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菜根道場BBS THE V
何でもお気軽に書いていってくださいね。
秘境のヒーロー / ab
70年代の第二次特撮ブームの頃、今は無き玩具会社のタカトクが「ジャンボキャラクター自動販売機」というものを展開していました。
身長2メートルぐらいのヒーローの姿をした立像で、左足のふとももに100円玉を入れてレバーを回すと右足のふとももの穴から玩具入りの丸い透明カプセルが出てくるというものでした。
全国の駄菓子屋にリースされてまして、ライダーは旧2号、新1号、V3が確認されてます。
ウルトラは帰り〜タロウの3種類ですが、タロウは末期だったらしく、製造数も少ないようです。
それ以外だとキカイダーにアイアンキング、バロム1なども。
そしてブームが終わると回収されましたが、知名度の高いライダーやウルトラはデパートの屋上の遊園地などに、ふとももの穴を埋められた上で陳列されていたそうです。
しかしなんせ重いもので、倒れてくると危険だからか、多くは現存していません。タカトク自体も84年に倒産しましたし。

さて、宮城県丸森町に筆甫(ひっぽ)という地名があります。コンビニも鉄道も無い山奥で、地元の人も「宮城の秘境」と呼ぶ場所なのですが、ここの小学校の前に、なぜかV3の自販機立像が立っています。
丸森町の公式サイトでも紹介されているほどで、93年から置かれていたとか。痛んだり色褪せたりしても、地元の有志が色を塗り直しているそうで、小学校が統廃合で廃校になった今も、1人立ち続けています。
グーグルマップにも「観光名所」扱いで登録されていますが、場所が場所なのでツーリングのついでに見に来るぐらいの存在だそうです。
小学校の卒業生はどう思っていたのか聞いてみたい気もしますが、ネットで検索しても卒業生が言及しているのは見たことが無いんですよね…いったいどういう経緯で置かれたのやら。

No.585 2025/09/22(Mon) 21:16:09

Re: 秘境のヒーロー / シルバータイタン
 abさん、例によってレスが遅くなって申し訳ないですm(__)m

> 70年代の第二次特撮ブームの頃、今は無き玩具会社のタカトクが「ジャンボキャラクター自動販売機」というものを展開していました。
 し、知りませんでした………(苦笑)。

> 身長2メートルぐらいのヒーローの姿をした立像で、左足のふとももに100円玉を入れてレバーを回すと右足のふとももの穴から玩具入りの丸い透明カプセルが出てくるというものでした。
> 全国の駄菓子屋にリースされてまして、ライダーは旧2号、新1号、V3が確認されてます。
> ウルトラは帰り〜タロウの3種類ですが、タロウは末期だったらしく、製造数も少ないようです。
> それ以外だとキカイダーにアイアンキング、バロム1なども。

 つまりは、現役ヒーローが対象だった訳ですね。


> そしてブームが終わると回収されましたが、知名度の高いライダーやウルトラはデパートの屋上の遊園地などに、ふとももの穴を埋められた上で陳列されていたそうです。
> しかしなんせ重いもので、倒れてくると危険だからか、多くは現存していません。タカトク自体も84年に倒産しましたし。

 そりゃ残念ですね。

>
> さて、宮城県丸森町に筆甫(ひっぽ)という地名があります。コンビニも鉄道も無い山奥で、地元の人も「宮城の秘境」と呼ぶ場所なのですが、ここの小学校の前に、なぜかV3の自販機立像が立っています。
> 丸森町の公式サイトでも紹介されているほどで、93年から置かれていたとか。痛んだり色褪せたりしても、地元の有志が色を塗り直しているそうで、小学校が統廃合で廃校になった今も、1人立ち続けています。

 まさに、「不死身の男」ですね(笑)。

> グーグルマップにも「観光名所」扱いで登録されていますが、場所が場所なのでツーリングのついでに見に来るぐらいの存在だそうです。
> 小学校の卒業生はどう思っていたのか聞いてみたい気もしますが、ネットで検索しても卒業生が言及しているのは見たことが無いんですよね…いったいどういう経緯で置かれたのやら。

 確かに当事者の話、聞けるものなら聞いてみたいですね。
 拙サイトを閲覧者の方で、ご当地所縁の方、是非このBBSにご投稿を…………………かかる弱小サイトでは期待出来ませんかね(苦笑)。

No.586 2025/09/28(Sun) 13:39:56
菜根道場5•10日雑文 / ダンエモン
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月15日の担当、楽曲房ダンエモンです。

 今年、3回ライブに参加しました(大阪1回、東京2回)が、年内は少し見送り状態にあります。11月、12月に摩季ネェツアーの千秋楽や、摩季ネェ・真夜さんのクリスマスライブもあるのですが、既に予定が入ったり、重要なスケジュールと日程が近く、遠出や高い出費や休みの獲得と云った諸要件が悉く阻害してくれてやがります(泣)。

 それゆえ、年内は先日ようやく購入した摩季ネェのニューアルバムや、解説未アップの楽曲解説作りに専念することになります。

 ここで今回の話題ですが、それはCDショップについて。
 実はファンとして恥ずかしながら、ここ近年、アルバムをリリースしたその日に購入、と云う事が出来ていません。一つには仕事での行動範囲内にCDの買える店がない、あっても仕事が終わってからでは間に合わないということもあります。
 また、今回のニューアルバム(初回限定版)の壱萬円越えという価格もあって、即購入、即出勤しなければならない要件を優先し、結果、夏の賞与(雀の涙でしたが)が出て、ようやく店に行き、そこから予約すると云う体たらくでした。

 それにしてもCDショップが本当に減った気がします。デジタルダウンロードや、レコチョクといった店舗を必要としない売買、Youtubeを初めとしたアプリの増加、タブレットやスマホによる視聴の拡大から、CDを商品として扱うのは美味しい商売ではないかも知れませんが、やはりジャケットや歌詞カードを手に取る楽しさから、CDにはまだまだ頑張り、もっと世に多く扱われて欲しいと思う今日この頃です。

 ではまた来月。

No.584 2025/09/16(Tue) 12:33:52

Re: 菜根道場5•10日雑文 / キャットショップ
こんにちは、大黒摩季さん、1972年札幌オリンピックメインスタジアムのある真駒内出身なのですね。
真駒内たまに行きますよ。

はやりライブにしろ旅行にしろ、一応まだ仕事しているので、スケジュール組むのが大変ですね。
リーズナブルで行きたいですしね。

う〜ん、確かにいまはCDより、ダウンロードや好きな曲だけ1曲だけネット購入する人が多いですね。

わたしの自宅付近には、キャットショップもドッグショップも先日なくなったなあCDショップは以前から中古チェーン店したなく、CDショップに行くには、地下鉄で札幌都心まで行がなければならないです。

ただ聴くだけならネット購入でもよろしいのですが、アルバムの写真等が目的の人もいますし、わたしはライブ会場でCDを購入すると、サインもしていただけるので、やはりCDのほうがよろしいとは思います。

逆に、アナログレコードを発売するミュージシャンもいます。
神園さんがアナログシングルレコードを発売したことがあります。

あと、わたしのお気に入りのピアニスト栗林すみれさんが、去年、蝦夷富士こと羊蹄山をバックにしたLPレコードを発売し、ライブ会場でも発売していましたが、持ち運びの面で、CDでの購入になりました。

栗林さんもSNSで知り合い、初めましてでニセコの隣の蘭越町でのライブについて、わたしが、蘭越町まで行くJRの本数が極めて少ないので、終演時間などいろいろとお聞きしたら、親切に対応していただき、本来は面識がないと友人申請しても受けないそうですが、もうライブと蘭越町の民宿を予約した旨お伝えしたら、申請に応じてくださいました。
とてもうれしかったです。

こちらの栗林すみれさんは、わりと距離感がある方なので、緊急時以外は直接連絡していませんが、そのことを蘭越町ライブに参加した時に、やはりJRの本数が少ないのでライブの時間をお問い合わせしたら、ごていねいな返信がありました。

共演のミュージシャンの方から、ねこさんが汽車の時間の件でなどとお問い合わせがあったと聞きましたとのことでした。

まあ、北海道ではJRやバスなど公共交通機関利用より、自動車利用が多いので、JRでライブに来ることにびっくりしたのかも知れませんね。

あと書店も少なくなりましたね。

たまには文庫本も読みますし、本の時刻表も必要です。
青春きっぷなどで普通列車乗り継いて旅行するときなどは、インターネットより本の時刻表のほうが慣れているので利用しやすいです。
また、乗り換え案内では、複雑なルートですとエラーになる場合があります。

デジタル化で便利にはなりましたが、アナログもよろしいとは思います。

No.591 2025/09/29(Mon) 15:27:14

Re: 菜根道場5•10日雑文 / ダンエモン
> こんにちは、大黒摩季さん、1972年札幌オリンピックメインスタジアムのある真駒内出身なのですね。
> 真駒内たまに行きますよ。

 私も一度だけ行ったことがあります。
 摩季ネェの弟が経営する会社を外から見ただけですがね(苦笑)。

>
> はやりライブにしろ旅行にしろ、一応まだ仕事しているので、スケジュール組むのが大変ですね。
> リーズナブルで行きたいですしね。

 金と時間が好きなだけあれば、恐らく定住せずに日本中、世界中を飛び回っていると思います(笑)。

>
> う〜ん、確かにいまはCDより、ダウンロードや好きな曲だけ1曲だけネット購入する人が多いですね。
>
> わたしの自宅付近には、キャットショップもドッグショップも先日なくなったなあCDショップは以前から中古チェーン店したなく、CDショップに行くには、地下鉄で札幌都心まで行がなければならないです。

 そんなに少なくなっていますか………。

>
> ただ聴くだけならネット購入でもよろしいのですが、アルバムの写真等が目的の人もいますし、わたしはライブ会場でCDを購入すると、サインもしていただけるので、やはりCDのほうがよろしいとは思います。

 私もそう思います。

>
> 逆に、アナログレコードを発売するミュージシャンもいます。
> 神園さんがアナログシングルレコードを発売したことがあります。
>
> あと、わたしのお気に入りのピアニスト栗林すみれさんが、去年、蝦夷富士こと羊蹄山をバックにしたLPレコードを発売し、ライブ会場でも発売していましたが、持ち運びの面で、CDでの購入になりました。

 関係無いですが、昔、割れたレコードが某社の強力接着剤でくっつけると再生が出来たというコマーシャルがありました(笑)。

>
> 栗林さんもSNSで知り合い、初めましてでニセコの隣の蘭越町でのライブについて、わたしが、蘭越町まで行くJRの本数が極めて少ないので、終演時間などいろいろとお聞きしたら、親切に対応していただき、本来は面識がないと友人申請しても受けないそうですが、もうライブと蘭越町の民宿を予約した旨お伝えしたら、申請に応じてくださいました。
> とてもうれしかったです。

 それは貴重な交流ですね。

>
> こちらの栗林すみれさんは、わりと距離感がある方なので、緊急時以外は直接連絡していませんが、そのことを蘭越町ライブに参加した時に、やはりJRの本数が少ないのでライブの時間をお問い合わせしたら、ごていねいな返信がありました。

 本当、JRの地方における本数の多少における極端さ、どうにかなりませんかねぇ?

>
> 共演のミュージシャンの方から、ねこさんが汽車の時間の件でなどとお問い合わせがあったと聞きましたとのことでした。
>
> まあ、北海道ではJRやバスなど公共交通機関利用より、自動車利用が多いので、JRでライブに来ることにびっくりしたのかも知れませんね。

 苫前に最初に行ったときは、タクシーも電車もなく、車で行かなかったことを心底後悔しました。
 ただ、レンタカーでの移動となると酒が飲めないので……(苦笑)。

>
> あと書店も少なくなりましたね。
>
> たまには文庫本も読みますし、本の時刻表も必要です。
> 青春きっぷなどで普通列車乗り継いて旅行するときなどは、インターネットより本の時刻表のほうが慣れているので利用しやすいです。
> また、乗り換え案内では、複雑なルートですとエラーになる場合があります。
>
> デジタル化で便利にはなりましたが、アナログもよろしいとは思います。

 確かに書店も減りました。飲食店にも云えることですが、チェーン店に吞まれていることが多いですね。
 アナログの良さは良さで消えることはないと思います。

No.593 2025/10/02(Thu) 11:29:30
菜根道場5•10日雑文 / シルバータイタン
 御来房の皆様、おはようございます。
 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。

 制作中の『「◯太郎」の名を考える』も後二人の解説と最終頁でコンプリートするのですが、苦戦してます。
 というのも、その二人は令和ライダー作品の登場人物で、令和ライダーは最初の放映時に通して見ただけで、昭和ライダー、平成ライダー作品に比べて、観察度合いも、考察度合いも全然不足しています。
 まあ、そんなこと云っていてはいつまでも令和ライダーを取り上げられないのだ、
ポイント的な見直しだけでも進めたいとは思っています。


 さて、そんな令和ライダー作品ですが、今回は先月最終回を迎えた『仮面ライダーガヴ』の、ストマック一家について触れたいと思います。
 ストマック社の構成員は、経営者であれ、バイトであれ、人間界にやってきて誰彼なしに人プレスにして殺害し続ける以上、人類的には迎撃•排除すべき存在です。
 所謂、悪役に振られていることから、一般ピープルはおろか、時には身内の殺害も辞さない残虐な面のある存在でしたが、話は単純ではありません。

 そもそも主人公のショウマからして、ストマック兄弟の末弟で、ただ一人人間を祖母はとしていた為に兄姉達から兄弟と認められず、人間側に立って骨肉の争いを展開したことからも、その関係は何とも複雑でした。
 そして、(人間にとっての)「悪」には違いないのですが、彼•彼女等にも「肉親の情」は間違いなく存在していました。

