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菜根道場BBS THE V
何でもお気軽に書いていってくださいね。
菜根道場5・10日雑文 / リトルボギー
 オッス!毎月20日の担当、法倫房リトルボギーだ!!
 何?態度が悪い?まあそう固いことを云うな(お約束)。

 いつも態度の悪い俺だが、今回の文章は更に悪くなる。
 それだけ怒りが大きい事柄があった。
 故に、普段から俺の態度の悪さに眉を顰めている方々は以下の文章を読まれないことをお勧めする。

 ムカつくことが2つあった。

 一つは、また一人死刑囚が死刑執行を待たずして獄死したことだ。
 獄死したのは上田美由紀で、食事中に咽喉を詰まらせ、息を引き取ったと云う不可解なもので、それもそれで死刑を巡る在り様のブラックボックス振りが腹立たしいが、何より死刑確定後に執行することなく、ずるずる引き延ばしたことで起きた不祥事としか云い様がない。

 周知の通り、「死刑確定から六ヶ月以内の執行」と云う法規は全く守られていない
 昨今では死刑執行で命を奪われる死刑囚よりも、病気や自害で落命する死刑囚の方が多いぐらいだ。

 死刑執行の度に記者会見にて法務大臣は執行死刑囚の選択基準や、執行タイミングについてマスコミから質問を受けるが、決まって、「個々の事案に関する事柄に関しては回答を差し控えさせて頂きます。」を連発して全く答えない。

 下手に情報公開すれば、次の死刑執行が容易に予想され、死刑存置派からも、死刑廃止派からも様々な突き上げが来るだろうから、伏せたい気持ちは分かるが、納得いかないことが多過ぎる!
 人の命が係わる故、冤罪を避ける為の慎重さを捨てろとは云わないが、やはり世情や国際関係と云った何かの顔色を窺った死刑執行の有無は無くして欲しいものである。

 もう一つの話は先日の朝日新聞にあった元法務大臣・平岡秀夫(←敢えて呼び捨てにする)の言についてだ。

 平岡は野田佳彦内閣で法務大臣を務めた人物だが、在任中に提出された死刑執行命令書への署名を拒んでいた。
 死刑存置論者である俺としては、正式な裁判を経て、殺人事件全体の1%にしか下されない死刑判決を下されるほどの凶悪事件に対して、多くの人間の精査を経て提出された執行命令書に一存で署名しない人間に法務大臣をして欲しくないが、一個人の信念までとやかく云いたい訳ではない。

 許し難いのは、このとき平岡が署名を拒んだ理由だ。
 記事によると、今現在は自身が死刑廃止論者であることを明言している平岡だが、法相就任時は死刑廃止まで考えていなかったらしい。
 それを信じるなら、法相時代の平岡が死刑執行命令書に署名した可能性はあったことになる。

 だが、命令書を提出された平岡は、「同じ犯罪が欧州では死刑にならない。」と考えて、署名を拒んだとのことだった。
 この時、俺の脳裏を過った言葉は、

 「はぁっ!?平岡、頭湧いてんのか!?!」

 だった。
 周知の通り、欧州にはベラルーシを除いて死刑制度がない。つまりどんなに身勝手な理由で残虐な大量殺人を犯し、丸で反省せず、被害者や遺族を揶揄し続けていても決して死刑にならないのだ。
 そんな欧州と比較したら、平岡でなくても死刑に同意することはあり得ないのは頭から分かっている話だ!

 例えば、平岡が死刑執行命令書を眼前にして初めて死刑の残酷さを実感して署名を拒んだのなら、法相としては非難に値するにしても、一個人の感情としては分からなくはない。
 また、「死刑を執行させない為に敢えて法相となった。」との信念を最初から抱いて就任していたのなら、それも法相の在り様としては非難しても、一個人の信念としては買わないでもない。

 しかし、記事にあったような思考での署名拒否(それが本当ならだが)とあっては、個別の案件を精査するのに頭から死刑がない国を比較対象としたぶっ飛んだ思考を非難せずにはいられない。

 昨年末予想した様に、やはり12月の死刑執行は無かった。
 それが俺の推測によるものかどうかは分からないが、相変わらず一審で死刑判決が下っても二審で覆される傾向が強い日本司法にあってさえ死刑を下された死刑囚を無駄に飼い殺しにせず、けじめをつけて欲しいものである。

No.59 2023/01/27(Fri) 16:57:30

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 真言宗猫鳴派
あの、死刑確定後6ヶ月以内というのは努力義務なのですね。
違反しても罰則はないし。

それよりも今のわたしには、死刑がどうのこうのよりも、老後の生活。
年金も少ないし、いつまで働けるのか?いつまで生きられるのか?病気で動けなくなったらどうするのか?孤独死は大丈夫なのか?あの世に行ったらせめて1番下の極楽までたどり着けるのか?
そっちのほうが大事なんです。

No.63 2023/01/30(Mon) 19:33:47

Re: 菜根道場5・10日雑文 / リトルボギー
> あの、死刑確定後6ヶ月以内というのは努力義務なのですね。
> 違反しても罰則はないし。

 努力しているとも思えんがな。

>
> それよりも今のわたしには、死刑がどうのこうのよりも、老後の生活。
> 年金も少ないし、いつまで働けるのか?いつまで生きられるのか?病気で動けなくなったらどうするのか?孤独死は大丈夫なのか?あの世に行ったらせめて1番下の極楽までたどり着けるのか?
> そっちのほうが大事なんです。

 廃止派も、存置派も、他人事だから好き勝手云えるところがある。
 一番大切なのは被害者に寄り添うことだが、司法はまずその点を長く恐ろしく蔑ろにして来た。
 廃止論も、慎重論も、そこを軽んじる奴の意見は聞きたくないものだ。

No.65 2023/02/02(Thu) 16:09:51
菜根道場5・10日雑文 / ダンエモン
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月15日の担当、楽曲房ダンエモンです。

 先日(1/9)に実に久方振りに「真夜の間」を更新しました。勿論、まだまだアップすべき楽曲は数多く残されており、何年も更新していない「堀内の間」まで含めるとコンプリートする日は来ない気すらします(苦笑)。

 ともあれ、三日後(1/20)には摩季ネェのライブがあり、来月、再来月も摩季ネェライブに行きますが、いい加減、椎名さんや真夜さんのライブにも参加したいものです。
 仕事のスケジュールや資金の関係でなかなか実現しませんが、行動しなければ何も変わりませんので、更新を再開したのを皮切りに他の分身に負けず活動的になっていきたいと思います。

