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人生の帰り道 / 異邦人
   ビリヤードの白い球が緑の玉にあたった
   山道を下りている
   かつて寺へ登った道だった
   高い崖の川を蝶があがっている
   鳥の声が山びこになって聞こえてきた
   池のほとりから山むこうの白い雲を見ている
   地球のそとにいるようだった

No.2640 - 2025/10/04(Sat) 05:17:01

Re: 人生の帰り道 / 荻座利守
様々なメタファーを連結して、人生の帰り道を描き出した作品ですね。
跳ね返るビリヤードの玉、山を下る道、やまびこ、それらは人生の折り返し地点を過ぎたことを表しているように思えます。
そして、川を昇る蝶や山向こうの白い雲は、再生、あるいは転生を暗示しているようにも思えます。
末尾の一行が、自分の人生、あるいは自分の世界を俯瞰しているようで、いいですね。
感慨深い詩だと思いました。

No.2643 - 2025/10/05(Sun) 09:08:46
「幸運の女神」 / 万年 草
幸運の女神がね
優しく微笑んでいるよ
もう何も心配しなくていいってね

ほら水平線を真っ白な鳥が
朝陽に向かって飛んでゆくよ
ほら七色の虹が
空の大きなアーチを描いているよ

もう大丈夫だからね
きっといいことあるからね
幸せが黄金の鈴を鳴らして
必ずやってくるからね

希望をもって生きてゆこうよ
まぶしい朝陽を浴びて
笑いながら新しい今日を
自由に生きてゆこうよ

幸運の女神が導く
明るい明日に向かって

No.2633 - 2025/09/30(Tue) 16:02:52

Re: 「幸運の女神」 / 齋藤純二
心は正しく自由であれば
女神は自分に微笑んでくれるんだ、
と拝読して前向きになりました!

No.2636 - 2025/10/01(Wed) 07:26:55

Re: 「幸運の女神」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
この詩を読んで前向きになってくださって、
とても光栄です。

No.2639 - 2025/10/02(Thu) 14:47:51
羊雲 / ゆづは
微睡みの視線の先
ふわり やわらかな群れが
淡い光の中 背を寄せ合い
夢の淵をたゆたうように

白い羽を纏った彼らは
天空の草原を渡ってゆく
誰かの呼ぶ声がするのか
それとも ただ流れるままに

それぞれが異なる場所を目指しながら
それでも どこかで繋がっている
星座を辿る旅人のように

ただひとつ 確かなことは
どんな形にもなれる自由が
この空の奥に息づいていること

やがて── 
燃え尽きるような夕映えに染まり
ひとつずつ
宵闇に溶け 夜へと還る

その後に残るのは
遠い記憶と幽かな影
指先でなぞれば 無限の空に
また新たな旅路が描かれる

No.2632 - 2025/09/30(Tue) 07:15:15

Re: 羊雲 / 荻座利守
どこか幻想的な感じもする詩ですね。
「微睡みの視線の先」とあることから、現実と夢との中間の景色でしょうか。
「天空の草原を渡ってゆく」「星座を辿る旅人のように」「宵闇に溶け 夜へと還る」といった表現が美しいですね。
また、どこかで繋がっていながらも、どんな形にもなれる自由があるということは、理想的な生き方の象徴のようにも思えます。
そして、最終連の表現の中に、羊雲の姿に観た、希望と郷愁のようなものを感じました。
とても繊細で美しい作品だと思います。

No.2634 - 2025/10/01(Wed) 07:16:58

Re: 羊雲 / 齋藤純二
空を眺め雲の流れに身を委ね、
これからの生き方(自由な)を
ふと見つめている雰囲気がとても素敵ですね。
上手に作品が仕上がっています!