 全部書くと膨大な量になるので、一人だけ簡単に触れると、シルバータイタンが注目したのは三男ジープです。
 次女シータとは双子で、幼くして母に死に別れたことから、母の愛情受けていた異母弟ショウマに、憎しみに似た嫉妬を二人して抱き、戦いの中、シータがジープを庇って戦死し、グラニュート界の大統領ボッカ•シャルダックの娘•リゼルの婿となったことで、妻と義父の唆しに近い叱咤を受けて、肉体改造も辞さず戦い続け、最終回ではリゼルを庇って戦死しました。

 主人公のすぐ上の兄ということもあって、人間(?)的にも未熟な面が目立ち、義父からも「弱い婿殿」として、ストマック社乗っ取り後は「用済み」と見られるなど、何かと不遇だったのですが、最終的に彼も愛し、愛される中、戦い続けた存在だった事を実感しました。

 当初リゼルのジープを見る目は、可愛いペットを見ている感じでしたが、リゼルはリゼルで父が用済みとしても、「弱い彼が健気に頑張っている」として、見捨てることはなく、自分を庇って散ったジープに対して、「貴方だけは私の味方だと思っていたのに!」と半狂乱になっていました。

 そんなリゼルの立場からすると些か妬けるのは、彼が常に心の中に姉•シータへの思いを抱いていた事です。
 時に姉の仇を打てない自分を不甲斐なく思い、シータに折檻される夢を見る様だった彼が、リゼルを庇って戦死した行為はまさにシータがジープに対してとった物で、幻影とも幽霊ともつかない姉に、「やっとシータの気持ちが分かった。」と告げ、二人して「これからはずっと一緒だ。」と呟いて消滅しました。

 ジープを演じた古賀瑠氏はまだ若く、それだけに「成長」というものを見せてくれるキャラでもあり、今後の俳優としての活躍が益々期待出来ると確信しました。
 vシネクストで、仮面ライダーヴァレンを主人公としたスピンオフ作品が作られることが決定しており、一人生き残って、グラニュート界に帰れなくなっているリゼルが登場することからも、ジープも何らかの形で登場するのを期待するとともに、将来的はストマック一族に注目した作を作りたいと思った次第でした。

 ではまた来月。

 

No.580 2025/09/13(Sat) 07:25:14

ブラックなヒーロー / ab
90年に放送された『地球戦隊ファイブマン』でブラックを演じられた俳優さんがいらっしゃいます。
この方、かの「真っ黒仮面」の事務所の後輩で、マネージャーも同じだったそうです。といっても直接会ったことはないらしいですが。
で、93年に出た戦隊の本のインタビューで「真っ黒仮面2作の後にももう1本ライダーやることが決まってて、その主役を打診されていた」と語ってらっしゃいました。
90年に出た特撮雑誌のプロデューサーインタビューでも「とりあえずシリーズは3年はやろうかと思っていた」と語られていることや、バンダイに残されていた3年目のライダーの企画案が92年に公表されていること(やはりバイクと自動車の両方を出し、自動車にバイクを格納できる予定だった・少年ライダー隊のようなものを出して旧作同様雑誌と連動する案があった、など)から、3年目もライダーをやる企画自体があったのは事実のようです。
しかし2018年、当時のプロデューサーの1人(後のクウガと響鬼のメインプロデューサー)が「自分は当時キャスティングを担当していたが、記憶にない。ファイブブラックの人が誰にどう言われていたのかは知らないが、ライダーは2年目で終わることに決まっていて、終盤に先輩10人を出したのもそのため」と証言しているので、早い段階で没になったようです。
ファイブブラックの人は、RXから半年遅れで始まったメタルヒーロー『機動刑事ジバン』の後半にセミレギュラーで出演してまして、3年目のライダーが没になったからその代わりにジバンに出ることになった…んだとしたら時期的には合いますけど、こちらは何の証言も無いです。
そのジバンが終わった後のファイブマンで1年間出た後、イエロー役だった女優さんとご結婚されました。
いつの間にか離婚されてましたけど、その後も友人付き合いは続いていたとか。
イエローの方は2012年のゴーカイジャーでもゲストでファイブイエローを演じたほか、同年の仮面ライダーフォーゼの映画で敵の女幹部役でも出演されてました。

RX終盤、例の「スペル星人のビデオをばらまいていた新聞屋のアイツ」の事件が起きてて、その事件のオタクバッシングが原因で3年目のライダーは没になった…というもっともらしい噂もありますが、報道された時期的に見てRXのラスト2か月あたりなので、まあこちらはガセでしょうな。

さてそのファイブブラックさん。
役者自体は93年あたりにおやめになったようですが、現在ユーチューブのチャンネル持ってらして、数年前に真っ黒仮面が「俺別にライダー好きじゃないんだよね」とか暴言吐いた時に「情けない!男らしくない!」と糾弾されてました。
まあそれはその通りなんですが、今年の頭にファイブマンの配信が始まると「今の戦隊なんて学芸会みたいなもんだ。俺が出ていたファイブマンは違う!」とか、ツイッターでとんでもないこと言ったんですよ。
更に同じファイブマンのブルーの役者さんにツイッターをブロックされていることを知ると「俺たちがどんな仲かわかったでしょ?とことん喧嘩してやる!」だの、政治に関する過激な発言を連発したりと、もう真っ黒仮面とは別の意味で問題児になってしまいました。

…で、現在放送中の戦隊ゴジュウジャー。
初の女性ブラックとなった女優さんがレッドのスーツアクターと不倫してると報道されたもんだから「ゴレンジャーから50周年なのに、ブラック2人に祟られ通しだ!」とファンが頭抱えてますよ。

そういえばファイブマンの敵に、Dr.サイシアルと看護婦フリンダという、とんでもない名前のコンビがいたのは恐ろしい偶然だと思います…。

No.581 2025/09/13(Sat) 21:45:38

Re: 菜根道場5•10日雑文 / シルバータイタン
 abさん、度々の書き込み、ありがとうございます。

> 90年に放送された『地球戦隊ファイブマン』でブラックを演じられた俳優さんがいらっしゃいます。
> この方、かの「真っ黒仮面」の事務所の後輩で、マネージャーも同じだったそうです。といっても直接会ったことはないらしいですが。

 ほう、世の中にはそんな縁もあるんですね。

> で、93年に出た戦隊の本のインタビューで「真っ黒仮面2作の後にももう1本ライダーやることが決まってて、その主役を打診されていた」と語ってらっしゃいました。
 「ブラックを演じられた方」は全く知りませんが、「真っ黒仮面」の二部作に続きがあるなら、見たかった気はします。

> 90年に出た特撮雑誌のプロデューサーインタビューでも「とりあえずシリーズは3年はやろうかと思っていた」と語られていることや、バンダイに残されていた3年目のライダーの企画案が92年に公表されていること(やはりバイクと自動車の両方を出し、自動車にバイクを格納できる予定だった・少年ライダー隊のようなものを出して旧作同様雑誌と連動する案があった、など)から、3年目もライダーをやる企画自体があったのは事実のようです。
 やはりシリーズは2年では寂しく、さりとて今現在進行中のものは長すぎる気がします。長過ぎて前後の作品にほとんど関係ないのも寂しいですし。

> しかし2018年、当時のプロデューサーの1人(後のクウガと響鬼のメインプロデューサー)が「自分は当時キャスティングを担当していたが、記憶にない。ファイブブラックの人が誰にどう言われていたのかは知らないが、ライダーは2年目で終わることに決まっていて、終盤に先輩10人を出したのもそのため」と証言しているので、早い段階で没になったようです。
 『仮面ライダーアマゾン』が全24話で終わったことに対し、所謂「TV局の腸捻転」があった訳ですが、そのことは事前に踏まえられていて、新番組紹介時にはっきり「全24話」と明記されていたのに、その後長く「人気がないから早く終わった。」と囁かれていました。
 その辺りの実態は、誤情報も多く横行してそうですね。

> ファイブブラックの人は、RXから半年遅れで始まったメタルヒーロー『機動刑事ジバン』の後半にセミレギュラーで出演してまして、3年目のライダーが没になったからその代わりにジバンに出ることになった…んだとしたら時期的には合いますけど、こちらは何の証言も無いです。
 どうなんでしょうね。作品も俳優も知らないのでコメントしようがないです(苦笑)。

> そのジバンが終わった後のファイブマンで1年間出た後、イエロー役だった女優さんとご結婚されました。
> いつの間にか離婚されてましたけど、その後も友人付き合いは続いていたとか。
> イエローの方は2012年のゴーカイジャーでもゲストでファイブイエローを演じたほか、同年の仮面ライダーフォーゼの映画で敵の女幹部役でも出演されてました。

 キレンジャーのイメージからファイブイエローのオファーを断りかけたエピソードは何故か知っていました(笑)。
 フォーゼの映画は観ました。ファイブマン時代を知る方には感涙ものだった事でしょう。

>
> RX終盤、例の「スペル星人のビデオをばらまいていた新聞屋のアイツ」の事件が起きてて、その事件のオタクバッシングが原因で3年目のライダーは没になった…というもっともらしい噂もありますが、報道された時期的に見てRXのラスト2か月あたりなので、まあこちらはガセでしょうな。

 多分ガセでしょう。オタクバッシングなら、東京・埼玉連続幼女誘拐●人事件の余波の方が酷かったですね。
>
> さてそのファイブブラックさん。
> 役者自体は93年あたりにおやめになったようですが、現在ユーチューブのチャンネル持ってらして、数年前に真っ黒仮面が「俺別にライダー好きじゃないんだよね」とか暴言吐いた時に「情けない!男らしくない!」と糾弾されてました。
> まあそれはその通りなんですが、今年の頭にファイブマンの配信が始まると「今の戦隊なんて学芸会みたいなもんだ。俺が出ていたファイブマンは違う!」とか、ツイッターでとん でもないこと言ったんですよ。

 過去に自分が携わった作品に対しては良きつけ、悪しきにつけ、思い入れが強いでしょうから、それ自体や、比較した作品に過激な意見が出そうになるのは分からないでもないですが、そこは程度を知るべきなのでしょうね。

> 更に同じファイブマンのブルーの役者さんにツイッターをブロックされていることを知ると「俺たちがどんな仲かわかったでしょ?とことん喧嘩してやる!」だの、政治に関する過激な発言を連発したりと、もう真っ黒仮面とは別の意味で問題児になってしまいました。
 どこかで和解して欲しいものです……。

>
> …で、現在放送中の戦隊ゴジュウジャー。
> 初の女性ブラックとなった女優さんがレッドのスーツアクターと不倫してると報道されたもんだから「ゴレンジャーから50周年なのに、ブラック2人に祟られ通しだ!」とファンが頭抱えてますよ。

 やれやれ……。

>
> そういえばファイブマンの敵に、Dr.サイシアルと看護婦フリンダという、とんでもない名前のコンビがいたのは恐ろしい偶然だと思います…。

 嫌な偶然ですね。
 出来ればデマであって欲しいものです。

 今回もありがとうございました。

No.583 2025/09/16(Tue) 10:25:52
菜根道場5・10日雑文 / 薩摩守
 御来房の皆様、おはようございます。
 毎月五日の担当、戦国房薩摩守です。

 現在制作中の『人質………その様々な待遇と存在意義』は多分、今月中にはコンプリートすると思いますので、次作を月末にはアップ開始出来ればと思っています。

 さて、本日の話題は度々拙サイトで触れている「「嘘」と「間違い」の違い」について。

 先週、NHKの『歴史探偵』を見ていて、「ムっ。」とした一瞬がありました。
 それは「大化の改新」の呼称に巡るワンシーンで、かつて「大化の改新」と云えば、狭義には蘇我入鹿暗殺を指し、広義には蘇我氏族滅に端を発する中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)による政治改革を指しましたが、昨今では蘇我入鹿暗殺自体は「乙巳の変」と呼び、その後の大宝律令制定までの政治改革を「大化の改新」と呼ぶようになったことは数年前から把握してました。

 ただ、そのことに関する説明を受けた際に、局長である佐藤二朗氏が「(学生時代の恩師と思われる)近藤先生、嘘を教えたのですか?」と呟いていたシーンでした。

 まあ、歴史認識が変わったことへの演出であって、何も佐藤氏が恩師を噓つき呼ばわりしたい訳では無いことは分かるのですが、書籍のタイトルやYoutubeの見出しには、過去の学説を嘘つき呼ばわりしている例が枚挙に暇がなく、前々から辟易していました。

 確かに歴史研究が進んだことで過去と現在では史実が異なると認定されることがあるでしょうし、現在と未来においても同様のことは幾らでも出て来るでしょう。
 一例を挙げれば、足利尊氏や源頼朝の肖像画は、道場主が学生時代に歴史教科書で習ったものは別人のものであるとされています。

 では、道場主の学生時代の恩師は道場主に嘘を教えたのでしょうか?
 結果としては、間違いを教えていたかも知れませんが、恩師に道場主を騙そうとした意図など一ミリもありません。
 少なくとも、過去のある時点まではそれが史実とされていたことで、それを史実として伝えたことは、新史料発見などで間違いだったとことが判明したとしても、少なくとも、「嘘を教えた。」は当てはまらないと考えます。

 また書籍やYoutubeのタイトルで、「嘘」を大々的に掲げたものを幾つか目を通したりしたこともありますが、どや顔で過去の説を「嘘」と侮辱するもので、全くの新説を見聞きした試しがありません。

