私が高校生の頃、兄は既に社会人で、当時はまだ珍しかったバイクで通勤していました。いま思うに、「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックが二人乗りしてローマの街中を爆走したスクーターに似た形の１２５CCのバイクでした。
私もバイクに乗りたくて、兄の休日にバイクを借りて、近くの空き地で練習し、夏休みに高岡の運転免許試験場で試験を受けました。当時はまだ、高校生でバイクに乗っている人は少なかったようです。
筆記試験（法令）、コースでの運転実施試験、視力検査、運動機能検査、を受けて一発で合格、その日のうちに免許証（当時は許可証だった？）をもらいました。昭和３２年８月１日でした。
入社してまだ独身寮にいた頃、町をぶらぶらしていて、バイク屋でポンコツ寸前の中古バイクを見つけ、衝動買いしました。ホンダの１２５CCバイク、５千円だったと記憶しております。
通勤は自転車だったので、バイクは遊びでした。独身寮には、３年ほど先輩のＫさんもバイク好きで、時々私のバイクを借りて、遊びに行っていたようですが、私は快くバイクを貸していました。私に返す時は、必ずガソリンを満タンにして返してくれました。
やがて私はまた富山工場に転勤になり、バイクが要らなくなりました。Ｋさんに相談したら、「井口さんが買った値段で買い取ってあげる」と言われ、私は助かりました。
添付写真：猫額庭で家内が育てた風船葛が実を付け始めました。
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No.1480 - 2024/06/25(Tue) 17:23:59
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