに
             つらいけれど
神様は時に残酷で    
すべてのものを      生きていれば
奪ってしまう       そのうちいいこと
             あるかもしれないと
普通に真面目に      どうにか信じて
生きていても       生きてゆくしかないのです
それは一瞬にして
起きてしまう       信じましょう
             暗闇の先の
いったい何が       小さな光を
いけなかったと
いうのでしょうか     今は何も
             見えないけれど
その答えは        もがいた
誰も教えてなど      もがいた
くれません        そのあとに
             何かが見えてくるかも
つらくて         しれません
つらくて
どうしようもないけれど  つらくて
             苦しい
それでも         その先に
命のあるうちは
生きてゆかねば      きっと
なりません        希望の灯火が
つらくても        照らしてくれると
苦しくても        信じましょう
生きてゆかねば
なりません

No.2487 - 2025/08/18(Mon) 16:02:45

Re: 「信じましょう」 / 齋藤純二
私の父が良くないことが起きると
「信じるしかない」とよく言ってました。
戦中、戦後の世代なので苦労はかなりしてきたみたいです。
その父の言葉を思い出しながらこちら作品を拝読しました。
信じる強さが自分を救うのだろうと思います。

No.2489 - 2025/08/18(Mon) 22:45:34

Re: 「信じましょう」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
そうですね、いかに信じれるかが、
苦難を乗り越える鍵だと思います。

No.2493 - 2025/08/19(Tue) 12:49:36
夜空の住人 / ゆづは
私は夜の自由人
静寂にこの身を委ね 
闇に心浮かべて

夜風は手がかりを歌い
零れ落ちた月の灯りが
手のひらに溶けてゆく

他人の視線も 足元の重力も
終わりを急かす秒針の音も
私を縛るものは何もない

星の瞬きに鼓動を重ね
幻夢と現実の間(はざま)に生きる
私は 夜空の住人

呼吸を忘れそうな 
深い紺碧へと落ちてゆこう
そこで 私は私の欠片を見つける
色彩のスペクトルのその先に

No.2484 - 2025/08/17(Sun) 08:11:54

Re: 夜空の住人 / 荻座利守
日が沈んで暗くなり、人の活動も少なくなる夜の、時の経過を忘れさせるような感覚が、美しく描かれた詩ですね。
特に、2連目と最終連の表現が巧みだと思います。月明かりが手のひらに溶けるというところからは、淡い月光から何かを感じ取りたいという、願いのようなものを感じます。
また、「呼吸を忘れそうな深い紺碧」という表現からは、夜の闇と自分存在とが渾然一体となっている感覚が窺えます。
そして、「色彩のスペクトルのその先に」と合う末尾の1行に、日中の光の世界を超えたところへの、期待のようなものを感じます。
とても鋭い感性の秀逸な作品だと思います。

No.2485 - 2025/08/17(Sun) 12:23:26

Re: 夜空の住人 / ゆづは
荻座利守さま

拙作を深くお読みいただき、ありがとうございます。そのようなうれしいお言葉もいただき、自信を持つことが出来ました。これを励みにこれからも精進いたします。

No.2486 - 2025/08/17(Sun) 14:52:13
破片 / ゆづは
頭のシュレッダーにかけた
詩の断片が散らばる
無秩序に舞い散る言の葉は
意味を求めて虚空を漂う

想いは裂け 感情は砕かれて
あの時の声も 
あの場所の匂いも
全てが混ざり合い
輪郭を無くした私の影さえも
薄墨の雨に消え入る──

言葉の欠片を拾い集めても
何一つ掴めぬまま
指先は無音の果てを彷徨い

それでも 
私は捨て切れずにいる 
その破片の中に仄かに光る
何かがまだ残っている気がして

No.2477 - 2025/08/16(Sat) 04:43:12

Re: 破片 / 荻座利守
詩人の内面を鋭く描いた作品と感じました。
まず、冒頭の二行が秀逸ですね。詩作とシュレッダーという組み合わせは斬新です。
そして「輪郭を無くした私の影さえも/薄墨の雨に消え入る──」「指先は無音の果てを彷徨い」といった表現も非常に巧みだと思います。
言葉の断片で溢れる内なる海の中を彷徨いながら、己の輪郭を探し続ける姿。そこで溺れそうになりながらも、仄かな希望を失わずにいる様子が、美しく描かれた作品です。

No.2479 - 2025/08/16(Sat) 09:22:23

Re: 破片 / ゆづは
荻座利守さま

こんにちは。いつも丁寧なご感想をいただきまして、ありがとうございます。自分の詩を知ることが出来て、とても勉強になります。
また、私の想いが伝わり、お褒めいただき光栄です。
言葉の断片を拾い集め、繋ぎ合わせてはまたほどいて……そんな苦悩もまた詩にして、昇華させることが出来ればいいなと願っています。

No.2482 - 2025/08/16(Sat) 13:06:42
鎮魂 / 異邦人
  山の崖の上に指で丸を作った大仏が座っている
  カラスが肩に止まっていた
  私は包帯を巻いた腕を胸の前にぶらさげている
  豆粒のような私は高い空を見上げていた
  ジェラルミンの飛行機が飛んでいた
  空から紙屑のような雪が降ってくる
  事故で亡くなった者たちの鎮魂碑が大仏のうしろに
  膝を抱えて座っていた
  線香の煙が雲になって大仏をのせている
  私の姿は白い包帯とともに消えていった
  

No.2476 - 2025/08/16(Sat) 01:07:44

Re: 鎮魂 / 荻座利守
この詩はどこか、30年前の日航機墜落事故を思わせるような作品だと感じました。
崖の上の大仏、腕を怪我した豆粒のような私、ジェラルミンの飛行機、紙屑のような雪、そして、事故で亡くなった者たちの鎮魂碑。それらのものが墜落事故を連想させます。
そして末尾の、「線香の煙が雲になって大仏をのせている/私の姿は白い包帯とともに消えていった」という表現が美しく、鎮魂や慰霊の願いが巧みに表されています。
にじみ出るような悲哀を感じさせる作品です。

No.2481 - 2025/08/16(Sat) 10:40:19
花火 / 異邦人
   パッと咲いてパッと散る
   点滅数字の文字花火
   4974で19 私の人生
   パッと消えてパッと立つ
   岬の先の 波の花
   シャットダウンの音がした

No.2475 - 2025/08/16(Sat) 00:29:30

Re: 花火 / 荻座利守
花火の中に自分の人生を観ている作品ですね。
4974で19という文字花火が何を意味しているのか、はっきりとはわからないのですが、そこに何か大きな意味が隠されているように感じました。
そして末尾の、「岬の先の 波の花/ シャットダウンの音がした」という表現が、その瞬間に心に差し込んできた美あるいは衝撃を、うまく表していると思います。

No.2480 - 2025/08/16(Sat) 09:29:34
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
299/300件 [ ページ : << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ... 30 >> | 過去ログ | 画像リスト ]