 ではまた来月。

No.56 2023/01/18(Wed) 16:38:36

Re: 菜根道場5・10日雑文 / セーフレット
こんにちは、なかなか書き込みができなくて申し訳ありません。

もう大黒摩季さんのライブ行かれたと思いますが楽しかったことと思います。

仕事のスケジュールもありますが、やはりライブにしろ
旅に出るのもお金がかかりますね。

わたしもいまはあまり料金が高いライブには行かなくなりました。
また、旅に出るにも、リーズナブルで最高の旅をしていて、セーフレットでは安くないなあ宿泊サイトなどのアウトレットプランや格安きっぷなどを利用しています。

まあ一般労働者は給料安いですからね。
わたしも同じです。

No.62 2023/01/30(Mon) 18:12:43

Re: 菜根道場5・10日雑文 / ダンエモン
> こんにちは、なかなか書き込みができなくて申し訳ありません。
 いえいえこちらこそ返信が毎度遅くて申し訳ないです。

>
> もう大黒摩季さんのライブ行かれたと思いますが楽しかったことと思います。

 かなり後方の席だったので、周囲のノリが弱かったのが些か残念でした。
 摩季ネェ曰く、「老眼なので、遠くの方が見える。」とのことでしたが(苦笑)。

>
> 仕事のスケジュールもありますが、やはりライブにしろ
> 旅に出るのもお金がかかりますね。

 旅費だけ、と云う訳にはいかないです(苦笑)。

>
> わたしもいまはあまり料金が高いライブには行かなくなりました。
> また、旅に出るにも、リーズナブルで最高の旅をしていて、セーフレットでは安くないなあ宿泊サイトなどのアウトレットプランや格安きっぷなどを利用しています。
>
> まあ一般労働者は給料安いですからね。
> わたしも同じです。

 昨今の物価高だけでもどうにかして欲しいものです。

No.64 2023/02/02(Thu) 16:06:15
菜根道場5・10日雑文 / シルバータイタン
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。

 本日の話題はチョット辛口になります。それは連綿と続いている仮面ライダーシリーズと、ウルトラマンシリーズについて。

 正直、「無理矢理続けんで、インターバル挟んだ方が良いんじゃないか?」と思っています。

 三日後の1/21(土)で現在放映中の『ウルトラマンデッカー』が最終回となり、翌週からは『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』が始まり、タイトル通りニュージェネレーションとされるウルトラマン達の活躍を振り返る総集編的な話が続き、その後新しいウルトラマンが登場すると思います。
 
 ただ、正直、短期間に仮面ライダーもウルトラマンも増え過ぎ、長期間に渡るシリーズ継続の中で数多いヒーローの中で個性を持たせる為、無理やりな個性付けがなされ、視聴者側も雑多さの中で倦んでいる気がします。

 勿論長く続くには様々な需要があるからでしょう。
 スポンサーである玩具メーカーも企業利益を思えば両シリーズには延々と続いて欲しいでしょうし、伝統のヒーロー番組にいつか出演する事を夢見る若手俳優の希望となり続けている面もあるでしょう。
 それ故、新シリーズは生まれ続けて欲しいのですが、それでもだらだら続いて質を落とす様なら中断も必要かと思います。

 上記の事はシルバータイタンの勝手なフィーリングですし、一つ一つの作品にはちゃんと見るべき魅力はあると思っていますので、決して現行作品を貶しているのではないことだけは御理解頂ければと思います。

 それではまた来月。

No.55 2023/01/18(Wed) 16:29:49

Re: 菜根道場5・10日雑文 / ab
長く続き過ぎてしまったんですよ、どのシリーズも。ウルトラも、ライダーも、戦隊もね。

「新しい等身大ヒーローものをやりたい」と思っても「じゃあライダーシリーズでやればよくない?」、
「新しい巨大ヒーローをやりたい」と思っても「じゃあウルトラシリーズでやればよくない?」、
「新しい集団ヒーローものをやりたい」と思っても「じゃあ戦隊シリーズで(以下略)」と、制作会社の上部にもスポンサーにも言われるんですよ。

これはアニメでも同じで、「新しいロボット戦争ものをやりたい」と思っても「じゃあガンダムシリーズでやればよくない?」と言われるんです。
世界観が繋がっていようがなかろうが「ウルトラマンなんちゃら」とか「なんとかガンダム」とタイトルに付けとけば、とりあえず買うっていう人もいますからね。

特に気の毒なのがライダーシリーズですね。戦隊より先輩とは言っても、あちらと違ってクウガ以前は何度も休止期間があったものですから、完全に戦隊より立場が下なんです。巨大戦も無いから予算も下ですし。
オモチャにしてもロボットが無いから戦隊ほど出せないし、しかも今は改造バイクで走るには許可取るのが面倒なもんだからあんまりバイクも前面に出せないし。
タイトルに「ライダー」って付いてるから登場させてるだけで、本当は最初から出したくないんですよバイクなんて。
戦隊だって昔はバイクやサイドカー使ってましたけど、いつの間にか登場しなくなりましたし。

チームで戦わせると戦隊と被っちゃうからライダー同士で戦わせるとか変化球付けなきゃいけないし。完全に「戦隊様」に遠慮しなきゃいけないんです。

スポンサーにしても、00年代にはバンダイより規模が上なコナミが超星神シリーズという集団特撮をやってましたけど3年で終わり、以後特撮自体から撤退しちゃいましたし。
タカラ(現タカラトミー)もグリッドマンの権利をバンダイに譲渡して、いまやバンダイとはライバルというより共存共栄ですし。

「誰もやりたがらない」んですよ、TV特撮の新シリーズって。

No.57 2023/01/19(Thu) 02:28:18

Re: 菜根道場5・10日雑文 / シルバータイタン
> 長く続き過ぎてしまったんですよ、どのシリーズも。ウルトラも、ライダーも、戦隊もね。
 ふむ、長く続き過ぎたことへの弊害を感じているのは私だけでは無かった様ですね。

>
> 「新しい等身大ヒーローものをやりたい」と思っても「じゃあライダーシリーズでやればよくない?」、
> 「新しい巨大ヒーローをやりたい」と思っても「じゃあウルトラシリーズでやればよくない?」、
> 「新しい集団ヒーローものをやりたい」と思っても「じゃあ戦隊シリーズで(以下略)」と、制作会社の上部にもスポンサーにも言われるんですよ。

 スポンサーがこの姿勢では新たなものは生まれ辛いですね。

>
> これはアニメでも同じで、「新しいロボット戦争ものをやりたい」と思っても「じゃあガンダムシリーズでやればよくない?」と言われるんです。
> 世界観が繋がっていようがなかろうが「ウルトラマンなんちゃら」とか「なんとかガンダム」とタイトルに付けとけば、とりあえず買うっていう人もいますからね。

 伝統にしがみついてしまうのは人間の悲しい性でしょうか?