 勿論、これは私自身にも云い聞かせるべきことと心得ています。時の流れの中で過去作において「史実」と確信していたことが、今後「間違いだった。」と判明する例はあるでしょう。
 歴史には謎も多く、間違ったことを今この瞬間も記している可能性は充分にあります。
 逆に私の方で過去の説を批判することもあるでしょう。

 いずれの場合も、「間違い」と「嘘」を混同しない様に気を付けたいと思います。
 ではまた来月。

No.578 2025/09/10(Wed) 12:00:21
菜根道場5・10日雑文(先月分) / 道場主
 御来房の皆様、おはようございます。
 毎月25日の担当、菜根道場道場主・菜根道人です。

 先月は公私ともに忙しく、各房、殆んど更新が出来ませんでした。
 有難いことに、馴染みの方々から盛んに書き込みを頂き、そちらのレスポンスで精一杯でした。今月は少し落ち着くとは思うのですが…………。

 そんな状態だったので特にこれと云って書くことがありません(苦笑)。
 では、例によって分身達の動向をば。

戦国房薩摩守
 出来れば今月中には『人質………その様々な待遇と存在意義』をコンプリートしたいと思っています。
 
特撮房シルバータイタン
 こちらも制作中の『「○太郎」の名を考える』を今月中にはコンプリートしたいのですが、微妙です。
 ただ、次回作は閲覧者から頂いたリクエスト作であることを予告させて頂きます。

楽曲房ダンエモン
 先月無理をしたので、しばらくライブに行けません(泣)。
 ようやく購入した摩季ネェのニューアルバムに集中したいと思います。

法倫房リトルボギー
 ボーっとしています(苦笑)。恐らく次の死刑執行は年末だと踏んでいますので、余り死刑執行を渇望してカリカリせずに済むと思っています(勿論、一日も早い執行をして欲しい凶悪死刑囚は今尚何人もいますが)。

 ではまた来月(正確には今月)。
 

No.574 2025/09/04(Thu) 10:03:59
菜根道場5・10日雑文 / リトルボギー
 オッス!毎月20日の担当、法倫房リトルボギーだ!
 何?態度が悪い?まあそう固いことを云うな(お約束)。

 7月末に死刑の執行があったところなので、さすがに今月来月の執行は見込めない。恐らくは年末辺り………等と考えながら見ているYouTubeにおいて、最近引っ掛かる事がある。
 所謂、デジタルタトゥーについてだ。

 一度体に彫った刺青が(完全には)消せない様に、犯罪を犯した者の罪状がネットの世界において、感じられても、削除されても、延々と残り続ける事だが、昨今のYouTubeにおいてこれが酷い。
 「酷い」と思うのは、罪人本人に対してではない。巻き込まれる家族や、濡れ衣を被せられた人達に対してだ。

 ただでさえ、この日本という国は『前科』に対して厳しい。
 道場主の馬鹿が最初に勤めた会社では、社内規則に「裁判にて有罪判決を受けたら解雇」とあった。
 この有罪判決が、判決を下された事自体を指すのか、判決の確定をもって「受けた」とするのかは今となっては不明だが、恐らくは逮捕されたらほぼ詰んでいたと思われるし、そんな会社は少なくない(凶悪犯罪者に「無職」か多いのには、逮捕と同時に解雇されているケースも多いらしい)。

 必然、服役した者は勿論、執行猶予を得て服役せずに済んだ者ですら、有罪確定とともに、名誉•社会的地位•人間関係などにおいて多くを失い、取り戻すのは極めて困難である。

 勿論、罪状によっては全く同情しないし、そもそも刑罰が甘いから、社会が出所者に対して、「充分な報いを受けて反省しただろう。」と受け止めない側面もある。

 ただ、思うのは、法に則るなら、刑期を満了した段階で、出社者の人権は平等な筈である。
 それがデジタルタトゥーによって、延々と後ろ指を指され続け、それが為に更生が妨げられている面を軽く見てはいけないと思う。
 どこまで確実な話かは把握していないが、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人や、神戸連続児童殺害事件の元少年A等は、職場にて罪歴が周囲に知られ、転職を余儀なくされた事が何度もあるらしい。
 彼奴等のやったことを考えれば、全く同情しないが、彼奴等が追い込まれて再犯に至るのも考えものだ。

 ましてや、ヤバくなったらすぐ削除すれば良いの思っているのか知らんが、YouTubeには、加害者家族や、正式に裁かれていない、本当に犯人か疑わしい者が晒されることもある。
 個人的には、凶悪犯罪者の身内、特に親にはろくでもない奴も散見されると思っているが、すべての犯罪加害者の身内が悪人という訳では、当然ないし、兄弟や子供の様に、何の罪もないのに、デジタルタトゥーの前に加害者の身内である事が周囲に漏れ、悪い身内の為に苦渋を舐める日々が続くのには疑問が残る。

 そして、最後に、ドヤ顔で刑期を終えた筈の前科者や、その家族をアップしているYouTuberには、「他人の人生を延々と痛罵し続け、そいつが更生してまともになるのを妨げる権利がお前にあるんか?」と云いたい。

 一部の犯罪加害者には、「死刑になって当たり前のことやったんやから、生きたけりゃ一生罵られ、社会に冷遇され続けろ!」と思うこともあるが、YouTuberの在り様にも疑問はある。
  なかなかに複雑で、難しい問題だと思う。

No.572 2025/08/31(Sun) 07:08:05

Re: 菜根道場5・10日雑文 / エラーコーナー
おはようございます。わたしが思っていたこと全部言ってくださいました。

デジタルタトゥー、名前を検索しただけで、その人の前科などがわかります。
多くの企業が前科があるかないか検索しているようですね。

また、誤認逮捕や、不起訴、起訴猶予、無罪になっても、デジタルタトゥーは残り、付けられた本人は大変厳しい立場になります、

日本は、前科のある人にはとても厳しく、昔なら、比較的軽い罪なら前科を隠して就職もできましたが、それでもバレてしまう場合もよくありました。
当時は、就職の時の前科のあるなしの告知義務はかたちだけはあったようですが、前科を理由に解雇するのは違法とされた時代でした。
(実際には、前科がバレると解雇か、自分から辞めるかのどちらかでした)

現在では、前科を申告せずに就職するとバレた場合、虚偽申告で解雇されます。

誤認逮捕、無罪になってもやはり社会は受け入れてもらえず、自ら命をたった人もいます。

まあ、前科や誤認逮捕、無罪になった人を採用する企業もありますが、まだごく一部ですね。

助けよう立ち直りという標語がありますが、またまだ標語通りにはいかないですね。

あと、YouTubeなどに、あの犯人のその後やいろいろな事件などのついてたくさんの動画がありますが、本来なら少年少女の事件では、特例を除いて名前の公開を法律で禁止されていますが、YouTubeでは堂々と出てますからね。

当局が名前を公開しなくても、YouTubeなどで簡単にわかってしまう。公開に踏み切ったのと同じようになっています。

YouTubeなどでは、このような違法な動画はあまり削除していないですね。

テレビ番組や歌などは、著作権者が許可していないものは削除されています。

まあ、YouTubeでもネットサイトでも、まじめなのより、ゴシップ系などのほうが視聴率が上がりますが、やっていることはエラーコーナーなことなので、わたしもそのような動画は以前はみましたが、現在ではみても、名前を伏せてあるものだけになりました。
YouTubeなどのサイトでも、刑務所を出所した人や、被害者、加害者の家族などを追いかけ回す、エラーコーナーな動画は削除してほしいです。

わたしもあまりにも酷い場合は通報することもありますが、イタチごっこですね。

そんなことまでして金稼ぐ、悪質YouTuberが多いです。

では、最後に、わたしも個人事業者で、一応は社長なのですが、仮にわたしが法人成りして、従業員を募集するとしたら、前科がある人などは採用するか?です。

まあ、情状によりますが、立ち直りたいと強く思う人、身元引受人がいることなどをいろいろと考えてから採用する可能性はあります。

身バレ防止のため、わたしが法名を授与すると思います。

ただ、社会保険等は本名でないと無理ですので、わたしが担当しますね。

やはり身バレ防止のため、表に出る仕事よりも、縁の下の力持ちの仕事をお願いすると思います。

では、人の命を奪ってしまった人の場合ですが、こちらも情状などいろいろと考えて決めたいと思います。

No.579 2025/09/11(Thu) 08:36:58

Re: 菜根道場5・10日雑文 / リトルボギー
> おはようございます。わたしが思っていたこと全部言ってくださいました。
 ほほう、そこまで一致することもあるんだな(笑)。

>
> デジタルタトゥー、名前を検索しただけで、その人の前科などがわかります。
> 多くの企業が前科があるかないか検索しているようですね。

 前科者と顔の似ている人は堪ったもんじゃないな。

>
> また、誤認逮捕や、不起訴、起訴猶予、無罪になっても、デジタルタトゥーは残り、付けられた本人は大変厳しい立場になります、

 だから、その理由の開示が必要なんだと道場主の馬鹿は訴えている。
 容疑者の無実を決定付ける証拠が見つかった上での不起訴だったり、反省の色が濃く、謝罪や賠償が誠意的で被害者側も快く許したりした場合、それがしっかり伝われば偏見の目は軽減されるだろうし、デジタルタトゥーの大将となる可能性も減る。
 余りにも明らかならざることが多過ぎるから、歪んだ義憤の持ち主、時としてただただ中傷したがる輩が跋扈することになる。

>
> 日本は、前科のある人にはとても厳しく、昔なら、比較的軽い罪なら前科を隠して就職もできましたが、それでもバレてしまう場合もよくありました。
> 当時は、就職の時の前科のあるなしの告知義務はかたちだけはあったようですが、前科を理由に解雇するのは違法とされた時代でした。
> (実際には、前科がバレると解雇か、自分から辞めるかのどちらかでした)

 まあ、そうはいっても、経営者が「こいつ、辞めさせたい。」と思えば、理由は何とでも付けられ、一ヶ月前の告知と一ヶ月分の解雇手当を払えば、自由に解雇できるからな。

>
> 現在では、前科を申告せずに就職するとバレた場合、虚偽申告で解雇されます。

 それは以前勤めた会社でも社則に有った。
 前科でなくても、経歴を偽ったら解雇だった。となると某市長は即行解雇なんだが…………これも名前出したら、デジタルタトゥー??

>
> 誤認逮捕、無罪になってもやはり社会は受け入れてもらえず、自ら命をたった人もいます。
>
> まあ、前科や誤認逮捕、無罪になった人を採用する企業もありますが、まだごく一部ですね。
>
> 助けよう立ち直りという標語がありますが、またまだ標語通りにはいかないですね。

 確かに前科者に冷たい社会だ。
 それを防ぐにはやはり刑務所が生き地獄であるべきだと思うし、死刑を含む罰も甘い。罪に対して、
 「あれほどの酷い服役を経てやっと出所したんだから、もう大丈夫だろう。」、「さすがに同じことして地獄の刑務所にまた行く事等しないだろう。」
 と周囲が同情するほどの罰を経ていれば恩情を持って迎える人も増えるんじゃないかと思う。
 また、悔悛の情の深い者や、被害者にしっかりとした賠償を行った者も、それをしっかり伝えれば、その後の待遇は違うだろう。
 少なくとも、現時点では、「決められた期間、塀の中にいただけ。」、「罪に対してあんな甘い罰じゃ、またやってもおかしくない。」、「あの程度の罰で本当に反省したかどうか疑わしい。」と思われることが大半ではないだろうか?
 偏見だと思うが、出す側(司法・刑務所)もその辺りを考慮して欲しい。勿論、出される側(社会)も偏見の目で見ないようにしなければいけないとは思う。

>
> あと、YouTubeなどに、あの犯人のその後やいろいろな事件などのついてたくさんの動画がありますが、本来なら少年少女の事件では、特例を除いて名前の公開を法律で禁止されていますが、YouTubeでは堂々と出てますからね。

 Youtsubeに限らず削除要請に応じない掲示板の運営者も多いらしい。まあ、この弱小サイト掲示板は削除要請が来たことすらないがな(苦笑)。

>
> 当局が名前を公開しなくても、YouTubeなどで簡単にわかってしまう。公開に踏み切ったのと同じようになっています。
>
> YouTubeなどでは、このような違法な動画はあまり削除していないですね。
>
> テレビ番組や歌などは、著作権者が許可していないものは削除されています。

 基準や価値観の相違だろうな。かつて少年法の保護の下、名前も出ずに、罪に対して大甘な罰しか受けず、反省しているかどうかも疑わしい少年犯罪者を大々的に晒すサイトがあり、管理人は台湾にサーバーを置くことで日本の官憲からの追及をかわしていたが、結局移転を繰り返し、10年以上姿を消している。

>
> まあ、YouTubeでもネットサイトでも、まじめなのより、ゴシップ系などのほうが視聴率が上がりますが、やっていることはエラーコーナーなことなので、わたしもそのような動画は以前はみましたが、現在ではみても、名前を伏せてあるものだけになりました。
> YouTubeなどのサイトでも、刑務所を出所した人や、被害者、加害者の家族などを追いかけ回す、エラーコーナーな動画は削除してほしいです。

 まあ、パンピーのゴシップ好きも問題だとは思う。
 需要が無ければ供給は生まれないと云う事だ。

>
> わたしもあまりにも酷い場合は通報することもありますが、イタチごっこですね。
>
> そんなことまでして金稼ぐ、悪質YouTuberが多いです。

 人の命を奪うことを仄めかす恫喝は俺も通報したことがある。ただ、なかなか消えなかった。多分、数が多過ぎて追いつかないし、すぐに消されればそれまでなのだろう。

>
> では、最後に、わたしも個人事業者で、一応は社長なのですが、仮にわたしが法人成りして、従業員を募集するとしたら、前科がある人などは採用するか?です。
>
> まあ、情状によりますが、立ち直りたいと強く思う人、身元引受人がいることなどをいろいろと考えてから採用する可能性はあります。

