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胸の点滅 / 異邦人
   頭の中は 真っ白
   目の前が 真っ黒
   つい立てをとると
   心は灰色になった

   空は青く白い
   コスモスがゆれている
   透明な川面が日の光に光っている

   蟻が杖をついて歩いていた
   おきざりにされた犬が
   リードをひきずってあてもなく顔を上げていた

   墓場に咲く花がある
   海と空の境に昴もあった
   

No.2619 - 2025/09/27(Sat) 00:31:19

Re: 胸の点滅 / 荻座利守
冒頭の白と黒の対比と、心の色の比喩が巧みですね。
また、中盤の蟻と犬の描写も、独特の哀感が感じられて美しいと思います。
そして、最後の2行も抑えが効いていて、いい表現だと感じました。
全体的にやや抽象的な感じがしますが、それが読み手の想像力を掻き立てる作品だと思います。

No.2622 - 2025/09/27(Sat) 09:22:28
ポールシフト / テレス
マスコミのリズムの行進に

急ブレーキをかけなきゃ

このスピードは

もってかれちゃう

ほんとうに暴走してしまう地球号

No.2618 - 2025/09/26(Fri) 22:24:47

Re: ポールシフト / 荻座利守
マスコミには、市民に意思決定のための基礎となる情報を伝達するという、社会的な役割があると思います。
しかし、ときにそれが商業主義にとらわれて、ないがしろにされているように感じられることもあります。
タイトルの「ポールシフト」とは、惑星の磁極や自転軸が移動することなのですね。
マスコミが本来の役割に戻ること。その思いがこのタイトルに込められているのだと感じました。

No.2621 - 2025/09/27(Sat) 09:15:33

Re: ポールシフト / テレス
返信有難うございます<m(__)m>

マスコミには世界平和だけは最低限顕示してもらいたいです・・

No.2624 - 2025/09/27(Sat) 11:30:03
「夢」 / 万年 草
夢を
夢のままで
終わらせるのは
もったいないよ

いつか必ず
叶えるように
小さなことでも
いいから
努力を重ねよう

たとえ
叶わなかったとしても
重ねた努力は
きっと自分の
糧になるから

No.2614 - 2025/09/24(Wed) 14:30:41

Re: 「夢」 / 齋藤純二
若い頃に見ていた小さめの夢が三つあり、
ずっと叶わずに諦めていたのですが、
その空いた穴が心に引っかかっていて、
ひとつは数年前に穴を埋めて、
もうひとつは最近になり穴を埋め、
あとひとつはぼちぼちスタートしようかと。
それらの夢を追う過程が楽しくて
(若い頃はキツい、楽しくないって感じでしたが)
頑張った分、成長が少しはあるかな、と。
気分が乗らない日は多いですが、
何かに向かっていると充実があり、
大袈裟ですが生きてんなぁ俺、なんて感じたりしますね!

No.2616 - 2025/09/25(Thu) 01:50:04

Re: 「夢」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
いいですね!
ふたつも夢をかなえられたのですか、
夢に向かうって、つらいこともあるけれど、
楽しいですよね。

No.2617 - 2025/09/26(Fri) 15:56:28
紊乱 / 積 緋露雪
秩序なき世界が想像できるとしたならば、
そいつは神をもまた創造できるに違ひない。
しかし、脳という構造をした頭蓋内の闇たる《五蘊場》の記憶は、
しかし、自在に過去と現在をつなぎ合はせ、
また、近い将来を予想することで過去の記憶を持ち出し、
つまり、《五蘊場》では因果律は既に紊乱してゐる。

いくつもの記憶の糸が輻輳し、または離散を繰り返しながら、
現在とは違ふ《五蘊場》のみで辻褄が合ふ表象による世界が生み出される。
その現実と《五蘊場》内に表象された世界の齟齬に苦虫を噛み潰すやうにして、
私はその狭間を行ったり来たりしながら揺れ続け、
さうして現在を測鉛してゐるのかも知れぬ。
現在を測ると言ふ無謀な思考実験を試みて、
さうして現実を見誤る誤謬をして、
それが現実だと何の根拠もない空元気のみで主張するしかないのだ。
しかし、現在に取り残されるばかりの私は、
更に《五蘊場》を弄りながら現実らしい表象を現実に見立て、
尚も現実を敢へて誤謬するのだ。

それは言ふなれば態(わざ)とさうしてゐて、
私は何時までも現実を見たくなく、逃亡してゐるに過ぎぬ。
そして、そんなお遊戯をしてゐるうちに現実は渾沌に身を委ね、
現実はするりと私の思索の上をゆき、
想像以上のことがいつも現実では起こり得、
それにどんでん返しを喰らひ、それに面食らひつつも
私は「へっへっ」と力なく嗤ひ、
空を見上げるのだ。
そして、蒼穹には何処かぬらりとした感触のものが
明らかに存在するが如くに吾が身を抱く。