>
> 特に気の毒なのがライダーシリーズですね。戦隊より先輩とは言っても、あちらと違ってクウガ以前は何度も休止期間があったものですから、完全に戦隊より立場が下なんです。巨大戦も無いから予算も下ですし。

 戦隊シリーズは必然的に出演人数も多いですから、予算面はその辺りも考慮されそうですね。
 単純比較は難しいですが、連綿と続いた強みもあり、といったところでしょうか?

> オモチャにしてもロボットが無いから戦隊ほど出せないし、しかも今は改造バイクで走るには許可取るのが面倒なもんだからあんまりバイクも前面に出せないし。
> タイトルに「ライダー」って付いてるから登場させてるだけで、本当は最初から出したくないんですよバイクなんて。
> 戦隊だって昔はバイクやサイドカー使ってましたけど、いつの間にか登場しなくなりましたし。

 確かにライダーマシーンの存在感が昭和に比べて薄いですね。玩具を売る目的もあると思いますが、タイプチェンジが雑多過ぎるのも、複数ライダーが当たり前の様に登場するのもその辺りの兼ね合いでしょうか?

>
> チームで戦わせると戦隊と被っちゃうからライダー同士で戦わせるとか変化球付けなきゃいけないし。完全に「戦隊様」に遠慮しなきゃいけないんです。

 それは悲しい話です。

>
> スポンサーにしても、00年代にはバンダイより規模が上なコナミが超星神シリーズという集団特撮をやってましたけど3年で終わり、以後特撮自体から撤退しちゃいましたし。
> タカラ(現タカラトミー)もグリッドマンの権利をバンダイに譲渡して、いまやバンダイとはライバルというより共存共栄ですし。

 いい意味での競争がなくなってしまったんですね。

>
> 「誰もやりたがらない」んですよ、TV特撮の新シリーズって。

 そうなるとますますインターバルを挟んで欲しい気がします。泳ぐのを止めたら死んでしまう回遊魚じゃないんですから。

No.58 2023/01/27(Fri) 12:00:55
菜根道場5・10日雑文 / 薩摩守
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月五日の担当、戦国房薩摩守です。

 本日の話題は地震について。
 昨日(1/17)は阪神大震災のあった日で、28年前のあの日の事は昨日の如く覚えています。
 それまで夜中に地震が起きても全く目を覚ますことのなかった道場主でしたが、さすがにあの時は即座に目を覚ましました。
 地震の始まりは地面が沈み込んだような落下感覚(だったような気がします)で、その後激しい揺れが襲ってきて、正直揺れが収まるまでは何も出来ませんでした。

 そして恐怖はその後徐々に襲ってきました。
 地震の被害が赤裸々になる中、午前8時にやって来た余震の方が遥かに怖く、同時に当時通っていた大学(←いかん!年齢がバレる!)は大阪北部にあり、神戸市や西宮市から通っていた仲間も多く、その安否を確認するのに約一ヶ月かかりました。

 奇跡的に、道場主の友人知人及びその家族には一人の死者も、重症者も出ずに済みました。

 勿論六四三四人もの犠牲を出した震災故に毎年一月一七日が近づくと特番も増えますが、殊、「地震」をキーワードとすれば、今年は東日本大震災から一回りで、関東大震災からは一〇〇年になります。
 地震に対する注目が否が応でも高まる一年になると思いますが、改めてすべての犠牲に対して哀悼の誠を捧げるとともに掛かる天災による犠牲が一件でも一人でも少なからんことを祈念する次第です。

No.54 2023/01/18(Wed) 16:09:10
菜根道場5・10日雑文 / 道場主
 御来房の皆様、こんばんは。
 毎月25日の担当、菜根道場道場主・菜根道人です。

 まずを今年一年菜根道場各房、及びこのBBSを御閲覧頂いたことを感謝申し上げます。
 一介のサラリーマンが片手間に独善と独断で手前勝手な文章を綴り続けて21年が経過する一方で、プライベートではこれと云った変化も無い一年でしたが、何だかんだ云って大病や大怪我とは無縁で終わることが出来ました。
 個人としての能力や成長には色々と反省や後悔もありますが、それが出来るのもまずは健康で、五体満足であればこそと思っています。

 では分身達の動向を紹介し、今年最後の雑文を示させて頂きます。

戦国房薩摩守
 新作『刎頸の友』の制作に着手しました。各分身の中で最もネタだけは持っています。来年もしばらくは最も活動が盛んなのではないかと思います。

日露の間ロングヘアー・フルシチョフ
 ウクライナ侵攻がどうなるかは分かりませんが、こんな時だからこそ日露友好に尽力した人々をクローズ・アップしようとの意欲が高まっています。

特撮房シルバータイタン
 現在制作中の『舞台は大阪!』が停滞しています。それ故、別の新作を並行して制作しようかと思っています。
 勿論数年掛かりでも『ジャーク将軍喜怒哀楽』や『凄いぞ!三枚目』を完成させたように、止めるつもりはありません。

楽曲房ダンエモン
 拙房上では今年は殆んど動きを見せませんでした。
 本日、摩季ネェの誕生日に30周年記念アルバムを堪能しています。ライブ参加は増やす予定ですので、まずは気持ちを高めたいと思います。

法倫房リトルボギー
 現在新作を制作中です。例によって辛口で、凶悪犯罪者に対する厳罰を睨んだものなので、独善を軽減する為にも不良刑事・三白眼との連携を取りたいのですが、互いの休みが合わずなかなか難しいです。

 それでは来年も宜しくお願い致します。

菜根道場道場主・菜根道人
 戦国房薩摩守
  日露の間ロングヘアー・フルシチョフ
 特撮房シルバータイタン
 楽曲房ダンエモン
 法倫房リトルボギー

No.47 2022/12/31(Sat) 21:14:40

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 猫猫病院
ええと、道場主さまにはいろいろな分身がいらっしゃるので羨ましいです。