 実際に受け入れている人も、そうなんだろうな。全くの無条件はさすがにないだろう。
 女子高生コンクリート詰め監禁暴行●人事件の犯人共や、神戸連続児童●傷のAも身元がバレて職を失ったことがあると聞いたことがある。

>
> 身バレ防止のため、わたしが法名を授与すると思います。
>
> ただ、社会保険等は本名でないと無理ですので、わたしが担当しますね。

 そこまでお考えなら充分優しく、懐も深いと思う。

>
> やはり身バレ防止のため、表に出る仕事よりも、縁の下の力持ちの仕事をお願いすると思います。
>
> では、人の命を奪ってしまった人の場合ですが、こちらも情状などいろいろと考えて決めたいと思います。

 ●人犯は例外なく■刑にすれば、そんな問題はなくなる……………というのは道場主の馬鹿が嫌う極論だな(苦笑)。

No.582 2025/09/16(Tue) 10:08:06
菜根道場5•10日雑文 / ダンエモン
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月15日の担当、楽曲房ダンエモンです。

 まず、今月1日、数年振りに椎名恵さんのライブに参加してきました。
 5月に岡本真夜さんのライブに参加し、現在進行中である大黒摩季さんのライブにどこかで遠征したいと思っていたので、年内は東京に行くのは厳しいと思っていました。
 そこに突如椎名さんのライブの情報を得て、時間的・経済的にそれなりに無理して参加してきました。

 幸い、数年のブランクを経ても椎名さん並びにバンドメンバーからは覚えられていて、皆、再会を喜び、最前列に座れたとはいえ、椎名さんからは「一緒に沢山歌ってくれてありがとう!」との御言葉も頂戴しました。
 
 普段は自分の容姿にコンプレックスを抱くことの方が多いのですが(苦笑)、こういうときは覚えられ易い顔に生んでくれた両親に感謝しています(笑)。

 さて、ここで話はコロっと変わるのですが、先日歌について恥じるところがありました。
 それは8月9日のことで、毎年この日は長崎市の平和祈念式典を留守録して見るのですが、その式典で歌われた一つの曲の存在を知りました。

 それは福山雅治氏の「クスノキ 500年の風に吹かれて」と云う曲です。

 ダンエモンは、歌謡曲に関しては「狭く深く」の主義で、アーティストに関しても、基本、「思い切り知っている」か、「殆ど知らない」かのどちらかです。
 勿論これは極端な例えで、歌っている歌手が好きであろうとなかろうと、関心が高かろうと低かろうと、本当に良い曲と想われるものはそれなりに重視しているつもりです。

 そんな中、福山氏に関しては、「『笑点』で三遊亭小遊三師匠が自分の容姿に擬えているネタ元。」としてのイメージが強いのですが、式典で歌われた「クスノキ 500年の風に吹かれて」には心を揺さぶられたました。

 曲は、昭和に20(1945)年8月9日に原爆を投下を受けて激しく損傷しながらも生き残り、現在青々とした葉を繁らせ、樹勢を誇る被爆クスノキを主人公として、その不死身とも云える姿に復興を遂げ、繁栄する長崎への想い、生き続ける被爆者と遺族への鎮魂・エールを歌い上げたもので、式典では爆心地から5、600メートルの距離にある小学校の児童合唱団にて歌われました。

 恥じているのは、かかる名曲が2014年に作られたもので、10年以上ものその存在を知らなかったことです。
 道場主は10数年前に福山氏が、自身を被爆二世であることをカミングアウトしていたのを知ってはいました。
 中学校の修学旅行が長崎で、長崎出身のピアニストのお姉さんに色目を使っていたこともあって(苦笑)、長崎にはそれなりの関心を持って生きてきたつもりでしたが、被爆クスノキも、片足鳥居も知らずにいました。

 本来、歌謡曲はノンポリであるべきだと思っています。
 しかし、戦争であれ、天災であれ、非業の死を遂げた多くの人々の犠牲を悼み、その立ち直りにを支援するのに、国籍も、信条も、時代も関係ないと思っています。

 「クスノキ 500年の風に吹かれて」を知ったのは今更、かも知れませんが、知った上はその想いをしっかりと受け止め、今後も8月9日が巡る度に想いを新たにし、改めて長崎が「最後の被爆地」であり続けることを願う次第です。

No.570 2025/08/24(Sun) 16:51:32

Re: 菜根道場5•10日雑文 / ホールインニャン
こんにちは、なかなか書き込みできずに申し訳ありません。

椎名恵さんのライブ楽しかったそうで何よりです。
1番前で聴けたそうですね。
久しぶりのライブだったのですね。
岡本真夜さんと大黒摩季さんのは時々いかれているようですが?

わたしはもう椎名さんとはねこ年に入れると13年ですが、そちらに近いほどライブに行っていません。

道場主さまは、わたしが椎名さんのライブの時にいつも何かお渡ししているのを知っていると思います。

主にJRや交通系のカードをお渡ししていましたね。

神園さやかさんにも主にICカード渡していましたが、舞台でお渡しする時に営業スマイルで「ありがとう」と対応していましたが、椎名さんは普通に「ありがとう」との感じでした。

道北の北見の近くでの訓子府町でのライブでもそのような感じでした。

でも訓子府町でも「いつもありがとう」と言っていただきました。

椎名さん、神園さんどちらの対応もありだと思います。

椎名さん、ゴルフをされるようなので、東京にいたときに、後輩
とライブ参加したときに、後輩がゴルフボール渡していて、椎名さんがお辞儀していました。

椎名さんがホールインニャンは記録しても嬉しくないなあホールインワンを記録したかどうかはわかりませんが、そこそこのプレーはされるとは聞いたことあります。

わたしはゴルフはしたことがありませんが?道場主さまはされるのですか?


福山雅治さんのクスノキは知りませんでした。
反戦歌については、わたしもいろいろ聴いていますが、気が付きませんでした。
原爆を経験したクスノキも初めて知りました。

ネット時代により、いままで埋もれていた歴史などがわかるようになりました。

わたしが調べている、列車空襲についても、いままで語られなかったのが、ネットのおかげで日本全体把握できるようになりました。

2度と戦争がありませんように。

No.575 2025/09/04(Thu) 11:37:41

Re: 菜根道場5•10日雑文 / ネコワシ
福山雅治さんの件以下のレスポンスが簡単になっていますが、東京に行く飛行機の出発時間になり、あとは飛行機の機内WiFiを使用しようと思いましたが、WiFiがエラーになり、無理して使用すると、ネコワシのように不安定な飛行になると困るので、中止しました。

後ほど別欄で詳しく書かせていただきます。

No.576 2025/09/04(Thu) 13:41:18

Re: 菜根道場5•10日雑文 / ダンエモン
> こんにちは、なかなか書き込みできずに申し訳ありません。
 こちらこそ、遅れ気味でm(__)m

>
> 椎名恵さんのライブ楽しかったそうで何よりです。
> 1番前で聴けたそうですね。
> 久しぶりのライブだったのですね。
> 岡本真夜さんと大黒摩季さんのは時々いかれているようですが?

 一応、毎年参加していますが、真夜さんは年一回程度で、今年、昨年参加する前は10年近いブランクが開きました。

>
> わたしはもう椎名さんとはねこ年に入れると13年ですが、そちらに近いほどライブに行っていません。
>
> 道場主さまは、わたしが椎名さんのライブの時にいつも何かお渡ししているのを知っていると思います。

 詳しくは見ていません。椎名さんとの距離の近さもあって、プレゼント渡される方は珍しくありませんので(笑)。

>
> 主にJRや交通系のカードをお渡ししていましたね。
>
> 神園さやかさんにも主にICカード渡していましたが、舞台でお渡しする時に営業スマイルで「ありがとう」と対応していましたが、椎名さんは普通に「ありがとう」との感じでした。
>
> 道北の北見の近くでの訓子府町でのライブでもそのような感じでした。
>
> でも訓子府町でも「いつもありがとう」と言っていただきました。
>
> 椎名さん、神園さんどちらの対応もありだと思います。

 「いつも」は嬉しいですね。

>
> 椎名さん、ゴルフをされるようなので、東京にいたときに、後輩
> とライブ参加したときに、後輩がゴルフボール渡していて、椎名さんがお辞儀していました。
>
> 椎名さんがホールインニャンは記録しても嬉しくないなあホールインワンを記録したかどうかはわかりませんが、そこそこのプレーはされるとは聞いたことあります。
>
> わたしはゴルフはしたことがありませんが?道場主さまはされるのですか?

 全くやったこと有りません。正直、見ていても余り面白いとも思いませんので、打ちっぱなしすら行ったことありません。
 好きな方に云わせると、やってみないとその楽しさは分からないとのことですが。

>
>
> 福山雅治さんのクスノキは知りませんでした。
> 反戦歌については、わたしもいろいろ聴いていますが、気が付きませんでした。
> 原爆を経験したクスノキも初めて知りました。
>
> ネット時代により、いままで埋もれていた歴史などがわかるようになりました。
>
> わたしが調べている、列車空襲についても、いままで語られなかったのが、ネットのおかげで日本全体把握できるようになりました。
>
> 2度と戦争がありませんように。

 功罪両面ありですね。
 確かにネットの御蔭で隠れた情報や、公にし辛い情報に接し易くなりましたが、情報の発信・受信がし易くなったと云う事は、間違った情報や悪質な虚偽情報も流し易く、接し易いことも注意しなくてはなりません。
 軍拡や核武装を叫ぶ方々も、決して戦争を望んでいる訳では無く、戦争を防ぐ為に叫んでいるのは分かりますが、あることによって生まれる暴発、何よりリアル世代が少なくなったことによる悲惨さへの想いの希薄化が懸念されます。

No.577 2025/09/10(Wed) 11:20:37
菜根道場5•10日雑文 / シルバータイタン
 御来房の皆様、こんにちは。
 毎月10日の担当、特撮房シルバータイタンです。

 現在、閲覧中の特撮物が次々と終わりを迎えようとしています。

 まずはabさんの書き込みにもあった、四半世紀連載された『仮面ライダーSPIRITS』の最終回。これに関しては次月号で如何なる発表があるかが不明なこともあり、現時点での批評は控えます。

 次はCATVで見ている『科学戦隊ダイナマン』について。
 東映チャンネルで週1で2話の放映の為、この時期に終わることは初めから分かっていましたが、感慨深いものを感じています。
 実のところ、戦隊ものに関しては幼少の頃に見た記憶の有る『秘密戦隊ゴレンジャー』〜『太陽戦隊サンバルカン』までを見て、録画出来れば充分と思っていて、それ以降のものは特別な思い入れや着目点が無ければ見ないつもりでした。
 ただ、埼玉県在住の特撮ファン仲間から、『大戦隊ゴーグルV』と『ダイナマン』の閲覧を是非に、と勧められ、結果として勧めに従って良かったと思っています。
 
 そして間もなく最終回を迎える『仮面ライダーガブ』について。
 これまたこの時期に終わるのは例年通りなのですが、令和ライダーの中にあって、『ガブ』が現時点で最も面白いと思っています。
 主人公のショウマが元々はグラニュート界を牛耳るストマク社一族の庶出の末弟だったこともあり、その人間関係には複雑なものがありつつも、(結果的に対立した場合でも)確かな家族愛があり、その結末は本当に興味深いものがあります。
 今、現在抱いている想いは、「頼むから主要メンバー、誰も死なないでくれ。」です。

 上記三作についてはいずれ独立した作も作りたいとは思っていますが、いずれも良き終わりを迎えて欲しいと思っています。

 それでは。
   
 
現在放映中の『仮面ライダーガブ』
 

No.569 2025/08/24(Sun) 16:26:13

Re: 菜根道場5•10日雑文 / ab
宇宙刑事シリーズが展開していた頃、戦隊は宇宙刑事と設定が被らないように、敵組織に変化を付けていました。
マクー〜フーマは宇宙規模の組織なので、同時期のゴーグルの敵は地球人、ダイナの敵は地底人、バイオの敵はロボット、とね。
プロデューサーが言ってましたよ。「そっちが宇宙から来るならこっちは地底だぞ!」ってね。
で、宇宙刑事が終わるのに合わせて、次のチェンジマンでは敵を宇宙規模の巨大組織に設定してました。

当時初代ガンダムのヒットでアニメの方が強くなってきたこともあって、ダイナマンではロボットアニメの敵メカデザインを何年もやってらした出渕裕氏をデザイナーに招いてました。
同時期の聖戦士ダンバインと並行してお仕事されてましたね。
その後バイオ・チェンジ・フラッシュと戦隊のデザインを続けられて、離れることになります。
平成ライダーではアギトのアンノウンのデザインをされてました。

一話完結ではなく終盤のエピソードに連続性を持たせる、というのも、ダイナで試験的に始めてました。

敵のカー将軍を演じた石橋雅史氏ですが…ジャッカーでは敵ボス、フィーバーでは薬所持で逮捕された地獄大使の代役も演じてらっしゃいました。
このカー将軍はとても視聴者人気の高い悪役で、親子からのファンレターやバレンタインチョコまで届くほどだったとか。
仮面ライダーブラックの映画では「子供から空手名人と間違われる人」を演じてましたけど、実際は極真空手7段なんですよね。
しかしそのブラックと同時期の高速戦隊ターボレンジャーでも敵のナンバー2を演じたのですが…こちらは残念な終わり方でした。
途中で放送時間枠が移ったこともあってテコ入れだったのか、石橋さんを含めた敵幹部3人が中盤でバタバタと倒されていくのです。
最後はレッドにぶった切られて派手に大爆発を起こすのですが、その直後に幽霊みたいな姿になって現れ「これで死ぬ俺ではないぞ!」と言い残します。
…しかしそれっきり再登場しませんでした。普通、そんな事言い残したら復活すると思うじゃありませんか。
あれはなんだったのやら…そしてそれが戦隊シリーズ最後のレギュラー出演となりました。

