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御来房の皆様、おはようございます。 毎月五日の担当、戦国房薩摩守です。
まずは拙房に限らず、拙サイトおよびBBSと全般的に更新と返信が遅れていることをお詫び申し上げます。
今日の話題は「陰謀論」について。 先日、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ前大統領が狙撃される事件がありました。 個人的に次期大統領に彼が選ばれることは好んでいませんし、謙虚さの欠片もない立ち居振る舞いも好きになれませんが、それでも彼の命が奪われずに済んだことは良かったと思います(聴衆に犠牲者が出たことを思えば手放しに喜べませんが)。
我が国でも二年前に元首相が凶弾に倒れる事件がありました。確かに世の中には民衆のためにならない、有り体に云えば「くたばって欲しい」と云いたくなる暴君は存在しますが、上掲の二者は該当しませんし、それ以前に日本もアメリカも正当な選挙で政治家を選べる以上、暴君が君臨したとしてもそれを選んだのは一般ピープルで、極端な暴政・圧政の下、民衆が常に命に危機に曝され、奴隷同然の日々を送っている国家でもなければ、政治家が暴力によって排除されることはあってはならないと考えています。
そこに加えて気に入らないのは冒頭に掲げた「陰謀論」です。 今回の事件でトランプ氏が軽傷で済み、氏が突然の銃撃と負傷に怯むことなく強気のポーズを見せたことで、事件への怒りや、負傷に対する同情から氏への人気が再燃していると云われています(現大統領の老い様もあるのでしょうけれど)。
そしてこの流れを受けて、事件を「自作自演では?」と唱えている輩がいるとのことに激しい憤りを覚えます。 流れ弾による死者も出ていることを思えば不謹慎極まりない話です。ほんの数センチ弾道がずれていればトランプ氏の頭部は木端微塵になっており、自作自演で行うには危険極まりなく、その可能性は皆無と思っています(万一、億が一、自作自演なら勿論酷い話です。関係ない聴衆まで巻き込んでおり、人気取りのためにそこまでしたのなら関係者万死に値します)。
陰謀論には様々な物があり、採り上げればキリがなく、この数年日本でも新型コロナウィルスのパンデミックを巡って、感染源やワクチンについて様々な説が流れました。 質が悪いのは、それらを「嘘」と分かっていて意図的に流す者もそうですが、流布する過程で「真実」と思い込んで、反対意見に敵対的になる者が後を絶たなくなることです。
もうすぐ終戦の日を迎え、日本国内でも戦時中の大日本帝国及び帝国陸海軍の在り様を巡って左右様々な意見が飛び交います。 何十年も結論が出ず、万人が納得する結論が出るとは見込めない以上、論争は仕方がないですし、この場で何が正しいか間違っているかは触れませんが、反論に対して、「お前日本人じゃないだろう!?」との罵声を浴びせる輩の様に、反論を受け入れないのはともかくとして、反論者を「●●●の様な奴に違いない!」と決め付ける傾向には眉を顰めざるを得ません。
道場主も、死刑存廃を巡って、死刑に反対する余り、死刑制度を支持する人々、死刑執行命令を出した法務大臣に対して酷い物云いをし、死刑囚を過剰に庇う者や、納得し難い理由で死刑判決を回避する法曹関係者に対して悪意的な目を向けがちなので、他人事と思わず、気を付けたいと思います。
今回は嫌な話になりましたが、まずは来月、思想に関係なく先の大戦で痛ましい犠牲に遭われた総ての方々の御冥福を静かにお祈りしたいと思います。
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No.330 2024/07/18(Thu) 11:31:59
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