No.2635 - 2025/10/01(Wed) 07:22:47

Re: 羊雲 / ゆづは
萩座利守さま

素敵なご感想をありがとうございます。
幻想的と感じていただけたこと、また美しい作品とおっしゃっていただき、とても嬉しく思います。
詩の雰囲気や深さをしっかり感じ取ってくださっていることが伝わり、改めて喜びを感じています。

No.2637 - 2025/10/01(Wed) 17:18:07

Re: 羊雲 / ゆづは
齋藤純二さま

いつもご感想をありがとうございます。
ぼんやりと空を眺めながら、自由な生き方を考える姿を感じ取っていただけたこと、とても嬉しく思います。
「上手に仕上がった」とお褒めいただき、大変励みになります!

No.2638 - 2025/10/01(Wed) 17:20:11
爽籟 / Ema
さらりとかるくなった風が
日差しの隙間を駆け抜ける
三十度を下るようになった
温度計の針

すこしカサつく肌
空のかわきにふれた鼻腔
いつのまにか反転していた
湿度計の針

まだ暑さの残る昼下がり
地上に降り続けた熱に
ようやくおとずれた秋の端っこ

暦を追いかける君は伝書鳩
言伝を受け取った金木犀が
ちかちかと返事をして

秋がほころびはじめる

No.2628 - 2025/09/28(Sun) 07:55:57

Re: 爽籟 / 荻座利守
1連目の「温度計の針」と、2連目の「湿度計の針」との対比が巧みですね。
また、「さらりとかるくなった風が/日差しの隙間を駆け抜ける」「ようやくおとずれた秋の端っこ」「暦を追いかける君は伝書鳩」といった表現が独特で美しいと感じました。
金木犀が香り始めると、秋の到来を実感しますね。(ちなみに私は、沈丁花が香り始めると春の到来を感じます。)
タイトルの「爽籟」とは、秋に吹く風、あるいはその爽やかな響きのことだそうですね。この作品にぴったりのタイトルだと思います。

No.2629 - 2025/09/28(Sun) 09:20:12

荻座利守 様 / Ema
こんばんは。ご感想をくださりありがとうございます。
やっときた秋の片鱗を逃すまいと詩に書き留めました。(鈴なりの沈丁花の香りに春の訪れを感じるのも素敵です。)タイトルにいつも力をいれているので、ぴったりというお言葉とても嬉しいです。丁寧に読んでくださり表現にたくさん触れてくださりありがとうございました。

No.2630 - 2025/09/28(Sun) 18:37:17
暗転 / 異邦人
   春に雪が降るように
   秋にツバキが落ちてゆく
   額に氷をあて頬に手をあてた
   闇に建物が形を崩して隠れている
   心を叩くと花が私を見上げていた
   つぶれた胸に太鼓が鳴る
   障子に蝶が映っていた

No.2626 - 2025/09/27(Sat) 15:50:53

Re: 暗転 / 齋藤純二
風景の描写と私の心情が行によって
次へ繋がっていたり、途切れたりしてリズムがとれていないので、
そのへんにひと工夫が欲しいかな、と。
すべての行が単独で完結でもいいですし、
行と行でどこを繋げたり、切ったり、
いろんなパターンを考えて詩作しても楽しいですよ。



暗転

春に雪が降る
秋にツバキが落ちる
闇に建物が形を崩して隠れる

額に氷⠀ 頬に手をあてた
心を叩くとつぶれた胸に太鼓が鳴り
花は私を見上げ障子に蝶が映っていた 

  

No.2627 - 2025/09/28(Sun) 02:02:35
失われた温もり / ゆづは
夢にまで見た あの焼き菓子
今日はきっと、
特別な日になるはずと
胸は弾み 時間さえも
ゆっくり流れた