No.571 2025/08/26(Tue) 22:33:28

Re: 菜根道場5•10日雑文 / シルバータイタン
 どうも、abさん、返信が遅れました。
 『仮面ライダーガヴ』の最終回を見てからレスしたかったので(苦笑)。

> 宇宙刑事シリーズが展開していた頃、戦隊は宇宙刑事と設定が被らないように、敵組織に変化を付けていました。
> マクー〜フーマは宇宙規模の組織なので、同時期のゴーグルの敵は地球人、ダイナの敵は地底人、バイオの敵はロボット、とね。
> プロデューサーが言ってましたよ。「そっちが宇宙から来るならこっちは地底だぞ!」ってね。
> で、宇宙刑事が終わるのに合わせて、次のチェンジマンでは敵を宇宙規模の巨大組織に設定してました。

 『科学戦隊ダイナマン』が地底人にして有尾人と云う、同じ地球出身でありながら、明らかに異なる種族を敵役に据えたのにはそういう背景があったんですね(しみじみ)。

>
> 当時初代ガンダムのヒットでアニメの方が強くなってきたこともあって、ダイナマンではロボットアニメの敵メカデザインを何年もやってらした出渕裕氏をデザイナーに招いてました。
> 同時期の聖戦士ダンバインと並行してお仕事されてましたね。
> その後バイオ・チェンジ・フラッシュと戦隊のデザインを続けられて、離れることになります。
> 平成ライダーではアギトのアンノウンのデザインをされてました。

 初めて出渕裕氏の名を知ったのは、『ロードス島戦記』という小説のイラストレーターとしてでした。
 その後、漫画家・ゆうきまさみ氏とも交流があり、『究極超人あ〜る』の一コマ「究極戦隊コウガマン」のイラストも担当していましたね(笑)。

>
> 一話完結ではなく終盤のエピソードに連続性を持たせる、というのも、ダイナで試験的に始めてました。
>
> 敵のカー将軍を演じた石橋雅史氏ですが…ジャッカーでは敵ボス、フィーバーでは薬所持で逮捕された地獄大使の代役も演じてらっしゃいました。
> このカー将軍はとても視聴者人気の高い悪役で、親子からのファンレターやバレンタインチョコまで届くほどだったとか。

 『仮面ライダースーパー1』にて最初の怨敵となったファイヤーコングの人間態・猿渡豪介、『帰ってきたウルトラマン』での近藤メカニック班長、等も忘れられませんね。
 石橋氏は悪役としても稀有な方だったと思います。『バトルフィーバーJ』ではヘッダー指揮官の死を直部下であるサロメのみならず、戦闘員までもが号泣していましたし、『ダイナマン』では帝王アトンが讒言で疑ったことを詫びて、仇討ちを誓っていました。
 戦死を惜しまれた悪の幹部は決して少なくないのですが、首領が詫びたり、一兵卒が号泣したりした例は多くないと思います。

> 仮面ライダーブラックの映画では「子供から空手名人と間違われる人」を演じてましたけど、実際は極真空手7段なんですよね。
 リアルタイムで偽名人を告白する直前に南光太郎と交わした軽い殺陣を見て、「一応の空手の心得はありそうだな。」と思いました(←一応、道場主も空手をかじったことがあります)。
 勿論、リアルでの石橋氏の技量を知ったときは顎を落としましたが(笑)。


> しかしそのブラックと同時期の高速戦隊ターボレンジャーでも敵のナンバー2を演じたのですが…こちらは残念な終わり方でした。
> 途中で放送時間枠が移ったこともあってテコ入れだったのか、石橋さんを含めた敵幹部3人が中盤でバタバタと倒されていくのです。
> 最後はレッドにぶった切られて派手に大爆発を起こすのですが、その直後に幽霊みたいな姿になって現れ「これで死ぬ俺ではないぞ!」と言い残します。
> …しかしそれっきり再登場しませんでした。普通、そんな事言い残したら復活すると思うじゃありませんか。
> あれはなんだったのやら…そしてそれが戦隊シリーズ最後のレギュラー出演となりました。

 些か残念でしたね。含みを持たせるつもりが実現できなかったと云ったところでしょうか?
 『週刊少年ジャンプ』も一時期、打ち切りを認めたくなかったものか、最終回に「第一部 完」と銘打つ作品が多かったのですが、多くの者が、「こういうのって、「第二部」が始まった試しがない。」と揶揄していました。

 ダイナマンの背景、石橋の活躍、と今回も参考になりました。ありがとうございました。

No.573 2025/09/04(Thu) 09:47:31
このサイトの戦国房についての感想8 / ベルトラン
こんにちは、お久しぶりのベルトランです。
また丁寧に返事をいただきありがとうございます。
また記事の内容に対する反論も多くありますがご了承ください


まずは新コーナーの人質………その様々な待遇と存在意義のコーナーの余豊璋の項目についてです。
百済では腆支王という王が太子時代に倭国に人質として出されて、王の死後一族による簒奪が起こり倭国の護衛とともに帰国して王に即位したことが証明されていて、百済の王族が倭国の人質になった例は結構あったようなんですよね。
何しろこれらの事例は日本書紀だけでなく朝鮮側の資料である三国史記など複数の記録がありますから。
またこれらの記録から百済を倭国が軍事支援したことは、白村江の戦い以前にもあったと考えられます。


次に源義高の項目についてです。
そもそも大姫のエピソード事態が七歳の割には大姫が頭良すぎることを考えると、あんまり信用していないのが私の感想です。
恐らくほとんどが創作だろうというのが私の考えであり、大姫が義高を愛していたというのも史実ではないだろうと私は考えますね。


次に松平元康の項目についてです。
実は最近では竹千代が織田信秀の人質になったのは、戸田康光の裏切りではなく織田軍の攻撃により岡崎城が落城したため織田家に降伏せざるを得なかったというのが実情とされているそうです。
また元康が岡崎への帰国をしなかった理由は、元康が義元の姪・瀬名を娶ったことで今川家の親族衆と扱われたからのようです。
今川家の親族衆は元康に限らず、基本的に駿府城に居住するのが今川家の決まりだったようです。
そもそも幼くして父を失った元康が今川義元の庇護なしで無事に家督を継承できたとは考えにくく、元康にとって今川家には恩義の方がはるかに大きかったと言えます。

またそもそも松平広忠が親今川の立場を貫いた理由としては、そもそも織田家への敵対心も大きかったように思います。
松平家にとって織田家は清康の不慮の事故など因縁のある相手です。
広忠の最後にも織田の謀略という説もあるほどであり、いまさら織田に従いたくないという感情の方が大きかったのではないでしょうか?
そういった意味では元康にとって清州同盟は今川からの支配を脱して独立した喜ばしい瞬間ではなく、むしろ長年の宿敵である織田家と心ならずも手を組まざるを得なくなった屈辱の時だったではないでしょうか。


次に毛利隆元の項目についてです。
実は彼の病没の直前に和智誠春の饗応を受けたという話は同時代史料に確認できず、後世の創作の可能性が高いそうなんです。
では和智誠春と赤川元保の粛清の原因はというと、この二人はどうも素行が悪かったらしく赤川元保は隆元の生前から粛清が検討されていたらしいので、この二人の粛清は隆元の最後とは直接関係はないようですね。

また隆元は大内義隆にかなり好感を持っていたようですし、謀反の後毛利家に無理難題を要求したりしていますから、陶晴賢にはあまり良い感情は持っていなかったようですね。
ですから隆元・元春が晴賢が降伏することでその命を奪わずに済むことを望んでいたというのはありえないと思いますね。


次に黒田長政の項目についてです。
実は信長が松寿丸の処分を命じたという話、かなり怪しいそうなんです。
というのもそもそもこの話は後の福岡藩の記録が初見であり同時代資料からは確認できず、しかも有岡城が陥落した際に官兵衛の救出に黒田家の家来が参加しているもののそもそも松寿丸が表向き処分されていたら黒田家の家来が有岡城攻略に参加できるはずがないからです。

またそもそも松寿丸は黒田官兵衛の人質ではなく小寺家の人質であり、小寺政職は実際に裏切っているため信長が松寿丸の処分することが不当かは疑問かもしれません。


そもそも人質と言っても現代の人質とは違います。
昔の人質は現代の外交官の方が近く、相手が裏切らない限り客分として厚遇するのが当たり前ですしむしろ冷遇する方が非常識な対応です。
また差し出す側としても相手の家の有力者との人脈を作る機会があったり、相手の家の情報を得たりとメリットもあります。

また同盟が破綻したとしても、使者を派遣して正式に同盟は気の手続きをした場合は人質は返還するのが普通であり、戦国乱世と言っても相手に過剰に恨みを買うのを避けるために実際にはきちんと手続きをしたうえで同盟破棄をすることが多く、またそもそも人質は捕虜交換などに政治利用できることもあり、友好関係が破綻したからと言って必ずしも処刑されたとは限りません。
まあ現在感覚で人質を語るべきではないでしょうね。


次に新コーナーの優遇され過ぎ?な人物のコーナーの聖徳太子の項目についてです。
崇峻天皇事件は蘇我馬子が独断で行ったわけではないようです。

崇峻天皇が即位した際に前天皇の時代の重臣がそのまま留任していたわけですが、どうも崇峻天皇がだんだんと彼らに反発するようになったのが原因のようです。
つまり崇峻天皇は馬子をもし討伐に成功していたら次にその他の重臣も排除した可能性が高く、さらには後見人であった後に推古天皇となる豊御食炊屋姫も排除した可能性が高いわけです。

つまり崇峻天皇事件は蘇我馬子の策謀ではなく、もしろ多数の皇族や群臣の同意を得た上での宮廷クーデターであったと考えられています。
この事件で馬子が弾劾されなかったのも、崇峻天皇を放置することが皇族や群臣にとっても利益にならなかったと言う事情によるようです。


次に源義経の項目についてです。
義経が弓を奪われた際に、「源氏の大将がこんな小さい弓を使っているなんて云われたら恥」として、必死になって奪い返した件に関しては、当時の武士は強い弓を使用できることが武勇の証として重視されていたのですが、義経は残された鎧から推定して同時代基準でも身長が低く、小さな弓しか使用できなかったために弓を必死に奪い返したと考えられます。
つまり低い身長に義経がコンプレックスを感じていたからだと考えれば、そこまで不自然な話ではないと思われます。


あり得ない超人化は何故起きるかということで無視できない要因は、記録の少ない人物は創作作品の主人公にしやすいというものがあります。
記録が少なく人生の中で何をしていたか不明な時期の多い人物は、記録の無い不明な時期にいくらでもエピソードを盛れるために創作作品の主人公とされて人気が出るという訳です。
聖徳太子や島左近や前田慶次はまさにそうですし、源義経も頼朝のもとに駆け付ける以前の時期や頼朝に追われて逃亡している時期など記録の無い時期が多く話が盛りやすいために創作作品の主人公にしやすいという事情があります。
豊臣秀吉なんかも信長に仕える前の記録がほとんどないため、創作作品の主人公にしやすい人物ですね。
実際秀吉が実は忍者だったなんていう小説もありますし。


あと劉備についてですが、呂布の「この大耳野郎こそ一番信用出来ない奴だ!」との批判についてですが、二度の義父裏切りを始め何度となく味方を裏切り続けた呂布に比べて、劉備は益州乗っ取りの一度を除けばあくまでも危険を察知して主君を変更しただけです。
戦乱の世では仕方ない事ですし、少なくとも呂布にだけは言われたくないのではと思いますね。

ただ劉備は三国志演義最大の被害者とも言われるんですよね。
というのも演義での劉備は聖人君子で人望はありますが、武勇にも知略にも優れずキャラクターとしての魅力に欠けるところがあります。
実際蜀漢陣営が好きな人々は劉備が好きというより、諸葛亮や五虎将軍が好きだからという人は結構多いはずです。
むしろ劉備は現代人感覚だと、演義での聖人君子の姿より、聖人君子でなくとも英雄である史実の劉備の方が余程魅力的でしょうね。



次に夜討ち集のコーナーの保元の乱の項目についての続きです。
私は最近公家たちが、過度に悪人扱いされすぎていると感じています。
今回でも頼長なりの事情を無視して愚かな公家と、不幸な武士みたいな構図で語られすぎているのではという訳です。

またそもそも上皇方の人物は協調性のない人物が多く、当人に不遇の責任が一切ないのは崇徳上皇だけでは?
こう考えると源為義もこの末路はそもそも当人にも問題があったように思えるんですよね。


次に厳島の戦いの項目についてです。
大内家に限った話ではありませんが、最近では文官的な武士の派閥の呼び方として文治派という言葉は歴史用語としてあまり使わなくなっていて、代わりに吏僚派と呼ばれることが多くなっているようです。
なぜなら例えば文治派を重用する目的は当主権限の強化が目的であることが多く、当主が文弱に陥ったわけでも意欲を失ったわけでもないわけですし、また文治派と呼ばれる人々が必ずしも戦争を否定する平和主義者でもないわけで、文治派という用語が誤解を招きやすい表現であるからであり、豊臣政権でも石田三成ら奉行衆のことを最近では吏僚派と呼ぶことが多くなっているようです。