わたしは新年早々風邪の症状が出、コロナ検査は陰性でしたが、分身がいないので仕事を休むようになってしまい、正月早々縁起の悪いことになりました。

いま、コロナだけでなくインフルエンザや普通の風邪も流行っているようです。

No.52 2023/01/03(Tue) 17:48:49

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 道場主
> ええと、道場主さまにはいろいろな分身がいらっしゃるので羨ましいです。
 趣味に応じた多重人格なだけですよ(苦笑)。

>
> わたしは新年早々風邪の症状が出、コロナ検査は陰性でしたが、分身がいないので仕事を休むようになってしまい、正月早々縁起の悪いことになりました。

 私の会社でコロナ感染者が続出しています。幸い誰も大事には至っていませんが、やはり周囲の負担は大きくならざるを得ません。

>
> いま、コロナだけでなくインフルエンザや普通の風邪も流行っているようです。

 逆にコロナの方が「しょうがない…。」的な雰囲気となり、只の風邪の方が「大変な時期に休みやがって………。」と捉えられる傾向が生まれています。
 一部の人々から聞く後遺症を思えばやはり感染・発症したくないのですが。

 健康には個々人の差が大きいと思いますが、まずは昨年より健康でありたいものです。

No.53 2023/01/18(Wed) 15:49:02
菜根道場5・10日雑文 / リトルボギー
 オッス!毎月20日の担当、法倫房リトルボギーだ!
 何?態度が悪い?まあそう固いことを云うな(お約束)。

 先月、先々月と、裁判や死刑執行に関して散々文句をがなり立てたので、年の終わりぐらい穏やかな文章にしたい(苦笑)が、愚痴っぽい文章になることを勘弁願いたい。

 毎年、12月には死刑執行が為されることが多い。
 平成23(2011)年と、令和2(2020)年は死刑執行自体が無い年になり、両年とも年末に「今年は死刑の無い年になった。」との論評がマスコミによって展開されたが、これらの都市に関して俺は、前者は膨大な数の犠牲者が出た東日本大震災が、後者は本来なら開催されていた東京オリンピックや国連犯罪防止刑事司法会議が日本で開催されたりしたことで死刑廃止国を数多く含む海外の国々から要人が多数来日することを勘案してのことだったと思われる。

 一方、今年は7月に加藤智大という凶悪事件をしでかした死刑囚の死刑執行があったが、正直年末の死刑執行は無いのではないかと予想している。
 根拠は2つある。一つは前法務大臣の葉梨が死刑執行に対するイメージを著しく悪化させ、「絞首刑を違法」として提訴する死刑囚まで出て来たことで、タイミング的に死刑執行が命じ辛い状況にあるからだ。
 もう一つは、イランでデモ参加者に対する死刑執行が連発し、それに国際社会が強く反発している状況だからだ。

 ただ、俺はそんな世相や国際世論に左右されない死刑をしっかり執行して欲しい。
 勿論凶悪事件の発生を契機にした「駆け引き」による執行ではなく、純粋に許せない凶悪犯罪に対する報いとしての厳正なる死刑執行を強く求める。

 シルバータイタンやダンエモンも云っていたが、今年は道場主の馬鹿が長年親しんできた有名人の訃報が多過ぎた。
 陰惨な事件や、大切な人間の訃報の直後は確かに死刑囚といえども訃報を聞きたくない時は俺にもある。
 だが、そんな辛い人の死を複数もたらしたのが死刑囚だ。俺の基準で語れば無期懲役囚すら本来死刑に匹敵する輩ばかりで、裁判所に対しては上級審ほど、「凶悪犯すら死を避ける私って、慈悲深い!」との自己満足に浸りたいのか?!?と怒鳴りつけたくなることがしょっちゅうだ。

 逆を云えば、そんな「極力死刑を避ける傾向」をもってしても「死刑止む無し!」と断罪されたのが死刑囚なのだから、外野に対する余計な忖度や政治的駆け引きに左右されず粛々と執行されることを望む次第である。

 ではまた来月(来年)。
 

No.42 2022/12/20(Tue) 21:31:08

Re: 菜根道場5・10日雑文 / ねこ年
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ことしこそは、死刑関係なく犯罪がなくなり、疫病も退散し、また平和でよい年になりますように。

令和5年2023年元旦ねこ年

No.48 2023/01/01(Sun) 04:45:15

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 道場主
> 新年明けましておめでとうございます。
> 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 はい、おめでとうございます。
 こちらこそ宜しくお願い致します。

>
> ことしこそは、死刑関係なく犯罪がなくなり、疫病も退散し、また平和でよい年になりますように。
>
> 令和5年2023年元旦ねこ年

 本当にそうあって欲しいですね。
 正直、犯罪がなくなることは期待出来ませんが、コロナ禍終息・戦争停止は人間の手で可能だと思いますので、平和と健康を享受出来る一年としたいものです。

No.51 2023/01/02(Mon) 15:33:38
菜根道場5・10日雑文 / ダンエモン
 御来房の皆様、こんばんは。
 毎月15日の担当、楽曲房ダンエモンです。

 既に二人の分身が申してますように、今月は本当に道場全体の更新を滞らせ、中でも楽曲房に至っては丸で更新の無い一年になってしまい、御詫びの申し上げようもありません。

 そんな中、先週摩季ネェの30周年記念アルバムがリリースされました。
 1月と3月には現在進行中の30周年記念ライブに参加する予定ですので、これらを機に椎名さんや真夜さんのライブに参加し、未アップである楽曲解説も再開したいと思います。

 甚だ簡単ではありますが、今回はこれまで。
 ではまた来月(来年)も宜しくお願い致します。

No.41 2022/12/20(Tue) 20:59:34

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 猫猫病院
ええと、昨年は、やはりコロナもあり、予定していたライブが中止になったり、感染拡大のため、ライブ参加を中止したりしました。

でも神園さやかさんが札幌に来てくださり、4年半ぶりに再会しました。

地元のジャズライブでも、しばらく参加していないのと、マスクをしているので、行ってもわたしだとわからない場合も大井ので、今年はコロナに負けずにもっとたくさんライブに参加したいです。

