0024843

🔰 初心者向け詩の投稿掲示板

詩誌MY DEAR運営掲示板
http://www.poem-mydear.com/(HOME🔘)


⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐

詩を書くこと
作品を読んでもらえることが楽しくなる掲示板 😄

⚫︎詩を書き始めた方
⚫︎詩を書いているれど、詩になっていない気がするという方
 ⚫︎自分の詩ってどんな感じなんだろうと思っている方
⚫︎作品をまだ掲示板へ投稿する勇気がないと思っている方
 ⚫︎小中学生の投稿もお待ちしてます(お家の方の許可をもらってください)
〜そんな初心者の投稿をお待ちしております〜

⠀💐作品にはMY DEARのレギュラーメンバーから感想をもらえ、
⠀そして、作品へのアドバイスがもらえます!

⭐ ⠀ ⭐ ⠀ ⭐


🙇 投稿上のお願い

⚫︎投稿はおひとり週二作品まで(毎週金曜日しめきり)
⚫︎作品への返信(感想)は、議論(特に対立)とならないようお願いします
⚫︎感想等が要らない場合は、タイトルの横に「感想なし」と入れてください
⚫︎詩誌MY DEARの掲示板で佳作以上の評価を得た投稿者による
初心者向け詩の掲示板への投稿はご遠慮ください
⚫︎参加している他者に迷惑をかけることはなさらないよう、
インターネット上で参加する、基本的なマナーはお守り下さい

💻 投稿フォームは、
「名前」のところにペンネーム、「件名」に詩のタイトル
下の大きな枠に詩を書いて「投稿する」ボタンを押せばOKです。
(メルアド・URLの記入は不要です)
なお、「編集パス」を入れると
書き込んだあとで、自分で修正や削除ができます。
『届出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由です👍』


HOME | お知らせ(3/8) | 記事検索 | 携帯用URL | フィード | ヘルプ | 環境設定

名前
メール
URL
件名
ファイル
/ 編集パス

弔い / 大人未満

 ガラスのすりきれる音がする。
 光の消えしぼんでいくのが見える。
 靴の痛みを知った。
 いまの自分に重みはない。
 涙は水としか思えない。

No.1691 - 2024/11/17(Sun) 02:11:35

Re: 弔い / 荻座利守
やや抽象的な感じのする詩ですね。
タイトルの「弔い」と末尾から2行目の「いまの自分に重みはない。」というところから、死後の世界や感覚を想像して描いたようにも受け取れます。
そして「靴の痛みを知った。」とは、いつも下にいて何かをずっと支えている存在の痛みのことでしょうか。
どこか幻想的で、解釈に幅のある作品だと思います。

No.1698 - 2024/11/17(Sun) 12:32:11
社告 / 割れたリンゴ

 このたび、社長が、とんずらしてしまいました。
 借金返せ。
 お金がありません。
 見ての通り、会社の建物が背中を見せて泣いております。

No.1690 - 2024/11/17(Sun) 01:58:32

Re: 社告 / 荻座利守
この作品は、何かの報道から描かれたものでしょうか、それとも実際の体験からでしょうか。
「会社の建物が背中を見せて泣いております。」というところが、現実の過酷さ、世の世知辛さを如実に表していると感じました。

No.1697 - 2024/11/17(Sun) 12:24:51
追放 / 大人未満

 追放された寺の本堂の仏像は額を床に落としていた。
 私は不要になった太刀と脇差しを井戸に投げた。
 手足がもぎとられたようだった。
 すすきが風に揺れていた。
 ちょんまげのない私の髪は私の顔を隠していく。
 百姓の子どもが寺の太鼓をたたいていた。
 藁草履の足に蟻が這い上がろうとしている。

No.1689 - 2024/11/17(Sun) 01:37:35

Re: 追放 / 荻座利守
廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた明治維新直後の情景を描いた詩でしょうか。
そうであるならば、中ほどの「ちょんまげのない私の髪は私の顔を隠していく。」と、末尾の「藁草履の足に蟻が這い上がろうとしている。」というところに、身分を奪われた武士の哀しみが繊細に表されていると感じました。

No.1696 - 2024/11/17(Sun) 12:21:01
暁闇 / 石ころ

 倒れかけた鉄塔に鷲がとまっている。
 口に弧を描いてウサギの肉がぶら下がっていた。
 遠くに銃をかまえた人が目に入った。
 銃声が響いた。
 鷲のかわりに鉄塔が身を崩して落下していった。
 もう鷲の姿はなかった。

No.1688 - 2024/11/17(Sun) 00:55:35

Re: 暁闇 / 荻座利守
不思議な魅力のある詩ですね。
倒れかけた鉄塔は人間社会のメタファーでしょうか。
ウサギを捕らえた鷲は弱肉強食の自然の象徴でしょうか。
その鷲を狙った銃弾は鉄塔を崩落させてしまう。
そこに何かの始まりの兆しである「暁闇」を見いだしているように感じました。