あと江良房栄が粛清された原因はどうも元就との和平を主張したからであり、元就の謀略ではないようです。
また厳島の戦いにおける陶軍の兵力は弘中隆兼以外に大内家の重臣がこの戦いに参加していないことから最大でも一万と考えられていて、水軍もおそらく百二十隻程度というのが有力のようです。
毛利軍の兵力が恐らく四千から五千、毛利直属水軍と小早川水軍が百隻から百二十隻だと考えられているため、実際には通説ほどの兵力差はなかったようなんです。
これに村上水軍二百隻が毛利方に参戦すればもはや毛利川の優勢は明らかとはいえ、大内義隆の死後に衰退した大内家の状況と陶晴賢の失策により最初から劣勢は明らかだったかもしれませんね。


日本人はだまし討ちは卑怯と考えても、夜襲は卑怯と考えないと思うんですよね。
保元の乱については夜襲を行った方が卑怯と批判されるより、夜襲作戦を却下した藤原頼長のほうが批判されていますし、本能寺の変も批判されるのは主君討伐であって夜襲という手段ではないと思うからです。
また山木館襲撃はそもそも知名度が低くあまり注目されていないような気がします。

日本ではそもそも伝説ですら女装して敵を討った日本武尊の逸話とか、毒酒で酒呑童子を倒した源頼光の伝説とかが語り継がれる国ですから、夜襲を卑怯とは全く思わないんでしょうね。


次は足利直義の項目で話題にした後醍醐天皇についての続きです。
鎌倉時代末期には朝廷の両派閥の対立の激化により、朝廷での訴訟にてその時の天皇の派閥の支持者が勝訴して天皇が代替わりするとそれがひっくり返されるなど両統迭立の弊害が露骨に出ていて、この朝廷の混乱を収束させるには両統迭立を終結させるしかなかったようなんですよね。

建武政権の政策が後の室町幕府にも継承されたりと、後醍醐天皇の政治が室町幕府にも継承されています。
高師直の土地権利の管理政策も実は建武政権の政策を継承したものです。

また建武政権の土地権利の管理政策の失敗は恩賞の不公平ではなく、土地給付の手続作業が膨大な量となり追いつかなかったからだったようです。
こうしたことからも少なくとも武士を冷遇した後醍醐天皇という見方は完全に過去のものとなっているわけですね。
少なくとも後醍醐天皇の政治的業績は一定の評価をすべきでしょう。


次に胡亥と悪宦官・趙高についての続きです。
最近では趙高は実は宦官ではないのではないかという説もあるそうです。
そもそも中華王朝の宮廷の役職が去勢した宦官に限定されたのは後漢時代からだそうで、それ以前には宮廷でも去勢しない役人が仕えていたそうです。
趙高にはそもそも娘婿がいたことが確認されるため、去勢した宦官ではない可能性が高いのではと言われているそうです。
秦王朝の実態はまだまだ分からないことが多いのが実情のようですね。

そもそも始皇帝が最後の巡行の前に扶蘇を呼び戻して太子にして自分の後継者であることを明らかにして、最後の巡行に同行させていれば趙高の遺言書改ざんは防げたのではと思います。
結局趙高の専横はもとはと言えば、始皇帝が後継者問題への対応を誤ったことがそもそもの原因ではないでしょうか。



次に嫡男はつらいよのコーナーの武田義信の項目についてです。
実は義信の謀反事件の原因は信玄が今川を滅ぼそうとしたからではないというのが有力になっているそうです。
というのも信玄は桶狭間の戦いの前から織田との同盟の交渉をしていたからです。

そもそも武田家の最大の敵は上杉謙信であり、それに全力を向けることのできる体制を作るための三国同盟なわけですが、このころ美濃で斎藤や織田と武田家は泥沼の国境紛争をしていていい加減これをやめたいと考えていたようなのです。
それがちょうど上洛を目指す足利義昭の仲介があり、織田との泥沼の紛争に嫌気がさしていた武田信玄にとってちょうどよかったので織田との同盟を決意したわけです。
つまり武田と織田との同盟はこの時点では単なる和睦に毛が生えた程度のもので今川と敵対する前提の物ではなく、義信が謀反を起こしてまで止める必要はなかったのでは?というのが現在の研究者の考えのようです。

それではなぜ謀反が発生したかというと、原因の一つは信玄に取り立てられた新参の家臣と譜代の家臣が原因ではないかと言われているようです。

もう一つの原因としては、武田義信はこの時28歳であるにもかかわらず未だに家督を譲られないことに不満があったからではないかと言われているようです。
というのも同盟相手の後継者で年齢の近い今川氏真や北条氏政が共に20歳くらいで家督を継承しているのに対して、このとき28歳の義信は未だ形式的な家督継承すらもないことに不満を持っていたのではないかというわけです。
なにしろ他の大名家の例でもだいたい20歳前後で形式的にしろ家督を継承して前当主はその後見人になるのが当時の慣習だったようですので、義信が父である信玄に不満を持つのも当然でしょうね。

まあ要は義信事件の原因はおおむね武田と今川の外交問題というより、武田家の内紛が原因であるようです。
また義信をすぐに粛清しなかった理由も、一つには義信を死なせると今川との関係が悪化することを信玄が危惧していたのが一因のようです。

また武田家と今川家の同盟が決裂した原因は、義信事件がきっかけで今川氏真が信玄に不信感を持ち武田家の仇敵である上杉家と同盟を結んだことが切っ掛けのようです。
つまり信玄が今川を攻撃しようとして義信の謀反が発生したのではなく、義信事件がきっかけとなって武田と今川の関係が悪化して同盟決裂となったというのが実情のようですね。

武田義信の死因は、最近では病死が有力のようですね。
また実は飯富虎昌が義信の傅役だったという通説には疑う余地があるそうなんです。
飯富虎昌は信濃で越後で上杉謙信に備えるのが役目であったため実は甲府に滞在すること自体が少なく、義信の傅役をやる暇があったかどうか疑わしいからだそうです。
結局のところ通説は大抵間違っているというパターンは義信謀反事件にも言えるようです。


次に反故にするんじゃねぇ!のコーナーの満州開拓民と南満州鉄道の項目についてです。
移民の内実が現地人の報復を警戒しなければいけない侵略であったことは事実ですが、実はそもそも中国大陸が辛亥革命以降各地の軍閥が内戦を繰り広げる群雄割拠のような状態で治安が最悪であったという実情もありました。
侵略に対する報復とか関係なく、各地で略奪を繰り返す盗賊団などの武装組織が各地に出没していたわけです。
そもそも国民党軍も中国共産党軍も規律の良い軍隊ではけっしてありませんでした。

逆にこれらの討伐などを行って治安維持がある程度行われていた日本軍の占領地は、日本の侵略を考慮したとしても同時代の中国ではまだしも住みやすい地域であったという実情もあります。
実際あくまで他はもっとひどいという消極的な理由にせよ、日本軍を支持する中国の民衆も決して少なくない数いたのという事実もあります。
これは現代のパレスチナでもイスラエル軍の行動は許されないにしろハマスが残虐なテロリストなのは事実であり、決して悪のイスラエル軍に立ち向かう正義の集団では決してないという事実から考えても理解できるでしょう。

日本軍の侵略は批判されるべきであり正当化できませんが、日本の侵略が無ければ当時の中国が平和だったわけでもないことは忘れてはいけませんね。


さて今回はこれまで。
次の更新を楽しみにしています。
それではまた。

No.565 2025/08/22(Fri) 00:38:53

Re: このサイトの戦国房についての感想8 / 薩摩守
> こんにちは、お久しぶりのベルトランです。
> また丁寧に返事をいただきありがとうございます。
> また記事の内容に対する反論も多くありますがご了承ください

 お久し振りです、ベルトランさん。
 例によって反論大歓迎です。こちらこそ、何だかんだ云って自説を曲げないことが多いのですが、決して反論を軽んじている訳では無いことを改めて申し上げておきます。

>
>
> まずは新コーナーの人質………その様々な待遇と存在意義のコーナーの余豊璋の項目についてです。
> 百済では腆支王という王が太子時代に倭国に人質として出されて、王の死後一族による簒奪が起こり倭国の護衛とともに帰国して王に即位したことが証明されていて、百済の王族が倭国の人質になった例は結構あったようなんですよね。
> 何しろこれらの事例は日本書紀だけでなく朝鮮側の資料である三国史記など複数の記録がありますから。
> またこれらの記録から百済を倭国が軍事支援したことは、白村江の戦い以前にもあったと考えられます。

 そうですね、朝鮮三国(高句麗・新羅・百済)の歴史は長く、大和朝廷との絡みもなかなかに複雑です。
 名目がどうあれ、来日・訪日した王族は多いと思います。
 新羅の三国統一に大きく貢献した武烈王・金春秋も即位前に日本に来たこと有りますし。
 「人質」に対するイメージが現代と同じなら、国家のプライドからして『三国史記』に王族が人質になっていたことは削除されてもおかしくありません。
 貴説にある様に、名目は人質でも、現代で云うところの大使に近かった様ですね。

>
>
> 次に源義高の項目についてです。
> そもそも大姫のエピソード事態が七歳の割には大姫が頭良すぎることを考えると、あんまり信用していないのが私の感想です。
> 恐らくほとんどが創作だろうというのが私の考えであり、大姫が義高を愛していたというのも史実ではないだろうと私は考えますね。

 確かに年齢の割に大姫は賢過ぎると思います。
 ただ、義高への愛情の程度がどうあれ、両親のやり様が幼い大姫の心を深く傷つけたのは間違いないと思います。
 頼朝や政子に大姫に対する愛情が無かったとは云いませんがね。

>
>
> 次に松平元康の項目についてです。
> 実は最近では竹千代が織田信秀の人質になったのは、戸田康光の裏切りではなく織田軍の攻撃により岡崎城が落城したため織田家に降伏せざるを得なかったというのが実情とされているそうです。

 岡崎城落城は初耳ですね。それを契機に松平広忠が織田信秀に降伏し、嫡男まで差し出したのであれば、広忠の新今川路線は修復不可能だったと思うのですが、如何でしょう?

> また元康が岡崎への帰国をしなかった理由は、元康が義元の姪・瀬名を娶ったことで今川家の親族衆と扱われたからのようです。
> 今川家の親族衆は元康に限らず、基本的に駿府城に居住するのが今川家の決まりだったようです。
> そもそも幼くして父を失った元康が今川義元の庇護なしで無事に家督を継承できたとは考えにくく、元康にとって今川家には恩義の方がはるかに大きかったと言えます。

 これは一度「今川家の婿殿」についてよくよく調べた方が良さそうですね。
 私も、情がどうあれ、義元は元康を今川に属する信頼出来る部将・国人衆に育てんとしていたのは感じています(雪斎禅師を教育係としたのはその最大の証拠と見ています)。


>
> またそもそも松平広忠が親今川の立場を貫いた理由としては、そもそも織田家への敵対心も大きかったように思います。
> 松平家にとって織田家は清康の不慮の事故など因縁のある相手です。
> 広忠の最後にも織田の謀略という説もあるほどであり、いまさら織田に従いたくないという感情の方が大きかったので はないでしょうか?

 充分考えられる話だと思います。
 竹千代が三歳のとき、竹千代のは母・お大の実家・水野家が織田についたために広忠はお大を離縁しました。
 この時代、年齢にもよりますが、女性は実家よりも嫁ぎ先での時間の方が遥かに長く、実家と嫁ぎ先が手切れになった際も、嫁ぎ先に留まることは珍しくありませんでした(お市も浅井長政敗死まで小谷城に留まりましたし)。
 広忠が反織田・親今川路線を敢然と示す為にお大を離縁した背景に、織田憎しの感情があったのもあり得る話だと思います。

> そういった意味では元康にとって清州同盟は今川からの支配を脱して独立した喜ばしい瞬間ではなく、むしろ長年の宿敵である織田家と心ならずも手を組まざるを得なくなった屈辱の時だったではないでしょうか。
 家康の感情については早計な断言は出来ませんが、結果的に信長との同盟は家康にとって(嫡男信康切腹などの不幸もありましたが)正解だった訳で、戦国の集合離散は複雑だと改めて思いますね。

>
> 次に毛利隆元の項目についてです。
> 実は彼の病没の直前に和智誠春の饗応を受けたという話は同時代史料に確認できず、後世の創作の可能性が高いそうなんです。
> では和智誠春と赤川元保の粛清の原因はというと、この二人はどうも素行が悪かったらしく赤川元保は隆元の生前から粛清が検討されていたらしいので、この二人の粛清は隆元の最後とは直接関係はないようですね。

 隆元の父・元就は井上元兼を初め、多くの重臣・国人衆を粛清し、それが如何に恨みを買っているかを充分承知していました。和智や赤川に対する粛清に隆元の死が関係なかったこともあり得るとも思いますし、無関係でも「隆元急死」
を格好の粛清理由にされたこともあり得ると思います。

>
> また隆元は大内義隆にかなり好感を持っていたようですし、謀反の後毛利家に無理難題を要求したりしていますから、陶晴賢にはあまり良い感情は持っていなかったようですね。
> ですから隆元・元春が晴賢が降伏することでその命を奪わずに済むことを望んでいたというのはありえないと思いますね。

 僅か三年の人質期間ではかんではありましたが、その間に隆元は多くの大内家中とのコネクションづくりに努めました。妻の実家・内藤家は勿論、数々の大内家関係者を取り込む為にも、陶晴賢に対する本音がどうあれ、彼への好意を前面に押し出していたことも考えられると思います。