包みを開けたその瞬間
ふわりと漂う 甘く仄かな香り
ずっしりとした感触
すべてが 幸せの予感に包まれていた

ひと口、口に運ぶと
サクッと響く 心地よい音
まるで雲のように軽く
優しく口の中で溶けてゆく

けれど──
その時、何かが少しだけ違った
栗の風味は あっと言う間に薄れて
舌の上には
甘さすら残らず
ただ無音の虚空が広がるだけ

指先は 次第に冷たく 固くなり
マロンパイは
淡い渋みと共に
私の心を置き去りにして
遠くへと消えてしまった

愛しきマロンパイよ
もう二度と味わうことはないだろう
失われた温もりよ
さようなら──

No.2620 - 2025/09/27(Sat) 04:49:40

Re: 失われた温もり / 荻座利守
美味しいお菓子を食べた時の幸福感に、微かな違和感が忍び込み、やがてそれが大きな喪失感へと繋がってしまう。何か人生の中で幾度も味わう苦い思いを表しているような、そんな印象を受けました。
表現については4連目の、舌の上に広がる無音の虚空、というところが巧みだと感じました。
また、マロンパイだけに、苦味ではなく「淡い渋みと共に/私の心を置き去りにして」というところに、繊細な感覚がうかがえます。
美味しいお菓子の中に人生の縮図を観る、そんな感じの作品ですね。

No.2623 - 2025/09/27(Sat) 09:33:11

Re: 失われた温もり / ゆづは
萩座利守さま

温かく、そして鋭いご感想をありがとうございます。
とても的確なお言葉に、自分でも改めて作品の余韻を感じ直すことができました。また、表現について、繊細な感覚を感じ取っていただけたことが嬉しかったです。
マロンパイを通して、日常に潜む小さな別れや喪失を描き出せたらと思っていたので、「人生の縮図」というお言葉には深く頷かされました。

No.2625 - 2025/09/27(Sat) 14:09:03
胸の点滅 / 異邦人
   頭の中は 真っ白
   目の前が 真っ黒
   つい立てをとると
   心は灰色になった

   空は青く白い
   コスモスがゆれている
   透明な川面が日の光に光っている

   蟻が杖をついて歩いていた
   おきざりにされた犬が
   リードをひきずってあてもなく顔を上げていた

   墓場に咲く花がある
   海と空の境に昴もあった
   

No.2619 - 2025/09/27(Sat) 00:31:19

Re: 胸の点滅 / 荻座利守
冒頭の白と黒の対比と、心の色の比喩が巧みですね。
また、中盤の蟻と犬の描写も、独特の哀感が感じられて美しいと思います。
そして、最後の2行も抑えが効いていて、いい表現だと感じました。
全体的にやや抽象的な感じがしますが、それが読み手の想像力を掻き立てる作品だと思います。

No.2622 - 2025/09/27(Sat) 09:22:28
ポールシフト / テレス
マスコミのリズムの行進に

急ブレーキをかけなきゃ

このスピードは

もってかれちゃう

ほんとうに暴走してしまう地球号

No.2618 - 2025/09/26(Fri) 22:24:47

Re: ポールシフト / 荻座利守
マスコミには、市民に意思決定のための基礎となる情報を伝達するという、社会的な役割があると思います。
しかし、ときにそれが商業主義にとらわれて、ないがしろにされているように感じられることもあります。
タイトルの「ポールシフト」とは、惑星の磁極や自転軸が移動することなのですね。
マスコミが本来の役割に戻ること。その思いがこのタイトルに込められているのだと感じました。

No.2621 - 2025/09/27(Sat) 09:15:33

Re: ポールシフト / テレス
返信有難うございます<m(__)m>

マスコミには世界平和だけは最低限顕示してもらいたいです・・

No.2624 - 2025/09/27(Sat) 11:30:03
「夢」 / 万年 草
夢を
夢のままで
終わらせるのは
もったいないよ

いつか必ず
叶えるように
小さなことでも
いいから
努力を重ねよう

たとえ
叶わなかったとしても
重ねた努力は
きっと自分の
糧になるから

No.2614 - 2025/09/24(Wed) 14:30:41

Re: 「夢」 / 齋藤純二
若い頃に見ていた小さめの夢が三つあり、
ずっと叶わずに諦めていたのですが、
その空いた穴が心に引っかかっていて、
ひとつは数年前に穴を埋めて、
もうひとつは最近になり穴を埋め、
あとひとつはぼちぼちスタートしようかと。
それらの夢を追う過程が楽しくて
(若い頃はキツい、楽しくないって感じでしたが)
頑張った分、成長が少しはあるかな、と。
気分が乗らない日は多いですが、
何かに向かっていると充実があり、
大袈裟ですが生きてんなぁ俺、なんて感じたりしますね!

