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全体的な戦略眼をもって日本を導ける石原莞爾以上の政治家は? - hasebe - 2015/03/01(Sun) 23:07:54 [No.6070]


全体的な戦略眼をもって日本を導ける石原莞爾以上の政治家は? (No.6069 への返信) - hasebe

下記の石原莞爾の名前は、私の死んだ兄から度々聞かされていました。

彼は、戦後の日本の未来100年を予測し、前半の50年はまさにドンピシャ
当たっていたとこと。

残りの50年の予測は、日本は緩やかな自給自足の経済に移行して行くだろうと・・・。

まさに、今、日本のおかれている状況を考えると,その方向にもって行かなければ、
世界中のハゲタカにこの国は、喰い荒らされるのではと。

下記の記事は、フェイスブックから原 優治(明星大学教授)氏の記事を転載
させていただきました。



【原 優治(明星大学教授)氏投稿記事】

現在の日本を思う時、まさに当時の満州事変(1931)以降の日本を思い出しますね。

主謀者の一人であるとされる、関東軍参謀・石原莞爾(いしはらかんじ)は、彼なりに
まじめに、五族協和(日・満・漢・朝・蒙)の平等な協和と発展)を基本とした、
当時としては国家社会主義的な新しい国のあり方を前提にして、日本の利益を考えて
いたのだが...、岸信介のような国家資本主義的な怪物が出てきてめちゃめちゃにされ
てしまった。

どうか、いきなり満州国を日本の傀儡国家(かいらいこっか)だったと決め付ける前に、
良心的な日本の政治家や軍人が、いまにしてみれば僅かだったといわれようが、少しは
いたことは覚えておいていただきたい。

さて、東条英機は関東軍参謀長となって以来、参謀本部(大本営)の方針を軽視して、
万里の長城を越えて、たびたび関東軍を中国本土へいれて攻撃・占領しており、
みなさんあまりこのことへ言及されないが、私は、東条英機のこの側面は許し難い
と考えている。

石原莞爾が東条英機と衝突したのは、東条英機の、このような侮蔑的な中国観であり、
このような戦略眼の無さにあったのだ。

石原莞爾は、中国とは、なんとか満州国は認めてもらって、アジア人同士として永久的
友好をむすびたいと考えていたのだ。

(それ故、終戦後、石原はGHQからも一目をおかれ戦犯として起訴されることはなかった)

そのうえで、将来的にはアジアの権益をめぐって、資本主義のまさに正嫡の申し子で
ある米国とは最終的にはどこかで衝突せざるをえないと考え。

そのための長期的準備を戦略的に考えておかなければならないとしたのだ。

東条英機や岸信介みたいな、いずれは、中国と米国(実際にはプラス数カ国)と二正面
作戦を強いられるような最悪な事態はなんとしてでも避けたいと考えていたのだ。

ここいらで、当時、秀才とうたわれた岸信介の戦略的頭脳は近視眼的であってまったく
使いものにならず、ダメ官僚、ダメ政治家であっ たことを確認しておきたい。

さらに東条英機なんかは、箸にも棒にもかからない戦略眼のない、ただまじめさがとりえ
のダメ軍人、ダメ政治家の典型であったのだ。

このようなリーダーを立てざるをえなかったことは日本にとって最大の不幸であった。

石原莞爾は東条英機ににらまれて国家経営のリーダーとしては失脚してしまった。

その間、石原莞爾は、国策をあやまった東条英機や満州国をだめにした岸信介の無能力・
無節操を糾弾しつづけたことはあまりにも周知の事実である。

こうして縷々(るる)として満州国成立から日華事変あたりまでの太平洋戦争突入前夜
の話をしたのは、現在が、ちょうど1930年か ら1940年あたりの日本の政治状況
ときわめて似ているかである。

(野田内閣や)安倍内閣が、財務省や経済産業省とつるんで庶民泣かせの消費税を上げ
ようとしたり、また、経団連傘下のグローバル大企業の御用聞きへ堕落してしまって、
ドイツならぬ米国と組んで、無謀な海外派兵の準備とも受け取られかねない動きを示し
たり、武器輸出をはかったりと、これらはもうダメ、ダメの政治領域へすっぽりとあて
はまりつつあるのだ。

では石原莞爾のような全体的な戦略眼をもって日本の将来をあやまらないような政治家
は日本にはいないのだろうか。

私は、小沢一郎こそは石原莞爾以上の政治家ではあるまいかとひそかに考えている。

幸いなことに、私たちにはまだ「平成の岩窟王」であり「不倒翁(おきあがりこぼし)」
であって、百戦錬磨の小沢一郎がいるのだ。

希望を捨てずになんとかがんばっていこう。


[No.6070] 2015/03/01(Sun) 23:07:54

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