その時、いつも気色悪い虫唾が走る。
ならばと私もそのぬらりとしたものを抱きしめて、
さうして現実の感触を堪能するのだ。
それは何処まで行っても不快でしかなく、
その不快を以てのみ現実に対する無謀を繰り返しては、
いつも現実を取り逃がし、
また、現在に取り残される。
さうして私が取り残された現在は、
いつも紊乱してゐて、渾沌としたものとしてしか
私には把握出来ぬ。
これは私が数学が出来ぬからとかそんな問題ではなく、
私は現実を現はす言語を失った失語症の一種に違ひない。

そんな私の胸奥には
空漠とした大穴に吹き抜ける風穴を通り抜ける風音のやうな音のみが
何時までも鳴り響いてゐる。

No.2611 - 2025/09/24(Wed) 04:17:29

Re: 紊乱 / 齋藤純二
現実の状況に自身が受け入れられる許容を超え、
それでもどうにか道を切り拓こうとしているうちに
現在にどんどん置き去りにされてゆく感じがとても伝わってきますね。
そして途方に暮れた心に穴が空き、風音が鳴っているという作品の締めが
なんとも切なく語り部の気持ちが伝わってきました。
この現在で自身で調和を取り
どうのように生きたらいいか、どうのような自分になれば……
考えれば考えるほど大穴が空きそうですが、
それでも考え続けるってことなんですかね!?

No.2613 - 2025/09/24(Wed) 08:42:13
「未来へ」 / 万年 草
どこまでも
どこまでも
青く広い空

僕の心は
夢を追いかけ
駆け巡る

迷いを捨てた
僕の胸には
透き通った
青い風が吹く

豊穣の実りが
熟れて輝くように
可能性の果実は
甘く大きく膨らんで
僕を未来へ誘うよ

たとえ嵐が
行く手を阻もうとも
僕は行く
輝く未来へ
僕は行く

恐れるものなど
何もない
自分を信じて
行くだけさ

夢と希望が
手招く未来へ

No.2608 - 2025/09/23(Tue) 08:25:54

Re: 「未来へ」 / 荻座利守
どこまでも広がる真っ青な空は、夢や希望の象徴ですね。
その明るい空の下で、可能性の果実を見失うことなく、歩んでゆきたいものです。
それを見失いさえしなければ、どんなに大きな嵐が来ても怯むことはないのでしょう。
その可能性の果実とは、自分への、あるいは自分の未来への信頼なのですから。

No.2612 - 2025/09/24(Wed) 08:26:07

Re: 「未来へ」 / 万年 草
荻座様、
ご感想ありがとうございます
可能性の果実を
大切に育てましょう。

No.2615 - 2025/09/24(Wed) 14:32:36
リコリス / ゆづは
深い土の眠りから 
空を包むように
細い指先が這い上がる
静寂の闇の中で
忘れたはずの記憶が目覚める

それは もう会えない人の面影
遠い日の約束が
胸の奥で 密やかにひらく

儚くも美しい命が
時の隙間に咲き誇り
あの夏の幻影が
刹那の風に揺らめいている

手のひらに零れ落ちた 
ひとしずくの花びら
それは海の女神の涙なのか
大地に染み込み
真紅の結晶となる

彼の岸辺に燃えたつ華が
今も私を呼んでいる



※補足
リコリス=彼岸花。
語源はギリシア神話の海の精霊、または女神「リュコリアス」に由来しています。

No.2607 - 2025/09/22(Mon) 18:05:48

Re: リコリス / 荻座利守
彼岸花について、私は「彼岸」という名から仏教的なイメージばかり持っていましたので、この「リコリス」からの、ギリシャ神話のイメージは私にとって盲点で、新鮮でした。
葉を出す前に花茎だけを伸ばして花を咲かせる、彼岸花の特徴から紡ぎ出されたイメージが、見事に女神「リュコリアス」に繋げられていますね。
最終連の「彼の岸辺に燃えたつ華」という表現によって、この花の表す「彼岸」に、仏教とはまた異なったイメージが付与されていて、美しいと感じました。

No.2609 - 2025/09/23(Tue) 08:57:30

Re: リコリス / ゆづは
こんにちは。お忙しい中、拙い詩をお読みくださり、うれしいお言葉をありがとうございます。
花には、複数の呼び名があり面白いですね。
そういえば……失礼ですが、ひょっとして、荻座利守さんのお名前は「オギザリス」さんとお読みするのでしょうか?(違っていたらごめんなさい)お花に由来しているのかな、なんて勝手に思ったりしています。

