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No.6024へ返信

all 安倍政権が反中などと意気がっている間に世界情勢は - hasebe - 2014/11/18(Tue) 20:02:30 [No.5998]
税の公正と正義を取り戻すには? - hasebe - 2014/11/23(Sun) 12:32:35 [No.6001]
残念です。「菅原文太氏死去」 - hasebe - 2014/12/01(Mon) 19:38:21 [No.6005]
日本と国民の民主主義の民度は? - hasebe - 2014/12/05(Fri) 12:55:31 [No.6006]
この国は、行き着く所まで行きますか? - hasebe - 2014/12/09(Tue) 22:59:53 [No.6008]
小沢一郎生活の党代表、吐露したその心のうち - hasebe - 2014/12/11(Thu) 11:57:28 [No.6011]
総選挙、終わってみれば・・。 - hasebe - 2014/12/16(Tue) 13:12:30 [No.6015]
Re: 総選挙、終わってみれば・・。 - kana - 2014/12/25(Thu) 11:48:11 [No.6025]
夜明け前は、一番暗い・・。 - hasebe - 2014/12/27(Sat) 09:37:10 [No.6026]
平野貞夫氏、みちのく街宣ご報告 - hasebe - 2014/12/17(Wed) 12:16:13 [No.6019]
平野貞夫氏「国民の心理構造には、ファシズムを受け入れる準備が」 - hasebe - 2014/12/25(Thu) 11:20:22 [No.6024]


平野貞夫氏「国民の心理構造には、ファシズムを受け入れる準備が」 (No.6019 への返信) - hasebe

平野貞夫氏が感想として【「日本国民の心理構造には、ファシズムを受け
入れる準備ができている」という深刻な思いである。】と語っています。

私も、千葉の選挙区でチラシを配っていたとき、【この国は戦争をしな
くてはダメなんだよ!】と言っていた人いました。

多分、今の社会、政治状況に腹を立て、決して無関心で無いからこそ、
そんな言葉がでたのでしょうが・・。

平野貞夫氏から大切な警告の言葉です。




日本一新の会 メルマガ配信
━━【日本一新】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 通巻第245号・2014/12/18
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                     顧問:戸田 邦司
                     発行:平野 貞夫
                     編集:大島 楯臣
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◎「日本一新運動」の原点―245

            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

○ 平成26年の政治を顧みて!

 今年の2月22日、日本一新の会の皆さんの協力を得て、春ま
だ浅い高知市の自由民権記念館で『違憲国会の葬式』を行った。

前年暮れの特定秘密保護法の立法過程が、国会の脳死状況を示す
ものだとし、国民の自主・自治の精神を再生させることが必要で
あるとして企画したものであった。

 小沢一郎氏が挨拶で「一強多弱が危険なのではない。野党が権
力に擦り寄らず、まとまった行動をしなければ国民に選択肢がな
いことになる。本当に日本は民主主義国家なのかとの思いすら抱
く。選挙で自分の意見をきちんと票に表さないかぎり、何も変わ
らない」と述べた。

 11月21日、安倍首相は突然に衆議院の解散を行い、国民の
大多数から「大義なき解散」と批判された。12月14日に断行
した総選挙の結果は、小沢氏が予言したとおり、何も変わらず、
我が国の民主主義による議会政治は瀕死の状態となった。

 今年の政治をひと言で表現するなら、安倍首相の「この道しか
ない」という戯れ狂言に振り回されたといえる。「アベノミクス」
でも「沖縄の辺野古問題」でもこれを絶叫し、それをマスメディ
アが過剰に反応し喧伝する。しかも野党第一党の民主党で、これ
らの問題で意見が割れているようでは議会民主政治も、政権交代
も成り立つわけがない。

 今回の総選挙の比例東北ブロックで立候補し、その実態を体験
した私の感想は、「日本国民の心理構造には、ファシズムを受け
入れる準備ができている」という深刻な思いである。戦後最低の
52%という投票率も、議会政治不信論から不要論への道程とい
える。それよりも、戦前には政権・メディア・有識者たちが「こ
の道しかない」といって戦争に突入したことを思い出した。それ
を批判する野党もメディアも、そして有識者が一人もいないこと
に背筋が寒くなったも私ひとりではないだろう。

 何も雪国が選挙区だったことだけではない。東北6県を訪ねて
寒いと思ったことは一度もない。それは迎えてくれる人々の温か
い心のおかげだ。

 ファシズムの足音ならず、「地響きの原因と責任は安倍首相に
あり」と、多くの人たちの見方がある。もちろん、首相としての
応分の責任はあるが、そもそも「ファシズムとは何かを知る」能
力を持たない政治家を対象として議論しても何の成果も生まれな
い。問題の本質は、知る能力のない人物を利用して、ファシズム
体制をつくる、背後の政治・社会・経済などの人間集団を知るこ
とである。

 経団連を中心とする大企業中心の金権思想、社会の木鐸たるこ
とを投げ棄てたマスメディア、ひたすら社会的・経済的利益のた
めに政治権力に擦り寄る学者・有識者たちがファシズムの根であ
る。そして何よりも、その流れを指摘できない主要な野党の幹部
たち、さらに言っておきたいことは、反ファシズムを看板とする
日本共産党の「唯我独尊」路線である。戦前の、ビが生えたマル
クス主義を忘却できない悲劇の行動が、我が国の議会民主政治を、
結果的に劣化させている。「得るは棄つるにあり」、これが政治
弁証法の真髄であることを知るべし。