No.49 2023/01/01(Sun) 04:53:48

Re: 菜根道場5・10日雑文 / ダンエモン
 猫さん、早々の書き込みありがとうございます。
 本年も宜しくお願い致します。

> ええと、昨年は、やはりコロナもあり、予定していたライブが中止になったり、感染拡大のため、ライブ参加を中止したりしました。
> でも神園さやかさんが札幌に来てくださり、4年半ぶりに再会しました。

 それは感慨深いものがありますね。

>
> 地元のジャズライブでも、しばらく参加していないのと、マスクをしているので、行ってもわたしだとわからない場合も大井ので、今年はコロナに負けずにもっとたくさんライブに参加したいです。

 またぞろコロナ禍が深刻化してますね………私も今年の参加予定が次々立っていますが、シャウト可能を希望したいものです。

No.50 2023/01/02(Mon) 14:01:49
菜根道場5・10日雑文 / シルバータイタン
 御来房の皆様、こんばんは。
 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。

 薩摩守も申していましたが、今月は生業上のトラブルに忙殺され、「帰宅、即就寝」の連日で、完全に種々の更新を滞らせています。
 本日になって気付いたのですが、一つの書き込みに対しては最初の書き込みから一ヶ月を経過するとレスポンスが不可能になります。
 その為、先月の雑文に対するabさんの書き込みにレスポンスが出来なくなったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。

 では本題に入りますが、今年最後の雑文は残念ながら訃報に関するものです。
 この雑文を読んでいる特撮ファンの多くが予想されているとも思いますが、今月6日、「アニメソング界の大御所」と讃えられ、「アニキ」と親しまれた歌手の水木一郎氏が享年74歳で逝去されました。

 故人の業績は今更云うに及ばずで、書き出せばキリがありませんので余計なコメントは控え、個々人の思い出に委ねますが、誠に痛惜に耐えません。

 宝田明氏、渡辺裕之氏と云った特撮界(だけではありませんが)で活躍された俳優、それ以外にも政治家・各界俳優・声優・コメディアンが今年は本当に多く亡くなられ、その都度ショックを受けてきましたが、そんな年の最後にまさか「アニキ」の訃報に接するとは夢にも思っていませんでした…………。

 本当にただただ悲しむだけの文章しか書けませんが、謹んで水木一郎氏の御冥福をお祈りするとともに、来年はそんな訃報が少ない都市であって欲しいと願われてなりません。

 それではまた来月(来年)。

No.40 2022/12/20(Tue) 20:54:54

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 猫吠埼
こんばんは、今年は本当に芸能人などの方の訃報が多かったですね。
水木一郎さんは、特にバビル2世の歌が好きでした。
堀江美都子さんのコンサートの時に、ゲストで来ていました。
残念ながらささきいさおさんはVTRでの出演でした。

わたしにとっては、身近ではやはり千葉県の漁業の町で、猫吠埼はないなあ犬吠埼のあるお寺の名誉住職さんが極楽に旅立たれ、やはり大変残念で、法要に出席するために緊急上京しました。

わたしもあの世が近くなっているのを感じました。

いま、タレントの高見知佳さんの訃報を知りました。

友引=やはりあの世に引いていこうとするのでしょうか?

No.44 2022/12/21(Wed) 18:29:30

Re: 菜根道場5・10日雑文 / シルバータイタン
 いつもダンエモンがお世話になり、リトルボギーが失礼しています(苦笑)。

> こんばんは、今年は本当に芸能人などの方の訃報が多かったですね。
> 水木一郎さんは、特にバビル2世の歌が好きでした。
> 堀江美都子さんのコンサートの時に、ゲストで来ていました。
> 残念ながらささきいさおさんはVTRでの出演でした。

 親・子・孫でファンが存在するアニソン大御所ですね。その一角が亡くなったのは本当に悲しいですし、今年は本当にそんな訃報が多過ぎました。
 今日も今日とて、サッカーの神様と呼ばれたペレ氏の訃報が世界を駆け巡りました。ブラジル国民は三日間服喪するそうですから、我々が思っている以上の国民的英雄の喪失を悲しんでいることでしょう。

>
> わたしにとっては、身近ではやはり千葉県の漁業の町で、猫吠埼はないなあ犬吠埼のあるお寺の名誉住職さんが極楽に旅立たれ、やはり大変残念で、法要に出席するために緊急上京しました。

 それはそれは、謹んでお悔やみ申し上げます。

>
> わたしもあの世が近くなっているのを感じました。

 まだまだ平均寿命には年数がありますよ。そりゃ、厳密には生まれた瞬間からあの世には近づいていますがね(苦笑)。

>
> いま、タレントの高見知佳さんの訃報を知りました。
>
> 友引=やはりあの世に引いていこうとするのでしょうか?

 本当に、来年は少なくとも今年よりは訃報の少ない都市であって欲しいものです。

No.46 2022/12/31(Sat) 20:59:03
菜根道場5・10日雑文 / 薩摩守
 御来房の皆様、こんばんは。
 毎月五日の担当、戦国房薩摩守です。

 今月は日々の業務がトラブルの連続(←はっきり云って、自業自得だったのですが)で、BBSの返信も、雑文も、制作も、すっかり滞らせています。

 気を取り直して「雑文」ですが、毎年のように師走には個人的に思うところの強い出来事が歴史上には多く、色々考えさせられます。

 太平洋戦争開戦(一二月八日)、三毛別羆事件(一二月九日・一〇日)、赤穂浪士による吉良邸討ち入り(一二月一四日)、塙団右衛門の本町橋夜襲(一二月一七日)と様々あります。
 勿論、一年三六五日、歴史上に何もなかった日はないのですが、師走は身内の誕生日・命日も多いことが思うところの強い要因になっていると思います。

 そんな今年の師走も残すところ十日ほどな訳ですが、戦史をメインに研究している薩摩守としてはウクライナ侵攻が終わらなかったことが残念です。

 拙い見識や独善で歴史を語れるのも平和な世があってのことと思いますので、来年こそは疫病と戦禍の途絶える年になって欲しいものです。

 では閲覧者の皆様、良いお年を。

No.39 2022/12/20(Tue) 20:37:37

Re: 菜根道場5・10日雑文 / ねこ年
こんばんは、今年もこちらのハンドルネームを使用する時期になりました。

いっこうに先が見えないコロナや、某国が戦争を始めたりまさに「戦」の年でした。

毎年来年こそは良い年でありますようにと言っていますが、本当の意味で良い年になったことはありませんね。

わたしは毎年ねこ年で、来年もねこ年ですが、本当に来年こそは良い年になって欲しいものです。

No.43 2022/12/21(Wed) 18:13:59

Re: 菜根道場5・10日雑文 / 薩摩守
> こんばんは、今年もこちらのハンドルネームを使用する時期になりました。
 いつもダンエモンがお世話になり、リトルボギーが失礼しています(苦笑)。

