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オッス!毎月20日の担当、法倫房リトルボギーだ! 何?態度が悪い?まあそう固いことを云うな(お約束)。
7月末に死刑の執行があったところなので、さすがに今月来月の執行は見込めない。恐らくは年末辺り………等と考えながら見ているYouTubeにおいて、最近引っ掛かる事がある。 所謂、デジタルタトゥーについてだ。
一度体に彫った刺青が(完全には)消せない様に、犯罪を犯した者の罪状がネットの世界において、感じられても、削除されても、延々と残り続ける事だが、昨今のYouTubeにおいてこれが酷い。 「酷い」と思うのは、罪人本人に対してではない。巻き込まれる家族や、濡れ衣を被せられた人達に対してだ。
ただでさえ、この日本という国は『前科』に対して厳しい。 道場主の馬鹿が最初に勤めた会社では、社内規則に「裁判にて有罪判決を受けたら解雇」とあった。 この有罪判決が、判決を下された事自体を指すのか、判決の確定をもって「受けた」とするのかは今となっては不明だが、恐らくは逮捕されたらほぼ詰んでいたと思われるし、そんな会社は少なくない(凶悪犯罪者に「無職」か多いのには、逮捕と同時に解雇されているケースも多いらしい)。
必然、服役した者は勿論、執行猶予を得て服役せずに済んだ者ですら、有罪確定とともに、名誉•社会的地位•人間関係などにおいて多くを失い、取り戻すのは極めて困難である。
勿論、罪状によっては全く同情しないし、そもそも刑罰が甘いから、社会が出所者に対して、「充分な報いを受けて反省しただろう。」と受け止めない側面もある。
ただ、思うのは、法に則るなら、刑期を満了した段階で、出社者の人権は平等な筈である。 それがデジタルタトゥーによって、延々と後ろ指を指され続け、それが為に更生が妨げられている面を軽く見てはいけないと思う。 どこまで確実な話かは把握していないが、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人や、神戸連続児童殺害事件の元少年A等は、職場にて罪歴が周囲に知られ、転職を余儀なくされた事が何度もあるらしい。 彼奴等のやったことを考えれば、全く同情しないが、彼奴等が追い込まれて再犯に至るのも考えものだ。
ましてや、ヤバくなったらすぐ削除すれば良いの思っているのか知らんが、YouTubeには、加害者家族や、正式に裁かれていない、本当に犯人か疑わしい者が晒されることもある。 個人的には、凶悪犯罪者の身内、特に親にはろくでもない奴も散見されると思っているが、すべての犯罪加害者の身内が悪人という訳では、当然ないし、兄弟や子供の様に、何の罪もないのに、デジタルタトゥーの前に加害者の身内である事が周囲に漏れ、悪い身内の為に苦渋を舐める日々が続くのには疑問が残る。
そして、最後に、ドヤ顔で刑期を終えた筈の前科者や、その家族をアップしているYouTuberには、「他人の人生を延々と痛罵し続け、そいつが更生してまともになるのを妨げる権利がお前にあるんか?」と云いたい。
一部の犯罪加害者には、「死刑になって当たり前のことやったんやから、生きたけりゃ一生罵られ、社会に冷遇され続けろ!」と思うこともあるが、YouTuberの在り様にも疑問はある。 なかなかに複雑で、難しい問題だと思う。
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No.572 2025/08/31(Sun) 07:08:05
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