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レッドキング。考えてみれば不思議な怪獣です。初代マンに攻撃が一回も命中せず、逆に初代マンはスペシウムを岩壊しに使っただけで、直接攻撃には光線技を用いず、カラータイマーが青のまま背負い投げで倒しています。 2代目は初代よりはまあ頑張ってましたが水爆を飲み込んでいたため、迂闊に攻撃できないというハンディキャップマッチです。 …なのになぜか人気があり、強敵怪獣というイメージが付いてたんですよね、昔から。初代マン放送前の前夜祭では「嫌ですよこんな気持ち悪いの」と着ぐるみを罵られてたのに、出世したもんです。 同じく炎や光線技を使わない恐竜型怪獣でもゴモラの方が前後編で登場してたから強そうなのに、こちらは大怪獣バトルで主役に抜擢されるまであんまりフィーチャーされなかったというか…。 ジェロニモン回の脚本ではテレスドンとドラコではなくこの2匹が蘇って喧嘩するはずだった仲なのに、どうしてこう差が付いたのか…。
ホントになぜこんなに知名度と人気があるのかわからん奴です。 79年の『ザ☆』では第1話で出る予定でしたし、それが没になってからも27話で実際に登場していました。この回ではアボラス・バニラ・アーストロン・ゴーストロン・ゴキネズラと6匹セットで登場したのに次回予告では「レッドキングがやってくる。どくろ怪獣レッドキングがやってくる。怪獣軍団を率いて、あのレッドキングがやってくる!次回、レッドキングと怪獣軍団登場!」と、ひたすらレッドキングが出ることしか宣伝してませんでした。 本編中は特撮版と違って熱線なんか吐いちゃってゴーストロンを始末するし、ご主人様たるバラドン星人からも「レッドキングのパワーならウルトラマンに勝てる!」と断言されていました。
つまり79年の時点で既に人気怪獣になっていたことがわかるのですが、初代からザ☆の間と言えば、帰ってきたウルトラマンのステゴン回で次郎君の同級生が名前を出したのと、シュガロン回で射撃訓練の的になってたぐらいで(ゴモラも的になってたのに)、あとはタロウでタイラントの足になってた程度かな? しかもタイラントの足はどう見てもレッドキングに見えないし。
ウルトラシリーズ初の映画たる初代マンの再編集映画が80年代にビデオ化した時も、パケ裏に「ウルトラ怪獣の王者レッドキング」なんて書かれてました。こっちにもゴモラ出てるのに…。
やっぱり実際の映像が再放送ぐらいでしか見れない時代に、ベストセラーになった怪獣図鑑の記述から刷り込みが発生したのでしょうか? 「腕力は怪獣ナンバーワン!」と大々的に紹介されたり(ゼットンより上なの!?)。なお「頭の悪さも怪獣1。レッド脳は小さくバカ」とか書かれてましたけど、実際の映像では岩を投げ付けてたんで、「岩を武器に使う=道具を使う」ってぐらいの知能はあるんじゃないかなあ…むしろ手近な岩を投げるなんて怪獣、他にあんまりいないし。 あと2代目はドラコに押されてるギガスにコーチっぽいことしてましたし。
90年代になるとコミックボンボンの超闘士激伝で、エレキング・ベムスター・ゴモラ・バキシムと5匹で闘士五獣士なんて味方扱いで、そのリーダーになってました。 どう見てもこの5匹の中で一番弱そうなのですが…やっぱり知名度って強いわ。 流石にゼットンよりは格下で「ゼットンの旦那」とか呼んでましたけど。
かつてウルトラ怪獣の代表扱いされてたバルタンが、現在は誰かさんのせいで触れちゃいけない存在になってるもんですから、ゼットンと2匹で初代マンを代表する敵怪獣みたいな扱いにされて何度も再登場してます。 これからどんな扱いになって行くことか…。
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No.596 2025/10/17(Fri) 22:59:59
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