>
> いっこうに先が見えないコロナや、某国が戦争を始めたりまさに「戦」の年でした。

 「戦争」とはっきり云っちゃいましたからねぇ………(嘆息)。

>
> 毎年来年こそは良い年でありますようにと言っていますが、本当の意味で良い年になったことはありませんね。

 身も蓋も無い云い方ですが、「まあ、マシな年だった。」と思えれば善い方かも知れません。
 私(=道場主)も、大きな不幸は無かったのですが、仕事は絶不調で、身内の身内(身内にとっての義理の家族)に不幸が相次ぎ、長年親しんできた多くの有名人が亡くなりました。

>
> わたしは毎年ねこ年で、来年もねこ年ですが、本当に来年こそは良い年になって欲しいものです。

 同感です。阪神大震災とオウム事件が起きた平成七(1995)年の年末はそれこそ、「来年こそは良い年に。」と云われていました。

 それでも長年行きたくて行けなかった函館・五稜郭に行くことが出来、サッカーワールドカップでは初のベスト8を逃したものの、優勝経験国であるドイツ・スペインを立て続けに破る快挙に接することも出来ました。
 何もかも良いことばかりの年は期待出来ないでしょうけれど、そんな中にも良いことは良いことでしっかり享受し、感謝出来る年々でありたいものです。

No.45 2022/12/31(Sat) 20:51:47
このサイトの戦国房についての感想2 / ベルトラン
こんにちは、お久しぶりのベルトランです。
また丁寧に返事をいただきありがとうございます。
また批判的な意見が多くなりますが、申し訳ありません。
あとまた長くなりまして申し訳ありません。


まず新コーナーの大恩忘れじのコーナーの源頼朝と池禅尼・平頼盛母子の項目についてです。
そもそも頼朝の挙兵は平家が頼朝の命を狙っているという誤報により自らの身を守るために行ったもので、別に平家への報復のためでも幕府を作るためでもなかったようです。
そもそも平頼盛兄弟達で処刑されたのは宗盛、重衡の二人だけ。
宗盛は棟梁だからしかたないともいえますし、重衡については助命を考えるも南都焼討を恨む南都衆徒の強い要求で南都に引き渡され処刑されたのであり、これがなければ助命された可能性もあり、それ以外はみな戦死であり、そもそも頼朝の和平案を拒否したのは平家側であることを考えるとそもそも頼朝に平家を滅ぼす気がどこまであったか不明であることは注意すべきでしょうね。


大恩忘れじのコーナーのコンプリートおめでとうございます。
あと余談ですが劉邦の猜疑心についてはかなり誇張されているようです。
例えば有名な韓信を例に挙げると、韓信を王から侯に格下げしたのは劉邦ですが、韓信とその一族の処刑は劉邦が反乱討伐のために出陣中で彼自身はかかわっていません。


次に降伏は幸福か?のコーナーの松永久秀の項目についての続きです。
織田と浅井との同盟締結は信長の美濃攻略前であるため当時の信長の領地は尾張と美濃の一部だけでしょう。
越前を領地とする朝倉氏とは領地が離れており、信長の急速な勢力拡大同時代の目線でこれを予測できるとは思えず、後世の歴史を知るものでしか思いつけないといえます。
あと義昭は姉川の戦いに自ら出陣しようとするも荒木村重が三好三人衆に寝返り京都が脅かされたため中止したり、志賀の陣での和平では浅井・朝倉に人質を差し出すなど元亀年間までは完全に浅井・朝倉とは敵対関係のようで、御内書に朝倉が逸早く応じたわけではないようです。

あと松永久秀はそもそも主君である三好家に対しては明確に反旗を翻したことはなく、裏切りが多いというものの三好家の家臣として考えると別に裏切りを繰り返していたわけではないですから。
むしろ史実で主君を裏切って勢力を拡大したイメージが強いのは荒木村重ですね。


降伏は幸福か?のコンプリートおめでとうございます。
降伏は難しいというのは確かにそうですね。
とはいえ秀頼と氏真のことを考えると降伏して家臣や領民の命を救う指導者の方を私はやはり評価します。

あと余談ですが、ここに出てきた孫晧も趙高もかなり悪事が誇張されている疑惑があるそうですね。
暴君や奸臣の代表みたいになっているのは少しかわいそうかもしれませんね。


次に鎌倉私設軍事裁判のコーナーの鎌倉幕府滅亡の項目についての続きです。
そもそも頼朝の挙兵自体計画的なものではなく、承久の乱の後に鎌倉幕府が西国に勢力を拡大したのも、また元寇の際に西国の御家人でない武士を指揮下に置いたのも幕府が望んだものではなく次第に無理が出てきたのが大きな要因だそうですね。


次に乱れた鎌倉時代、そのA級戦犯とは?の項目についての続きです。
二代将軍頼家は御家人の領地の再分配を計画して失敗していてこれが頼家の悲劇の大きな要因だと考えていますが、御家人の領地の再分配という地雷に不用意に手を付けてしまったのは頼朝の急死により未熟なまま跡を継いだことが大きな要因だと私は考えています。
また北条氏も早死した人が結構多いのも理由の一つかもしれません。

私はA級戦犯とは動乱の一番の原因になった人物であり、いやな奴であることは基準にならないと考えています。
例えば両統迭立が原因で鎌倉幕府が滅亡したのは事実で、御嵯峨天皇は鎌倉幕府滅亡と南北朝の動乱のA級戦犯とはいえますが、霜月騒動・平禅門の乱・嘉元の乱などの鎌倉幕府の骨肉の争いは別に両統迭立のせいで発生したわけではなく、私はA級戦犯指定に慎重なのはそのためです。


次に恐妻家列伝のコーナーの源頼朝の項目についての続きです。
あれからよく考えましたがプロパガンダというのは独裁国家の指導者の偉大さを誇張する宣伝みたいなのを指すのではないかと思いました。
そう考えると吾妻鏡での北条一族の人物像は、北条時政はずるがしこい野心家で、北条政子は幕府に対する功績は大きいもののヒステリックで賛否が分かれる人物像です。
北条義時はそもそも影が薄く、義時が活躍している場面では良くも悪くも時政か政子か大江広元などがもっと活躍しています。
ナチス政権時代にヒトラーの宣伝みたいに北条氏の偉大性を過剰に誇張されているかというと疑問です。
これは江戸時代の徳川家康にも言えるような気がします。