No.2616 - 2025/09/25(Thu) 01:50:04

Re: 「夢」 / 万年 草
齋藤様、
ご感想ありがとうございます。
いいですね!
ふたつも夢をかなえられたのですか、
夢に向かうって、つらいこともあるけれど、
楽しいですよね。

No.2617 - 2025/09/26(Fri) 15:56:28
紊乱 / 積 緋露雪
秩序なき世界が想像できるとしたならば、
そいつは神をもまた創造できるに違ひない。
しかし、脳という構造をした頭蓋内の闇たる《五蘊場》の記憶は、
しかし、自在に過去と現在をつなぎ合はせ、
また、近い将来を予想することで過去の記憶を持ち出し、
つまり、《五蘊場》では因果律は既に紊乱してゐる。

いくつもの記憶の糸が輻輳し、または離散を繰り返しながら、
現在とは違ふ《五蘊場》のみで辻褄が合ふ表象による世界が生み出される。
その現実と《五蘊場》内に表象された世界の齟齬に苦虫を噛み潰すやうにして、
私はその狭間を行ったり来たりしながら揺れ続け、
さうして現在を測鉛してゐるのかも知れぬ。
現在を測ると言ふ無謀な思考実験を試みて、
さうして現実を見誤る誤謬をして、
それが現実だと何の根拠もない空元気のみで主張するしかないのだ。
しかし、現在に取り残されるばかりの私は、
更に《五蘊場》を弄りながら現実らしい表象を現実に見立て、
尚も現実を敢へて誤謬するのだ。

それは言ふなれば態(わざ)とさうしてゐて、
私は何時までも現実を見たくなく、逃亡してゐるに過ぎぬ。
そして、そんなお遊戯をしてゐるうちに現実は渾沌に身を委ね、
現実はするりと私の思索の上をゆき、
想像以上のことがいつも現実では起こり得、
それにどんでん返しを喰らひ、それに面食らひつつも
私は「へっへっ」と力なく嗤ひ、
空を見上げるのだ。
そして、蒼穹には何処かぬらりとした感触のものが
明らかに存在するが如くに吾が身を抱く。

その時、いつも気色悪い虫唾が走る。
ならばと私もそのぬらりとしたものを抱きしめて、
さうして現実の感触を堪能するのだ。
それは何処まで行っても不快でしかなく、
その不快を以てのみ現実に対する無謀を繰り返しては、
いつも現実を取り逃がし、
また、現在に取り残される。
さうして私が取り残された現在は、
いつも紊乱してゐて、渾沌としたものとしてしか
私には把握出来ぬ。
これは私が数学が出来ぬからとかそんな問題ではなく、
私は現実を現はす言語を失った失語症の一種に違ひない。

そんな私の胸奥には
空漠とした大穴に吹き抜ける風穴を通り抜ける風音のやうな音のみが
何時までも鳴り響いてゐる。

No.2611 - 2025/09/24(Wed) 04:17:29

Re: 紊乱 / 齋藤純二
現実の状況に自身が受け入れられる許容を超え、
それでもどうにか道を切り拓こうとしているうちに
現在にどんどん置き去りにされてゆく感じがとても伝わってきますね。
そして途方に暮れた心に穴が空き、風音が鳴っているという作品の締めが
なんとも切なく語り部の気持ちが伝わってきました。
この現在で自身で調和を取り
どうのように生きたらいいか、どうのような自分になれば……
考えれば考えるほど大穴が空きそうですが、
それでも考え続けるってことなんですかね!?

No.2613 - 2025/09/24(Wed) 08:42:13
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