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「怪奇大作戦」第24話「狂鬼人間」。
脚本家は山浦弘靖氏。ウルトラQのM1号、ラゴン、トドラの脚本を手掛けてますが、いずれも共著です。 セブンではブラコとペガ、80ではメカギラス、ガモス、アメーザ、プラズマとマイナズマ回を手掛けてます。
夫と子供を〇チガイにころされたオバサンが、キ〇ガイなら犯罪をしても無罪になるという世の中に復讐してやろうとキチ〇゛イ製造機を開発。 復讐したいほど誰かを憎んでいる人々に次々と接触し、一時的にキチガ〇に変えて恨む相手をころさせます。 彼らは逮捕されても、製造機に拠る発狂は一時的なものなので数か月後には正気に戻ってしまい、無罪のままシャバに戻ってきてしまいます。 「キチ〇ガイなら人をころしても無罪になる」、そんな世の中が許されていいのか…という、現代にも通じる重いテーマを扱った作品です。
かのウルトラセブン第12話のスペル星人回と並ぶ、円谷プロ作品の封印回ですが、扱いは見事に対照的です。 スペル星人は封印された理由がハッキリしており、新聞記事にも明確に載っています。また高年齢層向けの公式資料には内容が普通に紹介されています。 一方、ビデオソフトが発売される遥か前の封印なので、公式の映像ソフトでは視聴することができません。
対する狂鬼人間は、ビデオやバラ売りLDではきちんと収録されてます。 いずれも作中ではほんのチョイ役でしかないはずのスチール星人さんのドアップ写真がパッケージに使われてます。 まああの人その手の演技上手いですからねえ。初代マンのゴルドン回でも作業員役で出てましたけど、放送コードに引っかかりそうな芝居してましたし。 ところがスペル星人と違って封印された経緯は一切説明されておらず、新聞などで騒がれた形跡もありません。 高年齢層向け書籍でも「欠番です」の一言で片付けられてます。 切っ掛けになったのは95年のLDボックス発売日当日回収なのは間違いないのですが。 帰マンの坂田こと岸田森さんも気合を入れて撮影に臨まれた回だというのに。 04年に行われたフリーライターの調査に拠れば、円谷プロに「シャレになってない」抗議が来たとのことですが、果たして…。
なお脚本家さんはそもそも欠番になってること自体知らなかったそうで。 まあ多作な方ですから、一作一作を覚えていられないのでしょうけど。
円谷プロって、昔から面倒なことはそもそも関わらない主義っぽいので、多分今後も封印が解かれることはないのでしょう。 恐らくバルタン星人の扱いも、似たようなものになっていくのでしょうな。
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No.564 2025/08/21(Thu) 22:27:48
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