>
> 次に黒田長政の項目についてです。
> 実は信長が松寿丸の処分を命じたという話、かなり怪しいそうなんです。
> というのもそもそもこの話は後の福岡藩の記録が初見であり同時代資料からは確認できず、しかも有岡城が陥落した際に官兵衛の救出に黒田家の家来が参加しているもののそもそも松寿丸が表向き処分されていたら黒田家の家来が有岡城攻略に参加できるはずがないからです。

 難しいですね。確かに官兵衛未帰還を理由に松寿丸が害されれば、それが黒田家離反の引き金になるでしょうから、軽々しい粛清命令が有ったとは思えませんが、当時の黒田家は信長にとって吹けば飛ぶような小勢力として見せしめを優先したとしてもおかしいとは思えません。
 また、関ヶ原の戦いに際して長政が西軍についた竹中重門(半兵衛の子)を罰しない様に、必死に家康に執成したことなど、先の粛清から救われた恩義なしに考えられないとお思っています。

>
> またそもそも松寿丸は黒田官兵衛の人質ではなく小寺家の人質であり、小寺政職は実際に裏切っているため信長が松寿丸の処分することが不当かは疑問かもしれません。
>
>
> そもそも人質と言っても現代の人質とは違います。
> 昔の人質は現代の外交官の方が近く、相手が裏切らない限り客分として厚遇するのが当たり前ですしむしろ冷遇する方が非常識な対応です。
> また差し出す側としても相手の家の有力者との人脈を作る機会があったり、相手の家の情報を得たりとメリットもあります。

 余豊璋の項でも触れた辺り、正にその通りだと思います。
 中国史でも、戦国時代に圧倒的に優勢だった秦が王族を趙に人質に出していたので、「弱い側の忠誠の証」という現代の感覚とは違う例も多いと思います。

>
> また同盟が破綻したとしても、使者を派遣して正式に同盟は気の手続きをした場合は人質は返還するのが普通であり、戦国乱世と言っても相手に過剰に恨みを買うのを避けるために実際にはきちんと手続きをしたうえで同盟破棄をすることが多く、またそもそも人質は捕虜交換などに政治利用できることもあり、友好関係が破綻したからと言って必ずしも処刑されたとは限りません。
> まあ現在感覚で人質を語るべきではないでしょうね。

 織田勝長は返されましたね。その勝長を送り返した武田勝頼が、奥平家や妹婿である木曽家からの人質は粛清しています。
 人質に対する意図や待遇がどうあれ、身柄を預けられていることが命の危機を孕んだことは間違いないとも思います。

>
>
> 次に新コーナーの優遇され過ぎ?な人物のコーナーの聖徳太子の項目についてです。
> 崇峻天皇事件は蘇我馬子が独断で行ったわけではないようです。
>
> 崇峻天皇が即位した際に前天皇の時代の重臣がそのまま留任していたわけですが、どうも崇峻天皇がだんだんと彼らに反発するようになったのが原因のようです。
> つまり崇峻天皇は馬子をもし討伐に成功していたら次にその他の重臣も排除した可能性が高く、さらには後見人であった後に推古天皇となる豊御食炊屋姫も排除した可能性が高いわけです。
>
> つまり崇峻天皇事件は蘇我馬子の策謀ではなく、もしろ多数の皇族や群臣の同意を得た上での宮廷クーデターであったと考えられています。
> この事件で馬子が弾劾されなかったのも、崇峻天皇を放置することが皇族や群臣にとっても利益にならなかったと言う事情によるようです。

 まえにベルトランさんからの指摘にもありましたが、当時の皇室は決して豪族に対して優位に立っていた訳では無かったので、天皇として「こいつはヤバい」と思われれば有力豪族によってその地位が危うくなるのは充分あり得たと思います。
 ただ、日本史に有って臣下の手で弑逆されたのが崇峻天皇一人であることと、十七条憲法第三条が天皇を絶対の存在と位置付けたことから、崇峻天皇弑逆のインパクトがどうしても大きくなる面もあると思います。

>
>
> 次に源義経の項目についてです。
> 義経が弓を奪われた際に、「源氏の大将がこんな小さい弓を使っているなんて云われたら恥」として、必死になって奪い返した件に関しては、当時の武士は強い弓を使用できることが武勇の証として重視されていたのですが、義経は残された鎧から推定して同時代基準でも身長が低く、小さな弓しか使用できなかったために弓を必死に奪い返したと考えられます。
> つまり低い身長に義経がコンプレックスを感じていたからだと考えれば、そこまで不自然な話ではないと思われます。

 定説を否定する最近の学説を持ち出すことの多いベルトランさんから、定説を肯定する意見を聞いたのは意外な気がします。
 確かに梶原景時との意地の張り合いを見ても、義経には相当意地っ張りなところもありますから、小弓を取り戻すのに必死になったのは分からない話ではありません。
 ただ、思うのですが、奪還を周囲に命じると云う選択肢はなかったのでしょうか?

>
> あり得ない超人化は何故起きるかということで無視できない要因は、記録の少ない人物は創作作品の主人公にしやすいというものがあります。
> 記録が少なく人生の中で何をしていたか不明な時期の多い人物は、記録の無い不明な時期にいくらでもエピソードを盛れるために創作作品の主人公とされて人気が出るという訳です。
> 聖徳太子や島左近や前田慶次はまさにそうですし、源義経も頼朝のもとに駆け付ける以前の時期や頼朝に追われて逃亡している時期など記録の無い時期が多く話が盛りやすいために創作作品の主人公にしやすいという事情があります。
> 豊臣秀吉なんかも信長に仕える前の記録がほとんどないため、創作作品の主人公にしやすい人物ですね。
> 実際秀吉が実は忍者だったなんていう小説もありますし。

 確かに書き尽くされた人間は(功績の大きさもあって)話を盛る余地が極少ですね。
 もし私が塙団右衛門を主人公にした小説を書いたら、相当話を盛ると思います(苦笑)。
 実際の能力・人間的魅力に対して歴史上における扱いが小さい人間を、「こいつの魅力をもっと有名にしてやる!」と思えば、多少の誇張も普通に出て来ると思います。

>
> あと劉備についてですが、呂布の「この大耳野郎こそ一番信用出来ない奴だ!」との批判についてですが、二度の義父裏切りを始め何度となく味方を裏切り続けた呂布に比べて、劉備は益州乗っ取りの一度を除けばあくまでも危険を察知して主君を変更しただけです。
> 戦乱の世では仕方ない事ですし、少なくとも呂布にだけは言われたくないのではと思いますね。

 敢えて反論せず、「丁原・董卓のことを忘れてはなりません。」とだけ云ったことにすべてが集約されてそうですね(苦笑)。

>
> ただ劉備は三国志演義最大の被害者とも言われるんですよね。
> というのも演義での劉備は聖人君子で人望はありますが、武勇にも知略にも優れずキャラクターとしての魅力に欠けるところがあります。
> 実際蜀漢陣営が好きな人々は劉備が好きというより、諸葛亮や五虎将軍が好きだからという人は結構多いはずです。
> むしろ劉備は現代人感覚だと、演義での聖人君子の姿より、聖人君子でなくとも英雄である史実の劉備の方が余程魅力的でしょうね。

 『三国志演義』における劉備は、同じ中国四大奇書である『西遊記』における三蔵法師、『水滸伝』における宋江の様な立場に置かれているようですね。
 カリスマのある立派な人物に間違いはないが、自らは蛮勇を振るわず、何処か武力的に頼りないことで配下が引き立つ…………そういう意味では「被害者」かの知れませんね。
 道場主の周囲では、曹操人気が高いために劉備が偽善者的に見られ、その意味で彼を被害者みたいに感じてはいましたが。

>
> 次に夜討ち集のコーナーの保元の乱の項目についての続きです。
> 私は最近公家たちが、過度に悪人扱いされすぎていると感じています。
> 今回でも頼長なりの事情を無視して愚かな公家と、不幸な武士みたいな構図で語られすぎているのではという訳です。
>
> またそもそも上皇方の人物は協調性のない人物が多く、当人に不遇の責任が一切ないのは崇徳上皇だけでは?
> こう考えると源為義もこの末路はそもそも当人にも問題があったように思えるんですよね。

 当時の貴族はかなり武術・戦術音痴に陥っていました。
 後白河天皇側でも頼長の兄・忠通が「夜討ちは卑怯ではないか?」と云っていました。そもそも個性派ぞろいの貴族が口を出しまくれば、まとまる物もまとまらず、その辺り、信西に一任したことに天皇方の勝因があったようにも思われます。
>
>
> 次に厳島の戦いの項目についてです。
> 大内家に限った話ではありませんが、最近では文官的な武士の派閥の呼び方として文治派という言葉は歴史用語としてあまり使わなくなっていて、代わりに吏僚派と呼ばれることが多くなっているようです。
> なぜなら例えば文治派を重用する目的は当主権限の強化が目的であることが多く、当主が文弱に陥ったわけでも意欲を失ったわけでもないわけですし、また文治派と呼ばれる人々が必ずしも戦争を否定する平和主義者でもないわけで、文治派という用語が誤解を招きやすい表現であるからであり、豊臣政権でも石田三成ら奉行衆のことを最近では吏僚派と呼ぶことが多くなっているようです。

 文と武で分けることがそもそも乱暴だったと云う事でしょうか?

>
> あと江良房栄が粛清された原因はどうも元就との和平を主張したからであり、元就の謀略ではないようです。
> また厳島の戦いにおける陶軍の兵力は弘中隆兼以外に大内家の重臣がこの戦いに参加していないことから最大でも一万と考えられていて、水軍もおそらく百二十隻程度というのが有力のようです。
> 毛利軍の兵力が恐らく四千から五千、毛利直属水軍と小早川水軍が百隻から百二十隻だと考えられているため、実際には通説ほどの兵力差はなかったようなんです。
> これに村上水軍二百隻が毛利方に参戦すればもはや毛利川の優勢は明らかとはいえ、大内義隆の死後に衰退した大内家の状況と陶晴賢の失策により最初から劣勢は明らかだったかもしれませんね。

 真相がどうあれ、江良が粛清される程に大内家内部ががたがただったことは毛利方には福音でしたね(笑)。

>
>
> 日本人はだまし討ちは卑怯と考えても、夜襲は卑怯と考えないと思うんですよね。
> 保元の乱については夜襲を行った方が卑怯と批判されるより、夜襲作戦を却下した藤原頼長のほうが批判されていますし、本能寺の変も批判されるのは主君討伐であって夜襲という手段ではないと思うからです。
> また山木館襲撃はそもそも知名度が低くあまり注目されていないような気がします。
>
> 日本ではそもそも伝説ですら女装して敵を討った日本武尊の逸話とか、毒酒で酒呑童子を倒した源頼光の伝説とかが語り継がれる国ですから、夜襲を卑怯とは全く思わないんでしょうね。

 拙作を完成させてから思ったのですが、夜襲に対しては「油断する方が悪い。」という想いもあった気がします。
 日論戦争において、日露両軍に「戦闘は昼間だけ。夜間に戦死者の遺体を回収するのを邪魔しない。」と云う取り決めがあったそうで、そのことも夜襲のイメージを悪くしているのかも知れません。
 個人的にはそれよりも、近代以前の日本が、戦に一定のルールを持ち、卑怯な手を嫌っていたのが、相手が異民族となると卑怯を丸で意に介していなかった方が気になります。
 降伏した阿弖流為を処刑したり、シャクシャインを騙し討ちにしたりしたことを当時の日本人は然程恥じず、後者に至っては、「上手いことやってやった。」と誇らしげですらあったことに実に嫌なものを感じます。
 「当時は異民族を自分達と同じ人間と認識していなかった。」と云えばそれまでかも知れませんが、相手を自分達と対等と見ていなければ卑劣な手段を恥じないことは、未来への反面教師とするべきと思っています。

>
>
> 次は足利直義の項目で話題にした後醍醐天皇についての続きです。
> 鎌倉時代末期には朝廷の両派閥の対立の激化により、朝廷での訴訟にてその時の天皇の派閥の支持者が勝訴して天皇が代替わりするとそれがひっくり返されるなど両統迭立の弊害が露骨に出ていて、この朝廷の混乱を収束させるには両統迭立を終結させるしかなかったようなんですよね。
>
> 建武政権の政策が後の室町幕府にも継承されたりと、後醍醐天皇の政治が室町幕府にも継承されています。
> 高師直の土地権利の管理政策も実は建武政権の政策を継承したものです。
>
> また建武政権の土地権利の管理政策の失敗は恩賞の不公平ではなく、土地給付の手続作業が膨大な量となり追いつかなかったからだったようです。
> こうしたことからも少なくとも武士を冷遇した後醍醐天皇という見方は完全に過去のものとなっているわけですね。
> 少なくとも後醍醐天皇の政治的業績は一定の評価をすべきでしょう。

 後醍醐天皇に関しては、私は源頼朝並みに大嫌いなので、(そのようにならないように気を付けていますが)かなり悪意的に書いている可能性を差っ引いて閲覧ください(苦笑)。    
 後醍醐天皇は良くも悪くも信念の人だったと思っています。両統迭立の世ではない時代に、順当な系統にて即位し、摂関や将軍が政権を壟断している時代でなければ、それなりの名君になっていた可能性は高いと思います。
 ただ、(時数の関係で詳細は語れませんが)事故に都合の良い朱子学徒・マキャベリストだったとのイメージが強く、なかなか好意的になれないとだけ、今回は申し上げておきます。