次に足利義政の項目についての続きです。
源義経の要求による頼朝追討院宣については、実際に義経に脅迫されたとの記録があるそうです。
崇徳上皇については崇徳上皇の反撃を警戒しなければならない立場であったことは考慮すべきでしょう。
崇徳上皇はかわいそうですが、後白河も権力基盤が盤石ではなかったことを考えるとやむおえないとはいえます。


私は歴史の事件を見るうえで一番の原因だけでなく二番目三番目の原因も重視しています。
例えば大韓航空機撃墜事件を例に挙げると、そもそも航路を逸脱したことに途中で気が付けば撃墜されなかったわけで、航路を間違えて山に激突した航空事故もあったことを考えるとソ連軍による撃墜と再発防止対策としての重要度では負けてないでしょう。
ソ連空軍の批判ばかりに気を取られているとこういったことから目をそらされて、航路逸脱対策がおろそかになったりする可能性もあります。
私はこういったことから総合的に原因を分析することを重視していて、特定の人物だけをやり玉に挙げることには慎重なのです。


さて今回はこれまで。
更新を楽しみにしています。
それではまた。

No.35 2022/12/01(Thu) 22:38:55

Re: このサイトの戦国房についての感想2 / 薩摩守
> こんにちは、お久しぶりのベルトランです。
> また丁寧に返事をいただきありがとうございます。
> また批判的な意見が多くなりますが、申し訳ありません。
> あとまた長くなりまして申し訳ありません。

 こちらこそ返信が遅くなりました。批判的な意見に対してはいつも通りの考えです(笑)。

>
>
> まず新コーナーの大恩忘れじのコーナーの源頼朝と池禅尼・平頼盛母子の項目についてです。
> そもそも頼朝の挙兵は平家が頼朝の命を狙っているという誤報により自らの身を守るために行ったもので、別に平家への報復のためでも幕府を作るためでもなかったようです。
> そもそも平頼盛兄弟達で処刑されたのは宗盛、重衡の二人だけ。

 まあ、多くは戦場に散っていますね。

> 宗盛は棟梁だからしかたないともいえますし、重衡については助命を考えるも南都焼討を恨む南都衆徒の強い要求で南都に引き渡され処刑されたのであり、これがなければ助命された可能性もあり、それ以外はみな戦死であり、そもそも頼朝の和平案を拒否したのは平家側であることを考えるとそもそも頼朝に平家を滅ぼす気がどこまであったか不明であることは注意すべきでしょうね。
 『平家物語』によると、重衡の堂々たる武者振りに感嘆した頼朝が処刑を躊躇ったが、南都衆徒の激しい怒りに押されて、惜しみつつも処刑したそうですが、個人的には「どーせ、こいつの処刑は確定事項だから慈悲のある振りをしておこう。」とのパファーマンスト見ています。
 勿論、散々公言して憚らない私の「頼朝嫌い」を差っ引いて頂く必要はありますが(苦笑)。

>
>
> 大恩忘れじのコーナーのコンプリートおめでとうございます。

 ありがとうございます。

> あと余談ですが劉邦の猜疑心についてはかなり誇張されているようです。
> 例えば有名な韓信を例に挙げると、韓信を王から侯に格下げしたのは劉邦ですが、韓信とその一族の処刑は劉邦が反乱討伐のために出陣中で彼自身はかかわっていません。

 確かに韓信誅殺については劉邦は噛んでいませんね。また韓信はそれなりに好きな武将ですが、様々な心情を勘案しても結局劉邦に反旗を翻したのですから、誅殺は止むを得ないと思っています。
 ただ、彭越誅殺は完全な猜疑心ですし、蕭何・樊噲・蘆綰にすら猜疑の目を向け、英布が反乱に及んだのは数々の誅殺で彼を追い込んだ結果であることは疑いようがないと見ています。
 司馬遷の立場からも『史記』はプロパガンダ書ではあり得ない一方で、漢朝の臣下の立場から必要以上に歴代皇帝を悪し様に喧伝する理由も無いので、皇帝という立場から猜疑心が実態より大きく捕らえられる傾向は一考するべきでしょうけれど、猜疑心が無かったことには出来ないでしょう。
 まあ、経過や立場が生み出す病であるとの同情が全く無い訳ではないのですが。

>
>
> 次に降伏は幸福か?のコーナーの松永久秀の項目についての続きです。
> 織田と浅井との同盟締結は信長の美濃攻略前であるため当時の信長の領地は尾張と美濃の一部だけでしょう。
> 越前を領地とする朝倉氏とは領地が離れており、信長の急速な勢力拡大同時代の目線でこれを予測できるとは思えず、後世の歴史を知るものでしか思いつけないといえます。

 つまり同盟締結時には「朝倉家と事を構える際には事前に浅井家に話を通す。」との約束そのものが無かったとの考察でしょうか?

> あと義昭は姉川の戦いに自ら出陣しようとするも荒木村重が三好三人衆に寝返り京都が脅かされたため中止したり、志賀の陣での和平では浅井・朝倉に人質を差し出すなど元亀年間までは完全に浅井・朝倉とは敵対関係のようで、御内書に朝倉が逸早く応じたわけではないようです。
 となると義昭越前在住時に腰を上げなかった義景が如何なる経緯で信長と対立したのか、よくよく調べ直す必要が出て来ましたね。

>
> あと松永久秀はそもそも主君である三好家に対しては明確に反旗を翻したことはなく、裏切りが多いというものの三好家の家臣として考えると別に裏切りを繰り返していたわけではないですから。

 三好家自体が忠節を尽くすのが難しい程身内間でいがみあっていた状況を考慮する必要はありそうですね。

> むしろ史実で主君を裏切って勢力を拡大したイメージが強いのは荒木村重ですね。
 結局荒木村重は妻子を失い、隠者の様な余生を送ることになりましたが、その心情も複雑そうですね。