No.1695 - 2024/11/17(Sun) 11:45:20
自壊するロータス / TA
泣いてる影を引きつれて
慰めることもしなかったから
いつしか影があることを忘れてしまった
影を忘れた人は人形になったようだ

人形の目に映る「悪魔」が
影を消そうとたくらんでいる

影と一緒につくられた
人形は部屋のすみで
ずっと同じ場所を見ている
ずっとずっとずっと
同じ姿勢のまま

人形は薄汚れていく
誰も気にしないから
あるとき自我が宿っても
ほとんど気づかれなかった
自壊するロータスのように

時はえいえんに近いのに
そこは何もなくただ闇がゆらいでいた
部屋の明かりが照らす闇は
闇よりも暗く、不浄だった
哀れな人形は
いたくもない場所に今日もいる

人と影が友達だったころ
とある詩人は人に言葉をおしえた
えいえんなんてなかったという言葉
口に出すと
とても悲しい気持ちになったから
影は泣いてしまった

人形は何がしたかったのだろう
生きることも死ぬこともしないで
そこにあった目線の先に
えいえんなんてなかったから
今日も壁を見つめるの

恐れずに鏡を見てみよう
鏡に問いかけてみよう
お前は誰で
誰を狂おしいほど愛しているのか
あの「悪魔」がそう囁いた

No.1687 - 2024/11/16(Sat) 19:10:48

Re: 自壊するロータス / 荻座利守
人形のようになってしまった人の悲しみや寂しさが丁寧に綴られていますね。
「えいえんなんてなかった」という言葉が、その寂しさをさらに深めているかのようです。
鏡に映った自分の姿。そこにもやはり人形しかいなかったのでしょうか。それをわざわざ見せているのが「悪魔」であるように思えました。

No.1694 - 2024/11/17(Sun) 11:34:37
老人病院 / 親指

 皆さん、点眼をはじめます。
 並んで下さい。
 順番に目薬をさしていきますからね。
 口は開かなくても、いいのよ。
 おやつは出ませんから。

No.1681 - 2024/11/16(Sat) 02:46:51

Re: 老人病院 / 齋藤純二
と、語り部が言いつつ
当人も口を開けて目薬をさしてるかも、
なんて想像し楽しく拝読しました。

No.1686 - 2024/11/16(Sat) 08:47:48
後ろ姿 / 石ころ

 文字が首をかしげています。
 文字に、ふさわしい形がとりづらいようです。
 ヘソを掻いています。
 部首が肩を寄せてきました。

No.1680 - 2024/11/16(Sat) 02:32:12

Re: 後ろ姿 / 齋藤純二
文字が背中を丸めた感じが目に浮かぶ
発想豊かでユニークな作品ですね。

No.1685 - 2024/11/16(Sat) 08:43:08
めざめ / 親指

 冬眠していた熊が目を覚ました。
 子供たちも目を覚ましたようだ。
 子供たちが腹を空かして叫んでいる。
 母熊は仕方なく街へ出かけた。
 ヤリをもった人がおそるおそる私を突いてくる。
 あとを追ってきた子が麻酔銃で撃たれた。
 私は人に襲いかかった。
 頭を撃たれた。
 子供たちの姿が薄れていった。

No.1679 - 2024/11/16(Sat) 02:10:52

Re: めざめ / 齋藤純二
街に降りてくる熊側の理不尽な思いが
伝わって悲しい作品ですね。

「私」と「母熊」の表記を
どちらかに統一した方が
読者は読みやすいと思いますので
ご一考くださいませ。

No.1684 - 2024/11/16(Sat) 08:40:44
夢見る / 忍者

 仮面ライダーが、仮面を脱いで考え込んでいます。
 子供たちが物陰から見ていました。
 スーパーマンが仮面ライダーをすくいあげ飛んでいきます。
 子供たちが、空を指さしていました。

No.1678 - 2024/11/16(Sat) 00:37:43

Re: 夢見る / 齋藤純二
夢を失うシーンからの
さらなる夢を与えてくれる
ストーリーがいいですね!

No.1683 - 2024/11/16(Sat) 08:28:41
沈黙 / 割れたリンゴ

 ブルドーザーが私の心を平らにしていきます。
 私は、おだやかな人になりました。
 私の心は草花のないアスファルトと同じです。
 私はゴミ集積場に、かわります。
 私の墓場ができました。
 私は、チリ、ホコリに、なるのを待ってます。
 私は、おだやかな人になりました。
 

No.1677 - 2024/11/16(Sat) 00:08:14

Re: 沈黙 / 齋藤純二
心が平らになっておだやかになったが、
文脈からは無感情、無反応な自分へと
向かっている感じが伝わってきました。
そして、密かに何かを見ている沈黙があるんですね。
表現がユニークな作品でした。

No.1682 - 2024/11/16(Sat) 08:25:12
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
300/300件 [ ページ : << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ... 30 >> | 過去ログ | 画像リスト ]