>
> 次に胡亥と悪宦官・趙高についての続きです。
> 最近では趙高は実は宦官ではないのではないかという説もあるそうです。
> そもそも中華王朝の宮廷の役職が去勢した宦官に限定されたのは後漢時代からだそうで、それ以前には宮廷でも去勢しない役人が仕えていたそうです。
> 趙高にはそもそも娘婿がいたことが確認されるため、去勢した宦官ではない可能性が高いのではと言われているそうです。
> 秦王朝の実態はまだまだ分からないことが多いのが実情のようですね。

 趙高は姓が示す様に、趙の王族で、その出自ゆえに生まれてすぐに去勢され、宦官になることを余儀なくされたと聞いています。
 そうなると娘婿・閻楽の存在が謎となるのですが、胡亥を馬鹿殿にしたのも、密かに趙の仇を打つ為に秦を骨抜きにすることを狙ったとの説もあり、その辺りの謎が完全に解明されるには時間がかかりそうですね。


>
> そもそも始皇帝が最後の巡行の前に扶蘇を呼び戻して太子にして自分の後継者であることを明らかにして、最後の巡行に同行させていれば趙高の遺言書改ざんは防げたのではと思います。
> 結局趙高の専横はもとはと言えば、始皇帝が後継者問題への対応を誤ったことがそもそもの原因ではないでしょうか。

 そうそうに扶蘇を呼び戻し、皇太子としての地位を盤石化しておけば歴史が大きく変わっていたであろうことは私も思います。

>
> 次に嫡男はつらいよのコーナーの武田義信の項目についてです。
> 実は義信の謀反事件の原因は信玄が今川を滅ぼそうとしたからではないというのが有力になっているそうです。
> というのも信玄は桶狭間の戦いの前から織田との同盟の交渉をしていたからです。

 ふむふむ。

>
> そもそも武田家の最大の敵は上杉謙信であり、それに全力を向けることのできる体制を作るための三国同盟なわけですが、このころ美濃で斎藤や織田と武田家は泥沼の国境紛争をしていていい加減これをやめたいと考えていたようなのです。
> それがちょうど上洛を目指す足利義昭の仲介があり、織田との泥沼の紛争に嫌気がさしていた武田信玄にとってちょうどよかったので織田との同盟を決意したわけです。
> つまり武田と織田との同盟はこの時点では単なる和睦に毛が生えた程度のもので今川と敵対する前提の物ではなく、義信が謀反を起こしてまで止める必要はなかったのでは?というのが現在の研究者の考えのようです。

 足利義昭が(信長に利用された形とは云え)諸大名の争いを仲裁し、将軍としての存在感をそれなりに発揮していたことからも、彼を肯定的に見ている私としては頷ける面もあります。
 武田と織田の仲も、勝長のこともあって、一般に云われているよりは遥かに複雑なものがあったようで、この辺りもまだまだ研究が待たれますね。

>
> それではなぜ謀反が発生したかというと、原因の一つは信玄に取り立てられた新参の家臣と譜代の家臣が原因ではないかと言われているようです。
>
> もう一つの原因としては、武田義信はこの時28歳であるにもかかわらず未だに家督を譲られないことに不満があったからではないかと言われているようです。
> というのも同盟相手の後継者で年齢の近い今川氏真や北条氏政が共に20歳くらいで家督を継承しているのに対して、このとき28歳の義信は未だ形式的な家督継承すらもないことに不満を持っていたのではないかというわけです。
> なにしろ他の大名家の例でもだいたい20歳前後で形式的にしろ家督を継承して前当主はその後見人になるのが当時の慣習だったようですので、義信が父である信玄に不満を持つのも当然でしょうね。

 確かに遅いとは思いますし、それを持って義信が「まだ父上はそれがしを認めて下さらぬのか!」と捉えたとしてもおかしくないとは思います。
 ただ、家中の評判的にも、能力的にも、弟達の状況的にも(信親盲目、信之夭折、勝頼は諏訪後継者)、義信の後継者としての地位は盤石で、それが事件の引き金になったとは考え難いと思います。

>
> まあ要は義信事件の原因はおおむね武田と今川の外交問題というより、武田家の内紛が原因であるようです。
> また義信をすぐに粛清しなかった理由も、一つには義信を死なせると今川との関係が悪化することを信玄が危惧していたのが一因のようです。
>
> また武田家と今川家の同盟が決裂した原因は、義信事件がきっかけで今川氏真が信玄に不信感を持ち武田家の仇敵である上杉家と同盟を結んだことが切っ掛けのようです。
> つまり信玄が今川を攻撃しようとして義信の謀反が発生したのではなく、義信事件がきっかけとなって武田と今川の関係が悪化して同盟決裂となったというのが実情のようですね。

 鶏が先か、卵が先か………。

>
> 武田義信の死因は、最近では病死が有力のようですね。
> また実は飯富虎昌が義信の傅役だったという通説には疑う余地があるそうなんです。
> 飯富虎昌は信濃で越後で上杉謙信に備えるのが役目であったため実は甲府に滞在すること自体が少なく、義信の傅役をやる暇があったかどうか疑わしいからだそうです。
> 結局のところ通説は大抵間違っているというパターンは義信謀反事件にも言えるようです。

 義信と飯富虎昌の師弟関係も見直しが必要でしょうか?ただそうなると、何故に飯富は処刑され、その実弟・昌景は山県姓を名乗ることとなったのでしょうか?

>
>
> 次に反故にするんじゃねぇ!のコーナーの満州開拓民と南満州鉄道の項目についてです。
> 移民の内実が現地人の報復を警戒しなければいけない侵略であったことは事実ですが、実はそもそも中国大陸が辛亥革命以降各地の軍閥が内戦を繰り広げる群雄割拠のような状態で治安が最悪であったという実情もありました。
> 侵略に対する報復とか関係なく、各地で略奪を繰り返す盗賊団などの武装組織が各地に出没していたわけです。
> そもそも国民党軍も中国共産党軍も規律の良い軍隊ではけっしてありませんでした。
>
> 逆にこれらの討伐などを行って治安維持がある程度行われていた日本軍の占領地は、日本の侵略を考慮したとしても同時代の中国ではまだしも住みやすい地域であったという実情もあります。
> 実際あくまで他はもっとひどいという消極的な理由にせよ、日本軍を支持する中国の民衆も決して少なくない数いたのという事実もあります。
> これは現代のパレスチナでもイスラエル軍の行動は許されないにしろハマスが残虐なテロリストなのは事実であり、決して悪のイスラエル軍に立ち向かう正義の集団では決してないという事実から考えても理解できるでしょう。
>
> 日本軍の侵略は批判されるべきであり正当化できませんが、日本の侵略が無ければ当時の中国が平和だったわけでもないことは忘れてはいけませんね。

 難し命題ですね。このことに関しては長くなるので今回は割愛します。
 ただ、満州及び当時の中国が貴見にある様な混迷な地にあったのだすれば、そんな場に開拓民を送り込んだ当時の移民政策も、それに関連して起きる紛争への備えも御粗末だったように思われてなりません。

>
>
> さて今回はこれまで。
> 次の更新を楽しみにしています。
> それではまた。


 今回もありがとうございました。
 次回の書き込みも心より楽しみにしています。

No.568 2025/08/24(Sun) 16:09:10
カラス、なぜ鳴くの? / ab
「怪奇大作戦」第24話「狂鬼人間」。

脚本家は山浦弘靖氏。ウルトラQのM1号、ラゴン、トドラの脚本を手掛けてますが、いずれも共著です。
セブンではブラコとペガ、80ではメカギラス、ガモス、アメーザ、プラズマとマイナズマ回を手掛けてます。

夫と子供を〇チガイにころされたオバサンが、キ〇ガイなら犯罪をしても無罪になるという世の中に復讐してやろうとキチ〇゛イ製造機を開発。
復讐したいほど誰かを憎んでいる人々に次々と接触し、一時的にキチガ〇に変えて恨む相手をころさせます。
彼らは逮捕されても、製造機に拠る発狂は一時的なものなので数か月後には正気に戻ってしまい、無罪のままシャバに戻ってきてしまいます。
「キチ〇ガイなら人をころしても無罪になる」、そんな世の中が許されていいのか…という、現代にも通じる重いテーマを扱った作品です。

かのウルトラセブン第12話のスペル星人回と並ぶ、円谷プロ作品の封印回ですが、扱いは見事に対照的です。
スペル星人は封印された理由がハッキリしており、新聞記事にも明確に載っています。また高年齢層向けの公式資料には内容が普通に紹介されています。
一方、ビデオソフトが発売される遥か前の封印なので、公式の映像ソフトでは視聴することができません。

対する狂鬼人間は、ビデオやバラ売りLDではきちんと収録されてます。
いずれも作中ではほんのチョイ役でしかないはずのスチール星人さんのドアップ写真がパッケージに使われてます。
まああの人その手の演技上手いですからねえ。初代マンのゴルドン回でも作業員役で出てましたけど、放送コードに引っかかりそうな芝居してましたし。
ところがスペル星人と違って封印された経緯は一切説明されておらず、新聞などで騒がれた形跡もありません。
高年齢層向け書籍でも「欠番です」の一言で片付けられてます。
切っ掛けになったのは95年のLDボックス発売日当日回収なのは間違いないのですが。
帰マンの坂田こと岸田森さんも気合を入れて撮影に臨まれた回だというのに。
04年に行われたフリーライターの調査に拠れば、円谷プロに「シャレになってない」抗議が来たとのことですが、果たして…。

なお脚本家さんはそもそも欠番になってること自体知らなかったそうで。
まあ多作な方ですから、一作一作を覚えていられないのでしょうけど。

円谷プロって、昔から面倒なことはそもそも関わらない主義っぽいので、多分今後も封印が解かれることはないのでしょう。
恐らくバルタン星人の扱いも、似たようなものになっていくのでしょうな。

No.564 2025/08/21(Thu) 22:27:48

Re: カラス、なぜ鳴くの? / シルバータイタン
> 「怪奇大作戦」第24話「狂鬼人間」。
 同作は未見です。

>
> 脚本家は山浦弘靖氏。ウルトラQのM1号、ラゴン、トドラの脚本を手掛けてますが、いずれも共著です。
> セブンではブラコとペガ、80ではメカギラス、ガモス、アメーザ、プラズマとマイナズマ回を手掛けてます。

 なかなか、想い命題を手掛けてらっしゃいますね。

>
> 夫と子供を〇チガイにころされたオバサンが、キ〇ガイなら犯罪をしても無罪になるという世の中に復讐してやろうとキチ〇゛イ製造機を開発。
> 復讐したいほど誰かを憎んでいる人々に次々と接触し、一時的にキチガ〇に変えて恨む相手をころさせます。
> 彼らは逮捕されても、製造機に拠る発狂は一時的なものなので数か月後には正気に戻ってしまい、無罪のままシャバに戻ってきてしまいます。
> 「キチ〇ガイなら人をころしても無罪になる」、そんな世の中が許されていいのか…という、現代にも通じる重いテーマを扱った作品です。

 難しいですね。
 キチ〇イを罰しないのは、「罰せられることの意味を理解しないものを罰しても意味がない」ということが根拠になっていますが、被害者としては全くもって納得のいく話ではありません。
 勿論、罰せられないだけで、加害者はその身を治療名目で拘束される訳ですが、結局被害者や遺族は見事に置き去りです。
 おばさんの好意には強烈な皮肉や問題提起を感じます。しかしながら、やはり私は叔母さんの行為を是とは出来ません。
 自分と同じ無念を無関係な人に味わわせて良いものとはなりません。

>
> かのウルトラセブン第12話のスペル星人回と並ぶ、円谷プロ作品の封印回ですが、扱いは見事に対照的です。
> スペル星人は封印された理由がハッキリしており、新聞記事にも明確に載っています。また高年齢層向けの公式資料には内容が普通に紹介されています。
> 一方、ビデオソフトが発売される遥か前の封印なので、公式の映像ソフトでは視聴することができません。
>
> 対する狂鬼人間は、ビデオやバラ売りLDではきちんと収録されてます。
> いずれも作中ではほんのチョイ役でしかないはずのスチール星人さんのドアップ写真がパッケージに使われてます。
> まああの人その手の演技上手いですからねえ。初代マンのゴルドン回でも作業員役で出てましたけど、放送コードに引っかかりそうな芝居してましたし。
> ところがスペル星人と違って封印された経緯は一切説明されておらず、新聞などで騒がれた形跡もありません。
> 高年齢層向け書籍でも「欠番です」の一言で片付けられてます。
> 切っ掛けになったのは95年のLDボックス発売日当日回収なのは間違いないのですが。
> 帰マンの坂田こと岸田森さんも気合を入れて撮影に臨まれた回だというのに。
> 04年に行われたフリーライターの調査に拠れば、円谷プロに「シャレになってない」抗議が来たとのことですが、果たして…。
>
> なお脚本家さんはそもそも欠番になってること自体知らなかったそうで。
> まあ多作な方ですから、一作一作を覚えていられないのでしょうけど。
>
> 円谷プロって、昔から面倒なことはそもそも関わらない主義っぽいので、多分今後も封印が解かれることはないのでしょう。
> 恐らくバルタン星人の扱いも、似たようなものになっていくのでしょうな。

 『ウルトラセブン』幻の第12話封印についてはいまだに謎が多いです。
 封印に至った経緯からして、核兵器廃絶派によるクレームと云う定説だけじゃなく、逆に核武装派が核兵器に対するタブー感が高まるのを恐れたとの説を聞いたこともあります。
 また、円谷プロの発表ではテープは焼却されたとのことですが、はっきり云って嘘です。まあ、嘘と云うのが問題あるなら、ダビングされた物が間違いなく存在する、と申しておきます。

 まあ、第12話の再放送が見込めない以上、注目すべきは第26話『超兵器R1号』が筆頭ですね。

No.567 2025/08/24(Sun) 14:56:51
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