>
> 降伏は幸福か?のコンプリートおめでとうございます。

 ありがとうございます。

> 降伏は難しいというのは確かにそうですね。
> とはいえ秀頼と氏真のことを考えると降伏して家臣や領民の命を救う指導者の方を私はやはり評価します。

 それも一つの物の見方だと思います。
 『大恩忘れじ』の冒頭で例に出した蜀の劉璋は最終的に劉備に降伏した訳ですが、その選択が間違っていたとは思いませんし、途中で家臣が進言した焦土戦術を却下した辺りは買っています。
 ただ、降伏するにしてもどの辺りが最適だったかは難しいですね。

>
> あと余談ですが、ここに出てきた孫晧も趙高もかなり悪事が誇張されている疑惑があるそうですね。
> 暴君や奸臣の代表みたいになっているのは少しかわいそうかもしれませんね。

 こればかりは分かりません。国家滅亡の責任者が能力・人格を悪く誇張された例は枚挙に暇がなく、拙房を設立した当初、私は北条氏政や武田勝頼が不当に貶められている傾向が強いと感じて、「菜根版名誉挽回して見ませんか?」を制作しました。

>
>
> 次に鎌倉私設軍事裁判のコーナーの鎌倉幕府滅亡の項目についての続きです。
> そもそも頼朝の挙兵自体計画的なものではなく、承久の乱の後に鎌倉幕府が西国に勢力を拡大したのも、また元寇の際に西国の御家人でない武士を指揮下に置いたのも幕府が望んだものではなく次第に無理が出てきたのが大きな要因だそうですね。

 なし崩し性が強かったとのご見解でしょうか?

>
>
> 次に乱れた鎌倉時代、そのA級戦犯とは?の項目についての続きです。
> 二代将軍頼家は御家人の領地の再分配を計画して失敗していてこれが頼家の悲劇の大きな要因だと考えていますが、御家人の領地の再分配という地雷に不用意に手を付けてしまったのは頼朝の急死により未熟なまま跡を継いだことが大きな要因だと私は考えています。

 確かに「一所懸命」に代表される様に、領土問題は武士にとって最大の課題で、僅かな失政も許されず、それが最高権力者にとっても難題だったのは良く分かります。

> また北条氏も早死した人が結構多いのも理由の一つかもしれません。
 経時・時頼・時宗…………確かに早世した人が多いですね。それも有能な人ほど………。

>
> 私はA級戦犯とは動乱の一番の原因になった人物であり、いやな奴であることは基準にならないと考えています。

 確かにその視点は大切です。分かっていても「いやな奴」を責めそうになるのは万人が慎まなければならないでしょう。

> 例えば両統迭立が原因で鎌倉幕府が滅亡したのは事実で、御嵯峨天皇は鎌倉幕府滅亡と南北朝の動乱のA級戦犯とはいえますが、霜月騒動・平禅門の乱・嘉元の乱などの鎌倉幕府の骨肉の争いは別に両統迭立のせいで発生したわけではなく、私はA級戦犯指定に慎重なのはそのためです。
 確かの挙げられている事件は北条得宗家が配下を押さえ切れていない側面が強いですね。

>
>
> 次に恐妻家列伝のコーナーの源頼朝の項目についての続きです。
> あれからよく考えましたがプロパガンダというのは独裁国家の指導者の偉大さを誇張する宣伝みたいなのを指すのではないかと思いました。
> そう考えると吾妻鏡での北条一族の人物像は、北条時政はずるがしこい野心家で、北条政子は幕府に対する功績は大きいもののヒステリックで賛否が分かれる人物像です。

 時政はその悪辣さ(←恐らくは牧の方を巡る家中内部の対立)ゆえに北条家にあって初代と認めらていない人物ですが、幕政的には初代執権故に悪く書くのも考え物、という複雑な立場にある人物ですが、確かに政子のヒステリックさが隠されていないのは見落としていました。

> 北条義時はそもそも影が薄く、義時が活躍している場面では良くも悪くも時政か政子か大江広元などがもっと活躍しています。
> ナチス政権時代にヒトラーの宣伝みたいに北条氏の偉大性を過剰に誇張されているかというと疑問です。
> これは江戸時代の徳川家康にも言えるような気がします。

 いずれにしても『吾妻鏡』と『愚管抄』、『徳川実紀』と『三河物語』と云った異なる立場で編纂された書同士の比較は大切ですね。
 なかなかそこまでは出来ないのですが(苦笑)。

>
> 次に足利義政の項目についての続きです。
> 源義経の要求による頼朝追討院宣については、実際に義経に脅迫されたとの記録があるそうです。
> 崇徳上皇については崇徳上皇の反撃を警戒しなければならない立場であったことは考慮すべきでしょう。
> 崇徳上皇はかわいそうですが、後白河も権力基盤が盤石ではなかったことを考えるとやむおえないとはいえます。

 確かに後白河も、崇徳天皇退位時に弟である近衛天皇に即位されている様に、元々は兄弟の中にあって強い立場になく、鳥羽法皇が異常に崇徳を嫌っていなければ皇位に就けなかった可能性が高かった訳ですから、若い内は私が思うほどには強い権力を持っていなかったようですね。

>
> 私は歴史の事件を見るうえで一番の原因だけでなく二番目三番目の原因も重視しています。

 それは興味深いですね。

> 例えば大韓航空機撃墜事件を例に挙げると、そもそも航路を逸脱したことに途中で気が付けば撃墜されなかったわけで、航路を間違えて山に激突した航空事故もあったことを考えるとソ連軍による撃墜と再発防止対策としての重要度では負けてないでしょう。
> ソ連空軍の批判ばかりに気を取られているとこういったことから目をそらされて、航路逸脱対策がおろそかになったりする可能性もあります。

 確かに航路逸脱は軽視してはいけません。ただ、直接手を下した者がもっとも強い非難に曝されるのは世の常ですね。

> 私はこういったことから総合的に原因を分析することを重視していて、特定の人物だけをやり玉に挙げることには慎重なのです。
 良いことだと思います。戦争の敗北も、御家・組織の滅亡も、たった一人だけが誤っていたということはまずないでしょう。個々人間における責任の大きさも千差万別でしょうし、敗れた側が最善を尽くせていたにもかかわらず、相手の方が一枚も二枚も上手だったケースも少なくないと思います。

>
>
> さて今回はこれまで。
> 更新を楽しみにしています。
> それではまた。

 今回も大変参考になりました。次回作にまだ着手出来ていませんが、少し気が早いですが、来年も宜しくお願い致します。

No.38 2022/12/20(Tue) 20:24:28
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