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本日、三月一七日は拙房で採り上げた人物の中で、採り上げた時点で唯一存命されていた蟻田功様の命日です。
故蟻田先生は昨年の今日、三月一六日から一七日に日付が変わって間もない時刻に老衰の為に熊本県内の高齢者施設にて大往生を遂げられました。 享年九六歳でした。
葬儀は近親者による密葬にて執り行われ、逝去が公表されたのは昨年の五月八日のことでした。 故蟻田先生が如何なる人物だったのかは過去作『天然痘のとの戦い』で詳しく触れていますが、簡単に紹介するとWHO(世界保健機構)の世界天然痘撲滅プロジェクトのリーダーを務めた方で、人類が唯一撲滅に成功した感染症である天然痘撲滅の陣頭指揮を執った人物で、先生の逝去が公表された五月八日は昭和五五(1980)年に天然痘撲滅宣言が出された日でもありました。
はっきり文面で見た訳ではないのですが、恐らくご遺族を初めとする関係者は先生の偉業を改めて讃える意を込めてこの日に逝去を公表したと思われます。
そして逝去から一年、メディアにてもネットにても先生の一周忌を伝えるものは見当たりません。御遺族が望まれず、挙行されていないだけかも知れませんが、昭和五五年以降、人類が天然痘に罹患する恐怖と無縁でいられる有難さを思えば、先生の偉業はもっともっと讃えられて然るべきと思いますし、その有難みは未来永劫感謝されるべきと思っています。
個人サイトで勝手に敬意を払っているだけの私如きが称揚するのもおこがましいかも知れませんが、改めて先生の生前の偉業を讃え直し、その御冥福をお祈りするとともに、感謝の念を捧げる一助になればと思います。
蟻田功先生が主導した天然痘亡きこの世界に改めて感謝します。
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No.268 2024/03/17(Sun) 23:19:06
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