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記事No.80に関するスレッドです


「座せる全能の神キリスト像」 / 中川 [関東]
「座せる全能の神キリスト像」(画像MNAC  Pantocrator)です。

スペイン・ロマネスク美術の中で最も好きなもので、サン・クリメント・デ・タウイ教会の主際室にあった壁画です。

左手には『生命の書』をもち、そこには「EGO SUM LUX MUNDI(われは世の光)とかかれています。

右手は2本の指を立てて、全人類を祝福しているかのようです。

勝峰先生いわく「ロマネスクは感覚によってそのまま自然界を写実的にとらえるのではなく、神の美術は精神によって把握される必要がある」のです。

No.80 - 2015/05/14(Thu) 15:21:59