6月10日、刈田峠から金吹沢を越え澄川渡渉点まで、登山道整備の下見としてガイド協会の仲間と歩いてきました。 登山道は分かるものの両脇は笹に覆われ、また、倒木や枝の張り出しも多数あります。(写真は倒木、但し脇を通れるので大丈夫です)分岐から金吹沢を越えたあたりまではゆるやかな下りで問題はありません。ただ、この先の峠の沢と金吹沢の合流点までは急坂でヤブも濃く要注意です。特に峠の沢の上部の道は一部道幅の狭くなっている個所もあり、笹やぶで足元が見えにくくなっているため細心の注意が必要です。 澄川の渡渉点は、まだ雪解け水の影響で水量が多く、飛び石伝いの渡渉となるので十分な注意が必要です。 水量が多い時は引き返すことも考慮しましょう。 渡渉点から先の股窪までは昨年草刈りをしているので特に問題はないと思いますが、いくつかの小さな沢を越えながら行くので、注意深くルートを辿る必要があります。 このルート(通称「新道(上)」)は、蔵王の奥深くまで入り変化に富んだコースではありますが、登山者も少なく、また、トラバースルートも無く、聖山平に抜けるには大きな渡渉、南蔵王縦走路に抜けるにも相当の距離があることからしっかりとした準備と健脚が必要です。
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No.20 - 2020/06/12(Fri) 13:50:00
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