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御来房の皆様、おはようございます。 毎月15日の担当、楽曲房ダンエモンです。
昨日、特撮房シルバータイタンがLGBTの問題に触れていてふと思いました。
「そう云えば、歌謡曲って、同性愛を歌ったものってあるのだろうか?」
と。
まあ、ダンエモンは自分の好きな歌手以外の歌にはめちゃくちゃ疎いので、その手の歌の存在を詳しく検証出来る訳では無いのですが、中には歌詞中に登場する主人公と、その想い人の性別がはっきりしないものもあります。 「はっきりしない。」と云えば語弊があるかも知れませんので、云い方を変えると、「どっちとも取れる。」と云った方が適切でしょうか?
そんな中、チョット思い出したのが、べーやん(堀内孝雄氏)の「恋唄綴り」でした。
1990年にリリースされ、『はぐれ刑事純情派』のエンディングで歌われ、べーやんの演歌歌手としての地位を不動にした名曲ですが、長年この曲は女性の立場で男性への想いを唄ったものと思っていました。 それが2009年の『はぐれ刑事純情派』のある話の終盤にて、安浦刑事(藤田まこと)が通うバー「さくら」のママ・片桐由美(真野あずさ)が、同曲にて呼び掛けられている「あんた」が、想い人ではなく、母親であることを述べているのを見て、自分の歌詞を解析する能力の無さに愕然とした記憶があります。
こう書くと照れ臭いのですが、肉親に対するものであれ、恋に対するものであれ、中には姉弟や友人・仲間に対するものであれ、「愛」と完全に無縁の人生を送る人は極めて稀だと思います。
同時に性や恋愛に対する倫理観や寛容性に違いが有れど、古今東西人は恋や愛を歌に託してきました。 勿論そこには様々な形や対象がある訳ですが、改めて振り返ると拙房で応援しているアーティストに皆々様も様々な形や対象を唄っており、改めて広い視野が大切であることを実感した今日この頃です。
ではまた来月。
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No.355 2024/09/17(Tue) 12:03:51
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