No.2610 - 2025/09/23(Tue) 14:57:31
灰燼 / ゆづは
漆黒の空がひび割れ
星々の残骸が零れ落ちる
その欠片が大地を覆い尽くし
無音の闇に沈みゆく

煙が言葉を呑み込み
声のない場所で誰かが笑う
輪郭を失った影が
記憶の奥底にひそむ

夢を見ている──
だが、その夢はすでに燃え尽きている
塵となった夜を
手のひらに掬ってみても

浮かぶのは 幻の街
その街に立つ者は誰もいない
倒れた壁、砕けた窓、
すべてが過去の残響に埋もれてゆく

そして私は歩く 
踏みしめる地は無限の荒地
その先に待っているものは、
すでに失われた未来
過去と今が絡まり合い
見えぬ壁を越え
虚無へと消え入る──

これは灰燼で出来た夢なのか
それとも、この灰燼が
夢を生み出したのか

No.2604 - 2025/09/21(Sun) 17:34:30

Re: 灰燼 / 齋藤純二
個人的には一、二連から戦闘機からの攻撃がイメージでき、
栄えていた街が一転して、
夢させ想像できない状況になってしまった場面が目に浮かびます。
(まったくそうではなく心情を具現化した作品のようにも思えますが)
抽象的に描かれていますので読者によって場面、心情の捉え方は変わりますかね。
語り部は目の前の情景から感情を出さずに客観視している口調で
すっと読者へ伝えている感じは良かったと思います。
輪郭を失った影、夢はすでに燃え尽きている、
過去と今が絡みあい、すでに失われた未来、
これらの表現は詩的でインパクトがあり作品を光らせています。
最終連は意味深な感じですね。
歴史は繰り返すということなのだろうか……。

No.2605 - 2025/09/21(Sun) 21:05:42

Re: 灰燼 / ゆづは
齋藤純二様

こんばんは。素敵なご感想を、どうもありがとうございます。
客観的な視点で語ることで、読者が自由に解釈できる余地を残すことを意識しました。
「歴史は繰り返す」という解釈も鋭く、そう感じ取っていただけたことに嬉しく思います。詩に込めた想いが伝わったのであれば、何よりです。

No.2606 - 2025/09/21(Sun) 22:27:04
火葬(感想なし) / Ema
手向けられた
瑞々しい花々に
うずもれていく

炉の白煙は
立ち昇らない

魂は
背負いつづけたその身をはなれて
かろやかになっただろうか

カラカラになった
強くも脆い骨が
ところどころ
色づく
赤と 
緑と

花のような
生の残像

No.2601 - 2025/09/21(Sun) 08:48:09
新雪 / 異邦人
   お金が紙くずになった
   地球が異星人に支配された
   地球の国境はなくなっている
   核兵器もオモチャのように取り上げられた
   地球がパンツ一枚になった
   地球は黒星として生きている
   足下に草も生えない
   欲が黒い雪になって降り積もっていた

No.2600 - 2025/09/20(Sat) 00:57:14

Re: 新雪 / 荻座利守
何だかシュールな感じの詩ですね。
地球を支配した「異星人」とは、何を指しているのでしょうか。未来への希望でしょうか、それとも人間の醜い欲望でしょうか。
国境がなくなり、核兵器が取り上げられるところが、平和な時代がやってくる希望のようにも思えますが、その一方、「足下に草も生えない/欲が黒い雪になって降り積もっていた」という、とても暗い終わり方をしてもいます。
現実の複雑さを表しているとも捉えられるような、読み手によって様々な解釈がされそうな作品ですね。
どこか前衛的で面白いです。

No.2603 - 2025/09/21(Sun) 16:49:02
秋の別れ / 異邦人

   雨上がりスケッチブックを持って丘へ出かけた
   金木犀と彼岸花が並んで咲いていた
   風が吹いてしまい忘れた縁側の風鈴が鳴っている
   描きかけた肺を病む蝶が咳をした
   一期一会の渡り鳥が 夕日の中 点となって飛んでいた

No.2599 - 2025/09/20(Sat) 00:30:08

Re: 秋の別れ / 荻座利守
ようやく秋の足音が聞こえ始めてきましたね。そんな秋の景色を描いた作品のようです。
その景色の中の「風が吹いてしまい忘れた縁側の風鈴が鳴っている」というところが、どことなく寂しげで秋らしいですね。
また、「描きかけた肺を病む蝶が咳をした」というところも、斬新な感じで面白いです。
そして最後に、飛び去って点となってゆく渡り鳥も、末尾の表現に合っています。
秋の風景が目に浮かぶような詩ですね。

No.2602 - 2025/09/21(Sun) 16:40:22
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