三日続けて筋トレって良いんでしょうか?について 基本的には良くありません。筋肉痛というのは、確かに微細な筋肉の損傷です。そのため上半身は24時間、下半身は48時間以上あけてトレーニングを行うのが通常です。 筋肉が肥大する(パンプアップ)過程として、損傷‐回復の繰り返しです。筋肉が損傷されるとその部位に新しい蛋白質が付着すると思ってください。また下半身の筋肉は上半身の筋肉に比べて大きいですよね?このことから大きな力を発揮する下半身のトレーニングは2日間以上あけます。漆谷君が現在疑問に思っている点は正論です。 現在12月から来年12月の花園に向けて、今後1年間のトレーニングについて期分けしました。そこで、大きく分けて準備期(12月〜6月)移行期(6月〜9月)試合期(9月〜)の3期に分けてます。 準備期の目的としては、《移行期・試合期における強度の高い運動に対し、十分耐えることが出来る基礎体力を付ける事》を念頭においています。この基礎体力とは走力・筋力・筋持久力などを指します。現在漆谷君以外の仲間も同様に筋肉痛に泣いていることでしょう。原因としては、考査で身体を動かしていなかった点や、新しい動作を行っているからだと思われます。ただ人間の身体は順応する能力(刺激に対する慣れ)があります。今この段階で筋肉痛が酷いからと言って強度を下げてしまうと、今後行っていく予定の専門的動作(エキセントリック動作:力は入れているのに、逆に筋肉が引き伸ばされてしまう動作のこと)に於いても今以上に筋肉痛が激しくなってしまいます。またラグビーの競技特性としてのコンタクトプレーは、想像以上に体力を消耗します。最大瞬発力がいかにあっても、前半だけで力尽きてしまったのでは非常に残念ですよね? このためにも筋疲労が大きくても{やるしかない}と言う現状があります。一時です。 トレーナーである堀田が最大限考えることは、いかに筋肉痛を起こしていない筋肉に刺激を与えるか!です。と言っても身体を動かすこと自体が非常に辛いとは思います。この時期を耐え忍んでください。今後トレーニングルームで鍛えた身体をフィールドに最高の状態で移行させていきます。 筋肉の損傷が回復する前にまた壊すってのは、それ自体が細くなりそうで・・・・について 先ほども書きましたが、筋肉痛の状態で更に筋トレを実施するのは破壊×破壊ですが、同じメニューで実施した場合に該当するかと思われます。 瞬発力が低下について このままずっと軽い負荷で実施していくようでしたら、残念ながら瞬発力は低下してしまうかもしれません。瞬発力を向上させるには、1RM〜3RMなどの重い負荷でトレーニングを実施しなくてはいけません。但しこれもまた先ほど記したように1年間の期分けをし、瞬発力を向上させる時期は6月以降です。それまでは徹底的に基礎体力を付けるようにしていきます。目標ベンチ自体重の1・5倍以上 スクワット自体重の2倍以上 最大課題 来年の花園で最後まで試合をすること! 明日8:30にはグランドに立つようにしますので、質問疑問などがありましたら少し早めに来て下さい。 漆谷君返信遅くなりすいませんでした。 堀田 佳伸
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No.141 - 2004/12/10(Fri) 22:41:11
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