 安倍首相にとって、もう一つの「この道しかない」という課題
があった。それは、岩手県第4区・生活の党小沢代表の、選挙区
での当選を阻止することであった。そのために、民主政治では想
定できない弾圧選挙を安倍自民党は行った。総選挙の後半の12
月9日に菅官房長官、10日は安倍首相、11日には小泉進次郎
氏、かてて加えて、12日には谷垣幹事長らを第4区に入れ徹底
した個人攻撃を行った。

 安倍首相に至っては「16回も当選させてはならない。新しい
人に代えるべきだ」と、有権者を愚弄し、議会政治では理由にな
らない痴れ言を放言していた。明治時代の国家権力による暴力的
弾圧より、ある意味で質が悪い。自民党首脳は議会民主政治に対
する基本知識に欠陥があることがファシズム化の根本原因である。

今回の大義なき総選挙は、このことを国民に知らしめたといえる。

 来たる年の「日本一新の会」の目標は、日本人の政治に対する
健全な知識の普及活動であることであることに気がついた。



○消費税制度物語  (4)

(『40日抗争』と議会民主政治の挫折)
 議会政治の汚点となった『40日抗争』とは、消費税導入問題
が敗北の原因となった自民党内で、大平首相が引き続き政治を担
当する意向を表明したため党内抗争が激化し、首班指名の候補者
を一人に絞ることができなかったことが原因の事件である。

 昭和54年10月30日に、総選挙後の第八十九回特別国会が
召集された。首班指名が行われたのが11月6日で、総選挙から
40日目にあたることから『40日抗争』と呼ばれた。

 前代未聞、政党政治ではあってはならない、自民党で首相候補
を一人に絞れないという異常事態が起こった。この時野党に政権
を獲る意思があれば野党連立政権ができた。社会党にはさらさら
その気がなく、自民党内の調整をただただ待つ姿勢であった。そ
のため政治空白が続いた。私は当時、衆議院議運委員会の事務担
当キャップという立場で、混乱の現場に居た。この場合、自民党
は分裂して二つの政党になり、首班指名に応じるのが憲法を前提
とする政党政治であると、事務総長に進言したが政党は理解しな
かった。

 政権交代を絶対に避けたい自民党は、社会党に2人の候補で首
班指名に応じるよう裏で話をつけたようだった。11月5日の議
運委員会理事会で、社会党の山口鶴男理事が「憲法に禁止規定が
ないのでそれでやりましょう」と発言した。現場にいた私は日本
の議会民主主義による政党政治は崩壊したと思った。自社55年
体制の究極を見た私は、この時、何としてでも、政治改革による
健全な政権交代の実現を自分の使命にしたいと確信した。

 11月6日、衆参両院で首班指名が行われ、衆議院の初回の投
票は過半数を得た者がなく、上位ふたり、自民党の大平正芳氏と
福田赳夫氏による決選投票が行われた。大平氏138票、福田氏
121票、白票251票で大平氏が首班に指名された。参議院で
も初回の投票で決まらず、上位2人の大平氏と社会党の飛鳥田一
雄氏について決選投票が行われ、大平氏97票、飛鳥田氏52票、
白票87票で大平氏が指名された。この時、衆議院で議事を主宰
した灘尾弘吉議長は、友人の前尾繁三郎元議長に「政党政治の地
獄を見た」と語っている。

 ところで、大平首相に総選挙で「消費税の導入」を公約するよ
う進言した前尾元衆議院議長は、自己の公約として京都2区の選
挙戦で主張した。その結果174票の僅差で落選した。前尾さん
はその責任を感じ、政界からの引退を決意するが、この決意を翻
意させた人物がいた。重要なことなので紹介しておく。

 それは昭和天皇であった。10月7日の総選挙が終わり、自民
党内の抗争が激化した14日、突然、前尾元衆議院議長は高松宮
殿下の訪問を受けた。その用向きは「今日は非公式に陛下のお気
持ちを伝えに来ました。陛下はこう申されています。『前尾が総
選挙で落選したのは誠に残念だ。国のためにどうしても大事な人
物なのだから、ぜひ再起して政治を続けて欲しい』と」。

 昭和51年、第77回国会のロッキード事件で紛糾したとき、
昭和天皇は唯一の被爆国でありながら6年間放置している「核防
条約」の承認をすべきというお気持ちを前尾議長に伝え、前尾さ
んの尽力で承認に至ったことがあった。いずれも、日本の国政が
不正常になることをご心配されてのことだと思う。

(「財政再建に関する国会決議」による消費税導入の断念)

 11月8日、衆議院議運理事会で野党各党は「一般消費税導入
反対する関する国会決議」を行うよう自民党に要求した。与野党
間の協議が続けられ、第91回通常国会が召集されて、「財政政
権に関する決議案」を全会一致で行うことになる。その要旨は、
「財政再建は緊急の課題である。政府がこれまで検討してきた、
一般消費税は、その仕組み、構造について十分国民の理解を得ら
れなかった。従って財政再建は、一般消費税によらず、行政改革
による経費の節減、歳出の節減、税負担公平の確保などによって、
財源の充実を図るべきである」というものであった。かくして、
自民党大平内閣は一般消費税の導入を断念せざるを得なくなった。
                         (続く)
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           次回の定期配信は、1月1日(木)です。
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[No.6024] 2014/12/25(Thu) 11:20:22

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